日記
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2004年12月1日(水) ゆるゆる
 また日記を溜めてます。取り急ぎ、各所巡回。
 Zoroさんトップに鞠絵お着替え。
 ONAさんトップから「マモルです」シリーズ。
 そして、あの暴力と戦慄に満ちた恐ろしくも素晴らしき二次創作『システリック深海』の、『設定資料集』がついに冬コミ登場です。

 氷室さんはお休み中なれど、日記の方ではお元気そうで安心しました。
2004年12月2日(木) 厳しいでやんす
 馬鹿話。

らむだ「最近、女の子を狙う事件がまた多いなあ……。」
美 森「次はお前の番だな。」
らむだ「しません。怖がらせてもいけないから、近寄らないほどです。」
美 森「なかなか分かってるじゃないか。」
らむだ「そりゃ、年季が長いからねえ。」
美 森「いばれたことか。」
らむだ「あ、こんなのどうだろ。幼女を追いかけていたらつまずいてしまい、
    起きあがったらシャツに幼女がぴったんこ。」
美 森「ド根性幼女か。」
らむだ「男の意地を、」
美 森「違うもの見せそうだ。」
らむだ「『教師生活25年、』」
美 森「その連中の事件も最近流行だよな。」

 「土管状ガエル」というネタのえろまんがもありました。
2004年12月3日(金) あれから
 プロミストアイランドもあれから3年だから、例えば可憐はとっくに高校を卒業してるし、入れ替わりに鞠絵と四葉は高1の冬、衛は中学卒業目前だったりする。雛子でさえ小学校の中学年で、末っ子ゆえの甘えんぼは変わらないとしても、あの頃の無邪気さはずいぶんと消えてしまっているかもしれない。
 航は大学1年目をどこで送ったのだろうか、やはり島でなのか、それとも一度は外に出てみたのだろうか。鈴凛はあと1年ちょっとで高校卒業、いよいよアメリカに留学するのだろうか。メカ鈴凛がなおもあれこれ失敗する横で、今もプロトメカが見守っているのだろうか。
 山田は、冬休み中のケーブルテレビアニメ特集に、バイトの時間が重ならないよう熟考中。

 今年も、島の冷たい風にのって、オルゴールの音が空にのぼる。
2004年12月4日(土) 考察本再来
 というわけで、『アニメ版シスター・プリンセス考察大全』、再版決定。詳しくは宣伝ページをご覧下さい。

 もはや「再版」ではなく、「改訂新版」です。まさか同人誌でそんな表記をすることになるとは思いませんでした。しかも、とうとう400ページを越えました。校正刷りも圧巻です。文章ではリピュア補論が新規に1編追加されましたが、何よりすごいのはグラフィック面。
 表紙絵師天野拓美さんの手になる美麗扉絵・挿絵が、なんと40枚も新規掲載されました。叙情豊かなそれらの絵に、考察内容の補完を越えてさらなる新たなイメージを喚起されることうけあい。9月以来のあまのさんの獅子奮迅ぶりたりや、ご自身の日記にてこれから語られていくことと思いますので、そちらも皆様お楽しみに。(最初のあたりは既に。)
 なんとなく、天広・公野の原作者コンビと同じく、天野・くるぶしコンビといった風味。

 この改訂新版については、『Script Life 千夜一夜』のカゲロウさん(12/2)に早速ご紹介いただきました。ありがとうございますー。夏は残念でした、今回はぜひ直接お手にとっていただけますように。

>「いいから黙って俺の話を聞け。そして妹達を愛せ」という感じ<違

 いや、あってるので(笑)。

 また、このたびも冬コミにて『MFRI』さまに委託頒布をお願いしております(30日、東エ−21a)。毎度お世話になってます(礼)。
2004年12月5日(日) 事行
 プリキュア。な、なびさーっ(鼻汁すすりながら絶叫)。ほのかの手が手が。孤独は死。それは、あの3人の策略によるものだけではなく、ほのかの心の底にある寂しさが具現したものなのではないか。それでもミップルを励ましながら、他者へと意識を向けながら、ほのかはじっと耐える。動かずに。いや、動けずに。動けないのは、その孤独が彼女とともにあるから。
 なぎさは動く。自分のために、そんなの当たり前じゃない、と。相手のことを思いやるのだって、結局は自分のため。そんな理屈で立ち止まらず、なぎさは、そんな当たり前のことを貫いて、本当にほのかのもとへとたどり着く。電車の中に碇シンジはいない。憤りはアスカのそれとは違う。
 ほのかにやっと出会えたときにも、なぎさはまずその膝にしがみついて泣き、「よしよし」などというほのかの安逸さにまた憤り、そして再びほのかを心配して泣く。心細さまるだしで、恥も外聞もなくほのかに甘えるその姿は、ほのかに過剰な「ありがとう」を言わせない。だから、ほのかも、なぎさの頭をなでながら自分の孤独を消し去って、この子供のような親友に、そっと甘えることができる。
 そういえば、たこやき屋の前で他の二人に呆れられていたけれど、ほのかは自分だけ特別扱いだったり、他の普通の女の子と違っていたりすることに、それなりに敏感で、でもどうにも変えられない。だから、そんな自分になぎさらしくつっこんでくれることで、「…いじわる」なんて甘え方もできるようになった。
 相手のキックを利用するなぎさの戦闘勘。二人で見せるコンビネーション。前回の夢の中でもそうだったように、今回の悪夢の中でも、二人の手は離れながらつながっている。アクションシーンに作画力をつぎ込んで、この、確かにやや気ぜわしいながらも心ふるわせる一幕が完成した。
 来週はこれまたなぎさの泣き顔が……! ああああああああ(テナーで絶叫)。

