日記
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2002年10月1日(火) 秋ですね
 『カトゆー家断絶』さん(10/1分)、『■ちぇき。■』さん(9/30分)、『Floating Mind』さん、考察へのリンクありがとうございます。なお、マジカルヒナOP2番の歌詞は『Floating Mind』さんご提案の通りに変更しました。

 その『マジカル☆ヒナ』ですが、

美 森「であれだろ、シスプリ考察書き終わったら、
    『マジカル☆ヒナ』全話の考察を書くんだろ(笑)」
らむだ「ひあー(笑)」

 実はそれ考えてましたが、さすがに難しいです。

 『double bells*』さんの日記を拝見したら、何と冬コミで『妹戦隊プリンセスファイブ』本を出される予定だそうですよ兄上様っ。ブラック千影のお姉さんぶりが見てみたいです。

 懐かしい歌がいくつも。

 クリスマスの歌詞ですが、「喜びあふれ出す、ああこの世界中」と「銀の星」の間がよく分かりませんでした。それにしても、この歌を眞深はもちろん、千影も一緒に歌っているというあたりでもう感動ものです。

 ここのところ、パタリロ名雪の顔が頭から離れませんどうしましょう。あと、けろぴー1号は横向きになると端正な鼻筋と口元があああ。
 長官は久瀬あたりでしょうか。
 それから、腰をお大事に。メカ鈴凛の型どりシーン妄想というのはもはや定番ですが、晶穂が頑張ってお腹をへこませてたりして、その。または、あの店のおやじが、布団で寝ている間に二人のお腹の膨らみようを型どりしてて、それを店に飾るなんてことはもちろんせずに、むしろ新しい丼の器に用いたりして、
 おやじ、晶穂丼ひとつ。
 それともでっかい茶碗蒸しの器にして、おへその凹みに銀杏が入っているんだけど、よく考えてみたら何でおへその跡がへこんでいるのか普通ならでっぱってなきゃおかしいのにそうか晶穂はでべそさん、いやそれはないですかどうですか。
 妄想でってあげ。
2002年10月2日(水) みんなふとももがすき
 『美少女怪盗クローバー』さん(10/1分)、『俺ニュース』さん(200210-011522分)、『好き好き大好きっ』さん(10/1分)、『かーずSP』さん(10/1-2分)、神丞蒼那さん『ぱる・りる・ふぁ』(10/1分)、『マジカル☆ヒナ』などへのリンクありがとうございます。ぼくも「めっ」されたいです。

 で、ここ3日間のサイト全体へのアクセス数。

Date  Requests
9/29   1353
9/30   2358
10/1   26190

 うわー。内訳では『好き好き大好きっ』さんから直リンされた花穂絵がヌキんでていました(嫌な表現)。

 ヒナ達のアイテムが不明なのではっきりしる!と某所よりお叱りをいただきました。
 ヒナは、マジカルリングが基本。カホの「おうえんパワー」で励まされると、宙にスマイルスティックが出現します。このスティックはシングルCD絵に描かれているアレです。

美 森「じゃ途中から出てくるアイテムがもう描かれてるのか。」
らむだ「あー、それちょっとまずいかな。」
美 森「実はあのCDは原作漫画のイメージソングというのはどうだ。」
らむだ「あ、なるほど(笑)。漫画だとあのスティックは最初から使っていると。」
美 森「だが、それならアニメ版の主題歌も別に作らんと。」
らむだ「いや、あのCD歌が評判いいんでそのままアニメでも使ったということで。」
美 森「(笑)」
らむだ「雑誌はあれかな、『ちゃお』…じゃなくて『ちぇき』とか。」
美 森「うわ(笑)あるいは『電撃G'sマガジン』で絶賛連載中(事実誤認)という手もあるぞ。」
らむだ「あー(笑)」

 アリアはリボンが基本。パワーアップでフラワーパラソルが出現します。
 カホはバトンが基本。自分を応援できないのでパワーアップ後のアイテムはありません(涙)。

 その意気やよし。と偉そうな書き方してしまいましたが、衛さんを応援します。鈴凛さん(10/1)が書かれてますが、本当にこのシスプリVNIというのは「互恵」なのですね。

 歌詞教えていただき助かりました、「遠く光る」でしたか。
 あと、人気について。白雪は、料理以外はどうなのかがもっと描かれれば、割と人気が伸びると思います。雛子が「理解不能」というのは、しのぶさんにとっての花穂と同じ理由から安心するわけですが、例えばキャラコレなら兄とのお出かけが嬉しくて「どお?うらやましい?」と自慢する場面、アニメなら「ちょうちょがとまったー!」とか「メカ雛子なのー!」とか「おひさまのにおいがするー。」とかそういう場面で、もう丼3杯ずついただけるわけです、はい。第7話でドレスの勝手が分からなくて「可憐ちゃん、可憐ちゃん。」と行ったり来たりする場面もいいですね。つか、雛子の場面にハズレはありません(病膏肓)。

 負けました。ここで「ぜったい負けない」と言えねばならないのに…。あとキタガワXはけっこう哀しいです。
2002年10月3日(木) 脳内Re Pure
Date  Requests
9/30   2358
10/1  26190
10/2  81588

 うわーうわー。
 
 なんて慌てている間に『シスタープリンセスRe Pure』第1話放映。しかしぼくの地域では観られません、あうー。優しい萌え仲間の方々が、IRCで実況して下さったりして感涙。いえ、その直前までさんざふてくされておりました。どうもありがとう&ごめんなさい。早速各所で様々な反応がありましたが、だいたい原作(キャラクターコレクション・ポケットストーリーズ)を中心にして、微妙にアニメ版のにほひを混入、という具合かと理解しました。自分の予想とそう離れていなかったので、実際に観れたとして「これはこれで」と納得し、かつ「考察は必要なし」と落着。
 いえ、怒りはしませんじょ?
 でも、そんなに痛いのですか。
 とまあ、身内の方々の反応からもおおよその雰囲気を掴んだりして。

 その頃、眞深は燦緒と一緒に、兄妹達の様子をこっそり視察していたり。

眞深「ふんふんふーん。なかなかやるじゃん、あいつも成長したもんだねぇ。」
燦緒「なあ…。」
眞深「なに?お茶ならそっちにあるよ。」
燦緒「何でのぞき見しなくちゃならないんだ?せっかく久しぶりに来たんだ、
   ゆっくり話がしたい。不意打ちで驚かせるにしてももういい頃合いだろう。」
眞深「あーもう、あんちゃんはこれだから…。
   いい、ここで出てったら、せっかくの兄妹水入らずが台無しでしょ?」
燦緒「だからといって任務じゃあるまいし、またこんな真似しなくたっていいだろうに。」
眞深「いやー長いことこんな仕事してるからさぁ、つい癖になっちゃってるのよ。」
燦緒「…悪かったな。」
眞深「え?ああ、違うわよー、そーゆーんじゃなくてー。
   別にもう気にしてないし、けっこう経験が役立ってるしさ。」
燦緒「こんなふうに、か?…ふぅ。」
眞深「それに、もしあんちゃんの方が気にしてるんだったら、
   今アタシにつきあってくれてればそれでチャラじゃない。」
燦緒「…そういうつもりで、ここにいるわけじゃないんだが。」
眞深「…?」
燦緒「…。」
眞深「…ふふーん。」
燦緒「こ、こらっ!?ひっつくなっ!」
眞深「そんじゃ、こっちも兄妹水入らずだねぇーっ?うひひ、そぉれそれーっ!」

 などと、脳内補完にいそしむのも手ですかね。
2002年10月4日(金) もたもた
 出張とサーバ不調などでしばらくお休みしてました。

 エロゲ廃人度調査の結果、38と出ました。エロゲーマー10年選手なので年平均4程度。至極穏当な値なのですが、問題は、背後に累々と横たわる地雷の数。でも『メタモルファンタジー』や『あゆ』がリストに入ってないのはおかしいと思います。後者はさすがに無理ですか。
2002年10月5日(土) たも
 吾妻ひでお風に。

