日記
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2004年9月1日(水) 萌ゆる秋
 3周年おめでとうございますー。いや、逆に「まだ3年だったのか」と驚いたり。なんかもう生活必需サイトなので。どれくらい必需かといえば、「スク水の跡」くらい。いやそれ夏季限定。秋にはぶるまの食い込み跡にとってかわられます。秋も秋で美しい。冬にはね、女の子がほら息をはーって。その白い吐息をひょいぱく。
 でも、「20歳くらいの女性のキャミがずれてブラチラ&谷間チラ」にも反応しうる最近のぼく。お兄ちゃん、あなたは堕落しました。

 さくらさんもあらためて新規開設。またよろしくお願いします。

 昨日の「萌え嫌い」について、猿元さんから時代論。ぼくの考察は「でむぱ」じゃないにゅ。もっと悪質かもしれませんけど。いや、アニプリには確かにテーマがあるので、一見して「記号萌え」なリピュアと比べても面白いです。そしてぼくはそのリピュアをも、物語の側に引きつけようとしたわけで。
 ちなみに「主張がない」以下の各点は、セルバンテス直後の量産型騎士小説などにも同じようにあてはまるわけで、このへんは望月茂さんがさんざん指摘されてます。要は、大衆向け文芸の基本的性格なんじゃないの、ということ。ぼくが望むのは、そういう作品群の中からかけがえのない作品が古典となっていくその運動に参画することです。それがシスプリだというあたりがなかなか挑戦的。
 あと、『仮藻録』さんの「CCさくらも狙いすましたような萌え作品」というご指摘はまさにその通り。そのうえで、ぼくは知世ちゃん萌えでした。成長できないその定めに悩殺。テレビ版だと苺鈴。この子はちゃんと生きていた。
2004年9月2日(木) 2ヶ月遅れ
 ずいぶん前になりますが、U-MAさん主催のシスプリメ企画「HAPPY MORNING / SWEET NIGHT」の参加作品全てに感想を書く、という宣言をしたことがあって。そのまま、ずるずると伸びておりました。お詫びしつつ、これより実行に移りたいと思います。
 手順としては、まず、シスプリ妹における夜・朝描写の類型を簡単に検討します(日記本日分)。次に、参加作品のそれぞれについて、そのネオシスの個性の表出とシスプリ妹としての普遍性の表出、そして絵がある場合はその役割、を指摘し、さらにそのネオシスの既存創作から、ぼくが好きな作品を1つだけ紹介します。


<シスプリ妹における夜・朝描写の類型>

 ここではまずキャラコレに限定して話を進める。シスプリのキャラコレでは、朝の場面はほとんど存在しない。夜の場面は、おおよそ次の3つに分類される。

1.兄が先に寝る夜。
 兄に対する妹の愛や不安などが、妹の一方的な語りかけとして示される。そのさい、兄の無意識の反応が、妹に何らかの肯定的な働きをなす。年長者に多く見られる。
 例:咲耶第7話、千影第1話、千影第3話、春歌第7話。ただし春歌の場合、彼女の個性であるずれが、むしろその夜を年少者の雰囲気に近づけている。
 これに対応する朝の場面としては、兄が後に起きる朝となるだろう。

2.妹が先に寝る夜。
 兄に対する愛や絶対的信頼によって、妹が兄に抱かれて眠る。妹の無垢さや幼さが、兄の落ち着きぶりや狼狽などと対比して印象づけられる。年少者に多く見られる。
 例:可憐第6話、衛第6話、雛子第1話、四葉第5話、亞里亞第3話(ただし兄後発)、亞里亞第7話。
 これに対応する朝の場面としては、兄が先に起きる朝となるだろう。

3.兄妹がほぼ同時に寝る夜。
 兄妹どちらかの一方的な語りかけ(想いの主導権)はないはずだが、キャラコレでは妹の独白という叙述形式をとっているため、結果的には1.と同様、兄の知らない妹の想いが優先する。
 例:鈴凛第7話。

 以上、夜の場面とは、兄妹のお互いへの認識のずれが明確化されやすい時間である。(夜という時間帯の特殊性については、シスプリメ考察2の9.乃彩の箇所も参照。)
 なお、特筆すべきは花穂第6話「子猫の赤ちゃん」である。これは、子猫の寝姿を見ている花穂が、自分の幼い頃にこのような姿を兄に見守られていたかもしれない、ということに気づかされる話だが、そこでは、花穂は、子猫への自分の愛情あるまなざしを、兄の自分へのまなざしのうちに重ね合わせて想像している。つまり、年齢的には2.の年少者的な夜がふさわしい花穂が、この話を通過することで、兄の内面を(想像としてだが)把握し、より相互的な関係に進展する手がかりを得ているのである。
 また、鞠絵第2話、鞠絵第7話は、2.に一応属するとはいえ、病気によるものであることから、例外的に扱われる。自分が寝ている間の兄の想いを、覚醒後に確認することで、鞠絵は兄への想いを痛みとともに強めていくことになる。
 最後に、白雪第7話は夢の中の出来事ではあるが、白雪姫として(夢の中でさらに)寝ている自分の意識と、そこに訪れる王子様たる兄の振るまいとの間のずれは、その前のマダム・ピッコリの話とあわせて、白雪がいま年長者になりつつあることを指し示している。

