日記
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2005年1月1日(土) 年男、思い出さないで
 優は元気です(年頭の挨拶)。
2005年1月2日(日) 食べちゃうぞ
 帰省中、姪と甥が来訪。以前は姪が人見知りでぼくを見ると泣き出しましたが、今回は甥がその段階に。夏には仲良く遊んだのにね。その甥を見る姉(姪)の目が、お前にも分かる日が来たか、という感じでなんとも微妙。
2005年1月3日(月) 食べました
 餅とか肉とか食べました。正月以外、食べる機会ってあまりないですからね。でも栄養をいっぱい摂取したときほど、かえって風邪をひきやすい罠。案の定やや鼻風邪っぽいです。

 コミケにて。見本を提出したとき、スタッフの方が考察本をチェックしながら「すごいね、これ」と呟かれ、思わず胸を反らしました。これを書くのにどれくらいかかりましたか、と訊かれて「2年です」と威張って答え、呆れられるというオチ。
2005年1月4日(火) 親にはなれない
 奈良の事件、容疑者が逮捕されて一段落(まだ結末ではない)ですが、これに関連してオタクをめぐる論議が盛んになってます。あの「フィギュア萌え族(仮)」の仕業という大谷氏の勝手な憶測がそもそもの端緒。この日記でも取り上げたオカノ氏の諸論も、これへの反論を含むオタク内部からの自己批判。最近、さらにが公開されてます。問いかける魂の熱さに心震えました。その熱さに応えるためには、「萌え」について、こちらも自分の言葉で相手に向かって語りかける試みを示さねばならないわけで。
 ぼくにとっての狭い意味での「萌え」は、ひとまず、あるキャラ・所作・情景によって、自分の心の空隙が埋まる瞬間の感覚、と規定できるでしょうか。広い意味での「萌え」は、くすぐられる感覚です。氏の掲げられた「トキメキ」と同じかもしれませんが、くすぐられる部位によって、性的な感覚にもなり得ます。

 で、このことに加えて、引っかかる話もあり。それは翌日分に。
2005年1月5日(水) またかとお思いでしょうが
 さて。大きな広がりを見せたオタク議論の中で、とくにこの場で注目せざるをえないのが『歯車党日記』(1/4)の以下の箇所です。

 さらにユーザーレベルでも、とある作品の真面目なファンが自分のファンサイトで「この作品のエロ同人誌を買うような連中はドブネズミ」と発言したところ、「エロだって立派なファン活動だ」とエロ同人誌を支持する同作品のファンにパージされるという笑うに笑えない騒動が起こる始末です(非エロの作品をエロで汚す事への罪悪感や著作権的な問題も、この類のオタクには希薄なように思えます。著作権意識に関しては、オタクに限らず若いネットワーカーにも当てはまる問題だと思いますが)。

 これって、前にも言及したシスプリファンサイト内部での事態ですよね。
 念のため申しておくと、当該引用文の前後では、オタク界で「エロと非エロが不可分な状況になってしまっている」ので、これらを単純に切り分けてオタク擁護を図れるとは思えない、という流れになっています。ぼくがここで「シスプリのエロは却下」と断定したいがためにこの文章を引用しているわけではありませんし、かといってこの引用文の内容(事実認識も含めて)にぼくが完全に同意しているわけでもありません。また、エロと著作権の問題も完全に分けます。
 では、わざわざこうやって話を蒸し返すようなことを何故するのかと言えば、一つには、ファンダムの外から・しかしオタク界の中からこの件を眺めたとき、このように見えたのだ、という一例を確認しておくため。もう一つには、今後ますます縮小しゆくと思われるシスプリファンダムがどのような自律性と発展可能性を持ちうるかを、改めて考える必要があるのではないか、と問題提起したいため。

 ぼくはシスプリをネタにしたえろ妄想も否定しません(最近、自分は枯れてきましたが)。それが成人男性による作品人気を大きく増進させていたことも認めます。しかし、もしもこれからシスプリに触れようとする人達が、その隠されていないえろ妄想を嫌って、ファンダムに入ることをためらうとしたら、それは残念なことです。これも前に記しましたし、うちのリンクページでは、18禁コンテンツの位置づけに応じてファンサイトを3つに分けてます。これ、別に警告なしサイトを否定してるわけじゃないですよ。だったらリンクそのものを止めてますから。
 また、もしもシスプリという作品がやがて記憶の片隅に留め置かれる過去の存在になるのであれば、それでもせめてシスプリの最も美しい精髄を、ファンダムの中に守り抜きたいとも思います。例えば『シスター・プリンセス・メーカー』という企画だって、原作の魂を新たな器に盛って永続させる試みでもあるでしょう。ぼくの考察は、アニメ版という特定の領域でぼくなりに見いだした作品の精髄を記録しようとしたものです。他の方々の手になる二次創作作品にも、きっとそういう願いを込められているものと思います。それは、シスプリへの恩返し、とも言えそうです。その恩返しを、もう少し自覚的にできないものか、と思うわけで。18禁作品も、そういう志あるものであってほしい。うまく言えないけど、そういう気持ち。
2005年1月6日(木) 人として(やや下品)
 お年賀のメールや絵を下さいました方々、お返事&ご紹介遅れててすみません……。

