日記
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2008年2月1日(金) 3歩進んで4歩さがる
 『好き好き大好きっ』さん(1/31)、『轟沈』さん(1/31)、『珈琲みるく症候群』さん(2/1)、『いきあたったらばったり』さん(2/1)、アニメ版ベビプリの紹介ありがとうございます。いやもう御指摘のとおり先走ってますよ。愚息からも先走(以下略)

 真面目な話。こないだYU-SHOWさんに、ONAさんと並んで「伝説超人」と呼んでいただいたのですが。ONAさんはお兄ちゃまサイトとしてずっと第一線でシスプリファンダムを守られてきました。そういう方に対してぼくはといえば、シスプリサイトとしての活動どころかサイト運営自体が最近すっかりご無沙汰で、そのうえ各方面にもずいぶんと不義理を働いているわけです。当時はあれだけ威勢のいいことを叫んでおきながら、まったく恥ずかしいことであり。反省。今回ベビプリによって再び炎を灯されたのを機に、やるべきこと&やりたいことをきちんと進めていこうと思います。
2008年2月2日(土) 激流下り
 『トゥルーしいたけ栽培場』さん(2/2)、『タドゥーのいろんな日常』さん(2/2)、アニメ版ベビプリの紹介ありがとうございます。
 ところで氷柱はあからさまなツンデレになっちゃってますかね。第2話のことかしら。あそこで巡のおかずをラッピングしてたのは、「春風にたしなめられた後も反省はしてないつもりだが、おかずをラッピングするのはそれと無関係に当たり前のこと」という判断によるものでした。とか。どうなんだろ。いちお、第5話では単純なツンデレでなくしてるつもりです。

 1クール分で一段落したところで、各所のベビプリネタを拝見してますが、この勢いは。うわぁ。ぼくはシスプリのときはアニメ化の翌年からはまるという後発ぶりでしたので、あの当時もネット上ではこういう熱気だったのかどうか知らないんですよね。今頃になって損した気分です。
2008年2月3日(日) ぐるっとまわって
 とりあえずアニメ版ベビプリを第14話・第15話だけ追加しました。既存分にも若干微修正。

 書いてて思った。この少女達に囲まれたドタバタ感って、ネギまだ。シスプリコンテンツではまだ十分に想像することができなかったこの怒涛の雰囲気って、たぶんネギまなどの赤松作品を目いっぱい楽しんだからこそ、いま何となくしっくりきてるのじゃないだろか。
 もちろん、ベビプリが企画当初から19姉妹を家族として揃えているのに対してシスプリがそうではなかったという違いの影響もあるけど、しかしアニメ版シスプリ第1作でも、たとえば第6話などで妹達全員一致の勢いに押し流される兄の姿は描かれていたわけで。妹達をあまり落ちつけすぎずに、話の回転を上げていけば、詰まっているコンテンツにも突破口を開けるかもしれない。21人でも回せるんだから、ノリさえ明るめに維持できればたぶん大丈夫。
 シスプリに始まって、ネギまを経てベビプリに至って、そして再びシスプリへ戻る。ちなみに、ネギ的主人公で抑えきれない姉妹(&母)の暴走を制御するのは今のところ堅気の姉妹だけど、SOS団のキョン的要素も主人公に加味していければ、後半でのバランスがよくなるかも。
2008年2月4日(月) 小休止
 『ていたらくてぃぶ』さん(2/3)、コンテンツの紹介ありがとうございます。第15話では風呂場の場面、巡を「かこんで」と入力するところで巡を「こかんで」と打ち間違えてしまい、一人で大笑い。股間でどうするつもりかこの姉妹。

 夏葉さんによる、シスプリ妹全員の娘としてのベビプリ説。うは、なるほど。あと亞里亞の娘じゃしょうがないですよね。
 そいえば、シスプリの12人は、一卵性の三つ子の父達と、同じような生まれの母達との間に4人ずつできた娘達である、というのを以前考えたことがあります。遺伝子的に全員同じになるかどうか分かりませんけど。

 ONAさんの生ベビ。さっそくこんなたいへんなことに。自分の直後にトイレに入ろうとする兄を必死に阻止する氷柱とかどうでしょう。その兄の次を狙って待ち構えているのは誰なのか。やはりあの人なのか。
 春風もすでにアイマスの春香と同じく「はるかっか」と呼ばれてるんでしょうか。

 あまのさんのあさひ絵麗の線画。きっとこのまま全員分の「風景」を描いていただけるものと。なお、「作品内論理」にしたがったあさひ「超能力」説についてですが、蛍の作った衣装にヘリウム詰まってるというのは駄目ですかね。

 とりあえず今、頭の中が幼児さんたちのにぎにぎしい有様で埋まってます。そしてそのまま、海晴たち年長者が幼かった頃のことを想像して暴走。ヤサコが幼い日にはキョウコと同じように「うんち」マイブームだったのと同様、氷柱あたりもご幼少のみぎりはおちんちんマイブームだったのではないでしょうか。これ第21話あたりで使お。