 アクセス数の狂乱は一気に終息しましたが、アクセス解析をチェキしようとするとぼくのPCは能力の限界に達して止まってしまいます。『マジカル☆ヒナ』をあちこちでリンクしていただけてたようで、ありがたいやら恐ろしいやら。早く放映されないかな(無理)。
 出張中、時間をみてはメモ帳を開いて、シスプリ考察のネタを記す。その熱意で仕事せよ自分(無理)。
2002年10月6日(日) 元気の素
 この日もまだ出張中。日記のくせに、日常生活で生じたことをほとんど書かないのがここの特徴ですが、一応の出来事を記しておくと、電車の乗換えで夜中の駅に降りたら、通路の壁にでっかい『シスタープリンセスRe Pure』のポスターが2枚貼ってあって、「ああぼくのためにみんなが出迎えてくれて」と感涙したこととか。航のごとくデジカメを持っていなかったことが悔やまれます。このあたりが兄失格。
2002年10月7日(月) 語り部に敬礼
 文月さんおめでとうございますー。作品を読ませていただいて、美汐さんのお茶目なところも含めてとても優しく描かれているなぁとしみじみしました。
 あと、点数がつけられる「こんぺ」というものに敢えて参加された、ということそのものが、もう、すごいです。さすがはニーソックス連盟リーダー(全然関係ないです)。

 そもそもぼくはSS書けない人間なのですが、このこんぺに参加された方々の作品を読むうちに、ますます書けないことに気づいたり。こんな訳分からん日本語を書いている時点で問題外とかそういうことだけでなく、何というんでしょう、自分に表現力がないというか、いやむしろ、人間の感情が描写できない。あるいは、小説という形式で何を書くのかがよく分かっていない。うん、こっちの方が言いたいことに近いかな。一方で真面目な分析方法も持っていないので、いまの考察のスタイルというのはきわめて自分らしいなーと思います。気を付けないと、すぐに言葉が滑ってしまいますが。
 でもやっぱり、作品や人物へ向ける愛の細やかさは、SS職人さんにはかなわないのかも。
2002年10月8日(火) 復旧したかな
 『変人窟』さん(10/4分)、『PRIVATE FRONTIER』さん(10/2分)、ヒナへのリンクありがとうございます。アクセス解析にしくじってて各所からのリンクを把握できてません。感想知りたいのに。
 でも、『404 not Found』さん(10/1分)の
>「健全な魂は健全な肉体に宿る」と言いますが、「素晴らしいネタは素晴らしい絵が届く」ですな。
 というお言葉はありがたくてもう。栗本さまの絵によって、ぼくでは到底創造できない部分までも、見事なかたちを与えていただいてます。その一方で、そんな絵を描いていただけた自分のネタにもちょっと自信がもてますね、何というか、『哭きの竜』でいう「竜もすげえが俺もすげえ」みたいな。それってつまり「器じゃねえ、器じゃねえよお」ってことですか(自滅)。
 それにしても、「カホのふともも」や「アリアえろい」という声はお聞きするのですが、なぜヒナに、じゃなくて、可憐のぱんちゅちらりずむには関心が集まらないのでしょう。答え:そっちに注目している間に右手のアイスピックが飛んでくるから。
2002年10月9日(水) みんなヒナが好き
 また受信未読メールが大量に消失しました。あ、あうー。

 確認できたとこ。『Anipre-Online』さん(10/2分)、『ねぎだく』さん(10/5分)、『俗物魂』さん(御触書内)、『夢の跡地』さん(10/2分)、『TAKEPONikki』さん(10/2分)、『どみにく日記』さん(10/2分)、『EgoisticRenaissance』さん(10/2分)、『ぱる・りる・ふぁ』さん(10/1分)、『産能大学SG研』さん(10/3分)、こちらの日記の方(10/2分)、『脆弱レトロウィルス』さん(トップ下)、『山田HP』さん(NEWS内)、『CROSSROAD』さん(10/4分)、『Wheel of Fortune』さん(10/2分)、『仮藻録』さん(10/2分)、ヒナへのリンクありがとうございました。

 そしてリファ漏れ

 『double bells*』さん日記でほめられたのー。『プリンセスファイブ』は、敵の首領という咲耶の位置づけがたまりません。あと、前線に立つ5人の大半よりも、後方支援の3人の方がはるかにしっかり者なのがまたリアルです。それにしても、妹をそれぞれどんな役柄にするかって、結構バリエーションがありますね。

 あとで追記予定。

 追記。
 リスト自作のお勧めをいただいたので、我流の表を作ってみました。これ全部をプレイしているわけではありませんが。
2002年10月10日(木) 秋の日の
 『Occurer"s R∞M』さん(10/1分)、『Route330』さん(10/1分)、『Prof.Kの部屋』さん(10/2分)、『へそパン』さん(10/1分)、ヒナへのリンクありがとうございます。

 ひろひろさん『White Garage Galaxy』からサイトリンクいただきました。今後ともよろしくお願いいたしますー。千影巨乳派とのことで、ぼくの立場とは真っ向からぶつかりますが、でも柔らかそうですね(弱)。

 昨日の廃人リストに早速お答えいただけました。
 とくそんさん33。
 C.Fさん30/110。
 うっちーさん19(プレイした分のみ)。
 ちなみにぼくは、104でした。少し嫌になりました。
 「こんなん偏りすぎ」とのご意見もありますが、えろくもないえろげが上位を占めるような状況こそ偏っています。なんて何故強気なのか自分。それはそれとして、リストへの追加希望がもしあればどうぞ。

 あと、うっちーさんのとこから月占いの結果:

月齢2
「あなたの性格
新月から2日目のひそやかな月光のように、とてもロマンチックでナイーブな心を持った人です。ひたすら夢を追うタイプですが、真面目で優しい性格だけに、他人の何気ない一言を気にしてしまったりします。対人関係で傷つくことが多いので、1人で黙々と打ち込める仕事に向くでしょう。実際、この月齢生まれには芸術家や文学者が多いのです。空想好きのためか、思いこみが強いところもあります。特に失恋したり、理想と現実のギャップに気づいたりすると思いっきり落ち込んでしまいます。ところが根が楽天的なせいで、意外に立ち直りが早いのも月齢2生まれの特徴。新しく興味を引かれる対象が見つかれば、ふたたび情熱を燃やし始める、永遠の夢追い人です。」

 ああー微妙にあってる(笑)。つまり、懲りないということですね。

 行きつけのラーメン屋が店じまいしました。ここで働き始めてから馴染みの食事所がつぶれたのは、カレー屋に続き2軒目。学生時代にもぼく好みの店はよくつぶれてました。まるで疫病神ですが、まあ実際そうなのかもしれませんが、ぼくが行く店というのは共通の特徴があるのです。
 それは、空いているということ。味は適当に食べられればかまわないので、問題は他の客を気にせずに食べられるかどうかなのです。どんなに美味い店でも大勢の客であふれていたらもうアウト。混んでいる時間をわざわざ避けて食べようとする人間なので、いつでも空いている店は、自然と足が向かいがちになるのでした。つまり、ぼくがよく行くということは、やがてつぶれるということの予兆。現在行きつけの定食屋などが3軒ほどありますが、このうち1軒は確かに危なそうです。頑張ってほしい、あまり混まない程度に。
2002年10月11日(金) 更新しなきゃ
 姫特製、とか言う前にそんな雑誌があるのですか。

 えろげ廃人度チェックにつわもの登場っ。桁違いですね…。

 昨晩の松井の50号は、投手と打者の勝負を感じることができて嬉しく思いました。打率の方は中日が戦術的勝利を収めようとしていますが、福留と松井のシーソーマッチを刻一刻と楽しむ方がファン全体は盛り上がるのではないのかしら。何となくアントワープに到達したかわりにベルリンが陥落したみたいな気分で、球界として戦略的敗北に甘んじようとしているかのようです、ここまでの経緯は色々あるにせよ。もちろん、パリーグの2年連続大惨事よりははるかにまし。バースの54本からローズの55本まで16年かかっているわけですから、56本が見られるのは2020年あたりでしょうか。王がダイエーの終身監督になりそうなので、ホークスが身売りするか専制君主が崩御するまではどうにもならなそうです。問題は王一人ではないけど。