 考察本をかげろうさん12/30)や『ぬとぬとパラダイス』さん12/30)にご購入いただいたり。あるいは考察を機にアニプリ再鑑賞いただいたり。どうもありがとうございます。
 通販については、ただいま同人ショップへの委託を計画中です。

 そらもとさん(1/6)からこれについてのコメントを求められました。うわ、「飲むだけでバストアップ」とな。薬事法違反というより凶器準備集合罪、いや、いっそ「人道に対する罪」ですね(豊胸裁判史観)。貧乳は地球よりも重いんです。
 しかし「こっそり可憐さんとかが購入してそう」というのには(笑)。駄目だ可憐、早まるな。そいえば眞深が第14話でバストアップブラを所望してましたから、彼女も買うかも。
2005年1月7日(金) 花穂の誕生日
 アニプリだと、花穂も13歳。もうじき中2ですか……。

 お年賀絵・写真をいただきものページに掲載させていただきました。皆様ありがとうございます。

 韓国版ガンダム『カトゆー家断絶』さんより)を見るにつけ、ガルバンはむしろこっち系統だったかも、と感じたり。プロミストアイランドとは北の国のことだった、というネタも2chかどこかでありましたね。そうなるとマッキー像はあの像だし。あちらじゃ恋人を「兄」「妹」で呼ぶらしいし。山田はいかにもだし。
2005年1月8日(土) かれーなる
 花穂お祝い。Zoroさんこちら)や26さん氷室さんや、多くの方々のを拝見しつつ(『BRAINSTORM』さんにてリンク集)。
 ONAさんこちらが、キャラコレの内容を踏まえつつ、成長しゆく花穂の心の揺れがまざまざと。お見事です。
2005年1月9日(日) えあーえあー
 アニメ『AIR』を鑑賞。美森氏さんくす。DVD買います。これ素晴らしい。
 第1話ということで、ヒロイン3人全員登場して観鈴ちんのあの言葉も語られるという、きっちりした導入部。何と申しますか、観鈴ちんが、生きてる。動いてる。絵もきれいなんですが、それ以上に、ちゃんと「らしく」動いてる。ポテトがかなり不気味でしたが、それもまたある意味正しい。美凪さんのシャボン玉が完璧。そしてみちる。ああみちる。病気再発。声が『D.C.』のさくらの人なので、このまま桜の木が大変なことにっ的雰囲気ですが、なんですかこの懐かしい世界は。5年前に戻れた気分です。夏としてあまり暑そうでないのがやや気がかりですけど、これも大八車話のあたりできっと描写されるに違いない。ともかく、最大級に期待する作品です。ゲームやってない人には省略がきついかもしれませんが、そういう人は今のうちゲームをクリアしておくべきです。

美 森「これは、Kanonアニメを越えただろう。」
らむだ「同意。そしてONEアニメも。」
美 森「そんなアニメは存在しない。」

 意志堅固。
2005年1月10日(月) どっかんゆばり
 どれみナイショ第4話。チャイドルとしての地位を確立した、つまり幼い日の夢を実現してしまったおんぷが、現状に迷い、新たな一歩を踏み出すまでの日々。ほとんどおんぷだけで話が進んでいきます。個々人の問題を乗り越えるときに、仲間達がこれだけ関わらないというのは一見どれみ作品っぽくないのだけれど、どっかん本編のラスト数話ではやはり彼女達は自分のみの意志で壁を越えていて、その1年前だって既にそれだけの強さをもった女の子だったのだな、と再認識。おんぷは立場的にとりわけその時期が早いのでしょうけど。エミの『蝉時雨』をふと思い出させる、そんなお話でした。

 ところで初回限定版ということで今回はハナちゃんのペーパークラフトがついてきたのですが。

らむだ「おむつパーツはついてなかったにょ。」
美 森「お前、そんなんばっかだな。」
らむだ「このことをIRCに書き込むべきかどうか、迷っておりますが。」
美 森「書いとけ。みんなスルーしてくれるから。」
らむだ「がーんっ。そ、それはあまりにも……。」
美 森「黙ってハルンケア飲んでろ。」

