日記
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2008年12月1日(月) さむさむ
 ベビプリ虹子(12/1)。
 公式日記もクリスマス仕様です。ロゴも変更したのかな、「家」のモチーフですね。アニメ版捏造の第2弾として『みぞれさん』というのを考えてたのですが(毎週日曜に3話ずつ放映)、そんな感じで。
 さて虹子も早やクリスマスプレゼントが楽しみ。この年齢でそれかー。でも、サンタさんはこの家では「わるーい子には、/ムチをくれるの。」ということで、聖ニコラスなのですね。なまはげごっこをやって幼児さんたち大泣き。ヒカルにどつかれる長男。怪傑ズバットでも可。「この姉、食い逃げにつき」とカードを残して立ち去る。
 しかし、もう箸も使えるのか虹子。成長すごすぎ。プレゼントにはドレス希望ということで、こうやって聞き取ったものを姉兄が週末に買いに行くんでしょうかね。「にじ、サンタさんにおてがみ書くの/たすけてね(はぁと)」ということで、虹子を膝に乗せてちゃぶ台に色紙を広げましょう。クレヨンを握る虹子の指を右手ですっぽり包み込み、一緒にサンタさんへの言葉を記します。一文字ひともじ声を合わせながら。
2008年12月2日(火) わがまま言わせ隊
 ベビプリ小雨(12/2)。

>小雨、今年のクリスマスプレゼントは――
>もうなんにもいらないです!

 ええい、そんなわがままを言うでない! と逆襲されて驚く小雨の巻。え、それってわがままなの? そうです立派なわがままです。姉妹のために全力でクリスマスに臨もうとする長男にとって、プレゼントいらないというのは論外。それともあれか、長男が裸体にリボン巻いて「俺が小雨へのプレゼント」とか、そういうのか(錯乱)。
 まあ予想通り謙虚で遠慮しいのこの妹なので、ならばいっそ年長者の仲間入りさせてしまうという手もありますね。年少妹たちを喜ばせるために、姉兄は準備が大変でしょうから、小雨をその楽しい作業に引き入れてしまうのです。だったら1つ上の立夏も一緒に、というところですが、あの子はまだサンタさんを信じているみたいなので……(本誌連載)。いやーピュアだわ。あ、もしや小雨もそうだったりして。
 あと「1年が過ぎるのって、とっても早いですね!」に同感です。だって、年が明けたらあっという間に、小雨の小学校卒業ですよ。こないだ立夏が中学に入ったばかりと思ったら。子供はどんどん大きくなります。
2008年12月3日(水) ぴょんぴょん
 ベビプリ真璃(12/3)。
 冬といえばなわとびですが、いまは幼稚園でもやってるんですか。「ポニョのお歌に合わせて」というあたりがこの日記のリアルさですね。
 で、「早く飛べる子も、まだまだゆっくりの子も――」以下の部分はほとんど説明口調なのですけど、これって「ももこせんせい」が真璃たちにお話ししたことをそのまま兄にしゃべってる雰囲気。つまり、「ももこせんせいがきめたことだから、/がんばらなくっちゃね!」というのと合わせて、それだけこの先生が真璃に敬愛されていることを意味してるのかもしれません。家のなかで母親の指導のもと、姉たちの真似をしながら妹たちの面倒をみているように、幼稚園ではももこせんせいの指導のもと、真璃が最年長のリーダーとして園児たちの面倒をみているわけです。頼もしくもあり、微笑ましくもあり。なわとびが女の子らしいとか、ティアラのシールが自分のためにあるようなものだから「マリーが使ってあげなきゃ、/かわいそうでしょ?」とか、いちいち言い訳がつくんですよね。
 ところで、真璃は二重とびもすでにこなすハイパー園児。その万能ぶりは、ほんと咲耶を彷彿とさせますね。むしろさくらが普通。観月はあの服装でなわとびできるのか気になりますが、今月は朝から一緒になわとびすることが決定したみたい。「なわとび女王」といっても、長男を縄で縛るわけではないです(当たり前)。ヒカルも参加するのかしら。幼児さんの時間にはあえて立ち入らないのかな。
2008年12月4日(木) でかるちゃー
 ベビプリ春風(12/4)。

>――きゅうぅ―――んっ

>……

>あーん、言っちゃった――

 「言」を「イ」に換えるだけで、とんでもないことになってしまうのですが、しかし大差ないようにも思えるあたりがこの姉らしさ。きゅーんきゅーん、私のカレは弟。「なんだか最近少し――/おかしいんです」とのことですが、それ最近だけじゃないから。風速がさらに強まってるんでしょうか。オペラツィオン・ヴィンターシュトルム。スターリングラード冬景色。
 自分でも原因は分かってるみたいですが、明日が誕生日というのも影響してるのかな。たぶん17歳になるんですけど、もう結婚できる年齢も1つ越してるわけだし、とか何とか。アルバムを見ながらこの1年を振り返ったり、クリスマスの準備を長男と一緒に進めたりしてるうちに、新婚さん気分に突進。いやそれは恋の段階ではないか。
 これで明日、春風が病床に伏してたりしたら笑う……どころではないですね。
2008年12月5日(金) 栄養補給
 ベビプリあさひ(12/5)。
 木の絵のついたかまぼこ……? 誕生日にかまぼこって何だろ。いや、普通にお料理なのかもしれませんが、

>食べたら元気よく
>「おめでとー!」するんだよ!!

というのが分からない。節分の恵方巻みたいな風習が春風さんの誕生日に限ってあるんでしょうか。それとも姉妹全員がそのような。ケーキが練り物だったりして。
 まぁたんに、あさひが兄にそうしろと勧めてるわけかもしれませんね。つまり、昨日の春風さんの風速がすごすぎて、長男はずっと振り回されてしまいお疲れのご様子。で、それを見たあさひが、パーティのときもややぐったりの兄に、これ食べて元気だせ、と。優しいね。でも「食べれ」という言い方は立夏ぽいので直そうね。そう思いつつ、かまぼこ食べたとたんに目を見開いてガッツポーズ。あさひをだっこしてきゃあきゃあ喜ばせながら、おめでとうを言いに行きましょう。
2008年12月6日(土) ずれの表現
 名前を挙げていただいてたので反応。普通の(つまり下品短歌じゃない)短歌を詠むのはぼくにとってすんごい難しいのですが、下品短歌と比べるとその難しさの理由が分かるような気がしたので書いてみます。
 下品短歌にしてもぼくは下の句だけしか詠んだことないのですけど、この場合、ぼくが下品さ・変態さを表現するときの何か個性的もの、人様とずれているものが、そのまま味わいになって活きてきます。つまり、あえて詠むだけの特殊性がそこにあるとすれば、自然体で詠むだけでその珍妙な味が出てくる、と。
 しかし普通の短歌の場合、ぼくの脳裏をよぎるイメージや表現は、ごく当たり前のものというか、理想化された日常生活になってしまいます。なぜかというと、それがぼくにとっての喪失したものだから。詠まねばならないのはそういうものだから。これをすでに示しているのがぼくの脳内家族話、最近あまり書いてないのですけど、この脳内家族はおそらくぼくが喪失したものを基礎においています。でも、ぼくはその喪失を直接語るのではなく、脳内家族の団らんというかたちで、裏返しに表現します。いかにもごく当たり前の、日常生活の一面を描写したそれは、その当然あるはずのものの不在を意味してるわけです。すると、日常を語ることによって喪失を暗示するというこのやり方で三十一文字を詠むと、文字面では、ごくありふれた「あるある」的な情景を切り取ったにすぎない歌とまったく違いがなくなるのです。まあその切り取り方が独特であれば問題ないんですが、そこの技術は伴いません。