 昨日書いたベビプリとネギまの雰囲気の近さですが、この19人姉妹はきょうだいケンカをさせやすいというのも、シスプリよりネギまに近い理由の一つみたい。シスプリのとくにアニメ版では、みんなで協力してこしらえた関係を壊してしまうという一抹の不安がどこかで想像を引きとめていましたが、ベビプリにはそのおそれは今のところ無縁です。
2008年2月5日(火) 全日本幼女祭
 ベビプリさくら(2/4)。
 昨日の節分で豆まき。幼稚園で作った鬼のお面を、自分でかぶるんですね。「い、て、て、」と逃げたのは兄の役目ではなかったのかな。絵も怖い可愛い。鬼に連れて行かれないかと怖くなったさくらが星花に尋ね、幼い姉は幼いながら、妹を安心させようとする。その話声を向こうで聞いていた兄が鬼との戦いを密かに決意していたとき、その背中には鬼の形相が浮かび上がっていたのでした(違)。萌えを知る年頃か。
 ポイントは「みんなにわからないように」という叙述。この年齢で、すでに自分のしたことをごまかすことへの罪悪感ってあるわけですよねー。そして、そのことを唯一告白できる相手が兄であるという。兄は裁き赦し救う存在。

 ベビプリ真璃(2/5)。
 「それだけ!」に震えました。うは。こちらが解釈と反応に困るようなすんごい笑顔が目の前に。幼児の純真さと残酷さがそのまんま不可分に現われるのが、この子です。しかしキャンディープルってオーストリアに関係あるんでしょうか。
 ポイントは、カレーも焼きそばもにおいが残ること。幼稚園から帰った真璃の気品あふれるお言葉の合間をぬって、ソースのかぐわしいかほりがただよってきます。幼女のうるはしいにほひとともに。ぼくもおしっこもらす。
2008年2月6日(水) てれびらどん
 ベビプリそら(2/6)。
 青空、名前の由来を知るの巻。そこに込められた意味や思いを教えてもらうのって嬉しいよね。そいえばぼくの名前はどういういきさつでつけられたのだろ。くるぶしあんよというHNはまさに「名は体を表す」の通りでしたが。考えてみれば、仲間達につけてもらったHNというのも有難いことです。そして恥ずかしさもひとしお。
 それはさておき、これはもう詩ですね。言葉のリズム、鮮やかな色彩、溢れる歓喜。青空をその名前のままに温かく迎えれてくれている家族とこの世界。そんな喜びを与えられたから、そしてシールもくれたから、その嬉しさいっぱいを少しだけ兄におすそわけしたくて、相互贈与の姿がまたここに。
 シールをぺたりと貼ったのはおでこか手の甲か。ぼくの子供時代は、シールを貼っていい場所が「白い子供用本棚」と決められていて、そこにきょうだいが雑誌やお菓子のおまけをペタペタくっつけていたものでした。メンタンタンドンとか。懐かしすぎる。
2008年2月7日(木) 怒りレールスター
 ベビプリ(2/7)。
 兄のおでこあたりに、せっかく青空にあげた「スーパーおおぞら」シールが貼られているのを見て大ショック。あああこんなことになるなんて。麗と兄とは、まだ相互贈与の関係に入ってないわけですかね。きょうだいに分かち与えたものをさらに兄に、ということに抵抗がおありのご様子。その忸怩たる思いをそのままぶつけることをせずに、「忘れることにする」と書いてしまうあたりも、兄にちゃんと向き合っていません。
 でも、青空や虹子が兄をすでに受け入れ、その存在を喜んでいることはしぶしぶでも認めているわけで。妹達を悲しませることは考えられないから、しかたなくでも虹子の誕生日パーティについて念を押すのでありました。
2008年2月8日(金) 貫通扉ってなんだ
 
 「もう―。/なんなの?」いや、それは麗の感覚が正しいです。春風お姉ちゃんはおかしい。うーんそいつは頭がおかふい(唐沢ナヲキ)。しかし「頭に春風が吹いちゃってるのよね。」はないでしょう(爆笑)。しかしここで笑っても麗に怒られるとこがミソです。そして唐突に「ね?/あなたもそう思うでしょ?」と兄へ同意を求める次第。さんざん興味がないだの自分に無関係だの言っておきながらのこの方向転換。コミュニケーションに色々と難がありそうなあたり、何気にオタの誉れというかこれが麗らしさなのだというか。それにしても、きょうだいゲンカっぽい状況にハラハラしつつ(しかも自分がその原因であることを自覚しつつ)楽しめるこの日記。ベビプリはやはりこの諍いまでも可能にした設定の勝利です。
 青空に大切な地下鉄シールを貼られそうになって、叱るのではなく別のシールを与えるというのも、この姉の優しさですね。もちろん、ここで叱って泣きだされると、後で姉達に麗が叱られるわけですが。
2008年2月9日(土) 一週間分更新
 CCSFさん(2/3)、コンテンツの紹介ありがとうございました。今週は寝る暇もなかったので(でも寝た)、休日中になんとか作業進めたいところです。

 『お助けアニキ事務所』さん(1/27)、反応どもですー。氷柱はやはりそうなっちゃいますかね。公野マジックを期待してみたり。「霙さん留年説」もじつに説得力があるお話ですが、さすがに「工業高専の4年生」というのは難しかろうなあ、とか。あと恒常リンクさせていただきました(礼)。

 こないだのネタに、ONAさんが氷柱春風の剛速球で応えて下さいました。うは(欣喜)。もうど真ん中。ありがとうございますー。氷柱のふとももがなまめかしすぎ。そしてこの春風は便座に残る温もりをいかに感じるのか。おしりとおしりでおしりあい。間接尻。
 次はあれですか、兄のごみ箱の中身や、ベッドの下を確認する姿とか。誰だろ。また春風なのか、それとも立夏や海晴なのか。