 相変わらず、尿の悩みでお困りです。ちなみに、本当にスルーされました。
2005年1月11日(火) 市庁舎で暴れたこともある
 考察本の通販委託先が決定したので、さっそく発送しようと思ったのですが。20冊入れた段ボール箱が重たくて持ち上がりませんでした。いや、持ち上がらないことはないのですが。彼方のコンビニまで、どうやって運んだらいいのか。しかも雪降ってるし。
 「冬コミ時に使ったキャスターはどうした」とご指摘の方には、もちろん帰省のさい自宅にそのまま置き忘れてきました、とお答えいたします。あと、ぼくは非機械化ユニットです。
 委託通販の詳細は、先方に登録されてからということで一つ。

 ゆっこさんとくそんさんとは無関係に、D&Dサプリメントの『フォーゴットンレルム・ワールドガイド』を読む。ところで初心者向けには『ファイティングファンタジー』とか『モンスターメーカーTRPG』とかは駄目ですか。簡単すぎますか。
 フォーゴットンレルム、というと思わず「A」D&D、と連想してしまうぼくは赤箱世代。本の内容はおおづかみの世界設定(といっても相応に細かい)で、最初はどうもしっくりこなかったこの世界が次第に降りてくる久々の感覚。やはり、より小さな地域のサプリメントが急ぎ望まれるところですけど。
 ただ、「月海」の北岸にある「フラン」という地名を見て、ここだけはかなり具体的な像をすぐに得られました。昔、『プール・オブ・レイディエンス』という5インチFDのAD&Dゲームがありまして、その舞台がこのフランだったのですね。旧市街地を少しずつ探検して秩序を回復し、あちこちに旅して冒険のネタを発見し、とまあ典型的なRPGなのですが、NPCの反応が意外にも豊かだったり、作戦を色々試せたりと、わりと自由度が高いので何度遊んでも飽きない佳作でした。いまのPCゲームに比べればグラフィックなどは当然比べようもないですが、ゲームとしてはどうなのかなあ。
2005年1月12日(水) クロールできず(大人向け)
 水泳の息継ぎについての質問への応答2で、うちの衛話考察がリンクされてたんですが、はたして参考になったのでしょうか。ボブ・スタンバックス先生、ご指導お願いします。

 昨日の話題から、えろえろなTRPGという話から『Pretty Troopers RPG』(18禁)を思い出しました。

 架神恭介さん『完全パンクマニュアル』が、いよいよ1/26発売とのこと。前にも紹介させていただきましたが、ついに。楽しみです。
2005年1月13日(木) くらなど感想とか
らむだ「いやー、『AIR』すごいわ。」
美 森「だろ。」
らむだ「もう、何もかもすごいんだけど、一番は、」
美 森「いたる絵キャラが動いている。」
らむだ「それだっ!」

 失礼しました。しかし、ほんとに動いてるし、顔が横向いても斜めでも崩れないというのは素晴らしいことです。ぼくが馴染んでしまっているだけかもしれませんけど。

 というわけで、久々に鍵づいておりますこの頃。勢いあまって『CLANNAD』感想など書いてみるテスト。いや、時宜を逸しているうえにネタっぽい書き方で申し訳ありませんが……。ゲーム感想を更新するのもえらい久しぶり。
2005年1月14日(金) からくり
 あまのさんトップにて、ローゼンメイデン真紅絵。この作品、まだ観たことないのですが、IRCでも煽られてDVD買いそうな塩梅。あちこち見るにつけよさげです。

 その日記1/13分にて、考察本ラフと挿絵について語られてますが。最初に「考察のここを絵にして」などと注文をつけてなかったので、ラフではあまのさんのシスプリ解釈&考察読解のありようが如実に示されてて、とても興味深かったです。そこにはぼくの考察の影響も含まれているわけで、にもかかわらずぼくのイメージとはやや異なる妹達の姿がそこに浮かび上がっているのを拝見したとき、一方では修正事項として細々とチェックを入れつつも、他方では「ああ、こういうふうに鑑賞され、読まれたのか」と、自分とは違う視点に出会うことができました。
 以前IRCにて、確かMK2さんとあまのさんが、作品を立体視することについて会話されてたような。一つの作品を複数の人間が語るとき、その視点の「ずれ」こそが、作品を立体視させ、生きているように感じさせるのだ、と。ちょうどそういったことを、ぼくもこのラフから感じたわけです。
 もちろん「まだまだ甘いっ」と先輩面もしたくなったわけですが、しかし絵を描けない自分にとり、やはり絵師というのは何ものにもかえがたいのでした。だって、こっちが百万言費やす内容を1枚の絵で表現したりするんだもん。
 しかし、あまのさんのテキストライターに対する姿勢も徹底してますが、それを真っ向から受けとめてきてる文月さんも凄い。あと、そのあまのさんが考察を言葉で批判されたら一体どうなるんだろう。