 変態サファリパークというのはどうか。ロリコンや露出狂や被虐趣味の持ち主などが野生化してる草原をゆく園内バス。主題歌は「ほんとにほんとにほんとにほんとにろりこんだー」みたいな。近すぎちゃってどうしよう(逃げろ)。
2008年12月7日(日) 腰痛ひどい
 朝プリキュア。「おわりのないものがたり」と言うから、まさかエンデかと思いきや、アラビアンナイトでした。ならばデカメロンという手もあったか(ない)。あるいは佐藤大輔という手も(ある)。後者はただ遅筆で未完なだけですが。こまちが綴ろうと決意したのは、みんなの物語。この作品の終わりに向かう今後を感じさせる展開ですが、未来に開かれてあれ少女達。シロップが危機に陥ったとき、うららが顔アップでしたけど、もうそういうことなんですかね。

 こないだ悪夢にうなされました。アドテクノスの『リターン・トゥ・ヨーロッパ』らしきビッグゲームを広げて長時間にわたるセットアップをようやく終え、いざソロプレイ第1ターン開始と身を乗り出して気がつくと、なんとすべてのユニットを逆陣営側に配置していたという。ああ、大欧州連合軍の灰色がイランからロシアに攻めのぼる……。実際に遊ぶときにはありえない間違いなんだけど、その徒労感たるや。

 MK2さんより反応いただく。どもですー。そして奥さまの鋭さが相変わらず抜群。欠落は自分で何とかできそうな部分でもあるので、それはつまり努力の欠落だったりもします。
 あの日のやりとりはぼくにとって相当に脳味噌汗まみれなものでした。翌朝に知恵熱を出したほどです(実話)。お二人とも知的に刺激的だったんですけど、しかしあの奥さまと毎日顔をつきあわせてるMK2さんはすごいなぁ、と妙な感心したり。こちらの考えてない個所を的確にえぐられますもの。あれが「ふつう」となるとかなり恐ろしい。あと「頭の隅々までちゃんと血液流れてて」というのは、日頃その逆ばかり言われてるので意外でした。たぶん、厳しい質問いただいてうまいこと血行を良くしてもらえたんだと思います。
 でも「ロリコンじゃない」という評価が、何気に悔しいのはどうしてだろう。ぼくの、ぼくの自己像が……。まぁたしかに現実の子供には手を出さないですけどね。その子が笑わなくなっちゃうのはいやだ。
 よってこの身を賭して「ふれあい☆へんたいコーナー」の下足入れとなる所存です。あ、もう倒産してましたか。
2008年12月8日(月) 寝てない
 ベビプリ(12/8)。
 先週のかまぼこの謎は、クリスマス柄のかまぼこでした。こちらで実物の写真を拝見できますね。なるほど、これは幼児さんたちが喜ぶわけだ。

>切っても切っても、
>切っても切っても
>サンタさん――♪

 これ、その場で幼児さんたちがこしらえた歌ですかね。旋律は富士サファリパークで。変態サファリではなく。待ちわびてる目の前で、うっかり縦に切ってしまうとみんな涙目です。青空とかはむしろ怒りそう。
 さて、フライングで開けてしまったかまぼこの一方、バースデーケーキはやはり蛍のお手製。「ウェディングみたい」と春風さんもきゅんきゅん大喜び。今月は予定がもりだくさんで、姉妹と一緒にわくわくするところですが、しかし。「クリスマスプレゼントのお願いに――/ちっちゃい子たちの間で/今、不思議な噂が――」とはいったい何でしょう。ガイディングスターをつけ忘れてると山田サンタがやってくるとか、使い古したくつしたをぶら下げておくとくるぶしサンタがやってくるとか(逮捕)。

 ご老人の愚痴ループを聞かされているうちに、頭の中が真っ白に染まりました。キレやすいあんよ。もうね、いい加減にしてくださいと。自分の気に入らない・でも対決するのは怖い相手のとこに若い衆が集まるものだから、それが不安で仕方がないのは分かります。でも、だったら実効的な対策を講じるなり何なりすればいいじゃないの。ぼくはその集団から外れた若干名をそれなりに面倒みてますし、自分がどういう考えなのかも若い衆にある程度伝えてあるから、寄ってくる者達もそうでない者達もそこだけは判断材料がある。でも、ご老体はそういう材料を自分の中から提供しないくせに、周りが忖度してくれることを願っている。それ無理。こっちに支援を期待されてももっと無理。僕の前でだけ力自慢されても、拍手はするけど若い衆には伝えないので。なぜなら、その力こぶは又聞きのレベルでは怖い相手の真似と思われるだけだろうし、自分の方が大きくて本物なんだと知らせたいのならナマで見せなきゃ無意味。で、それは対決を予感させるからできない、とな。だいたいその取り巻きの人数に今のところなんの力もないんだから気にしなきゃいいんであって、それよりも腰を抜かしてた間にぶち開けたオゾンホールをなんとかしてください。「開いた」んじゃなくて「開けた」んだから。指くわえて見てただけでも、そこにいたのなら当事者だから。
 さすがにそのまんま全部は言えない(一部は伝えた)ので、こっちがもっと悩むふりして反応を誘導し、最初にご当人がのたまってた危機感をご自身の口で全否定させる作戦成功。そのことをやんわり指摘しつつ「問題ないんですね、安心しましたありがとうございます」と100万ジンバブエドルの笑顔。面食らって微笑み返しして帰ってくご老体。お見送りして最敬礼。がまんしてたうんこちょっぴりもれる。てんばつてきめん。

 その後トイレにて、うんこを黄金比でひねり出す試みに着手して途中断念。はじける硫黄の香り。
2008年12月9日(火) 起きない
 ベビプリ星花(12/9)。
 この子もなにげにクリスマス色ですね。今月の楽しい予定が待ちきれなくてテンションぐんぐん上昇中。けっこうかわいい系も好きな星花なので、この季節は街をちょっと歩くだけでも大はしゃぎです。家の中も飾りつけが進んでるみたいですね。立夏の指揮のもと、あさひの口が届かない高さで。
 冬の風物詩で盛り上がったあとは、さて問題の幼児さんたちの間で広がる噂とやら。さくらが何かサンタに「とんでもないお願い」をしたとな。あれかしら、サンタに直接会ってお礼が言いたいとか、猫ちゃんがやっぱり欲しいとか、そういうのかな。トナカイのそりに乗せてほしい……というのは、さくらでは考えにくいか。星花も「お願いがかなわない」と思うようなお願いというと、あとは何でしょ。まぁともかく、がんばれ長男。

 こないだの夕凪シリーズを思い返しつつ。ぼくの考察1本目であるアニプリ第3話分考察の最後で、「あたりまえの嫉妬、あたりまえの嫌悪感が互いを結びつけるまでにはまだしばらくの時が必要に思われるとしても」と記しましたが、ベビプリはこの「あたりまえ」が姉妹の間にすでに存在する設定だとまず考えました。しかし、長男がそこに参入することで、今までの嫉妬心などとは同じと言い難い、兄・弟・異性をめぐるそれが発生したんですよね。この質的変化をもう少し検討すべきかも。
2008年12月10日(水) おねがいぱわー
 ベビプリ(12/10)。
 あー、さくらがサンタにお願いしたのは、そうか……。