 考えてみれば、女ばっかの家に唐突に男が入ってきたのだから、それまでの「女同士」ゆえの緩みがいきなり許されなくなったのですよね。日々の生活のなかで、その拘束感をいちいち感じる姉妹と、そうでない(あるいは、その意識をむしろ心地よく感じる)姉妹とで、主人公への反応はずいぶん違うものなのでしょう。
2008年2月10日(日) 素直に喜べない
 プリキュア5続編。さあ、少年の片思いが幕開けです。ぜひ「のぞみの仲を噂されて教師ココダ大ピンチ、そこになぜか救いの手を差し伸べてしまうシロップの自己嫌悪、という話をひとつ。
 第1話からのぞみの能天気っぷりと、その彼女の真実を見極める力とが全開で、たいせつなものを絶対にぞんざいにしないこの少女に4人も相変わらずめろめろです。そしてココもようやく申し訳なさ不甲斐なさを心に畳んで、こうなったら一緒にがんばる、ってね。
 ところでブンビーさんが今シリーズでも登場、は目出度いのですけど、彼は前シリーズ後半でこそ組織の残酷さを批判していましたが、前半ではギリンマ達に組織と同じ仕打ちを率先してやってたわけで。以前、こいつらがリストラされたあと結集して組織を見返してやろうとする話を妄想しましたが、実際のブンビーはいけすかない中間管理職者であることに変わりありません。
2008年2月11日(月) じりじり
 とりあえずアニメ版ベビプリ、2話分だけ追加しました。うふー連休中さっぱり進まなかった…。
 なお、ここまでのサブタイトルの元ネタが分かるひとはぼくと同年代です。
2008年2月12日(火) 言葉は真実に
 ベビプリ夕凪(2/12)。このオリジナル呪文、どれみ世代っぽくて好き。しかも「おともだちにも大評判」ですよ。もちろん、大きいおともだちにも。

 どれみっぽさというのは呪文の言葉やリズムだけでなく。あの作品では、魔法というものは何よりもまず、他人のためにどうにかしてあげたい、という子供の気持ちと、でも自分の力だけではどうにも足りない、という現実とに対して、その気持ちをそっと後ろから支えて力添えしてあげるものなのでした。
 最初のシリーズのエンディングで、マジョリカの吹くシャボン玉が飛んでいって、今日学校でケンカしてしまったらしきどれみ達がそのシャボン玉につられるようにして再び集まり、仲直りします。このシャボン玉がつまり、子供のあと一歩へのためらいを飛び越えさせてくれる身近な存在の働きなのですね。
 夕凪が唱える呪文も、好きな誰かと二人っきりで話したい、でもその勇気がないという友達を、そっと一歩前で送り出してくれる、そんなおまじないなのですから、これは本当にマホウなのです。

 で、そういう支援を友達のために続けてきた夕凪だから、彼女自身にも友達からの感謝の報いがあるのも魔法の摂理。もちろんあの「世界一不幸な美少女」と同様、自分の欲求のためにも魔法を使っているわけだけど、この「両想い」という大成功の興奮が、明日からの夕凪の魔法への確信をいっそう強めることは間違いなくて、それが伝わった友達もまた、あと一歩の勇気をますます力強く支えてもらえることになるのでしょう。
 そして、明日を待ちきれない夕凪は、今夜のうちに蛍におすそわけ。
2008年2月13日(水) ばぶ
 ベビプリあさひ(2/13)。
 もう日記としての叙述ではないですねこれ。どら焼きの一件でもそうでしたが、「日記」と「主人公への直接の語りかけ」の区別が曖昧なままなのが、かえって洗脳効果を高めています。
 しかし、これを読んだぼくは翌日の狂乱をまだ予測だにできていなかったのでした。

 馬鹿話。

らむだ「いや、最近なんだか心臓の具合があむなくて。」
美 森「どした。」
らむだ「検査では何にも出ないんだけどね……。ときどき胸の上のほうがこう、きゅーんと。」
美 森「それは恋だよ(笑)」
らむだ「あ、そか(笑)」

 心当たりはあるみたい。
2008年2月14日(木) 甘くて苦いチョコレート
 ベビプリ蛍立夏綿雪虹子青空観月さくら真璃星花吹雪夕凪ヒカル小雨麗氷柱あさひ春風霙海晴(2/14)。
 これはもう、圧巻。無条件幸福。公野先生の本気が。凄まじくて。当日の模様はYU-SHOWさんの一日語りが迫真です。

 もうね、この公式ブログ毎時間更新の何が凄いかって。今夜のチョコ贈答とパーティに向けた朝方のわくわく感から始まって、日中から夕方にかけてその興奮がなおも上昇し続け、しかもやんちゃな性格の子と落ち着いた性格の子とが交互に入ってリズムを作るものだから相乗効果。そしてパーティでは氷柱が初めての三枚目を演じ、春風が祭りの後の静けさをいきなりあやしいムードに転じ、でも寝ているあさひがそばにいるからちゃんと抑えが効いていて、と思ったら霙&海晴で大人のとどめ、というこの構成。お美事にござりまする。

 で、その一人ひとりの振る舞いにこちらもいちいち悶絶しつつ心暖まっていたわけですが。

>意外と――大きな手ね。

という海晴の一言で、ふと我にかえりました。
 や、ぼくの手ってすんごく小さいんですよね。同年代の女性と比べてさえ。

 読者参加企画の原則として、主人公=読者の描写をなるべく具体的に行わない、というものがあります。シスプリもそうでしたが、今までのベビプリブログでもこの原則はおおむね守られてきました。もちろん「姉」が存在する以上すでに主人公には年齢制限が課せられているわけだし、それゆえぼくが最初からこの姉妹の間で暮らしているという実感を強く持てていたわけではありません。けど、とりわけこの一日だけは、家族の盛り上がる雰囲気に心地よく飲み込まれていただけに、最後の最後でこの姉の語りかける一言を「聞いた」ときには、あ、そうだよね、と距離をいきなり再確認させられたのです。いやいやお恥ずかしい。あれ、目から変な水が。