 Jチャンピオンシップ、浦和ひとまず残念賞ー。横浜の河合はお見事でした、次の試合ではあのようなプレイを浦和の選手ができますように。
2004年12月6日(月) 戦闘準備
 よつばねぎさん(12/4)、『Your tut-tut is by design, (´・ω・`)?』さん12/4)、考察本のご紹介ありがとうございます。
 本多由亨さん『四薔薇会』(東P-34b)にて、夏に引き続き今回も委託頒布していただけることになりました。よろしくお願いいたしますー。
 夏に部数が足りなかった反省から、今回は100部以上用意しております。売り切れるということはまずないと思いますので、皆様ごゆるりとお買い求め下さい。でも売れ残ると荷物が致死量になるので、どうか助けて下さい(弱)。

 Zoroさん12/5)から、姉よりも妹の方が背が高くなるという話。あー。うちは兄・妹でどっちも小さいんですが、同性だとそういうこともあるのかな。
 アニプリでは、年齢順に並べると、可憐(148)・咲耶(159)・千影(157)/白雪(140)・鈴凛(152)・春歌(156)/鞠絵(148)・四葉(149)/衛(150)/花穂(143)/亞里亞(139)/雛子(132)となりますから、高学年では同じ年齢でも相当の開きがあるし、そもそも小学生の衛がかなり背が高い。
 リピュアAパートでは、年長者が咲耶・鞠絵・千影・春歌、年中者が可憐・白雪・鈴凛・四葉、年少者が花穂・衛・雛子・亞里亞。こちらはわりと身長順になってるけど、やはり鞠絵や衛のあたりで逆転してる。なるほど。
 そいえば『マジカルヒナ』で鞠絵と衛を姉妹にしたのも、そのへんのずれ(と性格の組み合わせ)を捉えたかったからのような。

 こないだ話題になった大谷昭宏の「フィギュア萌え族」という記事ですが、それならばこの大谷記者の萌えフィギュアを作っていじってあげるというのが、「フィギュア萌え族」としてのせめてもの情けかもしれません。って既出かしら。

 ゴジラ映画、こないだは各所の映画評から「こりゃ駄目か」と思ってましたが、manieraさんBeeさんの感想を読んで、「あれれ逆ではないか」とびっくり。そして、その視点・楽しみ方にさすがと納得。こないだは失礼いたしました。やはり観てみなければ分からない、というのは、前にもステルヴィアで感じていたことでした、反省。
 ……はっ、するとデビルマンも!? (それはさすがに)

 ここのところ久しく更新していなかったシスプリメページなどに手を入れる。シスプリファンサイトもあちこち閉鎖したり方針変更したりと、時間の流れが確かに感じられます。じつはうちも純正シスプリファンサイトではないのですが(えー)、止める気になるまではまだまだ続けていこうと思います。
2004年12月7日(火) まんてこあ
 『■ちぇき。■』さん(12/6)、考察本の紹介ありがとうございます。今度こそ、ぜひお手元に。

 ゆっこさんから、ゲームブック話など。ああ、懐かしのソーサリー第1巻再版。がんばって呪文覚えたよ。
 これ改訳だそうで、リンク先の諸感想はみごとに賛否両論。しかし、浅羽莢子氏に対して「ファンタジーの知識がない人が訳したとしか思えない」と言えるというのは、ある意味立派です。ゲームブックはもちろん、タニス・リーやマーヴィン・ピークの作品翻訳も、いまや知る人ぞ知るなのでしょうか。いや、『ゴーメンガースト』はファンタジーと呼ぶにはあれですが。でもジャンルはアダルトファンタジーか。
 そうえいば浅羽氏訳の『モンスター事典』(ファイティングファンタジーの)でも、既存のゲームブックでの呼び名とは違う訳名がいくつかありました。まあ元の翻訳作品に愛着があればこそ、その変更に憤るのも無理はないかも。ぼくも『指輪物語』新訳で「粥村」が「ブリー村」とかに換わったとき、違和感を覚えましたし。あと、「カーレ」が「カレー」は確かにちょっと。食い物というより、実際に英国にある地名というのが嫌な感じ。

 昔の第4巻の表紙、マンパン砦の上に広がる空がとても青くて、ずっと見とれていたのを思い出します。逆方向だけど同じくらい惹きつけられたのは、『モンスター事典』の口絵にあった闇エルフの絵。
2004年12月8日(水) にいたか
 きょうだいの身長差について猿元さんから。明確な統計データはないのか、むむ。ところで、平均身長だけみると、鈴凛(152cm)が12歳相当ということでかなり萌え。