 赤ちゃんでしたか。
 
 海晴姉さんと春風さんがアップを始めました(違)。

 これねー、怖いのは20人目が登場するかもしれないことですね。シスプリだって、9人だったのが12人に増えたわけですから、ベビプリでもないとは言えません。単純に同じことを繰り返すとも思い難いのではありますが。
 ところで、麗がこれだけ反対を主張してるのがまた興味深い。もう大人数きょうだいは結構ということですか。去年の長男登場の衝撃(秩序破壊による)がまだ印象強すぎるのかもしれません。または、麗という個性とその成長段階が、とりわけ家族との距離をなるべくとりたい気持ちにさせているということも。
 うちのアニメ版パロディでは従姉妹がめっちゃ出現というオチでしたが、ほんとどうなるかなぁ。
2008年12月11日(木) おすましぱわー
 ベビプリ(12/11)。
 またか(笑)。麗の懲罰日記は、これが今年の見おさめでしょうかね。文章短い、といつものケチがついたわけですが、今日も書けない書けないと言いながら、鉄道まわりの話題でずいぶん長文をお書きのご様子。これだから。「あ、でもなんて言っても、」というその「あ、でも」がまるで意味わからない。どこへ走らせる気かこの転轍機。

>ああ、考えただけで、
>うっとりしちゃう――(はぁと)

>……

>みたいなことを考えてるだけなんだから。

 ここの個所、声と表情の振り幅がたまらんですね。あんがい春風さん的。あの人はずっとてっぺんですか。
 さて、さくらの件は長男に委ねられました。もうめんどくさいと言わんばかり。幼稚園のクリスマス劇がきっかけでは、という指摘には納得ですけど、去年もそれやった後に長男がやってきたから、今年ももう一度、ということもあるのかな。
 こうなれば、本物の赤ちゃんは来ないとしても、さくらを何とか満足させてやれる手を考えたいものです。例えば、そうですね、蛍にコスプレ作成を依頼して、長男が赤ちゃんの恰好をするとか。おむつを取り替える役目は誰だ。そしておっぱいをあげる役目は。
2008年12月12日(金) 頭頂の決闘
 ベビプリ観月(12/12)。
 クリスマスの観月的解釈ですね。15年後の未来から赤ちゃんがやってくるとか、「私うさぎよ」とか、そういうのとは違いますが。違うどころか、人間の赤ちゃんですらなく、麒麟だの龍だのジュウだのと。いつもながらジュウってどんなのですか。とら? 名状しがたきもの? 深淵が開くのはいやです。キュウビは「かわゆらしいモノノケの子」だそうですけど、だんだん成長するのかなぁ。
 そして長男もモノノケ扱いされるの巻。たしかに、人間であるとはどこにも書いてありませんでした。これはしたり。ヒカルの制服を着せられてたときは、文字通りの怪物だったと思いますが……。とりあえずモノノケのふりをして、観月の頭に顎をのっけてみたり。そのままぐりぐりしてけらけら笑わせつつ、定位置を奪われたキュウビと真の戦いが始まります。
2008年12月13日(土) 『姪少女』雑感
 たぬきそふと『姪少女』。以下えろげネタバレ感想なので注意です。

 野々原幹ほかRUNEのスタッフがごそっと離脱して設立したブランド、たぬきそふと。その門出を占う第一弾『姪少女』は、RUNEでの最終作『娘姉妹』をほぼそのまま引きうつした作品です。前作は、変態の父親が実の娘二人を性欲の対象とする内容でしたが、本作では変態の伯父が姪(つまり妹の娘)の双子を性欲の対象とする内容。ルートも各少女ごとと二人一緒、そしてそれぞれに妊娠の有無、というところまでまったく同じです。冒頭部分さえもが、少女達から届いた手紙と写真を前におなにー&発射というパターンを踏襲しており、これはもはや様式美と言えるのではないでしょうか。ぜひ次回作もそのまんまでお願いします。野々原絵も大好物です、はい。

 さて、なぜこのスタッフがわざわざ離脱したのかというと、RUNEではどうしても萌えらぶらぶ路線を強制されるため、本当に作りたい変態ゲームに取り組みたかったとの由。その思いは本作で異論の余地なく果たされたのだとして、ではその求めていた変態えろげとは、ほとんど引きうつしに見える『娘姉妹』とどこが違っているのでしょうか。
 そのポイントは、主人公が少女達に寄せる愛情の薄さにありました。とある雑誌インタビューで、スタッフは、娘ではなく姪だからこその距離感を強調していました。2作品ともに少女達が初潮を迎える場面を描いていますけど、『娘姉妹』では父親が下の娘を一応気遣い、娘も恥ずかしがりながら父親の世話を受けます。しかし、『姪少女』では、姪っ子二人ともが伯父の世話(ふきふき等)を嫌がります。まぁ普通に考えてもそうですよね。この、ずっと同居していた親とは違う中年男性に対する距離感、あるいはさらに嫌悪感といったものが、本作を前作以上の変態えろげに仕立て上げるはず、というのがスタッフの狙いだったのでしょう。

 しかし、結果として生まれた作品は、今のところ批判的な反響を招いているようです。それは主に、主人公が前作より酷すぎて感情移入できないなどといったもの。ああ、数々の前例と同じくして、尖鋭なスタッフの挑戦は市場のぬるさによってまたもや拒絶されてしまう運命なのでしょうか。いえ、そうではありません。批判する声を検討すると、そこにあるのは主人公の過剰な変態ぶりに対するものではないのです。つまり、そこに見られるのは、変態としての酷さではなく、ヘタレとしての酷さへの嫌悪感なのです。この批判には、ぼくもおおむね賛同するところです。ただし、ぼくの批判は、主人公の性格におけるヘタレ具合に向けられたものではありません。
 例えば、前作に続き本作でも複数の妊娠ルートが用意されています。しかし本作の主人公である伯父は、前作の父親と異なり、妊娠という事実を自らの責任として最後まで正面から引き受けようとしません。それは確かに、前作での親・子という緊密な関係よりもはるかに縁遠い伯父・姪の関係のありようを、強く感じさせてくれる描写ではあります。そんな主人公の煮え切らず情けない態度を、少なからぬプレイヤーが嫌悪したというのも頷けるところです。
 ですが、よく考えてみてください、主人公は変態なのですよ。彼にそんな男気を求めるのはお門違いです。むしろ、変態らしいどうしょうもなさを発揮してくれていて、ぼくはいくらか納得したほどです。その変態さをとらえるための重要ポイントは、姪を愛情の対象として、つまり尊重すべき人格として向きあうのではなく、どこまでも性欲のはけ口というモノとして扱おうとした主人公が、最終的に少女達を妊娠させようとさせまいと、つねにその独善的な姿勢を貫いていたということです。前作の父親よりもすっきりした行動規範の小悪党なんですよこの伯父は。だから、妊娠させても胎児の健康や少女の内面にさっぱり斟酌しないというのは、まったく当然のことなのです。また、少女達に服従するルートもこの視点からすれば、自分がモノとして扱う少女達によって自分自身が性欲処理の道具というモノとして何の好意もなく手ひどく扱われるという、両者の間でのみ考えればきわめて公正な関係の成立を言祝ぐものなのです。相互の愛情を感じられないという批判は、このことを明らかに看過しています(もっと人情味ある変態が好きだ、というのは気持ちとして分かりますが)。