 ところで、叙述形式としては、キャラコレ的独白と、ラジオ的語りかけとは、大きく異なる。前者が、兄の気づかないところ(兄の睡眠中なり、妹の内面なり)での妹の想いを、実際の台詞などとともに表現するのに対して、後者は、あくまでも兄(リスナー)に直接語りかけられる台詞そのものとして、あるいは妹の兄愛の純粋な抽出物として、整えられている。
2004年9月3日(金) 感想その1
 忍作品。夜−朝連続型。相変わらず、言いっぱなしの兄(笑)。しかしここで寝てしまわないと、思いつめるタイプの忍のことだから後が大変だったかも。正しい寸止め。兄先寝パターンとしての要素は朝に顕著。絵は急展開直前場面なので、このあとの情景を忍の視点から想像してみるのも楽しみ。
 この中で好きな作品:「其の三日間」。シスプリメ考察で取り上げたこともあるけど、忍の暴走加減がとくに素晴らしい。

 璃璃夢作品。夜単体型。「夢の中」での「ゆーわく」を企みつつ、それが現実にも誘惑になることに気づかないという、年少者の典型的夜。おそらくこのあと、妹先寝パターンの展開が待つ。絵に台詞を付した語りかけ形式、目線は正しく読者向き。髪も下ろして夜らしく。
 この中で好きな作品:「かぜとむかしと白い悪魔」。過去もの、彼女の切迫感がありありとせつない。ただし連作なのでその前の作品から読む方がよりよし。

 聖作品。夜単体型。妹の台詞のみの語りかけ。「同じ布団」でなく、布団を並べているその近さと遠さがまさに年長者の夜。目を閉じて、暗闇の中でこの台詞を聞くべし。
 この中で好きな作品:「レンズの向こう側」。周囲への拒絶と孤独、兄へのみ収束するその目線のかなしさ。眼鏡っ娘としての一つの姿であり、兄とともにかわりゆく手がかりがここに。

 逢作品。2部作、兄不在・夜夢非対応型。綴られる日記とそれを記す想い、夢の中の振る舞いとそれを見つめる想い、のそれぞれが交錯。秘められた不安と決意は、朝になり再び胸の奥底に沈みつつ、兄への愛をまた一歩大人びたものにしていく。絵は各所、目の表情が確か。目線も工夫できるかも。
 この中で好きな作品:「ゆめみるほたる」。光を求める者は光に照り返され、気がつけば自分から輝きはじめる。その輝きが永遠ではない寂しさもまた包み込みながら。

 冬季子作品。朝単体型。妹の台詞のみの語りかけ。兄が起きる前に身だしなみを整え、朝食を仕度していた身長130cmの妹の姿に豪萌え。妹先起パターンだが、見かけの幼さと言動の年長者らしさ、そしてそこにも潜む若干の子供っぽさという、春歌と逆の複層的性格。
 この中で好きな作品:「真夏のぬくもり」。夏バテで汗まみれながら兄にべたべたするその姿が、まんま子供。
2004年9月4日(土) 感想その2
 聖羅作品。朝単体型、妹語りかけ形式。手品の話に流れていくあたりが、冷静なようでじつは寝ぼけている可愛らしさ。普段大人びているだけに、そのギャップに萌え。絵は色遣いがきわめて美麗、そして乱れ髪に注目。
 この中で好きな作品:「Letters  〜聖羅編〜」。抑制的な筆致は、非常に手紙向き。シスプリメ考察でも書きましたが、内面を想像させられて。そして「書き忘れ」。

 花雪作品。夜単体型、妹語りかけ形式。「ちょっとだけ一緒に寝る」という微妙さ加減は、初出ではないか。でもたぶん、一度眠ったらなかなか起きない。甘えてぼんやりぐずぐずな姿を絵からも想像。このあとどうするかを読者は問いかけられる。こちらの絵も背景などが素晴らしい。
 この中で好きな作品:「大事なぬいぐるみたち」。過去ものの典型。ところで、ぬいぐるみを「奴」と呼ぶのはこの妹の個性。「この『子』」などと呼ぶ人の方が多そうなので。

