日記
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2003年6月1日(日) しんどい
 今日は仕事もひと段落でのんびりモード。さっそく宿で日曜朝のお楽しみアワーを、と思っていたら、テレビ見続けてそのまま11時になってしまう。何なんだ関東は、でじこにガッシュにと延々アニメロード。ついでにカミオカンデ。噛みますよ。噛んでー!そんな大昔のファンロードネタ。

 帰りの新幹線の中で、『あいこでしょ!』第4巻や、ひな。氏のぴよこ漫画第2巻などを読む。背広姿で。最近はきっと珍しくないですね。あと『コマンドマガジン』とかも広げてました。

 帰宅後リピュア考察にとりかかろうとするも、くたびれてて駄目でした。咲耶シリーズは大変です。それでもあと一息、かな。今週中にはアップできそうです。
2003年6月2日(月) いんど
 ああ、『金色のガッシュベル』のあの口をにぱーと開けている女の子たちが気になって気になってもう。くるくるまわってりんごむきむき。そういうわけで、近々単行本を買ってしまいそうです。

 『Sister Freedom』さんによるシスプリメのガイドライン。多少厳しい方が、今後のためにはいいはずですよね。妹だって少しは縛られたいはずです(問題発言)。真面目な話、おそれおおくも公野氏のオフィシャル妹に近い制限のもと、おのれの妹を描きつくすために渾身の力を注ぎ込む、とはこれまたシスプリャー冥利に尽きるのではないでしょうか。そして一方では、その縛りをうけずに自由に想像の翼を広げることも、もちろん許されているわけで。

 ZoroさんSS第4話。シリアスな場面が続きます、ああう。
2003年6月3日(火) ばんぐらでしゅ(3さい)
 みさき先輩と美早ちゃんのお誕生日。

 『CCSF』さん6/1分)、考察へのリンクありがとうございます。

 2chのシスプリスレで、アニプリ第16話運動会から永井豪『イヤハヤ南友』を連想している方がいて、正直のけぞりました。なるほど。すごい。最後は楽園だし。

 微力ながらシスプリメ支援というつもりで、「妹一覧」表を作成してみました。オフィシャルシスターとネオシスターをあわせていくつかの情報を並べただけのものですが、新妹設定時に他の妹達とかぶらないための確認などにお使い下さい。また、記述の誤り等ご指摘いただければ幸いです。まあ、スタッフの方々による公式一覧ができるまでの繋ぎですね。
 低年齢、身長130cm台の謎性格な妹がほしいかなあ。
2003年6月4日(水) あのね
 澪の誕生日。

 Beeさんから、ロリコン度チェック

「あなたのロリコン度は【50%】です。
 ややロリがかった傾向のあるあなた。
 少しヤバめな感じがしなくもありませんが、ギリギリ、セーフです。
 そもそも日本人という人種は、ロリ礼賛傾向にあるのです。
 お気に入りのマンガをそろえたり、たまにCGやゲームで遊んだりするぐらいなら、
 ひとつの趣味として、やり過ごすことができるでしょう。
 ただし、あまり妄想が行き過ぎないように気をつけてくださいね。

 あなたにぴったりの夢:若くて従順な女性との結婚

 再起不能度  28%
 腐れ根性度  15%
 二次元倒錯度 100%
 社会現実度  2% 」

 「にせものー!」と非難する声が聞こえてきます。いや、この結果だってどうかと思いますが。

 昨日の「妹一覧」表に関係各所からリンクいただきありがとうございました。ご指摘をふまえて若干修正。具体的には、「原案」を二人にしたり
 なお、「主力」というのはぼくには荷が重いです。アーキネオシスターが勢揃いした時点で、アニメ版構成の捏造に参加することになるとは思いますが、それまでは補助作業をしたり外野からヤジを飛ばしたりする立場にとどまります。日々の議論に直接参加できない状態ですし。ただし、この周縁的立場は、ウニメ的なアニメ版を捏造するさいにはウニメスタッフと似た暴走可能な位置にあるということなので、有効利用するつもりです。「これは原作と違う」と批判されたら、考察で解説・補足できるし(自作自演)。
 そんな皮算用の前に、まずは原作の進展を楽しみに待ちます。皆様頑張って下さい(気楽)。
2003年6月5日(木) バンドオブシスターズ
 『潮見工房』さん、「TVとDVDの違い−リピュア編−」第10話更新。

 色々滞っていて相変わらずです。そんな閉塞感を吹き飛ばすかのように、「注文のGBAと『リピュア』のソフトを送ったにょ」との連絡が入る。わーい。考察の参考にしましょう。これでますます行き詰まる方面もあることはすっかり失念しつつ。
2003年6月6日(金) でぃーでい
 見ろ、人がゴミのようだ!(オマハ海岸を眺めながら)

 「妹一覧」表を更新。もう14名もいるんですねぇ、大変なにぎわいです。ただし、この全員がアーキネオシスターになるわけではなさそうです。なぜなら、アーキ12名は共通の兄をもつ可能性が高い(オフィシャルに準拠すれば)わけですけど、既に複数のネオシスター同士がお友達関係にあることを表明しているため、兄もそれぞれ別個の存在となっているからです。
 もちろん、「全員別の兄」という設定を、オフィシャルと異なるネオアーキシスター独自のものとして定めれば問題は解消しますが、この場合、ゲーム版やアニメ版は24名の兄妹のバトルロイヤルになります。あるいは、アーキタイプに指定されるさいに設定を変更するということもあり得ますが、この場合、キャラコレ的原作テキストで他の妹達にできるだけ言及しないなどの配慮が予め必要です。
2003年6月7日(土) 取り急ぎ
 リピュア考察3、アップしました。咲耶メインの3話を、花穂の場合と同様に検討。ちょっとまとまりの悪い部分も残っているのですが、ひとまずは。

 追記。

 『カトゆー家断絶』さん(6/7分)、『■ちぇき。■』さん(6/7分)、『CCSF』さん6/7分)、考察へのリンクありがとうございます。

 『■ちぇき。■』さんから。

>ふと思うに、12人の妹のうち、
>何らかの精神的葛藤中なのは、
>衛/咲耶/鈴凛の3人だけではなかろうか。
 
 あと、ぼくは亞里亞も何らかの葛藤を抱きつつあると考えてます。このあたりは次の考察で。

 『CCSF』さんから。

>咲耶には「恋愛の才能」(by 枯堂夏子氏)があります。春歌にはそれが欠けています。千影や可憐は「捕獲」の方です :-)