 架神さんが『完全パンクマニュアル』発売記念としてネットラジオを本日23:00から始められる模様、皆様どうぞ。カレー日記でおなじみの辰巳さんも登場されるそうですが、果たして遅刻しっぱないということにはならないのか。はらはら。
2005年1月15日(土) 共通一次
 あまのさんの日記より、扉絵本描きや「萌えポーズ」などについての話。
 「ランダムストライプ」は、一目「現代教養文庫」とかいった連想でした。中学生の頃をしみじみと。白黒と色彩についてはゲーテが『色彩論』の中でそんなことを語っていたような。きっとあの大豪もミップルに出会っていたのでしょう(違)。この鞠絵の姿は、背中から冬の夕陽に照らされているのだと分かります。兄が帰った後の療養所の窓辺。
 このようにあまのさんが激務の中ハイペースで絵を描かれている間、ぼくはといえば、気鬱に入って追加分補論もろくに手つかずのままでした。今思い返しても申し訳なく。

 ところで、ご指摘にあるシスプリ公式・非公式の「基本的に媚びたポーズ」について。
 これ、確かにぶっちゃけ「オタ絵の文法どおりの様式物」が多いのかもしれませんが、しかしシスプリの場合、それだけで断罪してしまえるものでもないと思います。というのも、キャラコレ挿絵考察でも記したことなのですが、これらの妹絵の多くは、兄の前での姿を描いているからです。つまり、兄に可愛いと感じてもらえる、さらにはそう言ってもらえる、そんなポーズをついとりたくもなるというのがこの妹達の可愛らしさでもあるのです。それが何故「オタ絵の文法」通りなのかはまた別問題ではありますが、実際に企画が連載されている雑誌が我々オタ向けである以上、その仕草には一定の合理性・有効性があると認めていいのではないでしょうか。あまのさん自身もそのことは暗示されてますけれども、それがただ「オタ向け」ということだけではなくて、兄に対する妹達の感情をそこにまず看取したいのです。

 そらもとさん(1/13)から、芥川賞作品が「ロリコン小説」との情報。『しろはた』トップ1/14分を読むと、これはなかなかやばげな……。
2005年1月16日(日) 考察本通販委託開始
 というわけで、考察本通販ですが。エルエルパレス様にお引き受けいただきました、ありがとうございますー。直リンクはこちら。あるいは、トップページから、「通信販売」>「一般向け商品」で。または上方の「商品検索」で「くるぶしあんよ」と入力ください。
 「※十分と思われる在庫を用意しております。」とありますが、20部ですのでご利用の方はぜひお早めにどうぞ。もし売り切れたら追加請求もあるのかなあ(まだ残部あるので)。いや、とらぬ狸のなんとやら……。
2005年1月17日(月) 扉絵感想掲載
 さっそくご購入いただいております考察本、ありがとうございますー。なお、この通販委託分ですが、冬コミでおまけにつけました「扉絵感想」のパンフが挟まっておりません。ので、そのpdf版とhtml版をアップして考察本ページからリンクしました。もしよろしければご覧下さいませ。
 pdf版ですとB5で4ページです。ほんとはもっと長々と書きたかったのですが、B41枚二つ折りでおさまるようにしました。でもこの感想、絵師のあまのさんに喜んでいただいており、わずかながら恩返しができたかな、と。一昨日に記したシスプリ絵についてですが、あまのさんの絵がシスプリ絵として絵師の意図を実現しているということを、言葉で表してみたわけです。

 その日記内容について、『ゆでたま』さん(1/17)から反応いただく。シスプリファンの4割が女性という話とか、こちらが忘れていたことを指摘されていて、なるほど。シスプリメに関しては全く同感です(ただし、アーキネオシスターという限定つきですが……この区分予定も今後どうなりますか)。