 考察批判本を作りたい、とふと思ったり。ぼくのアニプリ考察は、既に一般的だった「航の兄としての成長物語」という解釈を、「兄&妹の成長物語」へと一歩進めること(だけ)で成り立ってるし、リピュア考察は、「シスター・プリンセス界」と「兄罪の妹による赦し」という鍵概念に支えられている。これらと違う足場から、それぞれの作品を解釈し直すことはできないものだろうか。そうでなくても、例えば萌えアニメの中でシスプリがどういう位置づけにあるのかとか、そういった話もぜひ読みたい。

 『よつばと!』第3巻と『まほろまてぃっく』最終巻。
 前者は相変わらずの面白さと寂しさ。子供の空間認識が毎度素晴らしく描かれてます。そして、これも毎度ですが、大人がちゃんと大人している作品は読んでいて安心します。よつばは破天荒だけど、しつけられてないわけじゃない。あと幼児期長女萌え。
 後者は完結の満足感と寂しさ。大団円です。セブンパロとかいろいろ入ってますが、お話として無事まとまった感じ。そして表紙裏に爆発。ああそうだ、この絵師はぢたまだったんだ。
2004年12月9日(木) まれー
 はてなキーワードの「シスター・プリンセス」にて、うちの考察ページがリンクされてました。どなたか分かりませんが、紹介してくれてありがとう(山田説)。

 佐藤賢一の『二人のガスコン』文庫版、上巻読み終わり。『三銃士』のダルタニアンとシラノ・ド・ベルジュラックが主人公という、二次創作的おっさん冒険活劇。活劇というにはやや落ちついてますが、楽しい物語です。しかし男も女も相変わらずこの作者っぽさだ。
 こういう、フィクションの主人公と実在の人物が混在しているお話っていいなー、と思いましたが、よく考えたら『三銃士』自体がそうでした。
 そして『二人のガストン』とか考えてみる。ガストン・ルルーと『ベルセルク』のガストン副長が主人公。『恐怖夜話』でニエェ。いや、ガストン・バシュラールとかでもいいですけど。

 あと西洋王族系譜サイト
2004年12月10日(金) 属性ではなく
 サンフェイスさん12/9)とこで考察本再度ご紹介いただく。こうきましたか(笑)。ぜひその患者の尿道を考察本で叩いてあげようと思います。

 『よつばと!』を読んで。迷子属性のぼくですが、今度の冬コミでもし迷子になったら、

「くるぶしあんよです! くるぶしあんよです!」

 と泣きわめくというのはどうか。問題は、そのまま放置されそうなとこですが。あ、迷子広場に行けばちっちぃこに会えるか。だけどその広場にたどり着けるのか。こみけはあぶない! かれんもひなこもきをつけろ! とくにぼくのような人間に。

 例えば文月さんの好みの傾向が、美汐白雪ガンタンク(敬称略)という「巨人大鵬卵焼き」も真っ青な組み合わせで、その調和のありように心うたれるわけですが。ぼく自身はというと、長森可憐ガンキャノンということになり、これはヒロインだけどちょっとやぼったくて一番人気ではない、という傾向なのでしょうか。ガンキャノンがヒロインかどうか謎ですが、やはり主役から一歩引いている立ち位置。この「一歩」という加減が、どうもぼくの萌え心をくすぐるみたいです。『To Heart』ならマルチじゃなくてあかり。あ、闇属性もあるのかしら。闇ガンキャノン。ビームアイスピックとか隠し持ってる。『kanon』の真琴とか『AIR』のみちるとかは、また別の病気による選択ですけど。
2004年12月11日(土) 土曜失禁
 考察本絵師のあまのさんトップにて、アニプリ第3話分考察扉絵が。じっさいの本の中では、こんな感じです。もうね、この四葉絵が。
 この絵って、アニプリの実際の画面では登場してない四葉の姿を描いてるんですよ。これは第3話分考察で想像しつつ記した、<お兄ちゃんと一緒>表を作成し、眞深の分を自分に割り振り直したときの彼女の姿なのです。その得意げで自信たっぷりな表情と態度を、このように見事に具体化されたというのは、もう、さすがとしか。
 こんな扉絵が何枚も掲載された改訂新版、皆様どうかお楽しみに。

 あと、あんよ筆頭になりました。

 浦和レッズ、無念……。また来年の楽しみということで。
2004年12月12日(日) 寝てようび
 文月さんFate凛桜SS公開されました。絵師あまのさんによるイラスト解説も。プレイ済みの方はぜひ。ぼくは読みたいけど未プレイなので、やはり買おうかしら。

 プリキュア。なぎさ、友情と恋との板挟み。自分の想いを優先できないのは、勇気のなさや乙女心というだけでなく。大切なものを守りたいという自分の気持ちも大切なものだと、前回気づいたからこそ、友達を応援したいというその気持ちを切り捨てることができないのです。
 でも、その一方でなぎさの恋心だって大切なもの。それは彼女のわがままとか、友達に薄情なことなんかじゃない。なぎさはそこまで割り切れないから、それを言ってあげるのはほのかの役目。どうやって支えたらいいか分からなくても、なぎさに支えてもらってきたその感謝の想いを、なんとかしてかたちにしようとほのかは駆けめぐる。こんな理屈の先にたたない行動を普段とらないできたはずのほのかが、とにもかくにもなぎさを捜す。前回、じっと動けずにいたほのかをなぎさが必死に探し回った姿に、今回のほのかの姿が重なる。
 結局、なぎさは告白なんてできなかったけど。帰路のほのかはなぎさの背中を押す。たわいもないことを言いながら、まるでなぎさがしてくれたときのように。ほのかはそうやってこの大切な親友から多くのことを学んできたのであり、そしてまた、身を挺して自分を守ってくれたりするほのかに、なぎさもたくさんのものをもらっている。つい怒鳴ってしまったことをいちいち謝らなくたって、二人は互いの視線で分かり合えている。
2004年12月13日(月) 3D酔い
 というわけで、広告本宣伝ページリンクにサンプルをいくつか(アニプリ第3話分第13話分第14話分)掲載しました。映像が暗くてすみません、あとは現物をご覧いただくということで。