 ということで、ぼくが問題視するのは、主人公の煮え切らなさではありません。妊娠の場面について言えば、主人公が年端もいかない少女を妊娠させた背徳感に興奮せよということではないのです。そのような場面は本作でもそれなりに描かれてはいますので。ぼくが示唆しているのは、ほかならぬ「姪」を妊娠させているのだという、そのことです。「姪」ですよ。「実妹」の娘なんですよ(もちろん「実姉」という設定でもかまいません)。実娘ではなくあえて姪という設定にしたというのに、なぜこの設定をもう一つ活用しようとしないのか、そこにぼくはスタッフの中途半端さとしてのヘタレ具合を感じざるをえないのです。
 この隔靴掻痒感は、少女達が妹の娘であるということの背徳感を、作品中で丁寧に描こうとしないことに由来します。前作では、関係が冷え込んでいる妻からときどき電話が入り、その冷たさに苛立ちながらも、世間の代表である彼女の思惑を出し抜いて娘としてしまうという展開に、暗い背徳の満足感をいくぶん得ることができました。禁忌を描くということは、社会規範を破る緊張と喜悦を描くということです。ところが本作では、少女達と性的関係をもつに至るまでの間、妹とのやりとり(=外部に厳然として存在する社会常識との緊張)がまったく描かれていません。それゆえ、主人公が「伯父」であるという設定が半ばも活かされず、むしろ赤の他人の家に下宿した程度のぬるい雰囲気のまま、話が進展してしまうのです。かつてZEROの『はじめてのおるすばん』やStudioねこぱんちの『ゆかちゃん あ・そ・ぼ』で指摘したことのある、ろりげにおける背徳感の欠如・希薄化という重大問題が、変態えろげを名乗る本作でもこのようなかたちで継承されてしまいました。これならば、むしろ下宿の中年管理人を主人公にした方が、「汚いおっさん」と「少女」という醜美の対比に集中できることもあっていっそ適切というものでした。
 あるいは、それこそ「姪」という設定を存分に活かすために、妹との電話中にえっちするとか、実家に手紙を書かせながらいたずらするとか、とくに本作の少女達は絵や歌といった趣味を持っているのだからそれらを実家への届け物に準備させながらあれこれするとか、そういう(前作のいくつかの場面を発展応用した)シチュエーションを設けるべきだったのです。リビングでの会話の端々に、かつて主人公が実妹になした様々な悪事をもっと臭わせるべきだったのです。例えば、実妹に変態性欲を抱いていた主人公が、今までその煩悶を捨て切れずに、妹が着用していた制服や下着などをこっそり隠し持っていたとしましょう。そうすれば、姪にそれらを着用させて擬似的に悲願成就、という展開もありえたはずです。このときの興奮は、すでに結婚して家庭生活を営んでいる妹が常識的であればあるほど、いっそう強くなることでしょう。背徳感は、常識と変態性欲のギャップに比例するからです。
 いずれにせよ、「姪」という存在は、「娘」よりも距離があるという一面だけでなく、「赤の他人」よりも距離がないという裏面をあわせ持っています。姪からすれば父親よりも伯父に見られる方が恥ずかしいという一面を描くことには成功しても、主人公からすれば実の娘よりも姪だからこそ興奮する何かがあるのだということを、どうもスタッフは見落としていたのではないか、というのがぼくの率直な感想です。

 もう一つ付け加えておくと、妊娠ルートを入れるのはいいとしても。例えば姪の月経が止まっているのをゴミ箱あさりの最中に気づくとか、変態らしく早期に発見することってできないものですかね。いきなりお腹がぽっこりというんじゃなくて、少しずつ膨らんでいくという経過に変態的な慈しみを覚えることも無理ですか。

 ほんと久々のえろげ雑感。
2008年12月14日(日) 妄想力
 朝プリキュア。エターナル館長現る。いますごく自然に浣腸と変換しました。価値の有無をひとりよがりに断定する館長には、キュアローズガーデンの扉は開かれない。共に何かを目指そうとするのぞみ達にその導きが与えられていることを、館長は理解も許容もできない。それは所有じゃなくて創造の、協働のプロセスのなかにあるかけがえのない宝物なのです。

 MK2さんの「妄想の技術を鍛える」について。
 ついったーで、これはぼくの考察の書き方そのものではないか、という指摘もご本人からいただきました。ぼくが以前まとめた「書き方」は作品の否定的世評をくつがえすための技術を云々するものでしたが、そこでは登場人物の解釈については「個人の行動特性」などといった言葉で簡単に片づけてしまっています。これに対してMK2さんの文章は、その行動特性を作品内からどうやって抽出するのかについて分かりやすく説明してくれてます。
 例えば、次の一節なんかほんと重要。

(引用始め)
「なぜ」さあ、ここで「なぜ」です。なぜ大河は、見た目怖い竜児に対して、そんな強気な態度に出ることができるのか。ここで絶対に忘れてはならないのは、大河もまたふつうの人間であるということです。ギャグ系の作品や、あらかじめ主人公が最強すぎる作品などは別として、すべての登場人物は、基本的に人間として作られています。見た目ガタイがよくて凶悪な目つきをしている人間に対して、ふつう人間はどう思うのか? やはり怖いと思うのではないだろうか。ならば「本来は」大河もそう思うべきであって、それをあのような態度に駆り立てているのはなんなのか、と考えるのです。「そういうキャラだから」というのは回答になりません。大河を「そういうキャラにしたものはなんなのか」と考えるのです。
(引用終わり)

 ここに述べられている「すべての登場人物は、基本的に人間として作られています」という部分に赤線。「なぜ?」と問う視点をつねに持っておくということ、それは、作品の不備を疑えということではありません。登場人物を属性・萌え記号などによって「そういうキャラ」なんだと単純化することなしに、自分達と同じ一個の人格として正面からとらえようとすることです。萌え作品だから、流行りのツンデレだから、とできあいの類型に押し込めて逃げるのではなく、さまざまな側面をもつはずの個人を理解しようと努めることです。ぼくが言っていた「作品そのものを誠実に観る」とは、登場人物についてはまさしくこのような態度を意味しています。つか、こういうキャラクター理解なしに作品を素直に観ることなんてできないわけで、ぼくの文章にはそのへんさっぱり書いてなかったですね。あれだけ長い文章なのに、うーん。
 で、この姿勢にあれば、「そういうキャラだから」で思考停止せずにその原因や意味を考えていくことになる、と。作者の悪意とかあざとさとか、そういう作品外の要素もいったんは排除して考えることが重要。いったいこの子はどうしてこんな珍妙なことを、と考え続けて、何らかの納得できる理由を発見したとき、考察としては世評をくつがえす手掛かりを登場人物解釈のなかに獲得したことになりますし、脳内彼女としては自分ただ一人にその子が打ち明けてくれる内面を知りえたということになります。通り一遍の「大河萌えー」ではなく、自分だけが知っている本当の大河、ですよ。
 ただしぼくの場合は、もっぱら考察のための作業第一なので、キャラクター解釈はその子を作品全体のなかに肯定的に位置づけるとこまでいけば満足しがち。脳内家族でさえ、その構成員のキャラクター達をそんなに深く掘り下げてません。よくて「日常的な場面」までであり、「非日常的な場面」についてはほとんど妄想することがないのです。もっとも、考察のなかでは作品内に描写されていない情景をずいぶん勝手に構築してますけれども、あれはあくまで作品内の場面をより整合的に理解するためのつなぎであって、材料もだいたい作品内から引っ張ってきています。作品という既存の物語を補う小さなパーツならいざしらず、まったく自由に妄想するというのは、ぼくの苦手とするところです。下品短歌でも詠むのが下の句ばかり、というのと同じですね。ぼくの「考察の書き方」を「二次創作の書き方」と隔てているのは、おそらくこの溝なのでしょう。

