日記
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2004年10月1日(金) 健全組とか
 溜めた分の日記が全然埋まってませんが、1件急ぎで。

 『シスプリ健全組!』について。ぼくのサイトは言うまでもなく参加資格を持ちません。と同時に、このリンク集そのものについては、わりと肯定的に受け止めてます。
 ただし、MAS-Rさん(9/30)の記述によれば、どうも関係者が「シスプリ18禁同人誌に群がるファンを『どぶねずみ』呼ばわりしてしまった」という経緯があるらしいので、これが事実であるとすれば、当該発言は問題です。ぼくもそのどぶねずみの一匹だったりしますけど、一般論としてその表現はちょっとねえ。えへへ(嬉しいのか)。

 だけど、そういう表現が出てしまうほどに、危機意識があるのだろう、とは思うわけで。

「3.内部抗争的なセクト化は、そのジャンルの衰退を早める。」

 MAS-Rさんのこのご指摘をもとに考えてみます。これについてはさらに説明が。

「ただでさえ狭い「シスプリ」というジャンルを、さらに細分化して、派閥のようなものを作らなくてもいいのになー、と思います。
 いいじゃん、みんなで仲良くすれば。
 同じシスプリの中でケンカするなんて、アホらしい。」

 この「懸念」には、ぼくも共感します。シスプリという企画が事実上終了している現在、ファンの間でセクト化が進めば、否応なく分裂・抗争によってファンダムが崩壊する。このような全体への意識を『赤の7号』という主導的サイトの管理者が抱かれているということに、シスプリファンとして感謝します。
 しかし、その一方で、エティエンヌさん(9/30)の次の危機意識もよく分かるのです。

「シスプリが好きでいろんなシスプリサイトを見たいものの、妹の18禁な絵やSSをうっかり見てしまうのが嫌で、あまりシスプリサイトを見ていない方がおられるからです。
 その気持ちは分かります。
 しかし、全てのシスプリサイトがそういう内容なわけではありません。とはいえ、どうやってそれを見分けるか?
 単純にいろんなサイトを見て回れば、取捨選択が出来ます。
 ですが、それには当然のことながら、見たいものを見る「リターン」と引き換えに、見たくないものを見てしまう「リスク」を背負っています。
 そこまでして見たくない人もおられるでしょう。かつては私もそうでした。」

 つまり、「派閥」やセクトといった問題ではなくて、ファンを減らしてしまう・ファンの交流を妨げる・といった状況への対応が、ここで問題とされているわけです。
 ここで思い出すのが、「オタクだからこそ女の子を守ります」宣言に関わってなされた議論です。(ONAさんの「『オタまも宣言』運動活動報告記」では、最近も記録が追加されてます。)今回の「健全組」リンク集も、この「女の子を守」るためのオタク側からの一活動とみていいのではないでしょうか。年少者とは特定されていませんが、「妹の18禁な絵やSS」をうっかり見てしまいたくない・サイト管理者がうっかり見せてしまいたくない・閲覧者には、未成年の女児も含まれるからです。

 実際にシスプリファンサイトをいくつか見回ってみれば、あの宣言を機会にして、あるいはそれと直接関係なく、自サイトに「18禁」などの警告を示したサイトがすぐに見つかります。その一方で、MAS-Rさんのサイトもそうですし、現時点でのぼくのサイトもそうですが、今なお18禁とおぼしき絵を警告なく掲載していたり、トップに掲げたりしているサイトも少なくありません。そして、「しすぷりんく」に登録されていない数多くの同人サークルサイトでは、登録サイトどころではないエロ絵が公開されています(ただし、それでも多くのサイトには入り口などに警告が明示されてます)。
 このような現状を踏まえれば、サイト管理者達の自主的な配慮を今以上には期待できないとすれば、一つの実現可能な対応策として「健全」サイトリンク集を作成することは、むしろ自然なことですし、必要なことだとさえ言えるかもしれません。そして、ぼく自身のサイトがこの「健全」なリンク集に決して登録されないことに、ぼくは納得します。
 以上述べたことは、既に「宣言」当時ここに記したことをほとんどそのまま繰り返しています。そして、そのときの議論がほとんど深まっていない現状と、アクセス稼ぎの「萌えヒットゾーン」が自分の記した内容に自ら抵触している実状に、あらためて恥じ入るのです。