 四葉話の考察があと一息。というにはまだ先がありますが、そろそろ書き上げないと予定があむない。それから、最終シリーズ分考察の後に「結論」が必要ではないか、との指摘をうけました。書くべきことがいくつかあるので、そうします。
 同人誌としてまとめることについては、まだ検討中。11月中に補論まで書き終わるのか。需要があるのか。需要をでってあげるために、『マジカル☆ヒナ』のコピー本(設定・各話概要・第1話と最終話の台本)を付録につけるという手がありますが、値段はいくらになるのやら。掲示板で、印刷したら200枚越えたというご報告をいただいてますので、ちょっと大変です。

 『Re Pure』放映分は今週末に何とか観られそう。前作とつなげられるかどうかが一つの焦点です(無理)。
2002年10月12日(土) りぴゅありぴゅあ!
 1日遅れで書いてます。

 というわけで、『シスタープリンセス Re Pure』第1話・第2話を鑑賞できました。美森氏どうもありがとう。DTさま、お気遣い下さり感謝いたします。なお、どちらの話についても、各所サイトの情報や、IRCでの実況などでそれなりの事前知識を得ておりました。

 第1話。
 前半。可憐の起床から1時間半もの間、妄想にひたっていたのかという話は既出ですが、その後も若干そのような時間が続いておりました。そうでなくては。ぼくも毎朝そんな感じです。この港町が日本国内なのかどうかとか、英国っぽいがみんな日本人だよね、とか言ってたら、美森氏曰く「日本人である前に妹だろう。」けだし名言でした。可憐が可愛いのは改めて言うまでもなく、問題は、あまりに可愛いということでしょう。ああ。あああああ。というか、砂浜で見えちゃったなんて確信犯ということを指摘するのは全く野暮というもので、兄の声は航と確かに違うけどそれはきっと可憐の頭の中ではああいう声とか態度とかで感じられるわけだから、前作の航の姿も可憐フィルターをくぐればこれと全く同じだったのかもしれません。総じて内容は可憐可愛い。千影も特殊な能力をさっそく発揮していてよし。衛のあの一言は、衝撃的ですが突っ込みがよりによって春歌と白雪なんて電波の双璧に言われるようでは衛の将来は非常に期待できます、なんて余裕の評価をしている自分がこのあと大変な事態に巻き込まれるとはこの時予想もできなかったのでした。ところで、可憐のあの服の右手の汚れは落ちるかどうかはもうどうでもよく、むしろいつまで落ちないかが問題になりますね。お兄ちゃんに今度はどんなリボンで包んでもらえるのかな、そのお返しに可憐をお兄ちゃんに贈ります、なんちゃって(はぁと)。そんな想像で明日の朝はきっと3時間半。ムフン(違う人です)。全体として可憐可愛かったです。
 後半。可憐のキャラコレ第7話をほぼそのまま映像化。止め絵が云々というのは全然気になりませんでした。唯一気になったのは、可憐が可愛いということでしょうか。で、内容は原作に忠実なので、アニメ版前作しか知らない人は吹っ飛んだかもしれませんが、元々のファンの人はおそらく満足されたことでしょう。ここに山田達が介入する余地がないことは明白で、彼らには次のシリーズで活躍してもらいましょう。気分はシスプリ版サテライトポエマーなので、純粋に可憐のお兄ちゃんに寄せる気持ちがひしひしと感じられて、これ以上もなく美しい物語でした。遺伝についてもよく理解できました。もしこういう勢いでこのシリーズが続いていくなら、安心して楽しんで観ていられる、そんなふうに穏やかな気分になれたのでした。が。

 第2話。
 前半。花穂中心の話で、彼女が路面電車の前で転んだ時は思わず「あぶない」と手が伸びかけました。美森氏に今「伸びてたよ。」と修正されました。思えば前作第1話で花穂が「ファイト!」と手をくいくいした場面でも、気がつけばくいくいと真似していたぼくですから、何となくこの子には可憐とは違った関わり方をしているようです。つか転びすぎ。たまには地面がよけてくれてもいいんじゃないのかな。第1話よりも兄の声は違和感ありまくりですが、これも花穂の感じたお兄ちゃまのものだと解釈。なんか雛子に世話してもらっているような。身長差も原作設定にしっかり準拠。雛子がえらい成長というわけではないですね。雛子が手を前に伸ばしてとてとて歩く姿は最高。で、また種をなくす。反省しても改善するということができない性格は、さらに悪化しているようですが、このへんは親近感がわきます。四葉と花穂のコンビも、ちょうと今前作の四葉話の考察を書いているので感慨深く。鈴凛もつい正直に思ったままに言ってしまい慌ててとりつくろうとか、その前の鈴凛登場場面で四葉と花穂が目的を完全に忘れて犬の方に向かってしゃがみこんでいる後姿が萌え。そして夢の中で全員ジョニー状態(『Kanoso』参照)。あるいはマリーベルの花魔法。袋を追いかけて地べたをぴょこぴょこする姿は絶品。なぜ種の袋があんなところに引っかかっていたのかは謎なままですが、前作第22話のエゾリスが関わっていたとか、何とか両作品をつなげてみようという健気な努力(無駄)。きちんとまとまったお話でした。
 後半。
 衛のキャラコレ第7話。全部最終話でいくつもりなのかな。ともかく、伸び、萌え。いきなりですか。学校の玄関で、横の下駄箱に「4年生」という掲示があるので、衛は3年生か5年生、まあ5年生が妥当ということになります。サッカーで失敗して帰宅後の自室、ベッドに身を横たえたしどけない姿とか、鉄棒で開脚とか、「そんな格好はいかーん!」とやや厳しい眼差しでハァハァしつつ、続くシーンで飯をほおばりながらまったり油断をしておりましたところ。

 ちっちゃいまもる登場。

 こみ上げる笑い声と突き上げる雄たけびが喉元を塞ぎ胸を痙攣させ一気に呼吸困難に。食物が気管に入って死ぬかと思いました。横で見ている美森氏が後で「お前を見て爆笑」と一言。あれは、反則です。原作にはちっちゃい衛の姿は確か全く描かれていないはずで、千影や鈴凛だったら心の準備もできているのに、あの何の曇りもないにぱーという表情はどうにも防御のしようがなく、衛らしい自覚のないど真ん中の攻撃がぼくを卒倒させました。しかしあの顔。あの瞳。だめだ。思い出すだけでもう壊れる。しかもこの子は、つい先日まであの表情が自然にできる心のままで大きくなってきたのであり、その事実を思い起こさせられてまた卒倒。最近は「ボクのにおい」とか色気づいてきたものの、かつ今回の格好はどの場面でも実に色っぽかったものの、この女の子と少女の端境期という素晴らしい瞬間をこのように生きられる衛という妹は、何とも崇高な存在なのです。身体検査でブラの話とか、他にもいいネタがあるのに、という批判はあるでしょうが、ぼくからすれば、わざわざブラなんて飛び道具を持ち出さずとも、彼女の輝ける瞬間を見事に描ききったスタッフの力量に平伏したいと思います。もしぼくからの批判があるとするならば、あの砂浜であにぃの後を追いかけて走る場面で、だんだんに成長した姿を見せるわけですが、服装はちっちゃいままでだんだんきつくなっていくのがよかったな、と。そう書いたら美森氏に「だせー。」と見捨てられました。