 アニメ版『AIR』第2話。以下ネタバレ。
 観鈴ちんが「にはは、にはは」と走るアバンタイトルで涙がこみあげる。ぬいぐるみの腕をおいっちに、とか、それはもう胸が熱くなってしまって御飯が食べられない。この観鈴ちんは、確かにあの夏に生きている。川原で往人と水遊びしてしまうのは、彼女の願いの断絶具合からしてちょっと勇み足なアレンジなのだけど、でも海じゃないからまだいいのかな。そしてポテト。ああポテト。本当に気味悪い動きで大満足。あと、学校であの3人にまさか遭遇するとは思いませんでした。しかも声優そのまんまだし。
 観賞後、美森氏と絶賛合戦開始。ともかく、この短い放送時間に、よくもまああれだけの内容をあんな速いテンポで盛り込めたものだと感心しあう。その見事な詰め込みようの結果、前半部での晴子の言葉と、後半部での観鈴ちんの言葉は、やや露骨に対照されすぎているのだけど、そんなことはもはやどうでもいい。

らむだ「最初の4話でどりーむ編やっちゃって、
    最後の4話でそれと全く同じ構成でえあー編やったりして。」
美 森「うわ、それやったら神。」
らむだ「そして、しのさいかちゃん萌え&みちるにのしかかられてぇー。。」
美 森「どうせそうだろうと思った。」

 あれは卑怯でしょうよ(大喜び)。遠野さんのお母さんもこれまたお若かったですが。
2005年1月18日(火) 売り切れ御免(暫時)(確定)
 よつばねぎさん、通販委託の紹介ありがとうございます。

 ところでその考察本通販委託ですが、以前お伝えした『エルエルパレス』サイトから、今朝がた情報が消えました。……え。販売上の問題があったとかサイトの管理ミスとかでなければ、売り切れたということなのですが。まじですか。実質2日間で。だから60部発注しとけと(無理)。
 というわけで、委託分の通販は終了しました(爆)。いや、追加発注がかかればよし(まずなさそうですが)、他の委託先を探すもよし。最後の手は前回同様に自分で通販するまでですが。購入希望の方、申し訳ありませんがひとまずお待ち下さい。

(追記:いや、やっぱりたんにサイトの管理ミスかな……。)

(再追記:ほんとに売り切れだったーっ。いま追加発注のメールいただきましたっ。というわけで、もうちょっとしたらまた通販可能となりますので、よろしくお願いします。)

 ダーラグの塔、確認しました。ってまたえらい場所を探検されてますね。レルムの本は、最近枕元に置いて寝る前に読んでます。たまに夢に浸透してきて不気味楽し。

 FFは、結局パラメータが3つしかなかったはずなので、わりとすぐに飽きるかも。ゲームブックを渡すというのは確かによさそうですね。
2005年1月19日(水) 広がる感覚
 『while』さん1/18)、考察本ご購入いただきありがとうございます。ぜひ読んでくださいませ。そして睡眠時間を削ってくださいませ(鬼)。
 なお、表紙はかなり傷つきやすい模様です。あまのさんお薦めのカバーホルダーCH-09などや、掲示板にてアニマ・アニムスさんご提案のトレーシングペーパーなどで保護してください。後者の案は可憐が透けて見えるというご指摘で即時採用されました。可憐のあんよが透けすけ。

 追加発注分の発送はもう少し遅れますので、お待ちの方はすみませんが今しばらく。

 夏に初版本を買ってくださった方が、改訂新版も購入してくださったり。二度も出費をお願いしてしまい、ありがたくそして申し訳なく。また、そもそも初版本を買ってくださった方にとっては、改訂新版まで待てばよかったという気持ちにさせてしまっているかもしれず。ひとえにぼくの責任であり、ほんとにお詫びのしようもありません。値段も違うし(初版本では大きく赤字、改訂新版ではほぼトントン)、新規補論については後日フォローしようと思ってますが、それでもやっぱり不平等感というものを自分でも否めずにいます。だけど、言い訳になるけど、夏の皆さんのお力添えがあればこそ、こうして改訂新版を出すことができました。また新たな方々の手にとっていただけるようになりました。そのことに、心から、という言葉も陳腐なのだけれど、お礼を申し上げたいのです。考察を読んでくれる人がこれだけいるんだ、アニメ版シスプリが好きな人がこれだけいるんだ、って感じたとき、ぼくは嬉しくて泣けてきます。多くの方々の善意のうえに、ぼくの考察本もサイトも存在しています。その恩返しを、また別のかたちでしなければ、と思います。

 仕事もだけど。
2005年1月20日(木) 真紅のおてて
 『ローゼンメイデン』DVD第1巻をついに買ってしまう。IRCでさんざ褒めまくられていたこの作品ですが、そうなると一応こちらも構えてみたりしつつ第1話。そう簡単には転げないぞ。