 ってなにより自分が駄目じゃん……。カプセラがせせら笑います。懐かしい。まあ、「うちはえろいよ!」で売り出す方法がある以上、「うちはえろくないよ!健全だよ!」で売り出す方法があってもいいよね、とも。
2004年10月2日(土) 引きずってみる
 昨日の「健全」リンク集問題について、ONAさん「活動報告記」にて詳細な検討を進められています。これをうけて、ぼくも暴言問題などへの言及を控え、今後の発展的対応を考えていきたいと思います。
 まあ、考えているだけでなく、具体的行動を示さないと意味がないわけですが。ONAさんはさっそく検討を踏まえて日記トップにも警告メッセージを入れるという変更を行っており、こういう実践的態度はぜひとも真似ねば。とりあえず、これから日記更新のさい、日々の内容に即してタイトルに「(18禁含)」と適宜入れていこうと思います。

 あと考えたのが、自サイトの立ち位置について。
 MAS-Rさん(9/30)が「何かを賞賛して大きくなったサイトはいくらでもあるが、何かを批判して大きくなったサイトはない」と述べてます。(この言葉はあくまで「個人的感想」ということですから、ぼくもそのつもりで自分の意見を書きます。)
 まず、「批判」は「否定」とは異なる。たんに言葉の意味づけの問題かもしれませんし、今回の1件に限っての話かもしれません。けど、批判は使い方さえ間違えなければ有用なものです。少なくとも、無批判な賞賛や罵倒の横行に立ち向かえるだけでも役に立ちます。
 次に、ぼくはサイト小さいままでもいいです。いや、そりゃアクセス数も伸ばしたいし、有名にもなりたいとは思いますよ。でも、言いたいことや言うべきことを自分の責任において言う、という基本的な目的が妨げられるのであれば、ぼくはサイトが小さいままでいいから、今後も批判したいと思います。ちなみに、こう宣言しておけば、サイトを大きくする能力がないことをごまかせます(卑怯)。
 だけど、あるファンダムの盛り上がりのためには批判は必要ないのかにゃ。このときぼくは当該ファンダムの外部に存在しますが、それはそれで。このへんは、オフラインで様々な集まりに参加してないことが幸いします。
2004年10月3日(日) 日記の書き方忘れそう
 「萌えヒットゾーン」の再まとめを猿元さんがして下さる。毎度ありがとうございます。ヒットはやはりいい感じにまんべんなく広がってますが、ホームランはこれまた打ちにくいゾーンがそのまま残りました。これを参考にして、各自打撃を鍛えておくように(どうやって)。むしろ打棒を鍛えるのなら、月夜の晩に小槌でとか。

 やっと9月下旬の日記も埋めきったと思いきや、また溜めまくり。あの日記はまた鬱な展開でしたが、脳内家族としてはじつに正しい流れです。いつまでも可憐がそばにいるほうがおかしい。そして、この流れはまだ幸せな方でもある。
2004年10月4日(月) ぐるぐると
 精神的に不安定な時期に、不安定な文章書いて(責任は放棄しません)、実生活で失敗を重ねてれば世話ないのですが、それはそれとして。で、こういうときは自分の萌えを振り返りたくなる。以下駄々漏れ。

 自分にとって可憐とはどのような存在か、と言われると、かなり言いづらい。それは例えば、妹のイデアとか、至福と絶望のアマルガムとか、いろいろ表現することはできるのだけど、端的に「こう」と言い切ることは難しい。つか、言い切ってしまえればおそらく非常に単純なことなのだろうけど、そこには遮る壁が立っている。
 それでも書いてみると、薄汚れている人間である自分にとって可憐は闇とともに清らかに輝く存在にほかならない。可憐の中には、間違いなく闇が潜む。アイスピックや平手打ちもそのあらわれだけど、もっと切迫したものが、しかも鬼気迫る表情や収縮する瞳孔などを決して媒介せずに普段からにじみでる何かが彼女にある。そんなものはもちろん公式設定からは読み取れないし、諸作品からそれを浮き彫りにするのも牽強付会となるだろう。
 だけど、ぼくにとっての可憐はそういう妹であり、そういう者として脳内家族に登場する。それはいい。脳内家族とは、ここでは『萌え文集』に至る経路の中で生み出された萌え妄想の一形態であるのだから、これをいくら駄々漏れにしたところで、その世界や感覚を共有しない人達はただ読み飛ばせばすむ。