 こないだテレビで『指輪物語』映画第2編を放映してましたが、後半から観たのにすぐさまあの世界に引き込まれてうっとり。あの映画、戦闘場面が長すぎると言われるものの、フロド達が歩く姿を延々描かれても困る罠。あ、でも『ダーククリスタル』の長老達みたいに、エントがひたすら歩く場面は見たかったかも。ぼーぼーのててのてて。あと、ゴクリ(ゴラム)が素晴らしい。

 馬鹿話。

らむだ「う、気持ち悪い。」
美 森「どうした。」
らむだ「胸が揺れるgifアニメ観てたら、酔った。おえ」
美 森「馬鹿か(笑)」
らむだ「これは胸揺れだから酔ったのか、それともたんに動きに酔ったのか。」
美 森「貧乳で対照実験してみたらどうだ。」
らむだ「それ、揺れないし。」

 いや、ほんとに眩暈がしました。
2004年12月14日(火) ○乳は体にいいんだよっ
 胸酔い、さすがに翌朝には治ってました。
 しかし、なぜ大きいのがこんなに苦手なのでしょう。自分の男性度の問題もあるわけでしょうけど、それにしても。子供の頃は、『けっこう仮面』とか平気で読んでたのに。やはり『あんどろトリオ』が転回点か。でも、だからといって排他的に「きょぬー駄目」になるとはいえないと思うのですが、はてさて。
2004年12月15日(水) お兄ちゃんだから
 こちらの12/15付、同人誌印刷屋さんの話。うちには直接関係ないけど、売れなかったときの恐怖はひしひしと。お金のこともそうですが、置き場が何より。

 可憐をいじめるなー(トップ12/15付)。
 この件のみ、論の是非は眼中になし。
2004年12月16日(木) ばるじ
 あまのさんトップにて、考察本広告絵が千影に変更。アニプリ第18話のですね。これ、頭の位置以外アタリをとらずに描かれたそうですが、絵の描けないぼくが聞いてもすごい話。
 千影の手は思ったよりも小さくて、普段の彼女から想像もつかないほど頼りなげ。兄の手を重ねれば、体を丸める妹は小さく身じろいで、ほんの少しだけ穏やかな寝息が漏れる。手の中の十字架は彼女の体温をうつしとって、そっとつまみ上げると細く白い指に十字架の跡が薄赤い。かすかに汗ばんだその跡を、兄はただくんくんぺろぺろ。

 久々に書いたシスプリ関係のテキストがこんなですか。
2004年12月17日(金) だいさくさん
 『仮藻録』さん(12/16)から、Wikipedia「ハーレムアニメ」。ぼくも「物語性を大胆にも放棄した」といったくだりは批判したいところ。ただしこの記述は、「物語」=特定キャラとの関係進展、とした結果かもしれません。いや、それでもアニプリはちゃんと関係進展してたよねえ。兄妹の関係総体も。航と燦緒の関係も。
 なお、『天地無用!』は今に至るまで苦手です。主人公が、『うしおととら』のうしおから魅力を消し去った男に見えて。『プリティサミー』もこの流れで見逃してます。

 今木さんから、「めった斬りブックガイド既読調査」

001 (1977-p121-d),《クラッシャー・ジョウ》高千穂遙(1977〜)
003 (1980-p122-d),《ダーティペア》高千穂遙(1980〜)
004 (1981-p123-d),《星へ行く船》新井素子(1981〜1992)
013 (1986-p131-b),《ガルディーン》火浦功(1986〜)
022 (1988-p138-a),《魔獣戦士ルナ・ヴァルガー》秋津透(1988〜1993)
051 (1996-p186-c),《星界》森岡浩之(1996〜)
064 (1998-p195-d),《マリア様がみてる》今野緒雪(1998〜)
079 (2000-p239-c),《猫の地球儀》秋山瑞人(2000)
081 (2001-p241-c),《A君(17)の戦争》豪屋大介(2001〜)
083 (2001-p242-c),《イリヤの空、UFOの夏》 秋山瑞人(2001〜2003)
095 (2003-p252-a),《撲殺天使ドクロちゃん》おかゆまさき(2003〜)
096 (2003-p253-a),《涼宮ハルヒ》谷川流(2003〜)

 という結果となりました。友人から薦められての時期と、ネットで知っての時期とがくっきり分かれてます。022-051の間は、ハヤカワや創元を(授業中)読んでたわけですね。『ゴーメンガースト』の黒表紙を見る同級生女子の視線が痛かった思い出。デュマレストもダーコーヴァも、結局シリーズ途中で読むのをやめたままだなあ。