 ぺちっ。(ごろごろごろごろ)

 全く簡単でした。
 なんかこう、自分のほっぺたに温かさが伝わってきましたよ。素晴らしきかな体感アニメーション。あとはこのへたれ主人公がいかにして立ち直っていくかが楽しみですね。アニプリに似ている、というのは確かにありました。アニプリの場合、やはり第1話でまずつまづきながら可憐の登場で一気に没入したのですが、もしあの話で亞里亞の「ぺちっ」で始まったなら、ぼくは今ごろ兄やになっていたかもしれません。
2005年1月21日(金) あれこれ
 『まるたぁ小屋』さんにてご紹介いただく。通販はもうちょっとお待ち下さいませ。『while』さん、お楽しみいただき嬉しいです。『ゆでたま』さん(1/20)のとこにも届いた模様。そしてびいやにはおかげさまで。完売までには、もう1回分の余裕がありそうです(謎)。

 風邪ひいて熱が出て自分の行動がおかしくなってるのですが、普段も相当なのであまり変化してみえないようです。

 ハルヒを映像化するなら、アニメより実写がいいですね。ヒロインのオーディションでは、参加者全員、ペリカンみたいな口つきになってもらうのです。そのときの表情にどれだけ味があるかで、作品の評価が決まります。

 味はわはーで決まります。

 夢のクレヨン王国。シルバー王女がクレヨンはさんで「ぞぉーさん」とぷらぷら。夢です。

 夢のクレオン王国。アンティゴネーが萌えキャラです。
2005年1月22日(土) めでぃーく
 風邪で声が出ません。そんなときにNHK教育のCCさくら再放送では、友世ちゃんが声を奪われるの巻。
 はにゃーんとしながら、布団にくるまって映画『ブラザーフッド』DVD鑑賞。韓国戦争映画なのですが、あまりの熱さに男泣き。コマンドマガジン誌でも絶賛されていただけのことはあります。兄弟の愛憎がびんびんと伝わってきて、佐藤大輔の『征途』を映画化したとしてもこれの真似にしか思われないかもしれない、と感じました。いや、どっちがパクリとかそういうんじゃなくて、同じ魂を物語の中に受けとめたということです。
 病人が見る映画でもないですか。

 明日には考察本追加発注分がエルエルパレスさんに届くので、うまくすれば再び通販可能状態になるかと思われます(もしかしたら明後日かも)。
2005年1月23日(日) 再入荷
 考察本、エルエルパレスさんに再入荷(トップから「一般向け」へ)。うちの広告ページからも再びリンクしました。今回発注分は30部です。皆様、よろしくお願いいたします。

(追記:商品への直リンクは問題ありとのことでしたので、切りました。失礼しました。)

 風邪、ぜんぜん治りません。
 咳に苦しみながら朝番組視聴(それがいけないのでは)。デカレンジャー、危機的な来週へ。ブレイド、カタルシスのないまま終了。プリキュア、来年度の新キャラがわりといいかも。
 将棋は、橋本4段残念でした。すぐ終わるかと思いましたが、よく粘ったというか。

 あと、近々サイト移転します。
2005年1月24日(月) まだ遠くにある
 昨日の商品直リンクの件ですが、完売後に購入手続きできてしまう罠があるらしく。もしも以前に、うちからの直リンクを辿って購入手続きできたのに、あとで購入不能と伝えられたという方がおられましたら、それは委託先ではなく完全にぼくの不手際によるものです。ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びいたします。
 今回はさすがに部数が多いので、まだまだ大丈夫そうですね。そらもとさんのお手元にも無事届きそうな塩梅でよかったです。(夏のこともあり、ちょっと心配してました。)

 本がちゃんと届いて、その本をお読みいただけることの、ありがたさ。
2005年1月25日(火) あの海
 郵便局に行って『魔法の笛と銀のすず』を2冊受けとる。うち1冊はらむだの分。封筒を抱えて小雨の中を歩けば、澄んだ鈴の音がかすかに響く。
 帰宅後、ページをめくりながら、ノヴァーリスの日記などを思い出す。リルケはちゃんと読んでいないもので。美しく繊細な文章の数々。
2005年1月26日(水) 漫画版とか
 2chのアニプリ板にて、森嶋プチのリピュア漫画版での妹達の登場機会が話題になってました。改訂新版に追加した補論(リピュア漫画版・ゲーム版について)の中で、漫画版における各妹の登場コマ数を調べてますので、これを転載します。(数字はおそらく、数え方によって多少変化します。)