 問題は、この脳内家族というきわめて私的な表現と表裏一体のものとして、ぼくのアニプリ考察が著されている、ということだろう。登場人物の性格を一面化せず云々と序論に記されているのは、つまり、この可憐の闇を所与のものとして読者に納得してもらうために、考察視点の中にあらかじめ含み込ませた言い訳でもある。この意味で、考察はぼくの負の感情を、その汚らしさを、元から吸い込んでいる。
 それはしかし、読者をだますことだったろうか。公開当時、可憐像への批判は少なくなかったことを思えば、やはり読者にはまず「ネタ」でなければ拒絶されるべきものとして受け止められたと言えそうだ。それでもぼくは理屈をこね論拠を挙げ各話の結びつきを明らかにして、最後まで走りきった。一部で批判に答えつつも、有無を言わさぬ勢いで語り尽くした。その中で、ぼくが見出した可憐のくらくうつくしい姿は、考察という形式が許す範囲の中で確固たる像を結んだと思っている。そこでぼくは可憐を、作品を否定しているつもりはない。ぼくという小汚い人間が持てるものをつぎ込んで、言葉をもって賛美した。ぼくは己の汚れによって可憐を汚したのかもしれない。でも、そのことを後悔しない。ぼくにしか見えない彼女の姿を、ぼくにしか語れない言葉で、みんなに示せたのだから。そして、その姿を、作品解釈の一部として受け止め理解してくれる人もいた。もしもぼくが伝えたかった想いが、その人達に肯定的に受け止めてもらえたのだとしたら。可憐の闇も含めた純粋ないのちに、何らかの愛情を感じてもらえたなら。そのとき、ぼくは自分という人間の中に、可憐の輝きを感じられるだけの何かを見いだせる。そこに救いが得られる。リピュア考察6に記した「再−浄化」そのものとして。
 だから、これはそういう人間だからこそ書けたものだし、そういう人間を否定してほしくはないということの根拠に自分ではしたい。でも、だからといって、この可憐像を誰にでも押しつけることはしたくない。それは、ぼくという人間のどろどろをも受け入れろ、と言うに等しいことだから。否定することなく、しかしその背後にある汚れを自覚したうえで、ぼくは本来、考察にも警告を付しておくべきなのかもしれない。
2004年10月5日(火) 届く声
 踊らずに見ているだけが祭なのか。

 こないだの脳内家族日記を掲示した直後、サンフェイスさんをくれた。「リンだリンだ」というと頭の中にリピュアBパートが去来するのだけれど、ぼくのあの日記を読んで大泣きされたというのには心底驚き、感動した。自分の中にとぐろをまくものがぼろっと出てしまったことに、まさか気づかれてしまう・気づいてもらえる・とは。しかも「S]の元歌もその直前にたまたま聴く機会を得ていたのでこれまた胸にどっしり重く、世の摂理というものを本気で感じた。

 「決して負けない強い力を 僕ら ひとつだけ持つ」
 
 いただいたメールでも記されていたけど、ぼくもそんな力をひとつだけ持ちたい。そして、他の人達のそんな力を、感じられるようになりたい。今回ぼくが感じ取ってもらえたように。その感触を忘れなければ、ぼくはこの世でひとりではない。
 そしてまた、ぼくからは失われたタイプの純粋さを持ち続けている人や、そういう純粋なものを純粋なままに守ろうと努力している人を、遠くからそれとなく応援したい。近寄ってはいけない、こちらの毒気にあててはならない。きれいなものがこの世界にあることを知っているから、ただひたすらその存在を幸せに思う。こんなふうに考えていると、昨日分までに記してきたような暗然としたものが、おかげでみるみるすっきりと。