 だからこういう描写がいけないとか、そんなんじゃなくて。早めにこの距離感を獲得できたからこそ、ぼくは今後、パロディコンテンツでも描いているような、他者としての主人公と家族の幸福を優しい気持ちで見守っていけるはずなのです。ですから公式ブログに直接コメント入力することもないでしょう。その代わり、シスプリのときと同じく、どこまで彼らの幸せを妄想できるかが、ぼくの心地よい楽しみとなるのです。ええ、このちっちゃな手と短い指で、暖かな世界を綴ってみせますとも。それがぼくなりの存在表明であり、この素敵なバレンタインデーに対するぼくなりのお返しの仕方なのですから。
2008年2月15日(金) はなぢぶー
 ベビプリ立夏(2/15)。
 狂乱の一夜が明けて、「チョコ19個」ぜんぶ食べましたかお兄ちゃん。それでこそ。霙の「イタワッテ」あげなさい、という妹達への指示は優しくて泣けますが、人によっては「イタブッテ」あげなさい、と勘違いしているので要注意です。や、それはそれで。ぐりぐりと。
 しかし、シールまたいっぱい使ってますねー。そして「スペシャルハグハグ」。昨晩がまんした鼻血がでちゃう。難しそうな「チョコエッグ」を作り、シールをちまちま綺麗に並べるという細やかさとともに、こういう思いっきりのよい体のぶつかり感が、この妹の魅力ですね。いたわりかたも、その両方。

 馬鹿話。

らむだ「いや、すごいわ公野先生。」
美 森「今頃わかったのか。」
らむだ「キャラコレ初見時は脳から汁が漏れてたから、ここまで冷静に読めなかった。
    しかし、ほんとにもうねこのブログ、容易に付け入る隙がないね。」
美 森「妄想の余地を残したままでなあ。」
らむだ「3歳児未満の妹達には、付け入る隙があるけどね。」
美 森「通報しますた。そっちの意味かい。」
らむだ「つか、ぼくが付け込まれてるんだけどね。」
美 森「書いとけ。」
2008年2月16日(土) きちんと名札
 おちんちんを求めてやまない青空(1さい)ですが、一緒にお風呂に入ろうとどうしようと自分には生えてこないことに気づいたとき、その失望たるや。
 そこで真璃あたりがイソップ物語を援用ですよ。

「あのおちんちんはすっぱい」

 というわけで、ベビプリリンクに登録させていただきました。今まで登録手続きしなかったのは、ベビプリというコンテンツに1円も支払ってなかったからです。そういう自分がファンを名乗ってリンク登録というのは、ちょっと後ろめたいな、と思ってましたので。しかし本日やっと電撃G's magazineの3月号を購入しましたので、これで堂々と名乗れます。
 もちろん、ファンと名乗ったからといって、今後すべてのグッズを購入せねばならないとは考えません。あくまで、エントリー時の気分の問題です。
2008年2月17日(日) あたまいたい
 プリキュア、メルポの話。まさか、この子がミルキィローズ? それはともかく、ブンビーさん再就職おめでとうございます。こうなれば成り上がってください。
 もう若くない小悪人が、上司の不条理な命令や世間のしがらみに束縛されながら、それでも自分の欲望を満たそうとあくせくし、失敗を繰り返したところで後悔も反省もせずにまたしぶとく立ち上がる。つまり、昔のタイムボカンシリーズで描かれていた三悪の遺伝子は、新ヤッターマンの彼らによりもむしろこのブンビーさんに継承されていたのでした。

 思いつき。ベビプリで「髪型を変える」という大技が出るかどうか。入浴時や就寝時じゃなくて、ばっさり切るとかそういうので。

 ONAさんの「生べび」シリーズ、立夏たち。そこ、ドキドキするとこなんですか(笑)。虹子の真似っこは可愛いなぁ。

 ねろさんのベビプリ4コマシリーズ。シスプリのときもそうでしたが、姉妹を小気味よくからませるのがほんと巧いです。

 あまのさんの。来た。来ましたよ。IRCで拝見したときのぼくたちの反応も添えていただいております。ちなみに、その後のメールでのやりとりにて、

> ところで、草の生えていないコンクリ地面が
> >まだ固い麗そのものの象徴
> というのは、あれでしょうか。麗もまだ生えていな(以下略)

と書いたら、返事であまのさんから「この台無し感」との一言。だって、だってなんだもん(笑)。
2008年2月18日(月) いがいたい
 ベビプリ綿雪(2/18)。春の萌し。もうね、「春のにおい」とか、この年齢にしてこの表現ですよ。そしてそれは病弱ゆえの繊細さでもあり。
 雛壇の支度にはまだちょっと早い時期だけど、綿雪は体調のいときを見計らってとっとと飾り付け。料理でみんなを喜ばせることができる姉達への羨ましさを、帰宅したみんながうわーっと喜ぶその声で上書きする予定。「みんなの大切なお雛様」だから、このお役目は綿雪の心づくしでやり遂げてみせるのです。背の低い綿雪が、最上段に腕をのばしてそっと座らせたお内裏様。自分へのごほうびに甘酒をちょっぴり舐めれば、足もとも気持ちもふわふわ頼りなくて。でも、ふと目覚めたら、今年おうちにやってきたおっきなお内裏様の膝の上、かも。暖かな夢見心地に、ふにゃふにゃ。