可 憐:99
花 穂:144
 衛 :179
咲 耶:98
雛 子:74
鞠 絵:72
白 雪:48
鈴 凛:145
千 影:60
春 歌:129
四 葉:102
亞里亞:181

 ご覧の通り、上位は亞里亞、衛、鈴凛、花穂。下位は白雪、千影、鞠絵、雛子の順です。
 この原因は、まず、リピュアAパートのうち漫画化されたのが第1話(可憐)、2話(花穂)、3話(花穂)、6話(衛)、7話(亞里亞)、9話(鈴凛)、12話(咲耶)のみであること。このうち第12話はもともと咲耶というより年長者メインであり、しかも漫画版では年少者にも大きく焦点づけられていること。この年少者への傾斜は作品全体に通じてなされていること。などです。
 しかし、メイン話が消された千影は必然的な結果としても、白雪はいったい。千影は第1話と最終話しか登場しておらず、白雪は7話中5話に(ほんのちょっとでも)登場してるのに。一方、春歌はメイン話がないのに7話中6話に登場して驚くべき数字をたたき出しました。このへんの差をみるにつけ、「全話描いてほしかった」と言いたくなる気持ちも分かります。

 といった話も新規に掲載されている考察本、ぜひ皆様のお手元に(宣伝)。
2005年1月27日(木) 移転
 というわけで、しばし日記が変になってましたが(内容はいつも変ですが)、この間にこっそりとサイトの移転が完了しました。美森氏、どうもお手数かけました。移転と言ってもurlなどは変更ありませんので、リンクの修正はしていただかずとも大丈夫です。でもカウンタは若干減りました。あうー。
2005年1月28日(金) 1日遅れ
 そらもとさん1/26)のとこにも無事届いたみたいで、何よりでした。

 デンセンさん新刊。あのアニプリ二次創作がついに本に。

 こっそり移転の結果、前に使ってたアクセス解析が利用できなくなりました。あうー。

 相変わらずスパム多いのですが、

「かわゆ〜いパジャマ姿で失禁」

 というピンポイントな攻撃がきました。だ、だまされないぞ。
2005年1月29日(土) 成長物語とか
 いずみのさん『指輪世界の第二日記』さんflurryさん、そしてまたいずみのさんの議論。『カンフーハッスル』は観てないので、あくまで次の諸点に関して。

 まず、師匠と弟子について。こういった物語の中で師匠のうちに弟子がとらえるものは、その特定の技芸における超絶した習熟度と、人としての生き様。個別性の中の普遍性。弟子は師匠とは違う背景をもっているのだから、当然その生き様は師匠と異なってくる。でも、異なりながらも、時には対立しながらも、そこに通じ合うものがある。それは技芸の頂点を求める者同士だからこそのものであり、また、ともに自分の全てをその生き様に込めている者同士だからこそのものでもある。人としてのかけがえのない何かを、たとえ対立し合おうとも共有するという関係は、他にもライバル同士に見出される。その志や情意は、確かに指摘されている通り、師弟関係のみならず様々な人の交わりの中で受け継がれていく。それが有限な個体のつながりの中で生きる永遠のあかし。これってつまり、プラトンの『饗宴』で語られるエロスの姿ですよね(「知」に限定されるけど)。

 物語から現実へということについては、『うしおととら』の電車内での話を思い出します。自分の存在意義を見いだせない青年が、うしおの姿を見て、「ああなりたい」と勇気を出す話。やがて彼は学校教師になっていたみたいですが。「ヒーローにはなれない僕たち」というよりは、「ヒーローとともにある資格を自ら示した仲間」ということであって、その自負心には「(身の丈に合った)」という言い訳はまだ挿入されえないのでは。

 『少林サッカー』のラストでみんなが少林寺してるのは、この作品では上述の「人としてのかけがえのない何か」=少林寺(少なくとも主人公達にとっては)なのだし、「少林寺なサッカー」によって打ち倒されたのが「権力下の卑怯なサッカー」であるという対立構図の中に、目的と手段を一致させてしまう仕掛けを見て取ることができる。ここでは師匠はすでに亡く、代わりに敵をおくことで師匠の情意はそのまま継承されているっぽい。