 ライトノベルの定義は既にいろいろ論じられてるのでしょうが、ぼくとしては「表紙・挿絵に漫画絵(とくに萌え系の絵)が入るものはライトノベル」という大雑把なくくり。『グインサーガ』だって、もしも表紙と挿絵がぢたま某だったらそれは完全にライトノベル。ベルガリアードはライトノベルだけどザンスは違うという印象もそのへんからですね。
 クトゥルフの挿絵に唐沢なをき、というのはどうかしら。
2004年12月18日(土) 車内淫売(大人向け)
 ほら、キオスクの本棚を眺めてみるとたいてい、小説や漫画と並んでフランス文庫が置いてあるじゃないですか。カバーなしであんなものどうやって読むのかと疑問に思うのですが、満員電車でなければまあ何とかなるものかもしれません。
 で、最近は車中で読書するより、ノートやモバイルなどで仕事されてるという方も増えてきているわけで。つまり何が言いたいかというと、キオスクで廉価えろげソフトを売るというのはどうでしょう。えろ絵つき短編集や簡単なアドベンチャー、脱衣ゲームなどなど。暇つぶしがてら値段相応に手軽に遊べて、目的地に着く頃にはクリアできるような内容。

 輪王ひろみさん(12/16)の「時代の流れか、オタクが女々しいのか」という一文を読んで。カエデさん(12/11)の文章からの流れなんでしょうけど、ここで歌詞の続きを思い返して、そうするといくつかの魔法をみせるのもオタクの方なのか、と考えた結果、師匠(えろげキャラ)に思い至りました(完)。

 それはさておき、あまのさんのトップにまたも新たな考察本扉絵が。これはアニプリ第11-12話分考察のものですね。最初は「これ設定と違う」と思いましたが、よくよく見れば確かにかわぐちかいじプロトメカ4号(笑)。あの大きさで戦略級というのはかなり無理がありますけど、あるいは発射口から飛び出すのはプロトメカ1号や花火なのかしら。そして山田のアゴがかなり屈強に。
 『沈黙の艦隊』は、米海軍相手にあれだけやりたい放題の仕返し(もちろん60年前の)をやっときながら、最後は「アメリカなんとかしてよ」とヒョイ投げするというその無責任さに大喜びした記憶があります。要するに、米軍には勝ちたいけど戦争はしたくないという我が儘万歳作品。これと比べれば『ヤマタイカ』は実に素晴らしく直球勝負でした。
2004年12月19日(日) しすぷりおたく
 プリキュア。気持ちを伝えられないままに、それでも幸せなクリスマスイブ。メップルやポルンの気遣いも功を奏して、何よりでした。
 それにしても藤ピーといい雰囲気。相手も憎からず思っている節が。でも来年放送延長なので、このままずるずる引き延ばされるのかなー。でもでも藤ピーは春には卒業ですか。どうなることやら。

 NHKの不祥事検証番組。苦い顔をしていた老人が会長さんでしょうか。どこかで見たことある顔だな、としばらく考えてたら、思い当たりました。ベヘリット。

 桑島法子、ああー(笑)。玲香を怒らせてみたくなります。ほんのりツンデレキャラなので、ますます。

 各所より、『放課後妄想クラブ』これこれ。主題は、作品などが成立した文脈をちゃんと押さえよう、ということと、「ライトオタク」層という括り方の仮提起。どちらについても、ぼくは一定度賛成します。が、一つ反論を。

 例えばこれらの文章で岡野氏は、自称オタクによる村上隆批判を取り上げて、「批判する相手に対して、オタクのくせにオタク的な視点で挑めていない」、つまり作品内在的な解釈や作品成立文脈の分析に至らぬ「脊髄反射」にすぎない、とばっさり斬り捨てています(この意見にもぼくはなるほどと思いました)。ところが、その氏がかつて書かれたリピュア感想では、シスプリ作品の拠って立つ「妹萌え」の側から眺めていないし、「呼びもしねえのに帰ってきやがった」という記述からすれば、この視点の一面性はどうやらアニプリのときにも共通だったらしい。しかしそれって、先に引用した氏の批判がそのまま氏自身にもあてはまる、ということではないのでしょうか。岡野という「オタクを自称している人間が、あれを」自分の知るところの「オタクのアイテムだという間違った前提をした上で批判している」のではないでしょうか。属性の順列組み合わせな萌え系泡沫商品展開という、あまりに一般的なまなざしのみでシスプリを見ていませんか。
 もちろん、岡野氏は様々な箇所で、全分野をフォローするオタクは今日存在しないし自らもそうではない、と言明されてます。しかし、ぼくも考察を通してシスプリのオタク的読み方を実践し、それに応える地力を持った作品として示してきた経緯がありますから、その立場からシスプリを擁護せざるを得ないのです。