 詩帆作品。夜2枚組、妹語りかけ形式。寝る前のわくわく感と、寝た後の兄への信頼感が対照的であり、ともに年少者の性質。絵もそれぞれにあわせて、明瞭なタッチ(目線は読者)と淡いタッチを使い分けている。2枚の間にあったはずの会話は、読者が自由に想像すること。
 この中で好きな作品:「暖かい手」。年長者への変化のきざしが、日常の場面の中に、兄のそばにいながら兄が気づかないかたちで描かれている。

 秋那作品。朝単体型、兄不在形式。起き抜けの寝乱れ寝ぼけた姿。角度やばい(大喜び)。兄不在の距離を縮めるのが音楽であるという特技派ネオシスの個性が、テキストで表現されている。カード形式は面白い試み。こういうの、それぞれのネオシスで規格を統一して作れそう。
 この中で好きな作品:「ハイスクールはダンステリア」。兄をめぐるモヤモヤをはじけ飛ばすその仕方。なお、「Sweet Good Night」は兄がお泊まりの夜の秋那語りかけ形式ものなので、今回の参加作品を対照させて読まれたし。

 続きは明日分に。

 ぎゃあああ。えらいことに、あああ……。
 いや、ロシアの事件もえらいことなのです。そして、こちらは実際に人が死んでいるのです。テロの悲劇とは、権力側によって家族を殺されたテロリストが復讐する直接の相手が、その権力者などではなく自分達と同様の弱者でしかない、というあたり。

 『仮藻録』さんから、ガンガル同人ゲーム。アクション・シューティングがまるでだめなぼくですが、これは。欲しい。また、そちらの日記から、ボトムズ1/1自作。これまた凄い。鉄のきしみが聞こえてきます。
2004年9月5日(日) 感想その3
 シスプリメクリエイター企画「HAPPY MORNING / SWEET NIGHT」感想、続きです。

 杏奈作品。夜単体型、妹語りかけ形式。
 若菜作品。朝単体型、妹語りかけ形式。
 これらの作品は、双子妹の特性を活かして、夜−朝対応型でもあり、また杏奈視点では兄妹同時寝型、若菜視点では妹先寝型という、両者の年長者・年少者らしさに従っている。起床時は若菜も妹先起型なれど、杏奈も起きているために年少者のままでいることができている。
 この中で好きな作品:「旅立ち」。杏奈視点だが、ここでは両者とも役割を越えて同じ想いを抱いている。

 絆作品。夜単体型、妹語りかけ形式。この妹らしく言葉少なに、想いと願いを凝縮しているテキスト。絵は横顔、横に寝ているはずの兄への目線。光源の位置と影の付け方で感情を暗示していることに注目。夜の空気がここに。
 この中で好きな作品:「ワンピース」。あえて絵を選んでみました。身長132cmなので当然とはいえ、胸がないっ。あと、左手で裾をおさえているあたりに性格がそれとなく。

 苺作品。朝単体型、妹語りかけ形式。短い文章の中で、妹先寝・先起を示しつつ、それぞれの場面での兄の内面を端的に物語る。対照的な妹の無邪気さが年少者的。兄目線絵はすでに着替えた後なのか、だとすれば着替え中に目覚めなかったことに悔いよ読者。
 この中で好きな作品:「いつでも一緒が一番なのだっ!」後編。妹に振り回される兄の姿が的確。でも最後は一番近い場所に。これを楽しめるかどうかが読者に試されるところ。

 愛乃作品。夜−朝対応型、妹独白形式。掲示順は上下逆の方がいいのでは>企画ページ。妹先寝・先起という珍しい組み合わせだが、基本は年少者。魔法は、妹を兄に近づける手段でありながら、すでに両者共有の秘密として兄との絆になっている。逆に言えば、魔法はこれ以上両者を接近しがたい。その不安(そして兄によるその払拭)も、ここに若干感じられる。
 この中で好きな作品:「夕日の下で -dye the twilight-」。魔法によるくすぐりが絶妙。なお、逆のお泊まりは参照。
2004年9月6日(月) 感想その4
 麗音作品。朝単体型、妹語りかけ形式。先に起きた年長者的妹が、兄のためにお茶を用意していた姿を想像。喉をいたわるハーブテイー、ちなみにこれには鎮静作用もあるので、「本当は」以下の近くにいられない寂しさなどを読者=兄も沈静すべし。
 この中で好きな作品:「求めよ、さらば与えられん」。シスプリメ考察でもとりあげましたが、迷いとその部分的克服という重要な場面。こちらでまたまた登場のシスターも気になるところ。