 「捕獲」ですか(笑)。恋愛の捉え方というのは、確かに各妹様々なはずですねぇ。

 馬鹿話。

らむだ「雑誌に載っていた薬の広告に、
   『今、約一千万人の人が、尿でお困りになっていると言われています。』
    という文章があってなあ。やはり今日の流れは尿なのだ、ということを
    力強く再認識したわけですよ。」
美 森「困ってるのか。」
らむだ「困ってるらしい。ここにあるのは残尿感などなんだが、それだけじゃないよな。」
美 森「『尿のことばかり考えてしまう』とか(笑)」
らむだ「それだ(笑)。しかもこの広告、上のほうに
   『きっと、みんな同じ気持ちなんだろうなあ。』とあるし。」
美 森「みんなそれか(笑)」
2003年6月8日(日) やっと半分
 『UNI』さん(6/7分)、Zoroさん(6/7分)、『The Signs Of Zodiac』さん(6/7分)、『轟沈』さん(6/7分)、『Re-404NF in 金剛妹界』さん(6/7分)、『Sister Freedom』さん(6/8分)、『かーずSP』さん(6/8分)、『L.L.L@online』さん(6/8分)、『zhuravlik.net』さん(6/8分)、『バーチャルネット妹の友人さやか15歳(推測)』さん(ニュース内)、『Floating Mind』さん(free zone内)、『Winter Snow』さん(6/9分)、考察へのリンクありがとうございます。

 とらさん、あのメールは明らかに意図的ですよね(笑)。

 1日遅れのため、まずはお礼のみにて。
2003年6月9日(月) 多正面作戦
 GBA本体と、GBAソフト「シスター・プリンセス リピュア」限定版が先日届きました。美森氏に感謝。限定版とうだけのことはあり、おまけにステーショナリーなど入っているのですが、その中のクリップで腕の皮を挟んで、まるで可憐につねられているみたいと痛し嬉し。しかし乾電池を用意していなかったため、その日は箱などを眺めて終わりました。
 さていまや電池も揃え準備万端、でもPS版の「シスプリ2」がまだ終わってないんですよねぇ。今まで何をしていたのか自分。今週中になんとかクリアしたいところですけど、一方でやたらに文章を書きたくなってもいますのでどうしたものやら。ちなみに今書きたくて仕方ないのは、リピュア考察その4(既に1/4ほど書き終えた)と、佐藤大輔作北海道ものシミュレーションゲームの感想(何故)。いや、こないだのコマンドマガジン特集が『征途』のアレだったから、つい。

 レッドサン、まだかなー。
2003年6月10日(火) 暑いにょ
 暑気払いにビール1缶飲んで、あっという間に正気の沙汰でなくなれるこの単純さ。文章書く前だと致命的ですが。

 次の考察は、第6話(衛話)分を書き終えたところ。衛と亞里亞は、リピュアAパートで重要な成長の契機を獲得していた双璧なので、そのへんきっちり提示したいですね。
 そんなわけでリピュアDVDを繰り返し観ているわけですが、しかし白雪は本当に不遇でした。春歌や雛子もメインをはれませんでしたが、それでも兄と二人だけの場面がないわけではない。これに対して白雪は、そういう場面が全くないのです。あんまりだと思いつつ、文月さんが好きな理由もよく分かるというか(失礼)。白雪が金髪で服の色が白だったらずいぶん印象も違ったはずですが、この子は性格のメリハリに比べて、外見で損をしてるんですよね。

 もうじき誕生日なので、自分に何かプレゼントしようかと思います。今のところ最有力候補は、『コメットさん』DVD-BOX2巻。このさい思い切って。アニメ版シスプリは考察意欲をかきたてられますが、観たまんまで納得できる作品というのもいいものです。そして、子供向けか大人向けかにかかわらず、「品」を感じさせてくれる作品は、これまた希ですし。最近の「面白い」と言われる作品の大半は、どちらかというとケレン味ばかりじゃないかしら。

 馬鹿話。

らむだ「誕生日祝いのケーキに年の数だけ蝋燭を、とかあるじゃない。
    でも蝋燭より、女子小学生をいっぱい飾りたいよねえ。」
美 森「はあ。」
らむだ「なんだその気のない返事は。」
美 森「いや、俺3Dには興味ないから。」
らむだ「3Dもいいぞ。柔らかいし。」
美 森「いや、2Dも柔らかいから。」

 そんないつもの会話。
2003年6月11日(水) 夏季攻勢
 リピュア考察4、アップしました。当初の予定では、第6話から第9話まで一括して扱うはずでしたが、分量やまとめやすさの関係から、まず年少者分の第6話・第7話のみを対象としました。

 追記。

 『Re-404 NF in 金剛妹界』さん(6/11分)、『カトゆー家断絶』さん(6/11分)、『かーずSP』さん(6/11分)、『UNI』さん(6/11分)、『■ちぇき。■』さん(6/11分)、『みさきニュース』さん(6/11分)、考察へのリンクありがとうございます。
 途中下車な更新だったとはいえ、このペースは昨年の夏を思い出させます。この季節はぼくを何かに駆り立てる。だいたい役に立たないものにですけど。
 次の考察は第8−9話年長者の成長の諸相。考えたらリピュアAパートって2話あわせてアニプリ1話分より時間長めですから、まとめて4話なんてのはかなりしんどいのでした。書く方も読む方も。そうすると、最後の考察も、3話まとめた上に時計台について検討というのは厳しいかもしれません。時計台や監督設定は、オフィシャルムックで完全に無視されているのですが、作品に内在して解釈するという本考察の視点からすれば、あの設定などは補論で扱うのが筋なのかな。

 「シスタープリンセス アニメ」でぐぐると、うちの考察置き場がアマゾンの上に来るのも驚きですが、「考察」でぐぐると45番目というのもどういうことなのか。ちなみにアニメ系では、第3位に『ドラゴンボール』、第19位に『ONE PIECE』。次に戦う相手はルフィです(無茶)。なお、「可憐」だと全然引っかからないあたり愛情が薄いと非難されてもしかたないですね。「アイスピック 可憐」だとトップなのですが。

 美森氏、君はこんなキーボードを使うのかね…。
2003年6月12日(木) はっぴぃぱらだいす
 『雪花乱舞』さん(200306-1102359分)、『バーチャルネット妹の友人さやか15歳<推測>』さん(ニュース内部)、『Sister Freedom』さん(6/11分)、考察へのリンクありがとうございます。

 ところでシスプリメのガイドラインですが、とくにアーキシスターの場合、「兄への挨拶・呼びかけの仕方」という設定も必要かもしれません。というのは、オフィシャルシスターの場合でも、「やあ」なら「兄くん」(千影)、「ハーイ」なら「にいさま」(白雪)など、こう呼びかけられればどの妹か分かるように定型化されているからです。(アニメ版でも同様。とくにアニプリ第5話でのメール冒頭挨拶は『オフィシャルキャラクターブック』に準拠していた。)