 ここまで書いて気づいたけど、ぼくの読み方って「オタク」的なのかしら。定義づけの泥沼にはまりそうですが、少なくとも楽しみ方だけはオタク的なつもり。
2004年12月20日(月) 昨夜
 咲耶誕生日の模様は『BRAINSTORM』さんにて。氷室さん復活されてたり、Zoroさん勝負下着だったり、デンセンさんユニットだったり、と色々ある中で『スクリー射撃』さんの一連のトップ絵(とくに下の方)が凄まじいことに(笑)。もはや人外です。
 ぼくも何かせねば……。
2004年12月21日(火) 帰ってきたアニプリ語り
 あまのさんのトップ絵更新、続いてはリピュア考察2の花穂扉絵です。薄着でウエスト計測中っ。そしてわきのしたっ(そこか)。
 花穂の曲線美に見とれるのもいいのですが、つかぼくが率先して見とれるのですが、ここで注意したいのは、彼女がウエストを測っていることです。リピュア本編では、「太っちゃった」といいながらも、その判断材料は体重という全体的な基準。対してこの絵では、「おなか」への局所的な視点が表れています。原作でも、チアの制服のおなかがびりっと、という光景があったと記憶していますが、この視点をどう表現するかによって、花穂の女性としての自己認識段階が浮き彫りになってきます。
 もちろんこの段階は衛同様に微妙な揺れを示すわけで、あまのさんのこの絵でも、胸はいよいよと思わせながら、おしりが案外にちっちゃいんですね。心身の、そして心の中での・体の中でのアンバランスという妙味。そしてこのような扉絵での花穂描写は、考察2第3節にて「花穂がまだ未成熟な段階にある(少なくともアンバランスな状態にある)ことは、リビングの椅子に座ったおしりが小さいことにもうかがえる。」という記述にも、ぴったり合致するものなのです。テキストを踏まえつつその内容を豊かに新たにしてくれる絵の力を、ここにまざまざと強く感じるのでした。

 ところで、下の「ラフ段階での会話」で「やっぱりこのひとたちは変態です」なんて言われてますが、この胸会話の参加者はそもそも誰かといえば(以下略)。

 旅人さん(12/18)からリンクいただいたので、再びWikipedia「ハーレムアニメ」について。物語性のない原作から、(是非はともかく)物語性を付与したアニプリへ、という旅人さんのご指摘にはぼくも賛同するところです。これに刺激を受けて、考察などでも記したことですが自分の解釈をあらためて確認すると。

 原作にはなかった物語性=時間の流れをアニプリは導入し、その結果、原作などにも「終わり」=兄愛の(おそらく悲劇的な)終末への意識的描写が現れ、『シスター・プリンセス』という作品総体が物語的なものに変化した。
 とくにアニプリでは、この物語性を担う主題として、兄妹関係を中心とする人間関係の中での兄の成長が、そして同じく妹達の成長が描かれた。この成長過程は、兄妹や妹同士、また実妹と偽妹の間で、様々な様相を示した。

 てな感じでしょうか。ぼくの考察の最大の独自性は、とりわけ<妹達の成長>を主題化する視点にあります。航の成長については各所で既に指摘されていましたし、また実はそれだけではアニプリを擁護することはできません。
 多くの「ハーレムアニメ」では、主人公である男性は何らかのかたちで成長(的な身振り)を示すものの、彼を取り巻く女性達は、あまり成長しないのではないでしょうか。それは、このWikipediaの文章に感じとれる事典筆者の立脚点、すなわち<女性キャラの主体性を奪い、男性の道具・モノに貶めているのではないか>といった萌えアニメへの批判的切り口を、当然呼び寄せるものです。そして、もしアニプリが航ただ一人の成長を描くものであったなら、それではやはりこの批判から逃れることができません。妹達が兄の成長の手段になってしまいかねないからです。(妹達が人間ぽくない、というよくある批判もこれに通じます。)
 しかし、兄が成長しゆく共同生活の中で、妹達もまた成長しゆくのであれば。それは、お互いがお互いを自分の道具にしようとしない、真の人間的成長を描く作品であるはずです。ですから、ぼくは序論で「兄と他の妹達とともに互いに支え合い人間的に高め合っていく」「妹達の成長物語」という仮説を立て、補論3で各妹の成長過程をまとめ直しました。ヒロイン話のみならず、作品全体を通じて妹達が成長していること、ここにこそアニプリが「ハーレムアニメ」を乗り越える足場があります。

「5.主人公とこれらのキャラクター達との関係は物語の最後までほとんど進展しない。これは、特定の女キャラと関係を進展させるとハーレムが崩れてしまうからである。」

 この「ハーレムアニメ」要件の1節は、確かに表面的にはアニプリにも当てはまります。しかし、航がいかに兄となり、兄として成長したか、そして可憐達もいかに妹となり、妹として成長したかを、この筆者はどこまで確かめているでしょう。兄と特定の妹との関係だけが突出することはないから「ほとんど進展しない」というのでは、あまりにも浅薄です。兄妹関係の総体が質的に変化していることを見ないでは、アニプリは語れないのです。つまり、この各人の成長に基づく兄妹関係の質的変化をアニプリは主題として描いたのに、この事典筆者はそのようには鑑賞しなかった、ということです。
 それはそれで個人の受け止め方ですから(ぼくのもそうですし)、もちろん自由であっていいでしょう。ですが、例えば第4話の我が儘ぶりから、第25話の船着き場での健気さを示すに至った雛子の姿を、この「ハーレムアニメ」という定義づけは「お当番回」や「ロリ系」といった言葉で取りこぼしてしまうのではありませんか。なぜ第4話が雛子の「お当番回」だったのか、「ロリ系」の妹が自ら成長しつつ兄に与えたものは何だったのか。それを作品内から読み取らずに、もしもこの事典で記された枠組みのみで作品を切り捨ててしまうなら(その枠組み自体は作品解釈の手がかりになるとしても)。「生きたキャラ」や「物語」を求めながらも、萌えアニメのレッテルで自分の目を覆い隠してしまうというのは、哀しいことです。