 可憐よりも衛についてたくさん書いているのはどうかという非難は甘んじてお受けします。でも、可憐のちっちゃい頃の姿が描かれたら、ぼくは、どうなってしまうのでしょう。
2002年10月13日(日) 毎日りぴゅあ!
 利休さんにお会いしました。さすがの勢いと密度でした。貴重なお話うかがえたことにお礼申し上げますとともに、ぜひシスプリ18禁SSを書き上げてください(えー)。物語を創造するのに、人生経験もとても重要だな、と(当たり前とはいえ)改めて思いました。ぼくは滑るように時間を過ごして生きてきたので、人間というものに対して引っ掛かりがありません。 このあたりについては、文月さんのありがたいお言葉に感謝しつつも、やはりどうにもならない差というものを感じるわけです。例えばマジカルヒナのプロットにしても、ぼくはあれだけの内容を書きましたが、あそこから想像するより詳細な内容は、ぼくが思い描くよりも、SSを書かれる方々のほうが、映像的にも言語的にもずっと具体化されてるんじゃないかと。それに実際に書くとなると、世の中分からないことだらけですし。電話代の払い方とか(滅)
 で、サンフェイスさんのを拝読してうひゃーと叫ぶ。もう、何と言うか、すごい。

 さてりぴゅあ見直し。

 第1話。
「可憐、夢の続きを見たかったな。」ぼくも観たかったな。
 お兄ちゃんは、可憐の胸のリボンも結んであげたのでしょうか。なんてことでしょうか。可憐の妄想の中では見えちゃったけど今は見えない場所にもリボンが結ばれていたりするのでしょうか。
 ロケットの中に入れる写真を探したら、可憐とお兄ちゃんの写真からお兄ちゃんだけを切り離すことなんてできなかったけど、お兄ちゃんと咲耶ちゃんの写真が1枚あったので、そこからお兄ちゃんのお顔を切り取りました。咲耶ちゃんのお顔は、もういっぱい針が刺してあって(以下略)いや、コルクボードの写真には咲耶もちゃんと写ったままでしたね。

 第2話。
 前半は可憐が夢の中以外はできてませんが、裏できっととっても大切なことをしていたんだと思います。第1話の夢の続きとか。
 玄関へ向かって階段を駆け下りる場面で、衛の胸が揺れていますっ(影のつき方に注意)。もう大騒ぎ。第1話で可憐のが揺れていないのをすぐさま確認しましたが、これはサイズの問題ではなく、ブラをしているかしていないかの違いです。衛、ブラをしなさい。サラシでもいいけど。そのうち、先端がこすれて痛くなってしまいますよ。あと、可憐や千影の前で「胸なんて邪魔なだけだよね、なければいいのに。」なんてこと間違っても言わないように。
2002年10月14日(月) 満萌中枢
 先日のえろげ廃人度チェックゆーいちさんから19本とのお答え。もしかして、リスト内容がやはり偏ってますか皆様。

 中華料理店でバイキング。こういう表現は珍妙ですが。
 一家で食事ですから、卓を囲むのは瑞佳、可憐、雛子ちゃん、未来にぼく。子供は半額とはいえ割に合わないことは間違いなく、自分が頑張って元を取ろうと早速ベルトを緩めて瑞佳に怒られる。まだズボンのホックも外してないんだから、と口ごたえしたらもっと怒られる。そういう瑞佳はずいぶんゆったりめの服装で、何事も仕度が肝心ということですか。
 料理一覧の中から一度に4つまで注文して卓に運んでもらうという形式なので、まず前菜と飲み物から。雛子ちゃんは甘いものを最初にお願いしようとして失敗。料理は一番小さい皿で2、3人前、どの料理もこれで注文するのでぼくへの割り当ては少ないのですが、辛い料理はぼく専用の皿になるので全体として帳尻が合います。毎回、辛いの1皿辛くないの3皿という組み合わせで全料理40品目を制覇せんと計画するも、辛い料理の数が多いのでいきなり断念。可憐が四川風の炒め物を試しに一口食べてみると、横の雛子ちゃんも食べてみたがる。姉に止められるが箸の先っぽだけ舐めてみることにして、案の定悲鳴をあげて涙目に。次の注文でココナッツミルクをお願いしましたが、これって雛子ちゃんの計画通りということですか。
 こちらの胃袋が中盤にさしかかったという頃には、可憐も瑞佳も終了間際。とくに瑞佳は、ご飯や麺類がないとおかずが食べられない人なので、必然的にその手のもので腹がふくれてしまいます。洋風バイキングならサラダで代用できるのですが。「もうおなかいっぱいだよ。」と腹をさすりながらにこにこしている顔を見ていると、こちらも学生時分のようには食えないことをしみじみ感じるほかなく、何とかお皿を空けようとしている可憐に無理しなくていいからと言いつつ小休止。お茶を飲んでいるうちにやや回復、直ちに追加注文にかかります。どうせ誰ももう食べないだろうから辛いのを、と思っていたら、

「あ、じゃそろそろデザートにしよっか。」
「そうですね、それじゃ雛子ちゃん、何がいいかな?」
「ヒナ、プリンとアンニンドーフとタピオカのと、ぜんぶ!」
「可憐ちゃんもそうする?じゃ全部3つずつね。」

 女性陣の別腹解除、しかもおかわりまで。なぜもっと肉を食わないのか君たち。ぼくは瑞佳からパンプキンプリンを一口だけもらう。カスタードのしか知らなかった雛子ちゃんはずいぶん驚いていたみたいで、今度うちで作ってみることになりました。甘党の女性ばかりの家に暮らす男親は、みんなこんな肩身の狭い思いをしてるのでしょうか。そういう不満を後で美森氏にこぼしてみたら、「一緒に食わないお前が悪い」と返り討ち。そいえば彼は、茜さんや亞里亞ちゃんとケーキバイキングに行くようなつわものでした。
2002年10月15日(火) しものはなし
 とくそんさん経由で「TOTOべんき」のうた。おさかなの後を襲うつもりにしては、ちょっと芸がないというか。スーパーで買い物主婦が「ながーせながせ」と口ずさむ光景は見てみたいものの、この歌につられて便器を買おうとする人はそう多くはないと思います。つかスーパーで便器売ってない。でも工場見学の「べんきができるまで」はなかなか勉強になりますね。
 ところでこの女の子キャラ、「カヨリン」という名前なのですが、なぜウリンにしなかったのか。などと考えていたら、うんこキャラの名前は「うんちょん」だそうです。複数の理由でやばそうな。あと、こいつも「流せ流せ」と踊っていますが、そう言いながらしばしば流れない奴がいるのはどうしたことか。あれは別種族ですか。
 2日遅れ日記なのに、16日の話題。
2002年10月16日(水) 滞納リピーター
 なぜ3日も日記を書かなかったかといえば、それは滞納で電話を止められていたからです。これで年間回数新記録でしょうか。

 ゆーいちさん再チェックの結果、26本。えろげならえろが第一、という主張をぼくは断固貫きますが、泣きげにも面白い作品があるのだろうな、とも思います。ただその場合でも、えろ場面を「とりあえずの言い訳として入れておけ」とおざなりに挟むのではなく、えろの扱いに何らかの工夫を見せてほしい、と願います。即物的えちシーンでなくても、えろさは表現できるはずなので。
 味乃ひらきさんは22本。平均値を出すまでもなく、ぼくだけ突出。あうー。
2002年10月17日(木) だいぴんち
 予想より早い電話切断に、IRCでのりぴゅあ実況を追いかけられないというこの痛恨事。これくらい痛い目に遭わないとぼくは改善しないだろう、という天の思し召しなのでしょう。そんな天に「甘い」と言いたい。文字通り天に唾するぼくの明日はどっちだか分かりませんが、このままでは更新もままならないので慌てて支払いを済ませようとしたのですが、どうやら請求書が1ヶ月分見つからないようです。こうして1日が静かに終わりました。つかこの隙に考察を書き上げてしまえばいいのに、風邪ひいてることもあり何もできず。