 IRCより美森氏情報。おまるのふるさと大陸のおまる。世界はおまるの薄暗き水面に浮かぶ一片の塊なのだ。

 スリットから噴射!とか。

 ゲーム2で衛の「よぉし!」(「よ」にアクセント)という声を聞いていると、鳥坂先輩を思い出してしまいます。

衛 「よぉし、それじゃボクは一番上から飛び込んでみるからね。見ててよあにぃ!」
鳥坂「むむっ!それは私に対する挑戦だな。よーし!あ〜る、お前もついてくるのだ。」
あ〜る「あい。」
椎子「ちょっと二人ともー。」
雛子「アリリ、あのひとたち、かたぐるましたまんまドッボンするのかな?」
可憐「雛子ちゃん、危ないからあっちにいきましょうね。」
雛子「うん…?鈴凛ちゃん、なにしてるの?」
鈴凛「えーい、負けるなメカ鈴凛!」
成原「ぶわっははは、儂の水中ロボ『まぶちくん』に勝てるものかこの小娘がーっ!」
航 「な、なんだこりゃ!?」
小夜子「はーいタダ見はお断りよ、資金援助よろしくー、なんちゃって。」
R.デコ「お兄様、あなたは堕落しました。」
航 「え?き、君だれ?」
ノッポ「兄ちゃんモテモテだねぇ。」
島崎「うらやましいかぎりです、えへへ。」
咲耶「ちょっとあなた、私のお兄様に近づかないでよ!」
航 「わ、咲耶ちゃん、そんなにくっつかれると…。」
燦緒「堕落したな航。」
あ〜る「やあ、溺れたらおなかがすいたじゃないですか。」
春歌「日本人は、やっぱり御飯ですわね。」
さんご「こんなとこで、よく漏電しないね。」
まりい「ええい忌々しい光画部の連中め、またこんな騒ぎを起こして…。」
四葉「むむむ、あんな物陰から覗いてるなんて怪しいデス…。さては英国のエージェント?」
信 「それじゃ、ここらでファンサービスを」
あさの「やめんか!」
山田「んじゃ、ボキが代わりにぃ」
眞深「やめろっての!」
バボ「…。」
亞里亞「…。」
ハニ丸「…。」
じいや「そんな格好でお見送りとは、酔狂ですなぁ。」
たわば「お互いさまだ。」

 80年代的えいえんの世界。
2003年6月13日(金) 受け継がれるじいや魂
 Zoroさん日記(6/12分)より。

>私は今のじいやさんは、先代の”おヒゲのじいやさん”の娘だと思ってるんですが。

 その可能性、けっこう高いと思います。(その一方で、全然関係ないという説もあるわけですが。)彼女の仕事に対する真面目すぎる態度は、もともとの性格だけじゃなくて、そういう経緯があってのことではないか、と。その意識が強すぎて、仕事の本来の目的を見失ってしまいそうな瞬間に、亞里亞の兄が回復させる働きをする。妹達の場合もそうですが、彼女達が人間的なバランスを喪失しかけたときに、いつも兄の働きかけがなされて、今まで以上の心の強さや親密な人間関係へと導いてくれるのです。

>You are not alone.

 「だって、あんな優しいお兄様が、私にはいなかったから…。」と呟くとき、じいやさんは、妹達が兄から切り離されて孤立するのと同様、亞里亞との絆を断たれている状態ですね。それを再びつなぎ合わせてくれるわけですから、そりゃ感謝もしますし、ゲーム2みたいにプールに誘いたくもなるでしょう

 なんて冷静なふりをふきとばす衝撃。こ、これは…!(『BRAINSTORM』さん6/13分より)
2003年6月14日(土) 二日酔い
 あうー、1日遅れ。

 や、もう…(6/13分)。どこまで進む「生シスプリ」。そして男の子の場合は白飯or栗ごはん。

 可憐歌その2(6/13分)。その1は、こちら
 この時代から選ぶ咲耶歌だと、シュガーの『ウェディングベル』ですかね。「私の方がちょっときれいみたい(ずっとずっときれいみたい)」
2003年6月15日(日) シスプリ化計画
 『Floating Mind』さん(Free zone内)、考察へのリンクありがとうございます。

 2chから、Yahoo!ニュース。企業経営の全寮制中高一貫校が、海洋リゾート施設「ラグーナ蒲郡」に設立されるとのこと。「全国でも珍しいリゾート施設内の学校」ということですが、これって星見が丘西学園?
 で、そのラグーナ蒲郡。福島県のビクトリー高校、伊豆の初島、東京湾の巨大風車に続いて、日本がどんどんシスプリ化していくようです。
2003年6月16日(月) べるりんべるりん
 あまりにも見事なリピュア第5話解釈はこちら

 『潮見工房』さん、リピュアDVDチェック第11話分更新。

 あだ名メーカー試してみました。

可憐:かれぞー
花穂:かーマン
衛:まもきち
咲耶:さくーん
雛子:ひな兵衛
鞠絵:ケロまり
白雪:しらえもん
鈴凛:りっと
千影:ちかりん
春歌:あほはる
四葉:よつライダー
亞里亞:あーる

 やあ。という感じのオチでした。それにしても「あほはる」とは…。ちなみにうちの脳内家族の場合。

瑞佳:みず猿(あんよ:あん之進)
未来:みらら
らむだ:らむちゃん

 うーんだっちゃ。
2003年6月17日(火) お誕生日
 馬齢を重ねました。よくここまで生きた自分。

 そしたらなんと可憐さんから、早々とぼくの誕生日祝いのプレゼントが届きました。「やったー」と部屋の中をぐるぐる駆け回り、嗚呼やはり何だかんだと言いながらもぼくのことを兄と慕ってくれていたのだなぁ、などと感涙にむせび、いざ心を落ち着けて包みを開いてみたところ。

 じゃん

 …。
 なんだこれは
 いや、見まがうことなきお馴染みのブツですが。
 ……。
 手紙らしきものが入っています、こっちを開けてみましょう。

 じゃじゃん

 ………。
 これはつまり…。
 自決せよと…?