 えらい久々に、熱くアニプリ語り。この熱気をもっと感じたい方は、考察本をぜひ(宣伝)。
2004年12月22日(水) 普通に不通
 今年最後の電話停止。今年もお世話になりました、電話会社様。来年もよろしく。
 で、コンビニにて不足分を支払おうと思ったら懐が空っぽでした。冬コミ用にもちゃんと用意しておかないと……。

 サンフェイスさんのとこで18日から21日まで、マリみてクリスマスギフト各種ネタ。最初イロモノですが(笑)、だんだんしっとりした雰囲気に。

 馬鹿話。

美 森「どうだ、ちゃんとやってるか?」
らむだ「お前、ぼくがちゃんとやるなんてことあると思うのか?」
美 森「いや、ない。絶対にない。それについては、俺はお前を信じてる。」
らむだ「ああ、その信頼に応えなきゃな。」

 社会的にいっぱい裏切ってそうです。

らむだ「しかし、何でぼくの周りにはしっかりした人達ばかり集うんだろ。」
美 森「お前がだらしなすぎるだけ。」
2004年12月23日(木) しょぼん
 ハッピーバースデー、天皇。

 『バンド・オブ・ブラザーズ』原作翻訳を半分ほど読む。DVDで観たあの戦場を思い出しながら相違を確認。ソベル大尉への隊員の憎悪とその実際の貢献とを冷静に記しているあたりが、第1巻を観たときの引っかかり(訓練士官としての価値はあるのでは?)をきれいに解消してくれました。
 これ読んだ後、『アンブッシュ!』で遊びたいなあ。

 職場にて、とある件で図に乗り、恩をやや仇で返すようなことに。たちまち自己嫌悪。何度繰り返しても治らないものです、あーあ。
2004年12月24日(金) いぶ
 今日は可憐の帰りが遅くなるそうです。

 さて、冬コミ関連。

 その1。
 考察初版本をすでに購入され、改訂新版もお求めの方に。ブースにて「初版買いました」と伝えていただければ、その場で25%ほど値引きいたします。新旧2冊分の負担を考えてのサービスですが、これ以上の値引きは失血死しそうなのでどうかご勘弁を。

 その2。
 テキストのおまけがつくかもしれません(作成中、間に合えば)。
2004年12月25日(土) へびぃ
 先日リンクしたライトオタク論の続き。「特定の趣味分野に生活の時間や所得だけではなく、“知的欲求と探求と技術”の多くをかける人たち」「さらにその部分で、なんかもう魂に殉じちゃってる」というのがオタクの「本質の部分」とのことですが。納得しつつ、それで飯が食えたら理想だなあと本気でしみじみ。
 ただし、前回批判したように、岡野氏が「そこに居続けたいとは思っていない」にも関わらず萌え作品についてはライトな立ち位置に留まり続けているのではないか。というより、萌え作品一般を「オタク」に相応しい対象として捉えようとしていないようにも思えます。いや、諸作品の感想を拝見すると、そのへん微妙なんですが。『おねがいティーチャー』については非常に好意的なのに、アニプリ(今回確認)にはそっけないあたり。でもアニプリの感想の中で、

「と、いうのも、「妹もの」には昔から言われている『法則』みたいなものがありまして、それは『実生活で本当に妹がいるヤツは妹萌えにはならない』というものです。
 これは(オレも含めて)『本当の妹というのは、いかに可愛くなく、生意気で、張り倒したくなることが多いか』を身をもって知っているからでしょう。(^^;;)」

 なんて書いてあるのですが、これってぼくを含む少なからぬシスプリファンにとって妥当しません。「さらに正確な批判をするならそちらの側からの視点ってのが不可欠になる」のであれば、ぜひこちら側にも立ってみてほしいです。(もちろん、萌え作品ライトオタクとしてはそんな手間は不要です。)
2004年12月26日(日) たいへんたい
 ライトオタク論の。原典に準拠した解釈能力と表現・伝達能力。『オタク学入門』での規定から、対象ジャンルの包括性を取り除いたものになってるのかな。万能のディレッタントから職業的専門人へ。
 批判だけではいけない、という言葉はごもっともなので、ぼくのオタク定義を示せば。「そのエネルギーと能力を別の方向に活かせば、どんなにか……」と思わせる人のことです。これがまともな方向に費やされたら事業家なり研究者なりになっちゃうでしょうし、そこで費やされるものの尺度はあくまでもお金じゃない。本人の伝達能力がなくても、勝手に何やら伝わってくる、そういう存在を想定しています。

らむだ「で、ぼくはオタクかな、それともただの変態かな。」
美 森「ただの変態。」

 即答でした。
2004年12月27日(月) 冷え性
 昨日のプリキュア。合唱コンクールの舞台に最後だけ登場するという荒技。これ、繰り返されるとどうかなあ。それでも、クラスの嫌な雰囲気をなぎさとほのかが協力して盛り上げる、その仕方が心地よかったです。あと、この眼鏡っ子のは萌えた。ツンデレ系というか、クラエスっぽい。
 