 ところで、MK2さんの文章でもぼくの文章でも共通して問題となるのは、「ふつう人間はどう思うのか」をちゃんと想像できるかどうか、です。べつに自分が「ふつうの人間」である必要はありません。ただ、一般人としての感覚が(いかに自分と違えど)どういうものかそれなりに想像できるとか、変態にも常識人にも当てはまるような人間としての最低限の感覚や合理性を自覚できるとか、そういう判断の尺度となるものが必要だということです。
 こういうものは、たしかにえろげや萌え4コマのような欲望に沿って整えられたものよりも、むしろ小説などを通じて培われるものだと思います。本来なら実際の人間関係のなかでいっそう磨かれるはずのものですけど、ぼくのような対人関係希薄な者でも、考察で示した程度の人間理解にはたどり着けます。それ以上を求めるとすれば、脳内彼女をより深化させるために日常生活で人付き合いを望んでいくという転倒が生じますが、それはそれで立派に屈折した誠実さであるということでひとつ。
2008年12月15日(月) うちのおこたは故障中
 ベビプリ青空(12/15)。
 「おーさむさむ」って言い方、あんまり幼児らしくはないですね。これ、母親か姉の誰かが口癖にしてるので、青空がそれを喜んで真似してるのかな。ハートマークのつけ方がそんな感じ。たぶん、繰り返しながら両手をこすりあわせたり、肩をすぼめたりというしぐさも一緒という。いや、可愛いですね。青空はいちいちピンポイントです。
 で、「さむいって――/なに?」と素直な疑問。真似するけどその意味は分からないので、幼児らしく大人を困らせる質問コーナー。あたたかいの逆だよ、とどこかの国語辞典風味な答えをしてしまいそうですが、実際に青空が自問自答してるとおり、寒いというのはそういうことをしたくなる状態ですよね。「おにーちゃんに/すりすりの、/ちゅ――っ」は、寒いというよりむしろ「きゅうーん」かもしれませんが。
 ああ、こたつに入ってる長男の首に抱きついてすりすりしてる青空の姿が目に浮かびます。そして、これは青空に限った話ではないわけでして。虹子やさくらも一緒にまとわりついて、幼女すずなり。横に並んでこたつから頭だけ出してるとか。みかんもりもりむいてひと房ずつ食べさせてあげますかね。あるいは、本物のおこたが満員だったなら、毛布をはおった兄が四つん這いになって、お兄ちゃんこたつ爆誕。もちろん、素直に星花たちも誘っておしくらまんじゅうでみんな暖まるという手もあります。
2008年12月16日(火) らいんの守り
 ベビプリ吹雪(12/16)。
 クリスマスまでに戦争は終わるでしょう(嘘)。そんなアルデンヌ攻勢の開始日ですが、吹雪はやはりサンタの実在を信じていません。というか、「信じる」という行為をそもそも受け入れがたい。はっきりと認識できるなら、それは信じるというより知っていると言うべきなのだし。
 そして吹雪は、愛を知っている。それは日常のなかで常に彼女とともにあるから。でも、そこで問題は計測単位の話というのがこれまた吹雪らしいというか、はい。発見者となる予定の、ドクター吹雪の名前を取らせていただきましょうか。単位に人命というのはよくあることですよね。いまの愛は35フブキです。世界中で愛の情景とともに語られる吹雪の名前、それを想像するだけで思わずにやにやであります。
 立夏や妹達に気遣うのも、吹雪の愛情。その愛を長男と姉妹は信じるまでもなく、知っています。

 ところで、昨日の青空の「おーさむさむ」について、どこのサイトでも海晴の真似と解釈されてて失笑しました。みんなそんなに昭和生まれが好きですか(笑)。綿雪の「しあわせ、しあわせ」なんかもそうですけど、同じ言葉を繰り返すのは母親の癖だと想像してます。虹子の「あのねー」×3あたりはむしろ幼児さんの甘え方や流行。
2008年12月17日(水) ヒゲ部
 ベビプリ立夏(12/17)。
 ああ、発音がまんま日本語な英語の歌声が聞こえてきます。さぞかし騒がしいことでありましょう。そして幼児さんに伝播してお風呂の時間までわーわー。もちろん誰もついてこなくても一人で盛り上がれるのが立夏たるゆえん。
 いまね、アニメ版シスプリ第20話の、あの準備する楽しい日々が思い出されましてね。パーティー当日ももちろんだけど、その支度もわくわくするもんなんですよね。で、あのウェルカムハウスも、去年のこの家族も、兄・長男を迎えて妹達・姉妹がお祝いをしてくれたわけだけど。今年は、長男は一緒にお祝いをする立場だから、分かち合う喜びがつけ加わりました。
 さてサンタ。立夏は本誌連載にもあったように、サンタがいると信じてます。つか、昨日の吹雪と反対に、サンタがいることを知っているという。「駅前」を歩いていた、というあたりがどうにも怪しいのですが、幼いころの立夏が本物だと思ったんだからそうなんだよきっと。そして、これまた吹雪と同じく、健全な懐疑主義も姉はもっていました。すなわち「偽物のサンタ」を見破る技術をフルに発揮。具体的には「ヒゲ取り」。「今年はヒゲ取り役はオニーチャンに/まかせるねっ」というのは、去年までは立夏自身がこの役を務めていたということなのか、それとも共同行動をとる姉妹の中で分担していたということなのか。
 大みそかは神社でヒゲ供養です。
2008年12月18日(木) まかせとき
 ベビプリ綿雪(12/18)。
 さあ、小雨以上に満足しきってる子が登場です。ほんとにもうこの子ったら、と苦笑しながら読んでたら、

>だから――
>ユキね。
>もうほかにはなんにもいらないの。

 この箇所を見たとたん、あれ、変だな目から汗が……。『銀曜日のおとぎばなし』のポーを思い出しちゃいましてね……。ううう(号泣)。

 失礼しました。たぶん氷柱も向こうで鼻チーンしてる。ちなみに、綿雪は兄のことをベタ褒めしてくれるわけですけど、よくよく見れば「楽しくてかわいい」妹「たち」と対照的に、「優しくて頼りになる」のは「お姉ちゃん」と単数形なんですよね。これは、レッツ氷柱タイムでしょうか。舞い上がれ妹馬鹿な六女。や、もしかしたら蛍のことだったりして(愕然)。
 ちなみに、この1年で綿雪が日記に登場させた回数でいうと、氷柱は6回で最高値です(次点は蛍、立夏、青空の4回)。氷柱から綿雪は7回でやはり最高値(次点は蛍、立夏の4回)。調査結果全体は後日掲載します。
 さて、プレゼントはもういらないくらい幸せ、という綿雪ですが、これだけ嬉しいこと言われた長男こそ、もうとんでもないプレゼントをもらったようなものであり。ユキのお願いに応えるため、クリスマス降雪作戦発動です。その名のとおりの優しい綿のような雪を、神様お願いです。キュウビの知り合いの雪女さんでもいいですので。
 もし雪が降らなかったら、たぶん氷柱と長男で莫大なかき氷を作って庭に撒く。