 でも、使用法に「砕く」と「割る」はあるけど「突き刺す」「貫く」はないんですよ!?(悲鳴)

 しかしでかいです。これなら確かに死ねます。練炭なんて目じゃないです。

 ところで手紙の裏面がさらによく分かりません。「中高年の健康を支える母乳パワー」ってどんなだ。つまりこの方か(えー

 ああ、今日は仏滅だったような。くすん…。泣きながらトップ絵も入れ替えました。
2003年6月18日(水) ぽすとおたんじょうび
 お祝い下さいました皆様、ありがとうございます。
 そして電話会社からも誕生日祝いをいただきました。まさかこんな日に、滞納で不通になるとは…。人生冗談。

 ソガさんから、さらに千影について。「ほうっておくとどこかかけ離れた孤独な世界へ取り込まれてしまう千影の心を兄が繋ぎとめているという関係」というのは、アニメ版前作から顕著に描かれるようになってきたものだと思います。原作キャラコレでは、そのような姿と千影が兄を引っ張り込む姿とが混在していましたし。ゲーム版2では、むしろ千影ワールドに兄がひたすら引きずり込まれていくように感じました。

 『金色(こんじき)のガッシュ!!』単行本の4巻以降を大人買い。一気に読む。いや、これぞ少年漫画です。作者の雷句誠氏は、藤田和日郎氏のアシスタントをしていた人ですかね。共通する線と魂を感じます。そして、ガッシュベルがちゃんと子供こどもしているのもいい。ティオがものすごく可愛いのももちろんいい。そしてリンゴむきむき。いい。
2003年6月19日(木) 恋愛という共同幻想
 『The'00s must GO on』さん(6/18分)、考察へのリンクありがとうございます。

 アイスピックの加護あって、カウンタがびゅんびゅん回ってます…。画像の力って大きいなぁ。ところであのブツは、自分で作ったネタではなく、本当にぼくに贈られたものです。事前に何の連絡もなかったので、素でくらいました。
 じつはもう一つ卒倒ものがあるんですが、そっちも近日中に必ず掲載します。

 反応いただいた中から、とらさん「ある意味、新品の勝負パンツって感じ?(違ッ」というコメントに笑いました。負けたら失血死しそうな勝負。しかもぼくの負けは決定済みという。いや、ぼくは貫かれたいんじゃない、貫きたいんだ!そんなこと言ってると、皮のとこをピックの先で刺されて壁に固定されそうです。
 そいえば、ガオガイガーの装備には何でアイスピックがなかったんだろう(文具じゃないからです)。

 前にも書きましたが、こちらの「ふたばパックリマンシールギャラリー」に、うちのいただきものの可憐絵が。

 柳昇校長死去。ご冥福をお祈りいたします。それにしても、こないだ『あ〜る』ネタを書いたばかりだというのに…ぼくがネタにすると関係者に不幸が起きるとか、そういういわれがあったらやだなぁ。

 …いや、それを逆手にとればいいのか。というわけで、今なら『ステルヴィア』をネタにすれば大勢の方々に喜ばれそうですね。何やらすごいことに(6/19分)。

 ところであのアニメ全然見たことないんですが、ようするに「モテる男女は何もしなくても高嶺の花を獲得し、そうでない他の男女との友情を無視してもその幸福には一向にさしつかえない」という真理を描いた意欲作ということなんでしょうか。最近は嫌な奴らが主人公の漫画こそ流行するという話をどこかで聞きましたので、そのソフトな応用なのかな。あるいはアニメファンをシメる新たな手法を開発したということかも。エヴァ以来の発明ですかね。
 実際公式ページでも、「妙に女のあしらいが上手い」なんて書かれてるので、まあ覚悟せよ、と。そしてまた、ヒロインについても「一個一個をきちんとしようとして全体がおろそかになるタイプ」とあるので、今後も視聴者は振り回されていくことでしょう。こういう性格の女性は、天真爛漫に人の心をかき乱していくものですし、そんな彼女のファンになった以上は、最後までつきあうしかない。むしろその悲劇をこそ楽しむしかない。(これ、リピュアの時に出た「山田の視点こそ視聴者の視点」という話と同じですが。航みたいな成長が描かれてないから、リピュアの兄は嫌い、と。)
 まあそこまでいかなくても、今後しばらくして彼が消滅する場面が描かれれば、それで落ちついてしまいそうですけど。でもそのときヒロインは多分泣くことになるわけで、みんなそういう姿を見たいのかな。もしそうだとすると、それはカタルシスというよりルサンチマン発動。それとも、その瞬間「種」がはじけてハイパーしーぽん、とか。「姉さん…ピアノ…」ちゅどーん。

 ぼくとしては、桜玉吉『ブロイラータキダFX』など勝手に想像してみたり。汁ビアー、すてるビアー。だけどこの二枚目半のサブキャラが嫌なええかっこしいとして頑張っていれば、「こいつよりはまだましだ」という納得の仕方もできただろうに、ひょっとして逆に三枚目的に受け入れられてしまってましたか。だとすると、「戦いがキライ、競争キライ。温厚そのものの人畜無害人」という光太の設定は、確かに「無色」という以外の何物でもなくなってしまいますね。でも、この設定こそは、実は多くの視聴者に重なるところなのではないでしょうか(『Seed』のキラもそうですが)。ただ一つ違うのは、先にも挙げた「女あしらい」のよさ。そしてこれについては、姉がいるからという説明がなされています。

 はい、もうお分かりですね。この作品の主題は、しーぽんのような女性と結ばれるには姉と暮らした経験が不可欠、ということなのです。ヒロインの前に、まずは「女あしらい」を教えてくれる姉を。姉から全てが始まる。姉がいなくちゃだめなんだ。だからこれは、姉の時代到来を告げる諸々のえろげと結託した思想統制作品なのです。言うまでもなくぼくは、妹萌えの最前線に立つ者として、このような潮流に真っ向から対決します。みんな真実に気づけ、シスプリに立ち返れ。
 どちらも根底においては大差ないことなど、分かってはいるが分かるわけにはいきません。
2003年6月20日(金) 見てない者の身勝手
 こちらの千影が好きで好きで…。このタッチって、チャーリーブラウンの人でしたっけ。

 くっそう志麻め、ぼくの光太をたらしこみやがって!(えー)だいたい、凡百の視聴者が天才・光太さまに感情移入しようなんて、身の程知らずにも程がある(その前に日本語が変です)。いや、話としては順番が逆で、「天才だから感情移入できずに当然」ではなくて、「何でそんな感情移入しづらい天才が作品世界に必要なのか」ということなのですが。

 すてるびあーに関連して、『皇帝φ機構』さん(6/20分)の「ようするに萌えキャラ不在の時代なんだよ」というご指摘。なるほど。と同時に、物語不在の時代でもあるわけですかね。アニメファンを「物語志向/キャラ萌え志向」という枠組みで分かつことはできるにしても(猿元氏がしばしばご提示のように)、物語志向を満たしてくれる作品があまりに少ないので、そちらに重きを置くファンも、否応なくキャラ萌えの方に偏っていくという。
 いや、ぼくは確かに今放送されているアニメをほとんど見ていませんが、それでもいくつかの「良い」作品、あるいは「丁寧に作られた」物語的作品を挙げることはできます。例えば『ナージャ』、例えば『ガッシュベル』。原作の有無にかかわらず、どちらもアニメ制作側の誠実さを感じさせる作品です。そしてそこに登場する人物達には、属性で割り切れないものが必ず息づいています。それが存在への意志としてこちらにも伝わってきます。
 そいえば、ナージャとフランシスのときにはこんな騒ぎはなかったのではなかろうか。でもあの作品の場合は、フランシスはそこそこいい奴でしたし、ナージャとの接近過程もいくらか描かれていましたし。怪盗黒薔薇についてはナージャ自身が反発してましたし。もし今回と同様の騒動が発生するとすれば、それはナージャの場合ではなく、リタたんが意味不明にキスされた時でしょう。
 それはともかくも、『ナージャ』や『ガッシュベル』より『ステルヴィア』がもてはやされるこのコミュニティとは、一体何物なのでしょう。もしも各所で指摘されているように、しーぽんと光太との関わりを、それぞれの想いのありようを、もっと丁寧に描いてきたとしたら、本当にこの作品はきちんと評価されたのでしょうか。いえ、きちんと評価されたとしてそれはごく一部にとってのものであり、むしろ多くの「キャラ萌え」ファンにとっては反発を覚えられてしまったのではないでしょうか。だいたい、しーぽんと仲間達の交流を描いたイラストとかあまり見たことないし。