 馬鹿話。

美 森「メカ鈴凛って、相当の熱を出すはずだよな。」
らむだ「あ、電気の? まあ、もうじき原子力になるから。」
美 森「どっちにしても、熱を放出する方法が問題だろう。
    クーラーでも内蔵してれば別だが。」
らむだ「水冷式じゃないのかな。」
美 森「体内を循環しているのか。それならそれだが。」
らむだ「で、冷却水を時々おまるに。」
美 森「やっぱり、君は君だね。」

 微妙な位置づけのされ方。
2004年12月28日(火) もぐにちゅどん
 あまのさんトップに衛絵。大股開きっ。色っぽいとかそういうんじゃなくて、この無邪気さ、屈託のなさが衛の衛たるゆえんです。しかし&そして、その顔には何やら照れが浮かんでいるというギャップ。これもまた衛ならではの心身のずれであり、彼女の途方もない魅力なのです。そのずれをきわどく結んでいるのは、両手の仕草。
 つか、昨日まで凄まじいガルバン絵が掲載されていたのに、この日記更新が滞ったために紹介できなかった罠。阿呆です自分。皆様、当日ぜひ本を手にとってご覧下さいませ。

 プリキュアの歌って、「普通の暮らしがしたいけど敵がそうさせてくれない」という内容だから……レインボーマンのエンディングと同じですか。

 馬鹿話。

らむだ「ほら、ろりげをアニメ化するときに、低予算からかルール上の配慮か
    胸が大きくなって揺れまくるって悲劇があるじゃない。」
美 森「悲劇なのか。作画が手抜きってのは関係するかもしれないが。」
らむだ「逆に『エイケン』の場合、予算足りないから胸が小さくなっちゃった、とか。」
美 森「なぜだ(笑)それ予算関係ないだろー。」
らむだ「いや、だってあんなに揺らすのって作画大変じゃない。」
美 森「お前、あの漫画のアニメで揺れなかったら詐欺だろう。
    作品の本質を何も分かってないってことだろう。」

 本質が、揺れ。
2004年12月29日(水) 間抜け時空
 それでは出発いたします。年末年始はしばらく更新できませんので、どうか皆様よいお年を。

 と言いながら、今頃帰り支度してるわけですが。

らむだ「金目のものは手鞄に入れて、
    あとはコミケで使うキャスターを、でかいバッグに収めて、」
美 森「……それに荷物くくりつけて運べよ。」
らむだ「え? ……ああっ!」
美 森「馬鹿かお前、キャスターって何に使うものなんだ(笑)」

 本気で気づきませんでした。たぶん来年もこんな調子で。
2004年12月30日(木) タタカイは続く
 冬コミ報告。というわけで、1月に書いてます。
 考察本の印刷部数は200部、うちコミケ直送数は140部。夏に60部が完売したことを踏まえての事前配分でしたが、段ボール5箱に及ぶそれを捌ききることなど不可能ではないか、と気づいたものの後の祭り。前日に天野さんからお電話いただいたときも心細いこと言ってました。おまけに雪降るし。
 が、終わってみればMFRIさんにて59部、四薔薇会さんにて 43部、あわせて102部をご購入いただけました。この部数にも驚きましたが、ぼくはMFRIさんのブースで売り子をしていましたが、夏に入手できなかったという方や、売り切れる前にと急がれた方、そして改訂新版にて収録された天野さんの絵を楽しみにされていた方など様々な方々がおいでくださりました。本を手に喜ばれている諸兄の姿を前にして、ああ、再版してよかった、と心底思いました。そして、ファンサイト管理人の方々もご来訪くださり、とても励まされました。こちらも時間をみて挨拶に回ろうとしたのですが、ほとんどちゃんとうかがえずに申し訳ありませんでした。
 結局、シスプリの灯を消すまい、と言いながら、熱い想いを失いかけていたのはぼく自身だったみたいです。反省の多い冬でしたが、得るものはたくさんありました。
 ご来訪・ご購入くださいました皆様、本当にありがとうございました。
 四薔薇会の本多さまやサークルの皆様、猿元さん、どうもお世話になりました。
 なお、通販については、後日宣伝ページに掲示し、この日記でもお知らせします。あと80部強ありますので、まず売り切れることはないかと思います。

 撤収後にオフ。ほっとした直後でうまく調整できなくて、お礼とかできずじまい。年末まで困ったさんでした、あうー。でもほんと、みんなにお会いできてよかったです。
2004年12月31日(金) にょう
 大晦日だよ馬鹿話。

らむだ「でもまあ、飲尿ってのは実際きついよね。」
美 森「そうなのか?」
らむだ「ネタですよネタ。本気なわけないじゃない。」
美 森「なんだ、お前もその程度か。」
らむだ「尿は嗅ぐものだよね。」
美 森「それでこそ俺の知っているお前だ。」

 前にもこんな会話を書いたような。

美 森「お前、ハルンケアとか飲まないとな。」
らむだ「『尿の悩み』ですか(笑)」
美 森「お前、困ってるだろ。」
らむだ「『最近、尿のことばかり考えて夜も眠れないんです。』」

 それは治らない気がします。

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