 プレゼントは「もらうよりも、あげるほうが」嬉しいもの。相互贈与による幸福の共有と相互増進。シスプリ以来の原則がここにも。ぼくも先日、後輩達に早めのプレゼントをしてきました。まあ喜んでもらえたので、こっちもしあわせ、しあわせです。
2008年12月19日(金) はんぎんぐばすけっと
 ベビプリ夕凪(12/19)。
 こないだ騒動の張本人だった夕凪ですが、もちろん懲りない。それでいい。や、今日も何か企んでいるというわけではありませんが、「南の島」のことはよほど嬉しかったご様子です。ぼくもあのときのスク水姿を思い出して、ししし(やめれ)。
 馬鹿はほっといて、「あのさ。」という言い回しって以前も使ってましたっけこの子。「あのね」じゃないのかな、と違和感を覚えたのですけど、もしやこのあたりにも、二人きりのひと夏を越えた微妙な接近具合のあらわれが。すぐ後で「でもさ」とも言ってますね。あるいはヒカルあたりを仮想敵に認めたのかしら。教室でそういう言い回しが流行ってるだけかもしれませんが。
 さて、夕凪は「わり算ちょー苦手」。ちゃんと勉強しておかないと、お姉ちゃんみたいになっちゃいますよ(具体的に誰とは言わず)。そして高校入学で力尽きるとぼくみたいになります。ね、霙姉さん(個人特定)。
 というわけで、サンタの家まで兄と行く約束。でもサンタの「子分」って。せめて弟子とか。任侠道の方なんでしょうかサンタ。よその土地でプレゼントを配ったりすると、シマを荒らされた側との抗争が始まります。であえであえ。

 真面目な話、夕凪にとってマホウとは、家族や日常的幸福を大切に思いながらも、しかし兄との固有の絆を結びたいというそのよすがなんですよね。サンタを「親戚」というたら夕凪のみならず姉妹全員の親戚になってしまうはずだけど、でもそうじゃない。それは、サンタを媒介にして他の姉妹と夕凪を、ということは兄も夕凪の側に引きこんで、隔てるということです。兄と相思相愛になるためのマホウを唱えるとき、その効果が現れるよりも、マホウを共有する時点ですでに兄を他の姉妹から切り離して自分とだけの世界に連れ込めているのですから、この意味でマホウとは結果においても過程においても兄との固有の絆を保証するものです。千影の呪術はもちろんとして、四葉の探偵ともかなり近い。
 ただし、四葉はその探偵の技を花穂など他の妹達が兄と結んだ固有の絆のためにも用いることができたけど(リピュア第2話)、夕凪はまだそこまで進んでいません。こないだの騒動の後、兄が夕凪をうまく指導できていたなら、やがてそういう相互支援的行動が夕凪に出てくるはずなのですが。まだ無理か。
2008年12月20日(土) 棋史の画期
 渡辺竜王、防衛&永世竜王位権利獲得。
 もう、声も出ませんでした。羽生名人との、永世位を賭けた直接対決。1組第5位から挑戦者決定トーナメントを奇跡的な勝ち方で上ってきた羽生名人、七冠再びかそしてついに永世七冠かと言われたこの天才に、いきなり3連敗をくらってカド番に。第1局のあの圧倒的な強さとその後の勢いを見れば、もはや1番入れられれば今後につながる、などと気弱なことを思って観戦していたものでした。
 ところが、そんな大苦戦の最中も、竜王は自分のブログ更新をほとんど止めませんでした。そんなことした棋士は今までいません。ファンに対するこのサービス精神、自らに弱音を吐かせないこのプロ根性。とはいえ、ぼくはいい勝負を期待しつつも、やはり羽生名人を応援していたんですよ。

 だけど、3連敗直後に掲載された、渡辺竜王の奥さんのブログのこの絵

 まさか、このあと竜王が4連勝するなんて……。

 漫画みたいな本当の話です。しかも、将棋のタイトル戦で3連敗4連勝というのは初めての快挙。そのうえ相手が羽生名人。信じられません。これで渡辺竜王は、森内・佐藤康光・羽生の3人を破っての永世位。凄まじいことです。新世代の旗手として、これ以上もない栄光を勝ち取りました。本当におめでとうございます。
2008年12月21日(日) 作業中
 朝プリキュア、サンタ話。なんかもう、うららとシロップはすんなりとコンビですね。そいえばクリスマス反対デモとかまたやるのかな。その参加者にプレゼントを渡す対抗デモを組織するの巻。
 さてサンタもエターナルの被害者だったということで、お礼のケーキももらえて大団円。残り何話なんですかねこの作品、そろそろのぞみとココの関係とか、進展しなくていいんでしょうか。いやまあ前作の最終回でちゃんとまとまっているわけなんですけど。むしろシロップの方が問題ですか。

 謎の原稿かきかき。
2008年12月22日(月) 明後日どうなることやら
 ベビプリさくら(12/22)。
 ここしばらく、さくらがサンタにお願いした赤ちゃんの話題でもちきりですが、ついに当人の登場です。幼稚園のお友達に、こないだ弟ができたのね。「ちっちゃくて、まっかくて、/ホヤホヤしてた」とか「ふぁんって――」とか、表現が可愛いくてこそばいです。でもま、それがきっかけで赤ちゃん欲しくなった、と……。うーん。
 意外とトラブルメーカーですねこの子、うんうん。それでいい。霙姉さんは、さっそく断念を知ることを教えてくれてるようですが、今までもその役目をずっと担ってきたんでしょう。ありがたい。普通に考えれば、弟がそうそうタイミングよく生まれるはずもありませんから、長男も霙のお手伝いをすべきところ。
 ただ、母親がここで妊娠発覚とか捨て子、そういう可能性もないではなし。長女や春風さんはややこしいので出てこないこと。冗談はともかくも、ただでさえ姉という存在が加わってシスプリよりも複雑で多様な間柄を実現しえたベビプリですが、ここで弟まで追加というのはさすがにどうか。妹なら……それこそシスプリのときの3人追加という経験が……。
 さくらを泣かせるのも何だから、長男が一肌脱いでみせますか。つまり分裂による単性生殖。大きさも半分になるので、お姉ちゃんたちと一緒のお風呂に入れます。
2008年12月23日(火) 腰、がんばったんだよ(コンテンツ追加)
 ベビプリ本誌連載をもとにした、26さんの氷柱・立夏絵。そう、ほんとこんな感じの空気です。

 『そとまき屋』さんにて2008年べびプリ流行語大賞投票受付中。けっこう迷いますねこれ。

 『駄文ニュース』さん12/17)、日記の紹介ありがとうございます。

 原稿書けたー。そして別にコンテンツ1本アップロードしようと思ったら繋がりません。がーん。……あれー? 明日なんとかなるかなぁ。

 追記。「『ベイビー・プリンセス』公式日記における姉妹の相互言及」を公開しました。久々の考察、というよりその基礎作業の一部です。公式日記で姉妹がお互いどれだけ言及しあっているのかを数え上げ、そこから姉妹各人をタイプ分けしてみました。
2008年12月24日(水) とおくひかる(コンテンツ追加)
 水野さん、ベビプリ日記データの紹介ありがとうございます。以前もシスプリのキャラコレ調査を試みましたので、それと似たような作業をしてみました。猿本さんのリピュアネットワーク分析ほど徹底したものではないのですが。その昨日のベビプリ日記データはただいま絶賛修正中です。ちまちま書き変えていってるので、見ていただくたびに中身が変わってると思います。

 そして本日も新コンテンツを掲載。「兄の罪とその赦し 〜『ONE』と『シスター・プリンセス』〜」です。昨年、then-dさんの評論同人誌『永遠の現在』に寄稿させていただいたもの。その節はお世話になりました&今しがた不義理に気がつきましたすみませんっ。メール送らねば。
 テキストの内容は、『ONE』の兄妹関係に抱いていたしこりがシスプリで解消(あるいは肥大)したという考察風味です。