 こんな根拠のない不安を書き綴っていると怒られますけど。というか、ぼく自身の経験として、「あの」アニメ版シスプリでさえ、馬鹿真面目に考察した結果、その内容を認めてくれた方々が少なからずいらしたわけです。作品内で語られたはずなのに先入観が見落とさせてきたもの、作品が語ろうとして十分語り得なかったもの(そしてついでに作品が語らなかったもの若干)を、その作品への愛を込めてかたちにすれば、それを受け止めてくれるファンが必ずいる。しかも、今まではアンチだった人までが、見直してみようと思って下さりもする。これが考察を通じてぼくが学んだ大切なことの一つです。
 だから、ぼくの疑念を吹き飛ばすような、『ステルヴィア』への愛に支えられたキスシーン解釈を、どなたか指し示して下さい。作品が描ききれていない光太の想いの推移を、これまでの放送分の中から微細な言動を抽出しつつ再構成して、野次馬の前に突きつけて下さい。みんながこれだけ好きなしーぽんが選んだ相手なのだし、彼女が生きている世界なのだから、本当に彼女が好きな人が、作品まるごと料理して見せて下さい。少なくともぼくの身近では、あのキスシーンは割と受容されていました。その方々の感受性をぼくは信頼してますから、ということは、何かが見いだせる可能性はあるわけです。

「その中でも少しでも萌えるキャラを探し、積極的に萌えようとするヲタクたち。」

 『皇帝φ機構』さんの文章の中に、こんな一文がありましたが、結局その積極性とは、萌えキャラを通じて作品そのものを再構成して「本質」をひねり出してしまうほどまでには至らず、与えられた材料の中からの選択行為にとどまっているのであり、その意味では何ら「積極的」とは呼べないのではないでしょうか。
 あるいはこれは、半年後にはきれいさっぱり忘れられているキャラと作品なのかもしれませんし、そういう消費対象として刹那的に大騒ぎするだけであれば、何も小難しく考える必要はありません。わーっと盛り上げて、すっと収めるのが適度な楽しみ方ということになるでしょう。そうであれば、今回のこの騒ぎも、昔のテレビドラマで話題作りのためにアイドルがキスシーンを演じたときの反響と同じです。つまり、そのようなアイドルや萌えキャラを仲立ちとして、制作側とファンとは共犯関係にあるのです。
 それでも我が儘を言わせていただけるなら、どなたか、彼女達にいのちを与えてやって下さいませ。(こちらこちらなどは参考になりますが。あとこちらの真ん中へん)
2003年6月21日(土) 同じ星座のもとに
 四葉の誕生日。リピュア考察5は間に合わなかったので、せめて鈴凛の誕生日には何とか。

 『コメットさん☆』DVDセット到着。少しずつ観ていきたい所存。

 『ステルヴィア』について昨日一昨日と見てもいないのに文句たらたら書いてきましたが、、文月さんから解説をいただく。こちらが求めていたものが全て語りつくされていて、ああやっぱり信頼できると安心しました。そう、この安心が何よりほしかったわけですが。
 「宇宙の音を聞きたい」という設定が、今後どう活かされていくのかなぁ。ツボはたぶんそのへんなのかと思っています。
2003年6月22日(日) しびびーんラプソディ
 さて、自分の誕生日に贈られたもう一つのプレゼントについて。
 猿元氏から突然に荷物が届き、一体何事かと思って開けてみたところ。

 いきなりしびん

 ちなみに共犯者は美森氏。荷を開けた時、たまたま一般人と電話中だったもので、危うく奇声をあげるところでした。かてて加えて可憐のフィギュアも入っておりました。どうしろと言うのか。

 2秒ほど考えた末、トップ写真のように、まずはボトルクラフトっぽくしてしました。しびん可憐。別角度

 続いて、せっかくなので、このしびんで祝杯をあげてみました。幸い、いただきもののビールがあったので、とりあえず350ml注いでみる。その画像はこちら。なかなかいい感じです。
 そして、勢いさらに350ml追加して750ml。出し過ぎです。縦にするとこんな感じ。乾杯!
 当然、飲みきりました。しかし、いつもに比べて酔いが激しいです。

 教訓:しびんでビールを飲むと酔っぱらいやすい。

 正直、つまさきまでしびれてます。よく考えたら、ビールを注ぐ前に洗うのを忘れていました。送り主によれば、殺菌消毒しているとのことですが、はてさて。

 後で追記する予定。
 追記。これまで書いてきた『ステルヴィア』文章について、反応いただく。

 『小宮日記』さんから。リンク箇所より上の方にも、多くの興味深いご指摘があります。

>「萌えということで言えば、萌えが受動的であるゆえに、
>「それは作品への愛ではない」
>あくまで、「萌えられる自分」への愛であって、
>萌える限りは、「対象である作品」と「萌える自分」は切り離されている。
>そこにある愛は、しーぽんへの愛でもなく、まして作品への愛でも無い。
>萌える自分の萌え魂への愛である。

 全くその通りだと思います。しーぽんの作品内での位置づけが全然見えない。
 あるいは例えば、散見された「アニメファンがしーぽん好きでこの作品を観ており、その感情移入対象がしーぽんの片想いの相手としての光太であるにも関わらず、云々」といった批判は、何より『ステルヴィア』という作品の主人公がしーぽんであることを忘れているのではないか。天才でありながら(あるいはそうであるからこそ)性格的には未熟なしーぽんが、光太に惹かれていく心のうちを、内在的に理解しようとしないから、今回のような騒動が生じるのではないか。
 まあ、製作側がやはりアニメファンをシメようとしている可能性もまだ否定できないのですが、それはぼく自身が見てみないと肯定もできませんから、語るべきものでもない。