 瑞葵作品。夜単体型、妹独白形式。兄へのドキドキな想いが、翌日の兄との楽しい時間に思いめぐらすわくわく感へと転換するあたりが年少者。「フシギなモノ」を共有したとき、それは宝物になる。原っぱで遊んだ幼い頃を思い出します。
 この中で好きな作品:「白いお花の木」。自然からの思わぬ拒絶と、兄によるその融和の過程が見事に。

 湊作品。朝単体型、妹語りかけ形式。照れるだけでなく怒る妹は珍しい。「兄妹っぽく」という表現が、兄妹関係の非常に独特な自覚のさまを暗示している。絵は兄目線、色合い朝らしく淡く、顔に驚き、体にやや油断という確かさ。
 この中で好きな作品:「昔の事との出会い方」。兄との初対面のときのさまが、まさに初々しく秘めやかに綴られる。

 梓弓作品。2部構成、夜夢朝対応型、妹語りかけ形式。こじれにこじれた兄愛のほどきかたを模索する妹。だが、その想いはすでに兄には分かっており、こじれてるのは妹一人なのが悲喜劇であり愛しくもある。年長者の新機軸。複数枚の絵は一見してラフに若干の単色だが、情景は確か。眼鏡の有無が素直さのバロメータ。
 この中で好きな作品:「」。幼児期における兄の全能性の相対化という、恐るべき内容。しかもそれが彼女らしい兄愛を逆に支えている。

 秋香作品。朝単体型、妹語りかけ形式。句読点なき文章に、咄嗟の混乱した暴走思念が如実に示される。その奔流で夜からの経緯を全部説明するという荒技。絵はなくとも、また真っ赤になってるんだろうなあ、と分かる。寝間着姿の照れ顔で、兄の早起きは三文の得。
 この中で好きな作品:「バレンタインの告白」。シスプリメ考察でもとりあげましたが、強さ−か弱さ−強さ、という彼女の三段構造の女の子らしさが端的に。


 というわけで、ようやく全作品分完了です。
 参加作品だけでなく、「好きな作品」を選ぶために各ネオシスの創作を全部読み通してみたわけですが、未読作品はもちろん、既読作品にも新たな発見があって面白かったです。そして、シスプリメ考察のときよりも、世界の幅が広がってきていること、妹の内面がさらに深められていること、それらの歩みがクリエイターと企画者の方々によって確実に積み重ねられてきていること、を実感しました。
 もちろん、ぼくの感想や読み方はぼくなりの感性やシスプリ観(考察などで培った)に方向づけられているわけであり、またもう少ししっかりした感想を書ければよかった、とも反省します。しかしひとまずは、この企画を通じて大きな刺激を与えてもらったことに感謝する次第。クリエイターの皆さん、企画者のU-MAさん、どうもありがとうございました。

 なお、かなり以前にも記したことですが、次にこういう企画を行う場合、参加作品の形式をある程度緩やかにでも決めておくのはいかがでしょう。きっちりではなく、若干の条件を明記するとか、いくつかのパターンの中から選んでもらうとか。このへんは、妹ごとに最適表現方法が違うので難しいところではありますけれど。
2004年9月7日(火) イン・ロー
 猿元さんの日記より「いもうとのパパになる方法。まじすか。すると、この延長で妹の夫になる方法も(ありません)。

 確かに年齢のストライクゾーンは広がったのですが、胸サイズに関しては相変わらずの狭隘なゾーンを保持しております。とことん低め。つか小さめ。

 最近、アクセス数の話がシスプリファンサイト各所でありましたが、それに今頃便乗して。「アクセス数向上に役立つはずなのに、自分がやっていないこと」を挙げてみます。ほら、「こうすれば」というアドバイスがあるわけだから、逆に「これは駄目」という実例を示してみようかと。

 1.トップに日記を置かない。これでカウンタを半分ほど損しています。可憐アンテナやシスプリアンテナなども日記ページに直リンだからです。なぜトップに日記を置かないかというと、いまの日記に慣れているのに加えて、「トップ=サイトの表紙」という観念を捨てられないからです。「いや、これってカウンタの問題で、アクセス数増加とは無縁だろ」という声も聞こえてきますが、しかしカウンタの桁数でそのサイトの吸引力も変わってくるものです。

 2.日記を毎日つけない。これは最近まで何とか頑張っていたのですが、やや遅れ気味になってます。無理して書かないのも継続するための手だてなので、これは反省するものの現状ではやむなしです。