 りぴゅあを録画したビデオテープが後日送られてくるはずなのに、電話不通のままでは受け取りにも差し支えてしまいます。どうするどうなる続きは明日。
2002年10月18日(金) そして大勝利
 これまでのあらすじ:
 シスプリャーあんよは電電公社の陰謀により電話を止められ、世界に充溢するりぴゅあ力との繋がりを断たれてしまった。みるみる枯渇する妄想の泉、このまま電話代が払えないと肉1ポンド増量で花穂困っちゃう。絶体絶命のぴんちに陥ったあんよにはしっかりした人が必要なのだが、瑞佳や可憐がいてもまだ足りないなんて君はまぬけ時空のエトランジェ。最近は雛子すらしっかり者になりつつあるので、反面教師の面目躍如。「こんな大人になっちゃいけませんよ。」「はーい。」そもそも大人のすることじゃありません。

 というわけで、某電話会社に連絡。

「あのー、滞納してる者ですが、いつからの滞納か確認させて下さい。」
「…9月分からですね。」
「あ、その月の請求書をなくしてしまったんですが。」
「…では、再度発送しますので、21日までにお支払い下さい。
 今、電話回線をつなげましたが、お支払いがなければ22日に切りますので。」
「はい分かりました、すみませんがよろしくお願いいたします。」

 支払わずに回線復旧(違)。実は別会社の支払期日が同じ頃なので、うまくすると、1月に3回止められるという大技が見られるかもしれません。
 ごめんなさい、さすがに気をつけます。

 追記。
 栗本規司さまから、『マジカル☆ヒナ』番宣絵の修正版を頂戴しました。アイテムに光がっ。早速トップヒナページの絵を入れ替えさせていただきました。
 それから、関連グッズに、美森勇気氏からいただいたマジカル☆ヒナ・ハートブローチの写真を掲載しました。うはっもう玩具登場っ。
 お二人とも、どうもありがとうございましたー。
2002年10月19日(土) めめくらげ
 今朝見た夢。
 
 その1。茶碗一杯に盛られた昆虫の佃煮を必死にもりもり食べる。カマドウマが原型をとどめていて吐きそうになる。

 その2。浅間山が噴火したのかと思ったら近所の家の火事だった。駆けつけてバケツを両手に消火に協力しつつ幼児を救出するという大活躍。火事の原因は車庫の自家用車内で乾燥した大便が自然発火したもの。謝礼を断って、自分が居候している家族の車に乗り込み帰路につく。その家の奥さんは別の居候と不倫しており、自分は娘さんたちからの好感度アップをもくろんでいる。今回は間違いなく成功。

 その3。なんだっけ。

 追記。
 そうこうするうちに、りぴゅあ便が到着っ。第3話分の録画ビデオテープが美森氏によって送付されたのでしただんけしぇーんげるんげしぇーん。この分だと毎週土曜日には観られますね。

 さて鑑賞。
 アクエリアンエイジのCM、声は氷川さんでしょうか。だとすると眞深は宣伝側にまわった模様。それはそれで、裏方に徹する姿が萌え。

 前半。
 またも花穂話、しかもダイエット。今シリーズは花穂中心でいいとしても、カラクリ時計のこととかOPの数場面とか、最終回までにきちんと語られるのでしょうか。この回まで何も進展していないどころか言及すらないので、心配になります。前作と同じように考察で無理矢理筋立てるとしても、あまりに引っ掛かりがなくてどうにもなりません。
 合同身体測定なのですが、花穂と衛は別の学校、では可憐はどちらかの中等部ですか。ちゃんと体重計の前にポジショニング、見事です。花穂の体重は33あるいは38でしょうか。もし後者なら確かに重め。ぼくは甘いもの食べない人なので、クレープがどれほどおいしいものか知りませんが、花穂はここでクレープとともにお兄ちゃまとの楽しい時間を失いそうになっており、春歌のお誘いから必死に逃げるほかない、と。しかし家の階段の昇り降りとか、見てて危なっかしくて仕方ありません。なお、自宅のくまさん体重計は、身長から標準体重を割り出して、それとの比較で軽い(青色)・重い(赤色)が表示されるタイプです。つまり、客観的には、絶対評価でも相対評価でも明らかに「重い」と出ているわけで、花穂が焦るのも無理はありません。
 で、メロンをあそこまで薄く食べるあたり、ちょっとでも甘い部分は逃さないタイプ。カブトムシの敵です。そういう徹底さとダイエットへの急な努力は、いつもの花穂がぼんやりしているようで実は思いつめる性格だということと一応つながります。でも冷蔵庫はすぐ閉じること。こういうところが花穂らしいルーズさなのか。ちょっと違う気もします。
 お兄ちゃまと4人でお茶なのにケーキ前逃亡、問題を理解したお兄ちゃまが小脇をかかえて「ほーら軽くなった」。胸を揉んでるだろという突っ込みはしません。もし本当にそうなら、この年齢の胸では押さえつけられると痛くて仕方ないはずなので、ここでは揉んでいないものと判断するからです。
 このお兄ちゃまの振る舞いで花穂が納得してしまうのは、花穂が体重を気にする理由が、他の女の子と比べてどうかなどではなく、「お兄ちゃまに嫌われる」という一点にあるため。お兄ちゃまがだっこしてくれたということは、お兄ちゃまが自分から離れていかないということ、まだだっこしてもらえるほどには十分軽いということ、を意味します。本当の体重評価はつまりここでなされるわけ。そして、ちょっと太っても時々だっこして調べてもらえるならいっそう満足。ここで「くまさん」の体重計から「お兄ちゃま」の体重測定に移行するという展開は、前作第4話の雛子のぬいぐるみ話と重なる部分がないでしょうか。ないですか。

 後半。
 キャラコレ(第12巻第3話)読んでいない人には何も分からないのではないかしら。お猿さんがくれたポップコーンのこととか。本を読んでいての夢想という筋書きは原作とやや異なりますね。亞里亞の頭身が上がったというのは、雛子もそうでしたが、原作設定に忠実になっただけ。前作ではずいぶんうまくごまかしていたものです。
 トーキーの字幕のような亞里亞の心の声は、彼女の曖昧模糊とした精神世界に言葉が浮かぶさまをそのまま描いたということ。知性的でないということではなく、ファンタジーの論理で生きているのです。亞里亞の反応に兄やも驚いてますが、この兄やが前半のお兄ちゃまとも衛の時のあにぃとも違う。やはり、それぞれの妹が認識する兄の姿が画面に投影されていると考えるのがよさげ。
 亞里亞を眠らせ、亞里亞の上に雪ふりつむ。表情の動きが前作とも原作やゲーム版とも違って明瞭な、滅茶苦茶可愛い亞里亞でした。この表情の豊かさと微妙な抑制をもって、ぼくは亞里亞魯鈍説を否定します。

 次回のメインは誰なのか。また花穂っぽいけど。それと、今回は可憐、衛、白雪、春歌が登場しましたが、こういうかたちで全員を「公平」に扱っているつもりなら、それは大きな間違いというものです。前作も同じ第3話までに十分に公平な展開できていたかといえば、決してそうではありませんが、話数が前作の半分しかないことを考えてもう6話分に相当するとすれば、メール話や演劇話で12人の登場機会はそれなりに確保されていたところ。時間的に無理があるにせよ、あまりに偏ってませんか。時計の話をメインにおくのなら、その物語を12人それぞれの視点から少しずつ進めていくとか、そういう展開が見たかった。
 でもまあ、まだ始まったばかりなので、もうしばらく様子見ですね。
2002年10月20日(日) タイムリミットは近い
 再発行してもらった電話代請求書キター!
 明日朝支払います(あれ?)。

 先日のリピュア体重話について、身長と比べればむしろ軽いのではと掲示板でご指摘いただきました。その通りです。花穂はつまり、お兄ちゃまから見れば「ちっちゃくてドジ」ですが同級生から見れば「でかくて不器用」という、これまで何とか避けてきた事実がここに露わに。雛子や亞里亞も同じく年齢のわりに背が高いか、年齢がそもそも小学校中学年あたりということになるので、これ考えたくないんですよね。アニメ版前作ではこのへん、設定よりも適当に身長を縮めてます(第5話で航に雛子が抱きつく場面など)から、あまり不安を覚えなかったのですが。