 MK2さんに「血はつなげるものです」というぼくの言葉を「雄度高い」と面白がっていただきましたが、それはシスプリャーならみんな当然の考えですので。「血縁度」なんてパラメータがあるゲームを楽しめたのですからして。ちなみにぼくがゲーム2を遊んだときは、マイシスターの可憐のみ血縁エンドで他の妹はすべて非血縁エンドという徹底ぶりでした。

 というわけで1周年のベビプリ氷柱(12/24)。
 素直になれない態度はもはや張り子の虎というか猫なのですが、夜中にプレゼントを配るひそやかな準備を兄と一緒にやりたいのね、はいはい。相変わらずの独占欲求がしみじみと。さくらへの対応がどうなったか気になりますが、今はともかくみんなと楽しいパーティを。
 その幸せを公式サイトもぼく達に分かち与えてくれるということで、全面改装ですね。さっそくミニゲームをクリアしてプレゼントを頂戴しましたー。そして壁紙が青空ということは、あれですか18年間続けられるということですか。ばぶ(あさひはどうなる)。氷柱が言うとおり、ほんとに「時のたつのは早いもの」です。あっという間の1年、そして次の1年へ。
2008年12月25日(木) 幸せの円環再び
 昨晩の氷柱の日記を、座っている兄の背中にもたれて首に両腕を回しながら耳元で語りかけ、ときどき発作的に首をしめたりぐらぐら揺すったりしている、と想像すると昇天できることについて。

 というわけでベビプリ海晴(12/25)。
 長男が疲れたときは、長女の出番だばらっばらっばらっ(スーパーフリー)。さくら問題などがどう解決したかと心配でしたが、なんかすんなり納得してもらえたみたい。霙主導の断念教育に成功したということでしょうか。たんに目の前のプレゼントとサンタ兄に大喜びで忘れてしまっただけかもしれませんが。あと、明日に急展開が待っているかもしれませんが。公野先生はやりかねません、油断大敵です。
 さて、サンタ兄が配ったのは昨日氷柱が言ってた「夜中にクリスマスのソックスに入れる」プレゼントなのかしら。妹達向けのプレゼントはとても靴下に入りそうにないサイズですけど、そういうビッグサイズ靴下を用意してあるのかな。
 ここで思いつきましたが、ほんとは夜中に目覚めた妹達に発見されてもいいようにサンタコスを着用して配ってた長男が、さくらのことなどを思い返して、目覚めたときにもサンタ姿のままでいよう、と自分で発案したとか。氷柱などは例年と違うと反対したかもしれないけど、フレディ用の罠にかかった兄のことだから、今回もあえてやってみたの巻。思ったとおり朝方の妹達はさくらも含めて大喜びで、ただサンタの実在について疑念を抱かせることだけは長男も気がかりだった、と。そこの懸念を、海晴が日記で払拭してくれてるのですね。
 サンタ服に妹達を飛びつかせたまま、ぐーるぐると回ってみせる長男。歓声のなか、幸せのクリスマスツリー。長男の笑顔が、きょうだいのガイディングスター。めーりめーりめーりめー。
 なんてほっこりしている隙に、

>愛してる(はぁと)

 …………やられた…………! 思わず三点リーダも×4の千影単位。すんごいプレゼントが最後に待っていました。いや、まだ明日が。明日が。崩れるなぼく。
 イラストで綿雪が抱っこしてるプレゼントですが、本誌1月号で姉達が揃って買い物したときに氷柱が抱えてるものと同じですね。
2008年12月26日(金) また1年目
 ベビプリ(12/26)。
 ごちゃごちゃ言いながら、ようするに大掃除が終わってすっきりしているんだろな、と思ったら逆でした。これからか。そりゃそうか。むしろ、昨日までの華やかなクリスマスの飾り付けが片付けられ、パーティの余韻が消えていく、そんな寂しさをこの霙姉さんは美しく語っているのかもしれません。そして手を動かしていないので春風さんたちに叱られるの巻。や、背が高いから重宝されてるんでしょうね。
 一期一会のお話。めめんともり。さくらに断念を学ばせていたように、霙姉さんはこれまでずっと妹達に抑制を教え、動揺を鎮めつつ、万が一に混乱する妹達を守って自分一人でも動けるようにと、自分自身を最も抑制してきました。すなわちその反動がどら焼き。で、いつもその日その瞬間の覚悟をしてきた姉だから、その瞬間の連なりがあまりに尊い。
 ところで、「宇宙の塵」とはどういう比喩かしら。夕凪や虹子がおよめさん、真璃が愛人なので、霙姉さんは超ヒモ理論ということなのか。

 文月さんのオーバーニー私論。非在の在みたいな話。深い、深すぎる。ああ、この情熱をおまるに向ければ、たちまち天下をとれるのに……(御免被る)。

 こないだのベビプリ姉妹言及コンテンツ、いまじゃんじゃんばりばり加筆中。ときどき読み返すほどお暇な方には、ぼくの書き進め方を確認していただけます。タイプ分けを変更したり、姉妹各人について日記内容とからめて詳細をまとめたり。こういう考察前作業の感触はほんと久々です。シスプリ・シスプリメ・ネギま考察の成果を援用できるのも楽しい。でも本気の考察となると、できたとしても来年ですね。
2008年12月27日(土) さむさむ
 『魔界都市日記』さん(12/27)、べびプリ分析の紹介ありがとうございます。
 そのコンテンツですが、ようやく加筆修正を終えてほぼ完成。姉妹各人について最後のとこで詳述しました。これ、もっと敷衍して考察を1本立ててもいいんですけど、何か新たな主題を掲げるのでなければ別々にするのではなくここで一緒に書いちゃった方がいいかな、と。
 今回の作業を通して発見したのは、例えば星花と夕凪の違いについて。仲良しの二人ですが、性格的にわりあい真面目―かなりお茶目と違うだけでなく、男の子趣味(三国志、カンフー)と女の子趣味(マホウ)の差がかなり大きく表れてるんじゃないか、ということでした。
 ぼくのアニメ版パロディでは、長男をそこそこタフな(でも涙もろくて心に傷のある)男子として描きましたが、これはアニプリの航と対照的にするためでもあり、またこういう少年漫画の主人公っぽい男の子が幼児さんのおままごとに肩をすぼめてつきあっている光景が好きだからでもあります。だけど、女の子だらけの家族に後から参入し、女の子趣味の姉妹と交流するためには、そっちの趣味の側になるべく親しみやすい容姿・性格・能力を持っておいた方が何かとバランスがとれるのかもしれません。
 あと、うちの巡くんは、文句があれば姉妹に言い返す性格です。氷柱や麗と低レベルな口喧嘩できるのも、きょうだいの双方向的な関係というべびプリらしさを発揮するのにいいんじゃないのかな、と。

 26さんよりべびプリクリスマス。おお、これは島の大発明家が? 調和の拡大するさまが?
 『ぱねくるてでぃ』さんのあさひ絵。正直、あむないですよね高いとこ。
 なんかすごい連作が次々と。

 水野さんより、「ひも賞」っていったい(笑)。あと、その未来は魅力的すぎて駄目です。

 テレビ局の忘年会が終了し、からむ中年プロデューサーに辟易とした海晴は、物憂げにいつもの店に立ち寄り無言でカウンターにつくと、ウェイターがそっと差し出した小ブタ油マシニンニクカラメを静かに啜りはじめた。