 でも可憐には嫁に行ってほしくない(まだ言うか)。
2004年10月6日(水) 快復途上(微危険)
 シラー『メッシーナの花嫁』(岩波文庫)読む。悲劇、それも兄妹の悲劇。ネタバレ&間違った要約すると、長兄と妹がお互いをそれと知らずに両想い。次兄が実妹と知らずに横恋慕。次兄、長兄を刺殺。次兄も後を追う。という話。いや、傑作でした。
 これを入れ替えて、兄・長妹・次妹としてみるテスト。長妹は咲耶、次妹は可憐か春歌あたりでひとつ。

 『冒険王ビィト』第8巻まで。アニメの方は放映してないのであれですが、原作はいかにも月刊少年誌向けのつくり。1話1話ががっしりしていて、伏線よりもその1話の中での収束が重要という。原作者が『ダイの大冒険』のお二人で、あの名作のいろんな場面や表現がそこかしこで登場してて、思わず反応したり。衝撃壁の越え方とか。ポップ役が今回あまり明確ではないので、そのへんが物足りないといえばそうかも。でも鼻水たらすヒロインはありです。
2004年10月7日(木) ずるずると
 や、溜めすぎ。それでも復調しつつあります。

らむだ「この季節はいろいろあって本当に駄目だ。」
美 森「まあ、お前は年中駄目なわけだが。」
らむだ「いやいや、この秋の入りばなはとびっきり駄目。」
美 森「まだ底があるのか……。」
らむだ「つか、秋口という季節も問題なんだけど。
    そのうえ毎年この時期に職場であれこれあって、
    『ああ、もう少し真面目に生きなきゃ』と鬱に。」
美 森「でも毎年それで真面目に仕事するかといえば、
    そうじゃなくてえろげとかしてるだけだろ。」
らむだ「あうー。」

 もしや、えろげーむ脳ですか。
2004年10月8日(金) シスプリ関連
 というわけで、今頃か、と言われそうな各所紹介をば。

 デンセンさん鈴凛カウンター。成長してます(メカ含む)。花嫁姿の次があるところが何とも心憎いです。2はキャラコレ第2話のかな。

 ONAさん花穂ウェポンシステム。すごい。カーテンやベッドまで含めてオプションというのがすごい。そして衛。何がどの作品に登場したものかについては、K2さんこちらに正答があります。

 今木さん感想とか、感想とか。

 曽我さんの新しい日記の場所が分からなくなった。大失敗の巻……。
2004年10月9日(土) マリみて関連
 マリみてお絵描き関連で、独自世界を構築されてる方々。
 『TEM工房』さん。クマゆみシリーズがたまらんです。
 『LITTLE CLOCK』さん。プリキュア漫画の方も好きです。ポイズニー・キリヤまわりがとても笑って泣ける。
2004年10月10日(日) 十月十日
 ええ、プリキュアも見てますよ。なぎさ栗拾いだけ録画し忘れましたが(滅)。『ハウルの動く城』でヒロインが老婆だそうですが、ほのかのおばあちゃんと竜虎激突。今年のテーマは老婆です。『YAIBA』でヒロインが老婆にされてしまった話を思い出しますが、ぼくにとっての老婆のイメージは、髪を切った観鈴ちんです。ばあさん、このジュース飲んでみろ。が、がお。
2004年10月11日(月) デビルパンチは抑止力
 映画『デビルマン』感想集。酷いひどいと聞いてはいましたが、いやー。要するに北京原人映画とか凄まじいの作ってた連中が大集結のすえデビルマンを血祭りにしたということですか。だとすれば、この映画そのものが、原作のあのトラウマ場面を再現するものなのでした。つまりこの直後に東映が滅ぶ。そして吠える不動明。お前こそだよもんだ! だったら明はばかばか星人だよっ。
 台所で「また馬鹿なこと言ってる」という瑞佳の冷静な横顔がちらり。
 しかし、映画評の中に「ご近所SFか」というツッコミがあったけど、実際にロケ地がやたら生活臭ただよっていてなんら黙示録的でない模様。本当の黙示録は20世紀的な壮大な破局としてではなく、淡々とした日常の中からいつの間にかにじみでてくる、という解釈なのかもしれないけど、もしそれを訴えたいのであれば、『デビルマン』ではなく『寄生獣』や『ワッハマン』でぜひともお願いします。
 うん。『ワッハマン』の映画はちょっと見たいかも。どこぞの町中だけでロケ可能だし、こういう辛気くさいSFこそ、今の日本にぴったりではないでしょうか。問題はレミィの銭湯シーンをちゃんと描けるかどうかですが。
2004年10月12日(火) 野球少女にあったかい
 馬鹿話。