 そんな姉妹の光景を、最近のぼくは猫玄の絵で想像する癖がついてしまいました。業深い。
2008年2月19日(火) 笑顔の向こう側
 ベビプリ海晴(2/19)。
 そうですか、麗も「意外と――ドキドキ」しちゃってるのですか。こういうことをサラッと言ってのけてしまうあたりが、海晴姉さまと呼ばれる所以か。

 そして、遅刻&化粧なしのオンエア&情報発信ミスという、ニュースキャスター見習いとしてはこれ以上もない駄目加減。職業人として明らかに失格。なんというか、こういう未熟な新人をしれっと起用するのはどこのテレビ局ですか。フジですか日テレですか。NHKも最近はあれですけど。
 たぶんぼくが視聴者としては立腹するこの女性に、ブログ読者としては一人の弟の立場から仕事の今後をすんごく心配してしまうわけですよ。一発でクビにならんのでしょうか。見習いからのステップアップがこれでずいぶん遠ざかったのではないでしょうか。

 そんな心配をよそに、この姉はやたらにはしゃいでいるように見えますが、それは、プライヴェートな場面でも、弟にさえ、自分のうなだれた姿を見せまいとする、そんな健気なプロ根性の発露に思えるのです。今日の失敗が、周囲に叱られただけでなく自分自身としてもずんどこに落ち込むほど許せないんだけど、その負の感情をぐっと押し殺して、あくまで笑顔でい続けようとする。それが、ニュースキャスターとしての絶対死守ライン。
 だから、可愛い弟をからかうようにして、こっそりやんわりと慰めを得ようとするわけだけど、もしも彼女の求めるままに、そしてこの弟が予想以上の本気をこめて返答してしまったならば、笑顔の奥に押し殺していた涙が、不意にどっとあふれてきてしまうんじゃないかと、何ともはらはらしちゃうのでした。
2008年2月20日(水) 相聞歌
 ベビプリ観月(2/20)。
 万葉集ですか。すぐ「むらさきの にほえる妹を」と返歌できないといかんのか。兄も大変です。

 逢魔時の怖さというのは、たとえ霊感がなくても子供の頃には強く感じられたものであり。世界のあちこちから影が現れて、家に帰っても両親の中身が自分の知らない何かに変わってやしないかと、ふと不安になることがありました。
 で、生まれてこのかたそういう世界の一面を当たり前のように感じ取ってきたこの妹が、家族のなかでもその感覚を共有できずにきたとすれば、兄は突然やってきた唯一の感覚共有可能存在なのですね。以前は終わりない孤独を受け入れられていたつもりだったけど、いざ例外がそばに現われてみると、もう先日までのような一人ぼっちには耐えられない。かけがえのない兄が消えてしまうこと、それが観月が新たに獲得してしまった「逢魔時」の闇。

 だから、ひとたび不安を抱いたら、もう家の中でじっとしていられない。道の端々を警戒しながら、兄の帰りを迎え撃ち。そして、兄を確保できさえすれば、あとは家の中ではあまりない二人だけの時間だから「ぶらりぶらり」と帰路につくわけだし、何となくの不安も甘えも消えてないから手をつなぎたいわけだし、その気持ちを察しない兄につい命令してしまうわけです。

 角を曲がったところに、春風あたりが立っていたらどうか。
2008年2月21日(木) 新生
 ベビプリ小雨(2/21)。
 この妹の本領発揮、という過激な内容ではあるのですが……読んで、泣けました。

>これまではマスコットのミミちゃんと一緒にベッドにはいると
>それだけで、ああ今日も1日無事に終わった――と思って。
>なんだかほっとした気持ちで、
>ふんわり眠ることが出来たんですけれど――。

 この子ね、毎日の生活が息苦しかったのですよね。ドジも多いし、他人にどやされたり家族に気づかわせたりすることも多いから、せめて一日「無事に終わ」ることが幸せ。もっと言えば、自分が起きている時間に積極的な価値を見いだせていなかった。だって、自分が起きているということは、何か過失を自他に与えることであり、自分の評価をますます下げることでしかなかったから。元気な立夏と優秀な麗に挟まれた立場で、憧れの海晴のようにいつも素敵に前向きでいることもできず、考えれば考えるほど自己嫌悪に陥るばかりで。一日を終えてミミちゃんと一緒に寝るときだけ、ようやく、ほっと安らぐことができるという。
 そんな毎日って、辛いよね。時間の流れが遅い毎日に、小雨はずっと耐えてきたんだよね。

 それを一変させたのが、兄の出現なわけです。
 
>毎晩――

>何かどこかにやり残したことがあるような、
>そんな――

>そわそわした気持ち。

 これは、決して「おかしい」わけじゃない。今までの小雨にとっては変なことだけど、それは今までの小雨が変だったから。むしろ、小雨は、兄と一緒に過ごすことで、毎日を発見し直した。一日いちにちが、生きるに値するっていうことを、その一瞬が不安や恐怖よりも期待や喜びに満ちている、少なくとも満ちている可能性があるってことを、初めて確信できた。
 だから、今日が以前と同じように終わってしまうことに耐えられない。いや、体感時間は同じじゃない。時間の遅い流れが、なんだか急に速すぎる気配。シフトアップシフトアップフルスロットル。まだ起きていればわくわくし続けていられる今日を、就寝によって自ら終わらせてしまうのが、もったいない。小雨は、自分から一日を生きようとし始めたのです。あらためて、この世界にようこそ。兄を迎え入れてくれたこの家族のなかで、小雨ももう一度、兄の懐へと迎え入れられました。