 3.エロネタをあまり書かない。ぼくは自他共に認める変態ですが、ことシスプリに関してはそのへんの欲動を制御しがちです。たぶん、気取ってるのだと思います。

 4.絵を描かない。つか、描けない。文字だけでアクセスしてもらうのは大変です。例えば、考察全部と『マジカルヒナ』では後者の方が1桁多いです。

 5.流行のネタを追えない。例えばメイド喫茶など。とりわけ東京は遠いです。

 6.間が悪い。ほら、今頃このネタに食いついてるあたりが……。

 で、ぼくもミリオンヒットなど目論んだことが一瞬あったのですが、いまはそんなこんなで諦めております。それよりは、あれです。たとえ地味でも、いま読んで下さる方々を大事にしながら、10年後にも誰かに読んでもらえるようなものを書こう、と。10年後に例えばシスプリなんて分かる人いるのか、という向きにはこう答えましょう。
「ぼくたちがいま努力することで、10年の先までもシスプリは生き続けるだろう」
と。その歩みに日々参画しているという意識で、これからも何事か綴っていきたいと思います。こんなふうに書いといて、じき閉鎖でもしたら笑い者ですが。

 そんな努力をすでになされてるのが26さんで、本誌に見事投稿イラスト掲載っ。拍手喝采です。他にもタタカイ続ける絵師の方々が掲載されておられるとのことですし、ONAさんも参戦表明。これから再び盛り上がるシスプリ界、さながらシスプリルネサンス。
 しかし近所の本屋を回ってもG'sマガジンが1冊もないという運命の皮肉(がーん)。だめだよ! もっと仕入れようよ! 生き残るためのタタカイはこのへんから始まる模様。
2004年9月8日(水) 可能性
 妹と結婚可能なのかー。いや、これは何というか、「結果的に兄妹」というか。結婚してから「じつは実の兄妹だったんだ(がーん)」という話だと、フィンランドの『カレワラ』あたりにもありますね。

 Zoroさんとこにアテンダント鞠絵。鞠絵と制服って相性がいいですよね。

 昨日の日記、うちのアクセス数が伸びない理由に「たんに文章が下手でつまらない罠」というのが欠落してました。
2004年9月9日(木) 野球ひとスジすとれーと
 馬鹿ネタをひとつ。トップに「萌えヒットゾーン」を掲げてみました。要するに、おにゃのこの年齢と胸サイズのどのあたりが好きなのよ、という図です。ぼくのはトップにも色塗り適当で挙げたように、内角真ん中を中心にしたヒットゾーン。つか、内角しか打てません。だけどデッドボール狙いの球だとほおむらん。外角は完全に手が出ず。低めの球も、真ん中・外寄りはバットが伸びません(婉曲的表現)。
 無地の図はこちらにありますので、もしこのネタに乗って下さる方がおられましたらどうぞお使い下さい。
2004年9月10日(金) にじゅうまん
 昨日の「萌えヒットゾーン」のおかげで、カウンタが20万越えました。シスプリネタではなく、これで越えてしまったあたりが原点回帰というか。見て頂いている方々に、この機会を借りて御礼申し上げます。

 そのヒットゾーンですが、『カトゆー家断絶』さん(9/10)に紹介いただいたなどして、各所に広まった模様。皆様、リンク・報告どうもありがとうございました。現時点でのまとめは明日分に。それって「現時点」でも何でもないような。

 考察同人誌の発送、少しずつですが進めています。未着という方も、申し訳ありませんがもうしばらくお待ち下さいませ。
2004年9月11日(土) ぐわらぐわきーん
 というわけで、反応を列挙してみる。こちらの見落としがありましたら、ご指摘下さいませ。