らむだ「ほら昔、野球チーム『○○ニーソックス』とか考えてたじゃない。」
美 森「ん。」
らむだ「で、5回終了時になると、ちっちゃいこのチアリーダー達がわらわら踊る、とか。」
美 森「そういやそんなこと言ってたなあ、お前。」
らむだ「そしたらさあ、日本ハムが札幌でほんとにやってたのよ(喜)」
美 森「なにー(笑)」
らむだ「子供達に観戦にくわえて、TVカメラ撮影や場内アナウンスなどにも参加してもらい、
    移転した球団に早く馴染んでもらおうという作戦の一環なんだけど。
    まさか、妄想ネタがそこで実現してるとは思わなんだ。」
美 森「よかったなあ、夢が叶って。」
らむだ「でもぼくのネタを勝手に使用されたので、ロイヤリティを要求します。」
美 森「それが一番の妄想だな。」

 とりあえず、日ハム応援します。
2004年10月13日(水) 妖精にょにょ(大人向け)
 せ、せ、世界はLove & Piss 〜(不敬罪)どれみないしょのDVD、早く買わないと。
2004年10月14日(木) えうれーか
 そうか、PCでDVD見られるんだ。

らむだ「これで『リピュアが縦長』という苦しみから逃れられるにょ。」
美 森「お前、今まで気がつかなかったのか?」
らむだ「うん。PCのはゲーム専用だと思ってました。」
美 森「……。」

 ある日突然リピュアが見られた、という気分。
2004年10月15日(金) 史実
 この頃、電話が止まる。
2004年10月16日(土) 16日は春歌です
 衛の誕生日を、よくこの日と間違えます。あにぃ失格。
2004年10月17日(日) 魔法のちくわ
 ガンダルフが召喚されます。『RPGamer』6号が鈴木銀一郎特集でモンスター・メーカー新作ボードゲームつきでした。やっと購入して久々の九月姫などに大喜び。

 ソガさんより、リピュア第7話について
 亞里亞がじいやさんに「病気」だと告げた言葉は、ただ兄を呼び寄せるためのものであって、「病気」という状態が持続しているかどうかはそもそも眼中にない。だから「治った」という言い訳も出てこないのかな。じいやさんが言う「病気」は亞里亞と兄を引き離してしまうものだから、亞里亞のそもそもの「病気」とはすでに違う意味なわけで、それで二人の間に「病気じゃない」「病気です」という言い争いが始まってしまう。とか。
2004年10月18日(月) m^3というのもあった(大人向け)
 モンスター・メーカー風味のえろ絵といえばこちらのサイト。番外地貢の紹介などもされていて狂喜しました。ああ、80年代はよかった。
2004年10月19日(火) ああ、サタンだからな
 「もっと自分をさらけだせ!」

 ご要望にお応えして、びろーん。

 「そんなこと言う奴は人間じゃない!」

 でーびーる。
2004年10月20日(水) しろはた的
 職場の付き合いで、若い人達と飲み会。最近の流行だの、魅力的な男性の要素だの、やっぱりインドア派よりアウトドア派だの、という会話の輪に微妙に参加している中で。「あんよ(仮)さんは結婚しないんですか?」と話を振られる。いやー面倒だし。君達のその基準に抵触してるし。あと、既に脳内にいるし。
 全ての女性がそうだとは思わない、そうじゃない実在のひとを知っているから。でも、まあ、縁がなかったのでした。
2004年10月22日(金) 100質問とか
 アニプリファン100質問に今木さんからご回答いただく。98、99にはなるほど(笑)。あと、ぼくの考察は半分がた二次創作です。
 衛の「兄と一緒に何か同じことをする」ということの難儀さについては、兄を自分の「パートナー」にしたいと思うその心持ちが。設定分析では妹の特技を「対称的」と「非対称的」に分けてみてましたが、このことと性格との関係はもう少し深められるかも。