 そんな妹の新たな前向きさは、ひそかな夢の解釈をせずとも、自分の望むものを無意識のうちにちゃんと探り当てていて。だけど意識がまだ追いつかないから、せめて頼れる人の真似で何とかならないかと思って、それは何といっても海晴と兄。
 おまじないの中身は知らないけれど、それをしてもらえれば、自分がまだ届かない、でもそこにあると感じられるもっと幸せな毎日に、一歩近づけるような予感がするから。毎日が変わる、から、毎日を変える、へ、小雨なりに頑張ってみたのでありました。

 実際にしてもらったら、もっと眠れなくなるでしょうけど。そして眠れぬままミミちゃんに打ち明け話をして、すっくと寝ていたはずの麗の耳に入ってしまうのであった。
2008年2月22日(金) 間に合わないよー
 日記が遅れてますが、とりあえず更新報告のみにて失礼。アニメ版ベイビー・プリンセスに2話分追加しました。
2008年2月23日(土) こしがいたい
 『キリの…』さん(2/19)、コンテンツ紹介ありがとうございました。原作のママには泣けますよね。

 『タドゥーのいろんな日常』さん、反応どもです。「氷柱マジ良い子」というのはぼくも同感ですにゃ。安易なデレだけは慎みたいと思います。あと、今回更新した第18話では、吹雪を少々活躍させてみました。

 なお、うちのアニメ版ベビプリでは、主人公の設定に引っかかる方もおられるかと思いますが、あれはアニメ版シスプリ同様に主題を明確化するための措置ではありますし、ああいう設定で語りたいものもあるのでした。ただ、普通に家族で仲良い情景をそのまま描くという構成も(これまたアニメ版シスプリのリピュアAパート同様)可能なわけで、それがつまり今回のコンテンツのurlがanime「1」である所以です。

 ベビプリ氷柱(2/22)。
 あれか。本当にただ面倒なだけだったのか、それとも、そういう言い訳にしておいたうえで、たまには兄からの言葉を引き出そうという魂胆か。そうはいかないぞ(下僕失格)。
2008年2月24日(日) 聖尿伝説とか(下品)
 プリキュア。び、ビーナスラブミーチェーン?(違います)つか、この「一人ずつ新技に目覚める」という展開が、セーラームーンRの前半あたりを思い出させるのでした。あのときはクレッセントビーム・シャワーだったけど。ああ、エイルとアン元気かなぁ。うららの夢のために戦うのぞみ達、そして最終選考を捨ててその友達を選んだうらら。誰もうららを責めないのが、仲間達の優しさであり、お互いをよく分かっているということ。一人目の王様を確保できたのは、神様からのご褒美でしょうか。

 『聖尿伝説2008』について考えてみました。ってそこだけ反応するのか自分。

 中学1年生にもなりながら、おもらし癖の治らない盛内睦月(もれない・むつき)。入学早々に「遅刻ちこくー」と慌てて走り、角を曲がったところで美少年に衝突してしまう。謝る睦月のぱんつは今のショックでじんわり。予備の下着にはき替えているうちに結局遅刻してしまい、涙目で教室に入ると、そこにはさっきの美少年が転校生として紹介されていた。

「はじめまして、宇宙山空(うちやま・あき)です」

 きゅん&じゅん。恋の予感と失禁のピンチに震える睦月の学校生活を、謎の組織が突然襲う。睦月をかばって怪我をする宇宙山。悲鳴をあげる睦月のすでに漏らした下着の奥から、変身するんだ、と声がする。

「尿力招来!」

 妖精ウーリンに導かれるままに唱えた睦月は、たちまち下着からあふれた液体のシャワーを浴びて、聖尿戦士の意識と力に目覚めるのだった。

 襲撃した敵組織の名は、うんこマニアによる世界征服を企む「ベンタゴン」。
 指導者は革命家スカトロ。老齢ながらそのカリスマは揺るぎなく、以下の幹部を従える。
 軍人ベン=グリオン。親衛部隊「オブツ」を指揮する。
 哲学者ベンヤミン。世界中のアーケードに複製うんこを撒き散らす。
 作曲家ベートーベン。人が入っている大便用個室の扉を運命的に叩く。
 解放奴隷ベン・ハー。バキュームカー改造の戦車を操る。
 戦闘員は便意兵と呼ばれ、髪型は全員まきまきうんこ型の通称「便髪」。

 これに対抗する正義の秘密結社、その名も「PISS」。伝説の聖尿の力を借りて、ベンタゴンの野望に挑む。
 リーダーの尿産主義者・赤井尿道のもとに集ったのは、睦月のほか以下の4人。
 中国系アメリカ人C.C.超(しーしーチャオ)。必殺技は、尿道に煙突ブラシを突っ込む「てぃむてぃむチェリー」。
 シッコ・モーロー博士。ナハハと笑いながら人体改造。必殺技は、不条理ギャグで発狂させる「ふたりとしびん」。
 歌姫・美空ゆばり。必殺技は、ビブラートのきいた尿の奔流で溺れさせる「川の流れのように」。
 空手家・尿山マスターII。片側の陰毛を剃り、飲尿で山奥で修行して「フルチンコンタクト空手」を修得。