 MK2さん(うちの掲示板)、「低めのところがべったり赤く」「赤い部分以外はものすごく淡い青でまんべんなくぼんやりと」。
 サンフェイスさんその修正、外角低め以外は当たると場外。
 Beeさん、高め外より。
 とくそんさん(9/10)全部。あと、髪の毛・年齢幅調整。これでハム子さんも(謎)
 タカさん(9/9)、外角以外。とくに内角に本塁打コースあり。
 よつばねぎさん(9/9)、ど内角。
 ">貴也さん(9/10)、内角やや低め。
 氷室沙羅さん(9/10)、内角低め中心。
 Zoroさん(9/9)外角高めからだんだん低めに変化。打者として成長?
 不二さん(9/10)、流線型ゾーン(妹コースの検討も)。
 ALINEさん(9/11)、ホームランバッター(妹コースの検討も)。
 デンセンさん(9/11)内角高めぎみ。あと、文章に激しく納得。
 ふれでぃさん(9/11)、低め長打者。
 おにやんさん(9/11)、内・外打ち分け。
 H嬢さん(9/11)、全部。
 『ルイジの…』さん(9/11)、ブンブン丸。
 『吉良吉影の新しい事情』さん(9/11)、足下のみ。
 『舞軌内雑筆店』さん(9/11)、内角真ん中。
 『柊屋敷Mk.検戮気(9/11)、内角ぎみ。
 『宮下あきらの「男気」』さん(9/11)、高めを広角打法で。
 『なつみちゃんにっき』さん(9/9)、内角低めストレート。
 『カコウセン』さん、外角高め。
 『Hyper BAKORI Land』さん9/9)、胸もとより。
 『13を指す時計』さん9/10)、全部。
 『WeatherCOCK』さん(9/10)、内角低め。
 『MIDNIGHT BLUE』さん9/12)「男女」でさらに区別。真ん中より高め中心か。
 『Verdure Tastes』さん9/12)、さらに高めもOK。
 『独り言以外の何か(仮)』さん(9/11)、抉るような内角低め。
 『秋葉原至上主義』さん9/9)、真ん中やや外角より。
 『ねこの居る喫茶店』さん(9/11)、足下より。
 『みしおにっき』さん(9/10)、図がひみちゅ。
 『エルフを狩る水瀬家』さん、葉鍵的に、わりと高め。
 『脳内ATOK手描き入力』さん(9/11)、美汐さん(爆)。や、やられました。

 全体として、予想通りというか何というか、「内角低め」がかなりピッチャーとしては危険ですね。いや、人として既に危険な状況のですが、それはそれとして。しかし、「外角高め」を振り抜ける方もいましたし、内角・外角を打ち分けられるという巧打者や、どこでもヒットコースという夢の4割な方もおいででした。けっこういい打線が組めそうな気もしてきますね。いきなり社会摘発されそうな打線ですけど。

 ところで。今回各所を拝見して気づいたことですが、「萌え」なら内角低め、「好き」なら外角高め、という主張が、ほぼ同じ文章で数カ所に見られました(サイトは掲げません)。これは、そういう趣味の方が複数おられたのか、それともどこかのテキスト(リンクコメント)がそのままコピペされているということなのか。
 もしも後者だとしたら、最初にこの「萌え」と「好き」を分けるという意義ある指摘をされた方に対して、非常に失礼なことだと思います。そのリンクコメントをこそリンクして紹介してもいいくらいなのに。
2004年9月12日(日) 試行
 さて、7日にぼくは「アクセス数向上に役立つはずなのに、自分がやっていないこと」をいくつか挙げました。
 9日にぼくが「馬鹿ネタ」としてトップに「萌えヒットゾーン」を掲げたとき、そこにはとある意図が込められていました。つまり、それの「やっていないこと」の一部を充足したら、どれくらいアクセス数に変化が生じるか、を実際に検討してみようというわけです。
 この場合、トップに他者からリンクされる新規内容を置いたのですから、1.を充足(「トップに日記を置く」に相当)。女性の年齢と「胸サイズ」という露骨なネタですから、3.を充足(エロネタ)。
 というわけで、以上の点をクリアした結果、どれほどの変化がみられたか。例えば、先月(8月)のトップページアクセス数は、平均300/日。(ちなみに日記ページは450/日だから、やはり1.の意味は大きい。)これが今月(9月)では、平均1000/日。10日と11日だけで見れば、4000/日。もしこのレベルを維持できれば1年足らずでミリオンヒット、というのは虫が良すぎます(ニュースサイトがいつも紹介してくれるわけではない)が、このような集中的アクセスの機会をトップで何度か得るうちに恒常的読者が飛躍的に増えていくものなのでしょうね。
2004年9月13日(月) ばーんばばーん
 「萌えヒットゾーン」、反応の追加です。

 ONAさん(9/13)、かほちか的。投手がすごく投げづらい(笑)。
 『なんくるないさぁ〜』さん9/12)、内角全部と高め全部。
 H嬢さん修正、「枠内」全部ほおむらん。
 『ひさぎの小部屋』さん9/10)、内角全部だが、複雑なヒットゾーン。
 『SILENT PLANET』さん(9/11)、内角低め。
 『Secret Base』さん(9/12)、内角。
 『静かな猟奇世界』さん9/10)、四隅。
 『う゛ぇるすぱ〜の記憶』さん(9/10)、外角よりの真ん中やや高め。
 『Your tut-tut is by design, (´・ω・`)?』さん(9/12)、地平線の夕暮。そういう表現がありましたか。なお、11日付のMK2さんのも具体化して下さいました。こちら。えいえんはあるよ(謎)。
 これ、図を全部貼り付けて一覧にしたら面白いかなあ。