 あと、『ジャイアントロボ』アニメ版の話。あの作品の根幹には、父(フォーグラー博士・草間博士)の意志を受け継ぐ子(幻夜・銀鈴・大作)という主題があって、そこにはやはり情意の継承をめぐる問題が横たわっている。だから、凄まじい能力を持つ大人達がなぜあれだけ大作というただの子供に期待するかといえば、そこには、この未来を担うべき者に、自分達も誰かから受け継いできた意志や人としての何かを継承してほしい、そしてそのうえでいま自分達も当事者である問題を解決する糸口をいつか見出してほしい、という先行世代のわがままな・しかし切なる願いが込められている。そのためには、ジャイアントロボという物言わぬ遺産を通じて、父の想い(と大作が理解するところのもの)をもう少し丁寧に描く必要があったと感じるけど。
 このへんは、長谷川裕一が『鉄人28号』漫画版で、正太郎の気概を男として認め、その純粋さを守ってやろうとする村雨の姿を通じて、まっすぐ描いている。
2005年1月30日(日) 日曜朝
 デカレンジャー、最終話に向けてついに大ピンチ。デカ魂というものを存分に見せつけられそうな塩梅です。この勢いってゴーゴーファイブ以来。ということで、次のマジレンジャーはタイムレンジャー的と予想したり。

 ヒビキ。第1話ののっけからミュージカルでのけぞる。他の映画作品などと似ているそうですが、知らないのであくまでこの話のみの印象で「あほだ」と喜びました。仮面ライダーならざる少年の視点で描かれる、というのはライダーの悲哀や意志を外部(ゆくゆくは身近な他者)から描く、ということか。子供から見た大人というものの姿を、そこに期待したいと思います。

 プリキュア。最終話ということで、きっちり終わったというか、ともかく終わったというか。どれみでは魔法の世界が日常世界と重なり合っていて、その接点があちこちに露出していた。だから、級友もMAHO堂に来られたし、おジャ魔女であることと小学生であることが折り合っていた。でもプリキュアの場合、両世界は乗り入れができず、プリキュアであることと中学生であることは基本的に相容れないままにあった。「光の世界」の曖昧さが最後まで気になった作品でした。
 たとえば、先輩達の卒業という「終わり」を迎えること(それは「始まり」でもあり、絆を結び続けることでもある)と、ジャークキングらによる「終わり」との違いを、どこかで描くことはできなかったものか。
2005年1月31日(月) 幼女は薔薇のかほり
 『ローゼンメイデン』第3、4話を観る。

 第3話。雛苺の寂しさ。第2話でそのわがままっぷりは反省させられたのだけれど、でも根本にある孤独はなんら変わっていない。その寂しさが雛苺の口から語られ、ジュンに届くとき、寂しさを絆にしてジュンの心が開く。これを受け止めて自ら外へと歩みでようとしたジュンだからこそ(姉に命じて買ってきてもらうこともできたのに)、偶然に巴と出会え、彼女との閉ざされていた関係を開くことができた。前話でまだ家に閉じこもっていたときの二人の会合と、それはあまりにも異なっている。

 第4話。翠星石の声が可憐なので、その毒舌っぷりがまた心地よいわけですが、予想してたよりも大人しめだったかも。それともこれからが本領発揮でしょうか。そして翠星石を叱るのりも立派。ジュンの心の世界はいかにも冷え冷えとしていて、でもそこにいのちの輝きが消えてはいない。ねじれてしまうこと、そのねじれを知りながら直せずにいることは誰にでもあることで、そのときにそばにいてくれる人の想いは、そのままでは伝わらない。のりに素直に感謝できるまでにはまだ遠く。最後の、テープをぺりぺりはがしてこっそり寝床に戻り、ふたにはさんだ服をしゅるっとひっこめて「……ふん」。ああ。可愛い。これって同時に、ジュンの側からも垣根が少しだけ取り払われているわけで。何気にアニプリ第3話。

 人形達の性格は、どれもジュンの心の一部を映し出す。それぞれの一部はつまるところ誰にだってあるものなのかもしれない。だけど、その人形の姿が、ジュンにはジュンだけの息づかいで、染みこんでいく。もしもぼくのところに彼女達が訪れたなら、ぼくは彼女達のうちに、何を見出すのだろう。
 というわけで、基本的に雛苺萌えー(結局それか)。いや、雛子のアニプリ第4話を思い出しますよ。『マジカルヒナ』の最終話を思い出しますよ(脳内視聴で)。「おなじ」であることを幼女に告げられたとき、相手はもはやその子とともにあるしかないのだし、その子を背負うしかないのです。雛苺のあの絵でちゃんと何か分かるあたりも、ジュンは素質十分です(何のだ)。次の第5話では翠星石と雛苺がかなりはっちゃけそうなので楽しみです。ケンカですケンカ。アニプリでは生じ得なかったこのイベント。
 というわけで、文月さんの感想に現時点で賛成です。

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