 ついに決戦を迎えた両組織。敵幹部と相討ちになって倒れていく仲間達。涙と尿意に耐える睦月の眼前に現れたのは、すでに亡き義父スカトロの悲願を継いだ宇宙山空、その正体は若き革命家チェ・ゲリバラだった。驚愕する睦月を、チェの黄色い噴出物が襲う。心身ともに傷ついた睦月を立ち上がらせたのは、喪われた仲間達の声だった。

「これが…最後の替え下着!」

 ついにチェを打倒した睦月は、そのまま意識を失う。その光景を監視していた赤井尿道は、やにわに哄笑しつつ、その本性を露わにした。尿産主義からかつて密かに転向していた彼こそは、民族痔桔の理想のもとに悪しき人類を浄化槽で滅ぼそうとする赤尾便(あかお・べん)だったのである。世界の終末の危機に、睦月は体の水分が足りずに変身できない。

「お願い、空くん…お願い、みんな…わたしに、力を貸して…!」

 こぼれた涙の最後の一滴とは無関係に、死んでいなかった宇宙山が呻き、その声にひいっとすくんだ睦月のぱんつがじわっと滲んだ。ついに変身、しかし残された聖尿の力はあとわずか。黄土色の霧にけぶるロンドンのビッグ・ベンに待ち受ける赤尾便を、はたして睦月は阻むことができるのか。

 どんどん『ぶるまー2000』に近づいていきますね。「聖☆尿々学院」の方は、また機会があれば(あるのか)。
2008年2月25日(月) ゲボキズム発動
 ベビプリ氷柱(2/25)。
 ああ、こないだ「そういう言い訳にしておいたうえで、たまには兄からの言葉を引き出そうという魂胆か」と書きましたが、もう一つ突っ込みが足らなかったか…。なるほど、海晴姉様の策略でしたか。そういうことにしておきましょう(えー)。しかし本当に下僕失格になるとは思いませんでした。
 ところで、「私たち姉妹のこととか」というフレーズに引っかかります。単純に麗がまだ未熟ということなのか、それとも姉妹の背景事情についてのフックなのか。

 というわけで、氷柱は先週の海晴をめぐる件をもって一本取ったつもりなのでしょうが、ここはひとつ、兄として、いや下僕としての底力を、この可愛い妹に知らしめるべきでありましょう。すなわち、

「アイ、マム! 気高き氷柱様のご命令をかたじけなくも頂戴しましたこの卑しい下僕が、ただいまアイスクリームをお持ちいたしまする! この下僕が! この下僕がっ!」

などと絶叫しながら玄関へ突進し、聞きつけた春風達への対応は後に残された氷柱に任せるのです。

 ONAさんから、再び生べびで蛍と吹雪。手ですくうのか(笑)。でも、1本だけ残しておくというのもどきどきですよね(誰が)。そして、そのころ兄は洗濯機の中身を確認していたのだった。
 吹雪の方はフォーマットを提供していただいてますので、ぼくもひとつ考えてみました(ここ)。…ああっ恥ずかしい単語じゃない、「生べび」の趣旨をまるで理解していないっ…。

 ども、偉大なる同志に笑っていただき光栄です。だって「集え」って言うから(責任放棄)。そしてもう一人の同志の天才っぷりについてはぼくも立ち上がって拍手。かないませんよねー。あと、mixiの方も拝見しましたが、聖尿にうんこを対置させるよりも、やはりそちらの尿vs尿という構図が美しいですね。クライマックスでは虹がこう、両側から重なるかんじで。
2008年2月26日(火) べびぷり有情
 ベビプリさくら(2/26)。
 綿雪の時も書いたけど、これだけの大家族なだけに、その日々の賑やかさからひとり取り残されて寝ているしかないというのは、つらいですよね。それが普段から寂しがり屋のさくらであれば、なおさら。ええもう添い寝しますよ。鼻水も吸い取りますよ。それはさておき、綿雪と違ってさくらの場合、虹子たちが「にじこもおかぜー」とこんこん真似して兄を引っ張りっこしそうです。気がつけば春風までもが。いやいやそれは。
 真面目な話、風邪でも何でも集団感染が怖いですにゃ。

 幼稚園では紙芝居やおままごとや滑り台で遊ぶのが好きなのね。紙芝居…ぼくが子供の頃に持っていた、マッハバロンの紙芝居はどこにいったっけ。そんなもの今時の幼女は楽しみません。いや、『SF・泣いた赤おに』と偽れば(無理&泣かせてどうする)。

 「あめふりくまさん」と聞いて、「あめふりくまさん、くものうーえー」と歌ってみましたが、それは違ううえに古すぎました
2008年2月27日(水) 一日遅れでこんこん
 さくらの風邪がうつったか、熱出して倒れました。春風邪。頭が春風邪をひいちゃってるのよね(年中です)。

 そこに届いたAmazon箱。中央公論社『哲学の歴史』第1巻。古代ギリシャを扱ってるわけですが、その帯の文字が「最初からクライマックス!」て(爆笑)。対話篇でソクラテスが「答えは聞いてないけど」とか言うのかしら。亀公はアキレウスと競走。『パイドーン』は泣けるでぇ。公式ページにある他巻のキャッチがごくまともなのに比べると、ますます異常です。商売あぶないのかな。

 ベビプリ小雨(2/27)。
 やた、小雨が褒められている! わがことのようにガッツポーズ。よかったね小雨。運針に限らず、裁縫全般が得意なのでしょうかね。ミミちゃんのほつれを自分で直せるようにと、今まで頑張って修得したのかな。「しつけぬい」というのは、本縫いの前に衣服のかたちを決めてしまう大事な作業なのだろうから、小雨はけっこう責任重大な役目を任されてると。蛍が最終的に微修正するにしても、誇らしいことです。でも胸は膨らまないでください(懇願)。