 谷川光『学校を出よう!』第6巻。学校を出るのか出ないのか。いや、もうそういう意味での「学校」は出ちゃってるのかしら。自分の頭的には理屈っぽい内容のシリーズなので、前の話とのつながりが分からなくなりかけてます。あるいは、『百億の昼と千億の夜』と重ね合わせかけたりもして。
2004年10月23日(土) 善意を搾取
 イラクで意味不明な薬を売っていた人物が逮捕されました。その人物を批判していたこちらでもさっそくその話題が。以前にもここ
「一番やらなくてはいけないことは、まず、XXXによる薬害に効能のある薬を急いでイラクへ持って行き、実際にイラク人の患者に渡したXXXや、XXXさんに具体的にその患者の住所を確認し、現在の薬害をここで止め、在庫をイラクの病院や個人の家から完全に廃棄処分することではないのですか。」と書いてあったけど、その通りですねえ。

 新潟で地震。関東へも電話つながらず。近県でもZoroさんのとこなどはだいぶ揺れたみたいでしたが、ご無事で何よりです。
2004年10月24日(日) ゆるゆる
 ちっとも追いつきません。

 プリキュア。地震情報が画面にL字に出ていて、こういうときだからさすがにやむを得ないなあ、と思って見ていたら。
 変身後の二人が体育館の屋根に投げつけられた場面で、ダメージを負いながら起きあがるキュアブラック。体育館の屋根はすでに激しく穴が空いたりへこんだり、という状況。そしてこのとき、その下に流れるテロップは。

  「壊れた家には近づかないよう呼びかけ(気象庁)」

 不謹慎ながら説得力抜群。
2004年10月25日(月) まぜまぜ
 Zoroさんより、新潟県中越地震災害義援金の募集について。

 郵便振替口座 名  義   日本赤十字社新潟県支部
          口座番号  「00530−2−2000」
          ・通信欄に「新潟地震」とご明記ください。
          ・郵便局窓口での取扱いの場合、振替手数料は免除。

 とのことです。
 小学校の頃、社会の授業で小千谷市の生徒と地域紹介の文通をしたことがあって。それっきりの間柄だけど、あのときの相手方や学校は無事なんだろうか。
2004年10月26日(火) ファンダムとか(やや大人向け)
 Zoroさんから先月のうちにいただいた可憐絵を、ようやく掲載しました。Zoroさんすみません&ありがとうございますー。しかし下着エプロンですよ社長っ。お兄ちゃんの目くぎづけ。そしてZoroさんとこのトップ絵の衛が下着はいてなさげなことに気づいて悶絶。

 「天広直人から得た『オタクデータベース論の矛盾』演繹してオタクムーヴメント解釈」「オタクマーケットを支配する女子小中学生」「オタクの『文脈創造力』」など。市場の問題としても興味深いし、結局は良質の作品なら人気が出る(宣伝とかあるとしても)という当たり前の話なのだろうかとか、いろいろ考える材料になるのですが。
 ここで、シスプリファンの「4割が女性」で、そこに「かなりの女子小中学生が含まれている」という記述のみに注目すれば。

1.そのようなファンが評価した服飾などの知識や雰囲気構築のセンスを、シスプリメなどでも取り入れていくことがファンダム維持・拡大に何らかの効果を持つ。

2.そのようなファンが多いのだから、ファンサイトでもそのファン層をある程度配慮しないと、ファンダムそのものに不利益になる。

 ということになりませんかね。となれば、こないだの「健全」問題は、やはりそれ自体としては真面目に取り組まれるべきだということです。少なくとも、陰部をさらけ出しながら表現の自由を謳歌するのは、倫理的にどうこうという前に、功利的にみて駄目っぽい。
 もちろん、小中学生がぼくたちのサイトを見ているかどうかは分かりませんし、過剰な抑制を強制する気もない。ただ、ちんちんの出しどころはよく考える、というだけで。

 台風・地震の被災者の方々に対して、オタクとしてできることってないのかな。例えば、普通の物資の他に、キャッチャーなどの小さなぬいぐるみを送るとか。子供用のおもちゃなんてほとんど持ち出せていないのだろうから、避難中の子供達が気を紛らわすのに役立てばいいかも。ただし、より緊急を要する物資の搬送に邪魔となったり、汚れたままのを送ったり、というのは確かにかえって迷惑だけど。(追記:感染症などの危険性を考えると、被災地側に迷惑になる可能性が高いですね。毛布や下着なども送る場合は「新品」と限定されていますし。ということで却下。)
2004年10月27日(水) いてて
 脇腹がぴりぴり。寒くなってきたのもあるし、ついに神経痛に悩まされる年齢です。