>面白いのは、「キャラ萌え」は受動的で、自己愛なのに、
>しーぽんのキスに「絶叫」するのは、
>かなり能動的なんですよね。むしろ萌えから逸脱している。
>萌えというとき、他者はいらないけど、
>「光太殺す」と叫ぶときは、あくまで「デモ隊」のように、
>叫ぶ他の仲間の存在を要求する

 これは群集心理というか、「踊らにゃ損々」的お祭としてとりあえず受け止めました。ぼくもまた、第三者の顔をしながら語ってしまったわけですし。

>世間では「光太ってしーぽんを好きだと思う描写が一回でもあったか?」
>という疑問が多いけど、そうだろうか?
>ことあるごとにしーぽんにアドバイスや思いを彼は語っていたし、
>「好き」とかそういう直接的なことを言ってるわけじゃないけど、
>しーぽんに興味を見せ、関わろうとする態度はずいぶんとあったと思う。
>なので光太の行動にはさほど違和感は感じないけどな。
>(だから言葉じゃなくて、キスで表現したと本人は言ってたし)
>むしろスタッフは、まっとうな恋愛ドラマを作っていたと思う。
>そこには「萌え」を否定して、挑戦するような悪意は無いと思う。

 これについては、次の文月さんのところで。

>これだけ騒がれてるのは、たんなる、演出上の失敗にすぎないと思う。
>でも、その失敗が、「萌え」だけだったものを能動的なものへひっぱったのだとすれば、
>それはそれで素晴らしい出来事ではないかという気もします。

 なるほど、と膝を打ちました。こういう観点大好きです。

>あと、しーぽんは光太が本当に好きなのか? と考えると、
>ちょっと怪しいと思う。
>むしろ、自分を愛してくれる存在を、好きだと思ってるだけじゃないのかな。

 不器用な天才少女と、不器用な天才少年の、初恋物語。すれ違ったり、唐突に交錯したり。ということですかね。

 次に、IRCで文月さん(ご自身の感想はここここ)に教えていただいたこと。
 後輩のりんねのお別れパーティにきちんと出なかった、という批判が各所でありましたが、これについてぼくも伝聞状態で先日皮肉を書きました。しかし、
「楽しめないの。クリスマスなのに、りんなちゃんのお別れ会なのに」
などという台詞がしーぽん本人から語られたことや、その前提となる事件(命に関わるほどの)のことなどをご教授いただくにつれ、人の悪意というものに直面してしまったしーぽんが、パーティに参加し盛り上げたくとも心からそうすることができない心の苦悶がきちんと描かれていたものと理解しなおしました。しかも、最初はちゃんとパーティに参加していたということらしいし。で、光太はそんなしーぽんを心配して後を追っかけたと。そして先輩の部屋に連れて行ったり、キスをしたりと、彼なりに最大限の心遣い・愛情表現を示したわけです。

 光太って、つまり無表情キャラなのでは。好きな飲み物が「麦茶のコーラ割り」とかって、要するに「ニンニクラーメンチャーシュー抜き」みたいなものでは。綾波が微笑む場面と同様に、次の話でデートする中で、しーぽんと光太がぎこちなく触れ合い、そしてようやく笑顔と想いの端っこを覗かせることになるのでは。
 いや、「女あしらい」という言葉がやけに引っかかるので、もしかしたら、やはり天才ゆえの訳の分からない理由でしーぽんを突き放し、しーぽんもその衝撃を何とか乗り越えつつ再び光太と協力し合える関係を築き上げていくのかもしれません。

 いずれにしても、この作品がそれほど難詰されるべきものでは決してないことがよく分かりました。ので、今まで書いた中で誤った憶測に基づいていた箇所を撤回します。ただし記述そのものは消しません。それは自省のためでもありますが、同時に、ウェブ上で目立ってリンクされていたサイトでの感想を材料にして書かれた文章がいかなる偏差をかけられているかを確認するためでもあります。つまり、アニメ感想に関するウェブ上の言説が、どのようにして権力的なものに影響されていくのかを、ぼくはここに経験していたのです。
 アニメ版シスプリについては、そのような偏向性に対して真っ向勝負してきたはずのぼくも、別作品になるとからきし世論にのまれかけていた、と。この点で、信頼できる身近な他者(本作品に関してはぼくの場合、文月さんとくわねさんでした)の存在はありがたく思いました。
2003年6月23日(月) しびんの海は俺の海
 『■ちぇき。■』さん(6/22分)、ウエピーですか(笑)。どろり濃厚。

 『ステルヴィア』についてのコメントリンク集『仮藻録』さんより)。ああ、ずいぶん語られていました。
2003年6月24日(火) オフ会という名の駄目空間
 1日遅れ。
 あまのさん利休さんと3人でミニオフ会。非常にパワフルなお二人なので、こちらも奮闘しましたがいささか力及ばずか。
 詳細は後日として、さしあたりは会話の中で生まれたネタを1つだけ。

 メイド喫茶に続く新たな喫茶店、それは「お嬢様喫茶」。パターンは3つあります。

(1)お客は執事・侍従として、お嬢様(ウェイトレス)がありがたくも手ずからおつくりになられたお料理を頂戴する。感想を聞かれてひたすら「美味しい」と答えると、「当然よ」と高笑いされる。

(2)忙しく動き回るメイドウェイトレス達を、お嬢様が優雅にお茶を飲みながら叱り飛ばす。

(3)零落したお嬢様がウェイトレスとして働いている。調理にもサービスにも全く不慣れで無理しているが、唯一例外的に得意な料理・デザートがある。ただし相当気に入られないと何が得意か教えてもらえない。チップを渡されるとややためらう。あまりふざけた客にはむやみやたらに厳しく凛々しく応対する。
2003年6月25日(水) とりとめなく
 先日のしびんですが、洗浄こそすれ殺菌消毒まではしていなかったそうです。あうー。
 で、IRCにてサンフェイスさんからこれを飲めとのご指示が…。白雪ビール。ムフン。