 NHKで、相次ぐ食品問題についての特集番組が放映。消費者、生産者、流通、行政、と一応の面子を揃えて意見を出させ、結局「情報が足りない」で終わり。これって以前猿元氏がどこかで書かれていた、情報が出てるのに消費者が見ない・情報を見ても正しく理解できない・コストとリスクのバランスを無視している、などの指摘に対して何も答えていないような。薬や人工物を入れまくったものの方が、産物そのままのものよりも安いというのはありがちなことですが、どんな表示をされても結局ぼくは看過してしまうでしょうから、「美味い」と思えたものは値段や危険性を問わずに食うという態度が自分には一番あってます。だいたい、「どこどこ産」と書かれてても、そこの名産の味を知らないし。「北海道フェア」と銘打って、たいやきだのコンニャクだの納豆だのを売ってたら全部買うかもしれませんが。

 えろげで実妹ものはご法度ですが、人妻もののキャラ設定で、

「義弟の妻。主人公のことを『おにいちゃん』と呼ぶ。昔から主人公のことをよく世話焼いていた。」

とかいう幼妻がいたら、何となくソフ倫もごまかせませんかね。人妻ものの皮を被った実妹もの。ヅマラーの方々には、「俺を踏み台にしやがった!」と怒られそうですけど。「俺を踏み台にしやがった(嬉)」と書くとだいぶ趣が違いますね。
2002年10月21日(月) 超お兄ちゃん
 忘れないうちに馬鹿話。

らむだ「『リピュア』については色々あるわけだが。」
美 森「はあ。」
らむだ「いくら可憐が可愛いといっても、あんなに出まくりではちょっといかん。」
美 森「むしろ、もっと出てほしいんじゃないのか?」
らむだ「やはり12人全員が公平に登場してこそのシスプリだろう。
    咲耶や千影や鞠絵なんて、ここんとこ前後半問わず台詞ないのよ。」
美 森「ああ、そういえばそうか。」
らむだ「だから体重測定の担当も可憐じゃなくて、
    兄とか。」
美 森「なにー。」
らむだ「花穂『太っちゃったことお兄ちゃまに分かっちゃうよぉ…。』
    兄『どうしたの、花穂ちゃん?』(にっこり)みたいな展開。」
美 森「それやばすぎ。」
らむだ「衛は衛で、兄に成長のさまを見てもらおうとして張り切る。」
美 森「全員つまみだせ。」
らむだ「兄がそこまでハイパーな奴だったら、航と違ってもいいかな。
    前作のじいや並みの大活躍。じいやは身体測定の場にはいないだろうけど。」
美 森「当たり前だ。」

 追記。
 ここのところ考察更新がままならずにいたら、初代らむだ氏が可憐さんとともに励ましたりどついたりしに来てくれました。ついでにリピュアの楽しみ方について、初代からレクチャーされたり。内容はこちらです。
2002年10月22日(火) 風邪ひいた
 昨日のリピュア対談ですが、世界さん(10/21分)に納得していただけました。山田ってのはある意味で視聴者の足場だったんですねぇ。

 せいるさんのとこから、こちらのプレゼント話。ああ全然おっけーです、つかむしろ刺されたい。でもその一方で、可憐は自分の手で兄を刺すなんてことはせず、ただ兄が自ら胸にアイスピックを突き刺すようにし向け、しかもその兄の姿を涙目でみつめるくらいのことは、しそうな気も。

 『貧乳教』さんがえろげ廃人度チェックで43。わりと昔の作品もチェックされてますね。

 さて、電話代をついにまとめて支払ってまいりました。さすがに我慢の限界でした。これで電話あうとの危機は去ったものの、問題は家賃です(またか)。既に今月分は滞納が確定しており、来月早々にまた支払期日が迫ります。何で毎月こんな目に遭わなきゃならないのでしょう(いいから支払え)。

 リピュアの後半の元ネタ予想。登場の順番は、誕生月順の説をとります。
 キャラコレのどの話を用いるかですが、要点は、
(1)兄が登場する
(2)兄以外の特定の脇役が目立たない
 です。竜崎先輩なんかはキャラが強いので登場しにくいのではないか、と。そうすると、

咲耶:家出してみるの巻
花穂:星を見るの巻
白雪:白雪姫の巻
千影:兄君の血の巻
鞠絵:遊園地の巻
春歌:恋文の巻
四葉:暗号の巻
鈴凛:サンドイッチの巻
雛子:しみつ基地の巻

 てな感じでいかがでしょう。雛子は、迷子の話を雛子の視線で描いてくれてもいいかな。見知らぬ客達、迷路のような売り場、泣きそうな閉塞感をさっと引き払うおにいたまの見下ろす顔。15分間ずっとスイカを食べてるだけでもいいですが。
2002年10月23日(水) りぴゅあ
 風邪ひいてもひとり(山田風味)。

 リピュアは毎度リアルタイムで観られませんが、IRCで実況してもらい感謝。

 前半の内容はまたも花穂ということでしたが、どうやら花穂な方から高い評価なので今回はきっちり作られていたのでしょう。
 さて、これだけ花穂中心の話が続くと、一体今後はどうなってしまうのか不安になりますが。前作では兄妹の共同生活確立まで全体の半分を用いたわけですから、今作が花穂を例としてこの世界での兄妹の日常をまず描ききろうとしているとすれば、6、7話あたりまでは大きな波もなく時計やメイドの話も忘れて淡々と進むのかもしれません。花穂は、能動的でうかつものなので、他の妹達や兄が関わりをもちやすいということで選ばれていると。それならば花穂ばかりが登場しても仕方のないところですが、できれば鞠絵をそろそろ…。

 ところでパンジーのシンボル的含意。おなじみ『イメージシンボル事典』(大修館書店)によれば、花の意味は「思い、夢想、瞑想」、「真剣な意志を伴わない愛:この花の蜜液は眠っている人が目をあけて最初に見たものを愛させる魔力をもっている(『真夏の夜の夢』)」、色は「愛の傷痕の紫」、などなど。

 後半は、予想をかわして雛子。しかも雨の日のキャラコレ話。ああ、ファンタジーです。しのぶさんも述べられてますが、この年頃の子供には「電波」というレッテルは妥当せず、まさに幻想と現実の両方を重ねて生きている。そして、大人の大切な仕事とは、そんな子供達のためにその両方を感じられる場をちゃんと守ってやること。とは言ってもそれは別にわざわざ場を作為的にこしらえてやるということではなく、例えば雛子が現れたおにいたまと止んだ雨と消えたカエルを自分で結びつけたように、おにいたまという存在そのものが自然にそんな場を支える。雛子のレインコートの水滴やや長靴の泥で汚れようとも雛子をおんぶできるのは、そういう、あるがままのおにいたま。
 真剣にカエルを見つめる雛子を端から見れば、何だか滑稽に思えるくらい可愛いのだろうけど、おにいたまはそんな観察などせずに雛子と関わり、そして雛子はおにいたまが現れた瞬間に変化する。おにいたまでないからぼくはそんな雛子の変化を感知できるのだけど、だからぼくはおにいたまではないのです。
2002年10月24日(木) 夢冒険
 見た夢。

 新幹線で東の方へ向かおうとして、一緒に乗るはずの後輩を置き去りにしてなぜか西へ。慌てて時刻表とにらめっこ。このへんは、時間に追われつつ逆走する自分の姿がよく暗示されてるのですが、その後からどうもリピュアなどの影響が。

 場面が移って、学校の体育館らしき中で、ダウンタウンの2人やあのグループの連中のロケのため、学生服を着てモブとして参加している。ようやく撮影終了となるが、校内外で待っているファン達が大量になだれ込んできて、体育館は足の踏み場もなくなり隅っこに追いやられる。
 その後、金八先生の「人として〜」の歌が流れる中を下校。これでロケ終了なのだが、ぼくはすっかり学生服に馴染んだまま、級友達に別れの挨拶をして帰路につく。
 幼女の手を握ったまま
 この幼女、小学校低学年くらいで活発かつ運動能力に長けている。まとわりついてきゃいきゃい笑うこの子と語らいながら、ぼくは
「ああ、この子が衛なんだな、連れて帰らなきゃ
と理解する。妹達全員をこうやって集めているらしい。