 2ch被災地支援情報サイト
 とりあえず、一昨日記した赤十字の口座に振り込む。これでしばらく家賃も我慢だ(いつも通りです&払いなさい)。

 Mヲさんのハロウィン絵が再びすごい。

 付箋の商品名で「粘着メモ」というのがありますが、これの1枚1枚に本当に粘着的なメモが記されているというのはどうか。
2004年10月28日(木) 寒いよう
 山古志村災害対策本部にお昼頃に(指示に従って)電話確認したところ、暖房器具なども含めて物資は現時点でほぼ間に合っているとのこと。既に新潟県からも同様の公式発表があり、お金の支援以外はこれからの展開を見守るべき段階っぽい。これからただちに物資を送ろうとする方々は、台風被害の各地にもご注目下さい。どちらの被災地でも、いま第一に必要なのは復旧活動や物資の仕分けなどのためのマンパワーではありますが。
2004年10月29日(金) ちらりずむ
 シュレディンガーの花穂ということは、シュレディンガーの咲耶もありうるということでしょうか。曰く「お兄様がまくってみるまでは、はいてるかはいてないか分からない」。

 こないだの『学校を出よう!』第6巻って、要するに漫画版『OVAジャイアントロボ』(ややこしい表現)の地球静止作戦と同じ構想なのかしら。ライセの居場所を突き止めるためだけの大騒動。
2004年10月30日(土) ないしょとか
 『おジャ魔女どれみナイショ』DVD第1巻・第2巻が届く。やったーところでお値段幾らしたんだろうと思って確認したら第2巻は2話で約6000円ってええーっ。アニプリはテレビ放映作品ゆえか3話で5500円。ちょっとやられました。でもどれみは大好きな作品だから、これくらい何でもないのさ。そしてそのぶん家賃を滞納。いや、それもそろそろ限界です。どっきりどっきりどきどき。
 さて、おもむろに第1話鑑賞。出だしでいきなりこう、じわっとこみあげるものが。卒業アルバムを見返してる気分です。内容は、どれみと小竹のお話で、小5という発達段階的にかなり男の子に差をつけている女の子から見た、男の子の姿。人力飛行機を飛ばすテレビ版の話でも、そのへんが描かれていましたが、それをこの二人の関係で再び。クッキーをお守り&薬代わりに買っていく小竹の心中とか、それについてさらりと水を向ける高校生どれみの心中とか、やや強めの省略度。くすぐったさ抜群でした。ところで、どうやらテントに宿泊したらしいどれみ達ですが、トイレはどうやってすませたのかな(下世話)。
 まとめて見るともったいないので、第2巻はこれから日をおいて1話ずつ見る予定。なお初回特典として、ももちゃんのペーパークラフトが入っていました。ので、後日Shunさんにあげます。

 米長永世棋聖の(東京都の教育委員として)国旗・国歌をきっちりするにょ発言に対して、天皇陛下から強制はやめるにゅとのお言葉があったとか。天皇陛下びば。そして米長も、こんな絶妙手を意図せず呼び寄せた対局者として、とりあえず褒めておくべきでしょうかね。
2004年10月31日(日) 朝番組とか
 デカレンジャー、私事である恋愛と、公務である犯罪追求の葛藤。前にも親友だった奴が犯罪者になってたし、そういう不幸な役回りがきがちなデカブルーでありました。他の4人が、彼に花を持たせるためにデリートを任せよう、と言っていた場面も、これが実現すればかえってたまらなかったわけで。善意と善意が相容れない現実世界。

 プリキュア。亮太の声が妙すぎましたが、声優さんが具合悪かったらしい、という情報で納得するよりも、小5ながら早くも声変わりにさしかかりつつある、と考えたらどうかしら。肉体的に大人になってきているつもりなので、自分が父の会社に届けに行くと言い張った、と。

 氷室さんのとこで、「しすぷりんくRe Pure 秋のプチイラコン」開催中ー。この企画も久々ですね、投票受付開始です。

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