 もりやすじ風がんだむなど。和む。
2004年9月14日(火) 幼女とか
 さらに「萌えヒットゾーン」反応捕捉。
 『D.B.E二十一型』さん(9/11)、どこでも。
 『isaだったりnenだったりする人の日記という名のネタ貼り帳』さん(9/11)、幅広く。
 『ここほれな日常雑記』さん(9/13)、内角やや低めから真ん中。
 『4th Ne blog』さん(9/14)、ベルトの高さ。
 まさきちさん(9/13)、とくに真ん中内角より。
 せいるさん(9/13)、内角低め中心、外角は…。
 薫さん(9/14)、外角高めのさらに向こう。「身体は子供中身は大人」というのは確かにありだなあ。内角から外へ逃げていく感じかしら。
 こちらの掲示板でも[3243] に@もふもふさんにより幾つか掲載されています。に@もふもふさん、真ん中から外より中心。KANさん、限りなく低め。
 そして『TGSS』さん9/13)、2歳! ついに来るところまで来てしまった感があります。

 ゾーン図に関連して、『white tulip』さん(9/13)から、花穂成長曲線。も、もう少し内側になりませんかね(駄目)。各所の妹関連だけ集めても面白いなあ。

 ONAさん(9/14)の病床夢が素晴らしい。読んでてもらい泣きです。しかも話の内容と花穂の個性がぴったり合ってるあたり、さすがはお兄ちゃま。

 『どれみっちの穴』さん、今度のトップ絵はブラックジャック。ネタ元に思い至った瞬間、声をあげました。

 MAS-Rさんへの読者からの質問(9/13)。5歳の娘さんについて、「果たして、こんな小さな子に恋愛感情はあるかもしれませんが、性的衝動があるのでしょうか」とのこと。

 実体験として、ぼくはバイト先の5歳の女児から、小声で「おちんちん見せて」と囁かれたことがあります。もちろん見せませんでした。また、7歳の女児がじゃれついてきたとき、たまたま布団の上に組み伏せた格好になり、そのときに小声で「…えっち」とつぶやかれました。もちろん何もしませんでした。
 幼児期でも、おまたをこすりつけると変な気持ちに、ということを知る女児もいますし、ぼくも幼い頃にすでに陰部いじりを覚えていました。大人の性欲とは異なるにせよ、性感に近いものを快く思うことは、幼児でもおそらくそれなりに可能でしょう。いわゆる第一次性徴期というやつですか。
 ですが、繰り返して言いますが、それと大人の性欲とは異なるものです。そもそも幼児は、性欲を満たすための心身ができてません。それを大人の欲望で歪めることがもしできたとしても、逆に言えば、それと反対の方向へ子供を導くこともできるわけです。性的な好奇心や快楽を(完全に否定するのではなく)適当な度合いに留めていくために、普通のスキンシップや、他の種類の快さ(遊びや知的好奇心など)によっていわゆる「健全な」成長を促進するというのは、子供を愛する親なら誰でも普通にやっていることだと思います。それから、子供にある程度の批判能力が身に付くまでは、悪い大人には単独で近づけさせないということも。

 なお、当該のお子さんの場合は、たんに父親が家にいる間は甘えたいということで、つまりは父親不在の時間の寂しさがそこに現れているだけですから、存分に遊んであげればいいのではないかと。とくに幼稚園に通う頃では、同じ年齢の友達から刺激を得られる一方、そこで集団生活のストレスや家庭生活とのギャップを感じたりもしますから、これを発散するためにも、親の庇護のもとにあるという安心感を得る必要があります。しつけは当然必要としても、ちゃんとかまってあげることで、お子さんは再び安心して友達と遊べるのだと思います。
 ちなみに、ぼくのバイト先での経験では、ぼくがおんぶさせられっぱなしの女児がいました。寂しがりやの子でしたので、辛いながらも世話してました。しかしそのうち、おんぶをせがまれなくなったとき、ぼくの胸に去来したせつなさたるや。父親に求められるのは、そのときの覚悟かもしれません。「お父さん大好き」と言ってくれた娘が、いつかこちらに見向きもしなくなるわけですよ。
2004年9月15日(水) まだまだいくよー
 そして「萌えヒットゾーン」反応補足。
 26さん(9/11-14)、外角やや低め。
 『鞠絵窟.net』さん9/14)、外角より真ん中より上、ただし球種は眼鏡。
 『足軽(仮)』さん9/14)、内角体側。なお、「身長」も尺度化した3次元発展型も。
 『碇シンヂの第参新東京市日記』さん(9/14)、外角高めのさらに斜め上。あと、眼鏡。
 『Dextrin Hyper Noise Web』さん9/14)、外角高め&ピンポイント。