 そこで目が覚めると、まだ夜明け前。早く着替えてランニングに行かないと、ぶるまー姿の衛が待ってますから。
2002年10月25日(金) そうだ、兄なんだ
 昨日の日記から、なぜあの場面で金八先生の歌なのかと考えてて、ふと口ずさんでみる。

 兄として、妹と出会い、
 兄として、妹に迷い、
 兄として、妹に傷つき、
 兄として、妹と別れて、
 それでも、妹しか、愛せない。

 うん、そういうことですか。
2002年10月26日(土) あめあめふれふれ
 リピュア便到着、第4話です。

 前半。
 今日も花穂、しかもお泊り。近衛の4人でお帰り、可憐の闇力はさほど感じられず。ぼくのアンテナが古くなってるのでしょうか。千影がいい役回りで登場しますが、花穂の耳に囁くときの笑顔は一体何事でしょう。注文していた本の中身は、来週判明するのかな。そして千影の胸のなさたるや。
 新品のパジャマとお弁当を持って、お兄ちゃまの家にお泊りに。お兄ちゃま以外は誰も居ない、それだけで見れば寂しい家の中、ふたりの周囲もどことなく暗いのだけれど、花穂にはそんなこと一切気にならず、ただお兄ちゃまとの関係だけを満喫する。オセロもばば抜きも、お兄ちゃまがそれなりに考えながら遊んでいるのは、うまいこと花穂に勝たせるように仕組んでいるということでもあり、これも彼なりの楽しい時間の過ごし方ということでもあり。ばば抜きでは、花穂の表情と目線でどのカードがばばか簡単に分かりそう。
 入浴シーン再び。こういう場面が多いのは、いわゆるサービスカットで視聴率アップという狙いなのか、それとも前作ではとうとう描かれなかった妹達の艶姿をできるだけ披露しようという思いやりなのか、何にせよ背中から映してくれるともっと嬉しいです。妹達のポイントの1つは、斜め後ろからの肩と腰のラインですよ。で、お兄ちゃまがいなくなったのかなという恐怖が払拭されたと同時に、同じうさぎ柄のパジャマに安心以上の喜びを感じる花穂。ここに、千影のそれとないフォローが効いているのかしら。
 眠たくなりながら、何としてもこの時間を起きぬこうと頑張る花穂だけど、やがて淡い夢の中へ。花穂、ぴょん。お兄ちゃま、ぴょん。この場面には何も言うことはないです。はい。
 一緒に暮らしたいのに引き裂かれている日常の中で、このひとときだけは、お兄ちゃまにすがりついて甘えたい花穂の想い。それは、花穂だけでなく、妹達がみな胸のうちに秘めているせつない心。翌朝花穂が目覚めたときの寝ぼけ眼で辺りを見回す顔、ここがどこだか分からず、起こしてくれたお兄ちゃまの顔が間近にあるのに驚いてやっとお泊り明けであることに気がつき、その幸せな朝にほっと安らぎを覚えながら、楽しい時間がもう終わってしまう寂しさを感じずにはいられない。そんな気持ちを顔に出さずにはいられず、それでも精一杯の笑顔で、花穂はお兄ちゃまにお礼を言って、また今度、と手を振って走り出し、転び、えへへと照れ笑いを浮かべ、その目じりにはちょっぴり涙をにじませ、お兄ちゃまに夢の中と同じように助け起こしてもらい、今度こそ笑顔で、家路に着く。そんな光景を、勝手に思い描く。
 ついでに、可憐が夢の中で「お兄ちゃん、ぴょん。」とやっている光景を思い描いて悶絶。さらに千影が(以下略)

 後半。
 雛子が可愛いのです。玄関で髪をちょいちょいと直す仕草も、おにいたまの傘を小脇にはさむ姿も、水溜りに踏み入れる長靴も、カエルを見つめる表情も、おにいたまとの帰り道でいちいち色んなものに引っかかってしまう子供らしさも。最後の親指姫の紙芝居も含めて、どこまでも丁寧な作りでした。
 雨の日には雨の日の喜びがあって、雛子には雨の日の世界が大人よりもずっと足元から呼びかけていて、地面からはね返る水しぶきの音や臭いは雛子が一番よく知っているのだけれど、雨上がりの空にはおにいたまの方がずっと近くにいる。その光と虹に届くようにとおにいたまの背中におんぶされると、今度は空を見るよりも背中から見下ろす地上の広さと背中のあったかさにばかり気が向いてしまい、おまけに気持ちよすぎてねむねむになっちゃって、結局お空は見ずじまい。でも、晴れの王様はおにいたまなのだから、雛子がおにいたまの背中を独り占めしている今のお空は王様がお留守なのでした。
 耳を澄ますと聴こえてくるのは、雛子が雨の中をガガ…ガガ…と走る音。もちろん、おにいたまの傘の先が地面をこすっては慌てて持ち直すもののまたこすってしまう音。

 それにしても、親指姫といって思い出すのが吾妻ひでおの童話パロディというのはどうか。

 あと、何はさておきこれを貪り喰わねばっ…。
2002年10月27日(日) 映画とか
 1日遅れ。

 今頃になって『ハーマイオニーと賢者の石』を鑑賞。
 人の前では冷たい真面目少女の仮面をかぶりながら、その陰では魔法の修行に人一倍の努力を日々傾けるハーマイオニー。硬質の美貌から刹那覗く心の襞に、視聴者は否応なく引き寄せられていきます。同性からは煙たがられる孤独な彼女の取り巻きは、冴えない貧乏少年と、生まれと素質だけで気楽にしのいでいる眼鏡。努力してもできない駄目人間と、努力がそもそも不要の天才に挟まれて、ハーマイオニーの苛立ちは募るばかり。そんな中、触手怪物に襲われて被虐的な感情に目覚めた彼女は、自分のために怪物の前に身を晒す取り巻き達の姿に女王様としての喜びにも開眼していたこともあって、寄宿舎学校の中で新たな生き方を学んでいくのでした。次回作では、アレイスター・クロウリーがモデルの性魔術の先生が登場して物議をかもす予定です。あるいは、誰かハーマイオニーちゃんにポニーテールの魔法や魔女っ娘変身魔法を教えてあげてください。
 そして思い出したように『メタモルファンタジー』を遊んでみたり。
2002年10月28日(月) やっとこさ
 しのぶさんから厳しいご指摘が。肩甲骨。…うん(大きく頷いて)。ゲーム版での立ち絵では、あの肩から腰へのラインがことのほか麗しいですよね。