 四葉のおはなし。ぼくも新井素子を思い出しました。

 『ステルヴィア』について。リンク集をたどりながら。
 ウェブ上で、『あずまんが』から『マリ見て』、そして『ステルヴィア』という流れがある、ととらえてみる。『あずまんが』の女の子だけの集団のまったり感は彼女達の学年・学級だけのものであり、だから卒業とともに最終回を迎えたわけです。これに対して『マリ見て』は、異性性を排除(あるいは同性性の強調のためにのみ利用)した空間を学年間で継承させることで、女の子まったり集団のシステム的永続性を確立しました。これらの作品を読む側が、第三者として眺めているのか、それとも誰かに感情移入しているのかは、ここでは問いません。で、これらは人気が出た。そして、女の子集団が学校空間に描かれるとき、そのような雰囲気を予測する傾向が生じた。
 だけど、『ステルヴィア』は、そのような作品のものに一見よく似た女の子集団を描きながら、じつは全然違う方向性をもっていた。もし彼女達があずまんが的・マリ見て的な集団であるならば、命が危ないような危機に先輩によって陥れられるなどということはあり得ない。各人の安全があらかじめ保障されているから、ゆかり車もギンナン王子も存在しうるわけだけど、『ステルヴィア』はそういう約束事がある世界ではない。なぜなら、宇宙空間を舞台とするSFだから。失敗すれば人は死ぬし、憎悪もちゃんと存在する。そして、キャラクターは変化する。成長、とまでは断言しませんが。
 『バトルアスリーテス大運動会』を思い出します。ぼくはあの作品、最初は見ることもなく毛嫌いしていたのですが、いったん見始めてみると、あかりが周りの者達との関わり(好意も憎悪も含めて)の中で成長していくさまが描かれていて、これはこれで、と考え直しました。あかりはドジで駄目駄目でしたが、途中で増長したり、仲間との勝負に悩んだり、それらを乗り越えたりしてます。そして、いかにも破天荒な設定ではあれ、女の子集団SFものでした。ただし、あそこにはあかりとくっつく男性は不在だった。今回は、そういう男性が存在する。
 でも、そしたら、今回はこの男性もまた、ヒロインと並んで成長することになるのではないでしょうか。戦うことが嫌いなだけの天才が、守るべき者を見出したことで。アニメ版シスプリの航とは重なりながら違ったかたちで。何はともあれ、光太のモノローグがでてくる瞬間が重要かしら。

 オフ会で出たネタその2、「スク水空手」。
 キャラを選択すると、そのキャラがポンチョタオルから頭だけ出しながらもぞもぞ着替えるシーンが流れる。
 さらにロード時間がかかる場合は、準備体操をして浄化槽に腰まで浸かる。
 一定の確率で「あの日」のため戦えず、プールサイドで体育座りする(自動的敗北)。
 キャラは全員スクール水着を着用しているが、サイズが大きすぎる幼女や、サイズが小さすぎる留学生などもいる。
 水着は濡れると光る。
 天気が悪いと、唇が青くなる。
 キャラによってはビート板や水鉄砲、水球などで攻撃する。
 水中戦では反応が遅く重い。
 水中ではときどき内緒でおしっこする。その場合、水上の顔がぷるぷるほわわんする。
 眼鏡っ子は、相手の攻撃によって眼鏡を落とすことがある。その場合、画面がぼやける。
 体力がなくなってくると、だんだん涙目になってコントロールがほとんどきかず、ただポカポカ殴るだけになる。
 スイムキャップが相手の攻撃で外されると、長髪の子はハラリと髪がこぼれ出る。
 上体への攻撃を受けて肩ひもがずれることがある。その場合、白いラインが見える子と、下も日焼けしている子がいる。
 あて布が外れることもある。
 攻撃を繰り返していると、くいこんでダメージが増えていく。
 ボーナスステージではだるま潜りしたり塩素を拾ったりする。
 最終面では白スク水のお嬢様と戦う。
 最終面をクリアすると、どのキャラも白スクを含めあらゆるスク水を着用可能になる。 
 隠しキャラのイリヤは、攻撃を受けなくてもランダムで鼻血を出す。
 勝敗決定の後は目を洗うシーンが挿入される。
2003年6月26日(木) あうー
 前回の電話停止から10日あまりで再び不通になるという大技が炸裂してしまいました。

 とらさんより、しびんについて「これを飲み干すのを拒むと可憐さんに怒られるのでしょう」。ああ、怒られたいっ。

 猿元氏から、「お嬢様喫茶」について。既に館ものにまで進化しています。

 『路地魂』さん(6/25分)から、「スク水空手」について。手書き名札、挑発、赤外線透視モードなどのご提案。あと、目薬を差すロード場面もありかも。

 くわねさんから、「萌え」の規定と『ステルヴィア』問題について。

>「萌え」というのは集団的に且つ高速に対象を「消費する」ための
>高速化言語という側面も持ち合わせているのだと思うのです。

>「萌え」は感情であり、同時に行動様式なのです。
>行動、つまり「おたく的」な消費行動を内包する「好き」。
>それこそが「萌え」なのではないでしょうか。

 このへんの規定は、ぼく個人の「萌え」のとらえ方と一致しないことはおいといて、面白く感じました。すると今回の「祭り」が「正統的」というのはその通りですね。

 こないだのオフ会で、同人誌には編集者(執筆者の作品を批判できるような)がいない、ということに初めて気づく。多くの執筆者の場合、書くことが快楽に直結してるから、この快楽を上回るような批判には、たとえ自分の能力の向上につながるものであろうとも、不快なそれを受け入れる(つまり文章を徹底的に修正する)だけの我慢がきかない、と。こういう限界に自覚的な方々は、逆に貪欲に批判を求めるわけですね。
 自分の考察にしても、妹達の服装についてはほとんど記していないし。例外はぶるまなど。苦手なものについては書かずに済ませるというあたり、向上心の欠落といえましょうか。得意なものだけを過剰にたたき込むことで圧倒するのもありだとは思いますが、圧倒できなかったときに底の浅さが見えちゃうし。
 その前に電話代ですが。
2003年6月27日(金) 尿瓶詰めシスターズ
 タイトルは、なんとなく。

 同人誌の編集についてせいるさんから反応いただく。「まこみし」の方々は「自覚的」な側に属されているのだと勝手に思っていますが、それでも、読者の要求を受け止めながら・執筆者の特長を伸ばせるように・修正させることができる編集者って、アマチュアには存在し得ないかもしれません。正直、そこまでやってられないし。
 だけど、一人で迷い考え抜くのも非常に辛いわけで。ぼくも考察への感想や批判をいただくと、ともかく嬉しいものでした。それは考察が、快楽原則に基づいて書かれたものであるとともに、自分の一部を込めたものだという自覚があったからかもしれません。

 スク水空手について、腹打ち!なるほど考えつきませんでした。水面にぷかぁと浮かんだり。胸タッチは、ふくらみかけの子によっては痛がります。まだ固いので。なお、こちらもだだ漏れで反応してますので、どうぞお気になさらずに。

 胸が痛いといえば、こんな馬鹿話がありました。

らむだ「リピュアが縦に伸びるよー、新しいテレビほしいよー。」
美 森「なら、液晶の薄いやつ買ったらどうだ。つるぺただぞ。」
らむだ「いや、手入れがブラウン管より大変だし。」
美 森「そんなもん、専用の布で拭くだけだ。お前、ぺたんこなのをふきふきだぞ?」
らむだ「いや、あんまり強く触ると痛がるし。」
美 森「書いとけ。」