 馬鹿話。

美 森「Word2007で、『形式を選択して貼り付け』がどこにあるのか見つからん」
らむだ「……あ、『貼り付け』の下の矢印を押すと出てくるにょ」
美 森「お、そこか」
らむだ「ところで、これっていったい何するやつ?」
美 森「つまりウェブページなどから文字列をコピペするときにテキスト形式を選択すれば、
    妙なかたちのまま貼り付けずにすむわけだ」
らむだ「……あ、ほんとだ! すごい! えうれーか!」
美 森「いや普通だからそれ。今までどうやってたんだ?」
らむだ「いや普通に、
    ウェブページから文字列コピーして、メモ帳に一度ペーストして、
    またそれを切り取りしたのを、Word文書に貼り付けてた」
美 森「それ普通じゃない(笑)なんて面倒なことしてんだ、馬鹿か」
らむだ「だからいつもブラウザとWordとメモ帳の3つが立ち上がってるという。
    あ、でもでも、その3つの間を行き来するのすごく速くなったよ」
美 森「それはまぁ訓練の賜物なんだろうが……でも無駄な能力だよね。
    おっさんが指一本でめちゃ超高速入力してるみたいな」
らむだ「あうー」

 Word2003のときはあんなに元気だった「全てを選択」のやりかたも、ctrl+Aと教えてもらいました。また一歩野望に近づいた。

らむだ「ところで、Wordで罫線崩れない方法教えて」
美 森「ぐぐれ」
2008年12月28日(日) 朝プリキュアなし
 今朝、べびプリの幼児達を風呂に入れようとする夢を見ました。よっぽど寒かったんですね(そっぽ向きながら)。

 『駄文にゅうす』さん(12/27)、『deadspace』さん『独り言以外の何か』さん(12/29)、べびプリ分析の紹介ありがとうございます。
 本格的な考察は、できたとしてもたぶん来年2月以降になるでしょうか。

 さて、世の中はすでにコミケですね。30日(火)3日目のご紹介を、お世話になったとこ関連でいたしますと、
 then-dさんの新刊ほかが、西て−03b。
 「豆満江開発機構」さんがその隣で西て−03a。
 クインテッサさん『Chaotic Extra Express』のべびプリ麗&鉄道本が東S-56b。
 今日も会場では激戦だったんでしょうか……明日も雑務です、うう。
2008年12月29日(月) 大掃除スルー
 『好き好き大好きっ』さん(12/28)、『双尾工房』さん(12/28)、『カトゆー家断絶』さん(12/29)、べびプリデータ分析の紹介ありがとうございます。
 YU-SHOWさんからの、バランスタイプの中に観月を含められそう、というご指摘は、実際そのとおりです。姉にも妹にも兄にもまんべんなさそうですし、趣味も女の子趣味ではないし。日記上で星花並みに言及度がないので、というところで一応判断しましたが、乳幼児のなかでは最もバランスとれてます。

 ご説明どもですー。しかし、ほんとにヒモなんですね(笑)。素晴らしいネーミングセンス。これ受賞させられたクラスの男子は辛いなぁ。

 さて、べびプリも2年目に突入ということで、昨年の暮れは31日まで更新されてましたが、今年はたぶんそれはなし。というのも、更新担当者がしんどいとかそういうのではなく、去年のような長男を迎えての浮ついた気分も今年は1年の日々を経てしっくり収まり、きょうだい全員が穏やかに年の瀬を迎えるのではないか、などと考えていたわけです。アニプリ第3話の当番表が第4話ではすでに無効となっていたように、無理しなくてもいい余裕がでてきたのだ、と。
 ところが、本日更新
 霧賀先生、ご担当者様、もう何と申したらよいやら。自らの浅慮を恥じつつ感涙です。この星花・夕凪コンビによる、じつに楽しそうな大掃除の姿。かたや中国棒術か槍術、かたや魔法少女のステッキという双璧の構えです。掃除用に汚れてもいい服を着てるのでしょうけど、可愛いですね。でも星花、絶対領域があむない。
 あと背後のあさひの横にある自動掃除機でしょうか、これを見て納得しました。こんだけ大人数の家庭だと、いくら女の子ばかりで綺麗好きとはいえ、幼児も多いわけだから泥だの埃だのが室内に溜まりやすいはずなのです。そのへんを補うのが、こういった機械なのでしょう。プロトロボ1号がいればきっと大活躍。
2008年12月30日(火) ゆく作品くる作品こない作品
 マリみてもひと段落ということで、感慨深くあります。グインサーガもこういうときを迎えてくれるのでしょうか。そしてレッドサンブラッククロスは(無理)。

 思いついたネタのメモ。
 アニメ版べびプリOVAを3巻分。プリプリ軍団&綿雪・氷柱、ヒカル試合&パフェ、麗初潮&初乗車イベント。
 オヤツ食い逃げをするような子供だった霙に、なぜヒカルが苦手意識をもっていたのか検討すること。
 過ぎ去った機会の疑似体験欲求。彼氏を作る暇もなかった海晴。蛍の「看護婦さん」コスプレ=お医者さんごっこ。
 考察計画。シスプリとべびプリの対比、年長者・年中者・年少者ごとのまとめ、長男について。
 こうしてネタの状態で公開しちゃうと誰かに先を越されるかも、とケチな不安が浮かびもしますが、そしたらその上をいけ自分。つか、ぼくが思いつくようなネタはだいたい誰かがすでに考えてることなので問題なし。

 こちらを拝見しますと、コミケで売ってたべびプリオフィシャルカレンダーに綿雪の姿がなかったそうですが、ということはそのカレンダー作ったのって綿雪なんだねきっと。こいつね遠慮しすぎだーぎゅーっ。

 というわけで、年明けまでしばらく更新できません。皆様よいお年を。
2008年12月31日(水) 1ねんせいになたら
 年明けてから日記更新。

 べびプリ大掃除続き(12/30)。あ、吹雪が操作担当なんだ。
 そして大みそか(12/31)。あ、あさひが……って、通常更新……。やられた。最後までやられた。

 Pomela購入。オレンジ色のにくいやつ。名前はポメラ>パメラ>ピロレージと連想して決定。美森氏にはお世話になりました。ポケットに入るので助かりますね。画面の文字サイズはうちの考察文字程度なので、ちょっと小さいけどこれはやむなし。文章全体の推敲など考えずに、ともかく思いつくままにメモるのが一番の有効利用法かしら。電車の中で読書してるときに日記で引用したくなった文章を記録しておくとか、そういうのもよさげ。でもメモ帳の自由度も捨てがたいので、しばらく併用です。

美 森「これで移動中の車内で仕事できるだろ」
らむだ「でもぼく、車内でキーボード叩いてると酔うんだよね」
美 森「だめじゃん」

 あうー。そして続けて馬鹿話。

美 森「おい、犯罪者予備軍」
らむだ「店の中でそういう呼び方はやめてえ。誤解を招くじゃないの」
美 森「じゃあ、犯罪者予備役」
らむだ「召集待ちなのか(笑)つか、それってたんなる前科者では」

 幼種合格(社会人失格)。

美 森「でだな。せっかくパソコンショップまで来たのに、パソパラとか買わんの?」
らむだ「や、そういうのはいいの。もう卒業したから」
美 森「……さっきバッグの中に、電撃G'sが入っていたようだが」
らむだ「そっちに入学しました」
美 森「退行してるだろそれ(笑)」
らむだ「いや、こう、踏み忘れていた発達段階をね、」
美 森「そんなんどうせ肛門期とかだろ。言い訳はいいから書いとけ」

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