 しかしこの姉妹、綿雪のような小学校にあがるかどうかという年齢にして、すでに針を使えるのですねー。母親による教育の成果ですか。被服費を考えると「タンスのこやし」なんて許容できないもんね。でもこういうお祭りのときにはケチらずに布代を出すんでしょう、ここの母親は。さらに蛍がコスプレ好きだから(今回のひな祭り衣装のデザインもたぶんしてる)、姉を見習って、というのもあるか。小雨の描写も各人の性格が分かって面白いです。
 そして、ひなあられを食べながらみんなでわいわい衣装作り、という楽しい雰囲気を想像するに、アニメ版シスプリ第7話が思い出されます。あのときはウェディングドレスでしたが、今回はお雛様なのかな。兄のために準備しているのだけど、その準備の賑やかさから兄自身は排除されてしまうというあたりが寂しさ半分。アイスピックはここにあります。

 ところで、名前が挙がっていないヒカルは何をしていたのでしょう。部活で不在か、それとも言及しないのが武士の情けか。

 で、ベビプリ呼称一覧を確認用に作成。熱があるんじゃなかったのか自分。こんこん。
 小雨にとっての姉とそれ以下を分けるラインは、蛍と氷柱の間で引かれている、と。蛍なんか、霙まで「ちゃん」づけですからね。もちろん、これがそのまま相手への敬意の有無を意味するものではありませんが。こうしてみると、海晴はやはり霙よりも数歳上というかんじ。
2008年2月28日(木) い滞納い滞納とんでけ
 ベビプリ青空(2/28)。
 予防注射。怖いですね。ぼくの最も幼いころの記憶の一つが、この注射の恐怖です。母親が何かいいものを買ってくれるから、と連れていかれて、気がつけば灰白色の壁に囲まれた部屋のなかへ。あれ?と思ったのもつかのま、目の前には白衣を着た見知らぬ男性が、手に針のついた物体をふりかざしているわけですよ。
 それを思うに、この母親は青空を騙していないところがすごいなあ、と。ぼくは騙されましたからね、ええ。そして親を信じてはいけない場合があるのだということをそのとき学んだのです。でも、青空は今日なにが待ち構えているのかをちゃんと教えられていて、そのための心の準備をする余裕が正当に与えられています。もちろんそれは恐怖の続くだけの時間かもしれず、青空に限らず泣きだしてしまう子はいるでしょう。だけど、それでもごまかしの嘘はつかないというところに、この家庭の教育方針がうかがえるのです。まず第一に、お互いの信頼。

 だから、そんな原則を家族の一員として支えるために、兄としてすべきことは。この恐怖に耐えようとする(けど無理な)幼い妹に、その高い壁を乗り越えられるよう手助けすることです。ほんとに痛かったら、いたいのいたいのとんでけをしてあげる。でも、もしもがんばって泣かずにいられたのなら。もうすっごくほめてあげる。お兄ちゃんの宝物をひとつあげる。そんな約束を、お出かけ前にしてあげましょうか。そして母親にだっこされた青空を見送ったあとは、青空の笑顔を描いた空色のシールを、こちらもがんばって用意しておくのです。
 えらいこのおでこに、てのこうに、ぺったん。

 ゆびきりげんまんの約束で気合いの入った青空も、お出かけ前に勝負ぱんつに穿き替えて。お守りがわりに兄の顔。
2008年2月29日(金) うるう
 いま、ポニテにしたヒカルの姿を想像して軽く倒れました。どうなることかと思ったけれど――

 そんなわけでベビプリ春風(2/29)。
 こないだ「集団感染が怖い」と書いたけど、やはりそうだったみたい。なるほど、青空はおたふく風邪の予防注射でしたか。誕生日間近だから、よけいに心配でしたよね。お注射にもがまんできたえらいこだから、3日は盛大にお祝いしましょう。
 小さい妹達を気遣う春風の優しさは、彼女にかぎらず氷柱も、そしてここんちの年長者の誰もが自然に持っているもので。それは、彼女達にも幼い頃に与えられていた優しさの芽が、すくすく育ったことの証。いや、小さい子の病気は見ていてほんとに辛いものですが、その辛さは年長者ほど大人数分をかかえてしまうんでしょうね。
 ひな祭りは無事に開催される見通しですが、もしも主人公がすでに風邪を移されてしまっていても、4日になるまでは平気の平左と振る舞いましょうぞ。バカと王子様と下僕は風邪をひかないのです。
 これで、「兄が風邪をひいた」という展開だったらどうしよう。どうしようと言えば、

 王子様の日記を読み始めて――
 つららちゃんのほっぺが赤くなってきたときには
 どうしようかと思ったけど――

 下僕の行方は誰も知らない(羅生門)。

 ONAさんのしんこんメイデン生べび。ナプキン、ぼくも風呂上がりにしばらく使ってましたー。……おしりの手術後に。まだ余分があったような気配(ごそごそ)ありました「ソフィボディフィット ふわピタスリム 羽つき」。その節はお世話になりました。女性って毎月たいへんなんだなぁ、と実感できた次第です。
 絵ですと、右端のがそれでしょうか。氷柱のはなんだろう。つか、名札が(笑)。

 デンセンさんの氷柱伝説(2/28)がこれまた何とも素晴らしいニヤニヤ。

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