 しばらく更新が止まっていたシスプリ考察ですが、ようやく第22話分が書き上がりました(29日付)。たいへん遅くなりまして、いやはやなんとも(永井豪)。季節柄やや気が塞いだり、他の用件に時間をとられたり、リピュア観てたり、えろげ遊んでたりと、決して言い訳にできない理由で大いに手間取ってしまいました。初心に帰るべく久しぶりに前作を見返してみて、またやる気が湧いてきましたので、次はいよいよ最終話シリーズ分にとりかかります。
 しかし、予定では今月中に補論まで一気に書き上げるはずでしたが、こんな様なのでどうにも間に合いません。冬コミに合わせて刊行というのも、ちょっと厳しくなりました。全ては自分の怠慢と驕慢ゆえでして、反省する次第です。
2002年10月29日(火) しすぷりとかちっちゃいことか
 『仮藻録』さんから、『萌え萌えアニメ日記』さん(10/21分)の、シスプリと『ビューティフルドリーマー』についてのご指摘。他のサイトではメタフィクションとしてシスプリ前作をとらえるという話も読みましたが、自分の立場を振り返るのにちょうどありがたい議論だな、と。
 プロミストアイランドを永遠に繰り返される日常として位置づけ、ここから脱出せよという示唆をガルバンや山田、黄色い麦藁帽子の少女の姿に見出すとすれば、それは確かにそのように解釈できるし、商売する側が望まないそういう方向性を監督交代で変更させたという理由もよく分かる。しかし、押井のあの作品以降、似たような「現実に帰れ」という主張を行おうとする番組は多々現れたものの、それはエンターティンメントとして拙劣なのに頭でっかちの理屈でアニメファン(自分達の飯のタネ)をシメるだけという、これまた制作者の幼稚な現実逃避なり欲求不満解消なり自尊心の維持なりの手だてとして用いられてきたのではないか。制作者とファンの合わせ鏡とは、メタフィクションがどうこう言うよりもまず単純に、お子様同士で閉塞しているにすぎない。
 では、そう非難する自分はどこに足場をもつかというと、第三者として外部に留まればそれはもう1枚の合わせ鏡を増やすだけなので、逆に作品の中に入ってしまおう、と。そして作品世界を所与のものとして前提すれば、麦藁帽子の少女は、監督交代でその役割を変節したのではなく、初回から最終回まで首尾一貫した行動をとっていることになる。「責任とってよね」と言われなくても、航も妹達も自ずから今後の行動を決めていく。それは、作品世界を否定して現実回帰することでもなく、作品世界に安住することでもなく、作品世界で生きることができたからこそ、航は妹達とともに未来に目を向け、ぼくも作品を経てこその現生に向かうことができる。作品に内在することで作品とともに制作者の意図という限界を越えていけるかもしれないし、それがエンターティメントの面目躍如ということなのかもしれない。つまりは本気でどっぷり浸かってみろということですかね。

 IRCの「ちっちゃいこRPG」というネタを勝手にふくらましてみる。
 基本クラスは「幼稚園児」で、最初は皆ここから始まる。スモックを着用。黄色いカバン、黄色い帽子、おゆうぎ服などのアイテム装備可能。高レベルになれば、そのままのクラスで続けてもいいし、「小学生」「おおきいお姉ちゃんのまね」「ちゃいどる」「わかおくちゃま」などに変更も可能。「おおきいお姉ちゃんのまね」では、ぶかぶかのセーラー服をずるずるひきずったりする。体力などのパラメータやステータスの一部は、ぱんちゅの色などで表示する。例えば大きなダメージを受けると、ぱんちゅが黄ばむ。
 あるいは、主人公がちっちゃいこをぞろぞろ引き連れて動くゲームとか。ピクミンみたいな雰囲気で、戦闘ではダメージ分のちっちゃいこが泣きながら離散する。補充は周辺をうろついて、はぐれちっちゃいこを懐柔したり仲良くなったりして行う。主人公パラメータの「たのしさ」「かっこよさ」などが大きいと連れて行けるちっちゃいこの数は増えるが、「きびしさ」が低いままだと、いざという時についてこなくなったり、道草を勝手にくったりする。

 なんてまとまりのない日記。
2002年10月30日(水) シスボール
 『zhuravlik.net』さん(10/29分)、『俺ニュース』さん(200210-292351分)、『CCSF』さん(10/29分)、『カトゆー家断絶』さん(10/30分)、考察へのリンクありがとうございます。
 お礼をするのも久しぶりです。

 日本シリーズ、巨人が強いですね。西武も似たようなバランスのいいチームだと思いますが、似ているからこそ、相手に勢いがついた場合に手の打ちようがないのかも。野手にシリーズ経験者、とくに日本一経験者が少ないのも痛いかな。なんて言いながら、もし西武が3連勝だったら「若さゆえの勢い」とかしれっと書くわけですが。
 実家が巨人びいきなもので、ぼくも自然と巨人中心で野球を観ています。89年の3連敗4連勝なんてよく覚えてたり。一方の西武はわりと嫌い。西武が強すぎたあの頃にアンチになってしまったのです。なのに、黄金時代の西武のオーダーも意外と覚えてたり。85年の阪神についてはあの4人しか名前が挙げられないのですから面白いものです。
 あの時の阪神のイメージには、何というか、戦艦大和!武蔵!零戦!酸素魚雷!てな感じで、超兵器盛りだくさんの勢いで突っ走る仮想戦記的な楽しさがまといついています。電撃的に勝利してそのまんま世界制覇というような。一方で、黄金時代の西武や今年の巨人は、巨大兵器もきっちり用意したうえで、兵站などの後方支援が充実していて、長期戦で負けない体勢を作り上げていて、最後に勝利する確率が高いチームだと納得させられます。星野監督も阪神がドラフトで獲得してきた若手の質を問題にしてたけど、今年や来年の優勝ではなくて、10年後を支える戦力を今から育ててくれればな、と。オーナーがそれを望んでいなければ別ですが。

 そういえば妹達はどこのファンなのかな。『ONE』のパロディで、茜が(横浜ではなく)大洋のファンという話がありましたが。
 可 憐:ダイエー。暗黒オーラ。
 花 穂:ヤクルト。おいしいので。
  衛 :横浜。それっぽい。
 咲 耶:巨人。あえて主流。
 雛 子:中日。宇野の珍プレー。
 鞠 絵:日本ハム。影が薄いとこが。
 白 雪:ロッテ。お菓子会社だから。
 鈴 凛:オリックス。資金援助期待で。
 千 影:広島。血のごとく赤く。
 春 歌:阪神。「今年こそ優勝ですわ…ポッ。」
 四 葉:近鉄。いてまえ。
 亞里亞:西武。王道。
 だいぶ無理がありました。それでもパリーグがマイナーな理由もちょっと納得(滅)。
2002年10月31日(木) 既に日記でない
 前日に書いてます。
 猿元氏による、『マジカル☆ヒナ』の同人もの。パロディというだけで大喜びなのですが、しかもこの内容の濃さは…元ネタの濃すぎさは…(悶絶)。

 追記。
 IRCでリピュアの実況を読ませていただいてたのですが、後半で、たいへんなことがおきたみたいです。日本中で雄叫びがあがったのではないかしら。

 さらに追記。
 『404 Not Found』さん(10/30分)、『かーずSP』さん(10/30分)、『L.L.L@online』さん(10/30分)、『美少女怪盗クローバー』さん(10/30分)、『Anipre-Online』さん(10/27分)、『かぼすのHOEHOE98な場所』さん(10/30分)、『KYOHのハァハァ』さん(10/30分)、『ぽわぽわっといこう』さん(10/31分)、『The Sign Zodiac』さん(10/31分)、『壱屋会軍艦島』さん(top下)、『兄弟船』さん(10/30分)、考察へのリンクありがとうございます。
 リピュアに抵抗を感じる方は、やはり前作への郷愁を抱かれてしまうみたいですね。

 ところで、IRCで教えていただいたのですが、昨晩のリピュア後半で、赤い靴を包装していた新聞紙に眞深の姿が載っていたとか?まぢですか。あと、さんかく座は元々「らむだ」だそうです(Phantom of CCSさん、情報ありがとです)。初代も草葉の陰で喜んでいることでしょう。
 それにしても、あの後半の花穂については案の定えらい騒ぎになりましたが、厳しいご意見もあるように(それはそれとして復帰おめでとうございます)、「原作に忠実」ということをうたい文句にするのであれば、ちょっと度が過ぎているのではないかと。前半でしばらくメインだったため、あれくらいやらないとインパクトが薄い、というのであれば、むしろ花穂中心にしすぎた前半を修正するべきでした。

 まだ観てないのにそんな感想を抱くぼくは、前作の最終シリーズを見返して、第25話で春歌にすがりつかれて自分も泣いてしまう亞里亞の姿に、こみあげるものを抑えられないのでした。あれ、素晴らしく美しい場面です。亞里亞は、この共同生活で初めてあのように、悲しいままに口を開けてわあわあと泣くことができたのですから。亞里亞と春歌の心が奥底から通じ合った瞬間であり、それが兄の不在という状況下で描かれていることに、ぼくは大きな意味を見出すのです。兄がいないからこそ、その中で進展する結束というのは確かにあって。
 こういう話を早くまとめねば。

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