 さて、しびんなトップ写真を貼ってみたはいいものの、新しい画像が手にはいるまではこのままかと思うと、ちょっと眉根をひそめてしまいます。どなたか絵を下さいませ。
 しかし、しびんと言えば。何が「と言えば」か分かりませんが、以前にしのぶさんとした会話を思い出したりして。
 四葉が兄チャマの部屋の窓を近くの家の屋根から夜見張っていると、だんだん冷えてきてしまって尿意をもよおす。ところがちょうど兄チャマチェキのタイミングで、降りるに降りられない。そこで、周りを確認したうえで、こっそり雨樋にするわけだが、そのときハンカチを口にくわえている、という図。
 さて、一度はこうしてえらい苦労をした(雨樋になんて困難。角度とか)四葉は、さすがに名探偵。その次からは準備万端整えているに決まっています。つまり、バッグの中には携帯しびん。「クフフゥ、これで見張ったままでも大丈夫デス!」という塩梅なのでした。
 四葉の誕生日祝いも終わったところで、どなたか描いて下さい。

 佐藤大輔『鏖殺の凶鳥』を読む。前から探していたのですが、こないだのオフ会のさいに偶然見つけました。内容は、ドイツ国防軍でB級SFホラーという素晴らしい取り合わせです。

 『マリみて』第1巻も読む。こちらも一緒に買ったものです。裕巳が可愛いですね。素直で、平凡で、真っ直ぐで。真っ直ぐなのは既に平凡ではないのですが、周りの連中もわりと真っ直ぐだったり凛々しく歪んでいたりするので、あまり気になりません。この子はなんで怒らないのかな、と疑問におもってましたが、ああ、怒れないほどに純情だし、この先輩達を信頼しているのかな、と理解。光太ってのはつまり、何も語らないギンナン王子か。

 そしてリピュアBパートDVD到着。
2003年6月28日(土) 帰ったじょ
 『RinRin王国』さんから「お嬢様喫茶」について、「Mai:lish吉祥寺店の夜」が近似しているとの情報いただく。ときどきお客を踏んだりしてくれませんかね。

 出張の帰路は『マリみて』三昧。とまではいきませんが、第2・3巻を読む。最初の印象がそのまま継続。キャラクター小説としてごく普通に楽しく読んでます。祐巳が相変わらず好き。そして由乃もかなり好きに。内弁慶最高です。
2003年6月29日(日) ファンぢから
 『電撃G'sマガジン』8月号購入、久しぶりに本誌を読みました。シスプリ終了は間違いないとのこと。
 まずは原作者のお二人、4年間にわたりありがとうございました、そしてお疲れ様でした。そして、この企画を支えたメディアワークスはじめ、関係者各位にも感謝いたします。

 この日を迎えて何か一言記さずにはおけますまいが、こちとら雑誌を買わないファンでありますゆえ、まず原作原理主義者の『12人いる!』さん(しすぷり日記6/27分)の言葉を手がかりにして、いまやリピューリタンである自分の考えを示してみます。
 「シスプリは確実に一つの終わりを迎えた」というのはまさにその通りで、原作としてのシスプリはここに完結しました。しかし、ぼくはこのことをもってシスプリ総体の終わりとはみなしません。受容史的にとらえるならば、作品のありようとは作者の意図や作品内論理のみによって決定され、ファンはそれを一方的に受け止めるというものではありません。それは、作者・作品・ファンの相互関係の中で、その都度定められていくものです。ファンは、シスプリの諸作品を提供されつつ、そこからシスプリを固有のあり方で解釈し、一部のファンはその内容をテキストや絵で公開していきます。そして、その公開された解釈をめぐってファン相互に影響しあう関係が生まれ、これらの運動や全体的な購買傾向などがあいまって、作者側にもフィードバックされて新たな作品が形作られていきます。ぼくたちは、作品を受容します。それはつまり、解釈を表明し、作品を次世代へと継承させていくことでもあるのです。やがては、まだシスプリを知らない人々へさえも。

「ファンが二次創作を続ける限りシスプリは終わらない、というような論旨を目にしますが、これは一面の真理であると同時に、原作を(おそらくは故意に)軽視している点で明らかな欺瞞」

 ファンが受容作用を継続させることで、シスプリという作品総体を終わらせることなくいのちを与え続ける。これは欺瞞である以上に、一面の真理です。ただしそのためには、「大人の事情で早晩復活するだろうと現実的な期待」を抱く前に、二次創作が「原作とはあまりにも質の差が大き」くオマージュにもパロディにも到達しがたいという問題を検討するためにも、原作のテキストおよび絵についての批評(という言葉が適切どうかは問題にせよ)がなされるべきでしょう。原作者が示したシスプリと、二次創作のシスプリとでは、何が決定的に異なるのか。これをきちんと示しえないうちは、実はぼくたちは、原作そのものをも未だに受容しえていないのではないでしょうか。
 そう、まだこれからなのです。原作は完結しましたが、シスプリはまだ何も終わっていません。人によっては雑誌を買わないことでシスプリの連載復活を目指すかもしれませんし、実際に雑誌部数が急落すればそういう展開もあり得るでしょう。ですがぼくは、雑誌での終わりを大切にするためにも、逆に今から買い始めるのもありかとさえ思っています。これはあまりに極論ですし、「復活するな」と言いたいわけでもない。せめて無残な状態での強制的リバイバルだけは見たくないのです。
 こうしてシスプリメはついに本格始動となるのかもしれませんし、原作終了の余韻に聞き入るのもまたよし。ぼくは今後も懲りることなく、考察や企画ものなどを通してシスプリを受け止めなおしていくでしょう。
2003年6月30日(月) 半年終了
 天広直人氏からのシスプリ終了コメント。「本来の完結」という言葉に注目してみたり。とくに「本来の」の部分ですが。

 『マリみて』第4巻読了。おちゃめな双子。じきに入れ替わりそうです。
 ここ最近『マリみて』を読み進める一方、肝心のリピュア考察は予定に遅れるわBパートDVDは未だに観てもいないわで、結局シスプリから離れていくのか自分。いえそんなことはなく、たんに充電しているだけです。そういえば『コメットさん☆』もようやく第9話だし、GBAリピュアももう一息だし、PSシスプリ2も残り2人だし、つまりどれもこれも中途半端なままなのでして、まことにぼくらしい。

 忙しい時間が過ぎ去って、みんなはちょっと手持ち無沙汰。可憐も不意に訪れた静けさに、ピアノの調べをついためらって、ためいき混じりに窓の外を見やります。庭先では気の早すぎる雛子が、虫取り網を振りかぶって、やがて夏を押し包むはずのセミの声をつかまえようと真剣な笑みを浮かべています。それよりも、帰り道に水溜りにつっこんだ登校靴は、明日までには乾くのかな。靴の中でふやけた新聞紙を乾いたものに詰め替えながら、妹の方に顔を向けると、そこには幼い頃の夢を思い出しているような、ほっと気の抜けた可憐の面差し。

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