 Zoroさん(9/15)の夢でまた泣けました…。

 『Ultimo Spalpeen』さんから米国版アニプリ兄呼称『カトゆー家断絶』さん9/15分より)。す、すごい、全員ちゃんと別々にしてるっ。雛子がやや「兄あに」入ってますが、幼児は繰り返し言葉が多いのでこうなるのかな。ちなみに花穂は第13話で"elder brother"と綴られたノートを開いてますが、これはあくまで宿題なり何なりでの表現ですね。
2004年9月16日(木) 引き分け
 さてもヒットゾーン反応捕捉。
 クインテッサさん(9/15)、外角のやや高め。
 『鈴音庵』さん9/15)、ノの字。
 『えにしぃ日記』さん(9/15)、内角低めと、ど真ん中。
 『だうんふぉーす』さん(9/15)、真ん中やや高め。
 暁せんべいさん9/15)、外角よりやや高めを中心に幅広く。
 あずみゆきさん(9/13)、ついに美中年までも。

 「創作においてのみ変態は尊い」。ひらしょーさんの格率、またも見事に。

 先日、また電話が不通に。

美 森「お前また止められてるぞ。」
らむだ「うん。」
美 森「いいのか。」
らむだ「まあそろそろだなと思ってたから。別に驚きはしない。」
美 森「驚くかどうかの問題じゃなかろう。払え。」
らむだ「つか、止められたんじゃなくて、止めた。能動的に。」
美 森「偉そうに……。」
らむだ「たまには電話も休ませてやらないと。新聞だって休刊日があるのに。」
美 森「あのー、うちの電話は何年も通じたまま疲れてないんですけど。」
らむだ「電話会社も酷なことするよね。」
美 森「その電話会社に酷なことしてるのはお前だ。」
らむだ「こうなると、我慢比べだな。」
美 森「いいから払え。」
らむだ「でもさ、」
美 森「払え。」

 カルタゴうつべし。
2004年9月17日(金) 後の先
 あたら反応捕捉。
 MASAさん(9/16)、外角ど高め。
 『仔猫屋本舗』さん(9/16)、高め両サイド。
 『ときめきネット』さん9/17)、内角真ん中より下。
 『綾 with Master of Insanity』さん(9/16)、真ん中ヒットで内角高め本塁打。
 『御機嫌精密フィギュア課』さん(9/16)、ど内角。

 電話は順当に復旧しました。東部戦線のごとき断線ぶり。
2004年9月18日(土) 溜めまくり
 サンフェイスさん、怒濤の更新。バキで読む萌えの神髄。

 MAS-Rさんの妹さん更新、絶好調です。しかし、そういう時にこのトップ絵というのがまた……。

 『うしおととら』、面白いですよねえ。ほんとに王道です。そいえば、あの作品はおっさん達も魅力的なんだけど、うしおと同年齢の快男児は意外といない。キリオは年下だし。女の子は同年齢の子があんなに多いのに。あと藤田絵でプリキュアしようとすると、おっさん分が足りないことに気づきました。
2004年9月19日(日) ゾーンファイト
 けだし「萌えヒットゾーン」反応捕捉。
 『Small Forge』さん(9/18)、真ん中外角より。
 『LP4』さん(9/17)、体当たり。
 『不凶和音』さん(9/19)、外角高め。
 『KinderGarten21』さん9/19)、膝元と外角高め。
 『軍艦島』さん(トップ)、Nの字。
 『山下電気商会』さん9/17)、日本列島。
 『Happiness Laboratory』さん(9/17)、やや低め外角より。
 『Snow Swallow』さん(9/20)、内角超高め。
 『月夜の宴』さん9/18)、外角高め。
 『En hommage au vent』さん9/18)、真ん中とピンポイント。
 『(※未定)』さん(9/19)、Lの字。
 『デウスEXマキナ』さん(トップ)、外角低め以外ほぼ本塁打。
 本多由亨さん画像)、外角高め。そしてメジャーリーグゾーン?

 このヒットゾーンについて、猿元さんからゾーン集計いただく。おお分かりやすいー。全部の集計ではないですが、ヒットは内角よりを中心にけっこうまんべんなく広がってますね。ただし、外角低めはかなり人を選びます。
 一方、ホームランはそれなりに打ちづらいコースがあるようです。例えば、内角よりの高め。完全な内角高めかもう少し真ん中よりだとホームランできる人も、この微妙なコースは打てません。また、やはり外角低めは手が出ない。つか、外角いっぱいは基本的にホームランが出にくいのですが、高めを越えるボール球だと、逆に絶好球な打者がいるので危険です。内角やや高めと外角低めを使い分けて打者を討ち取る、ってもしや実際の野球と同じ対角線でしょうか。違いますか。
 それはさておくとしても、これらのセイフティゾーンとは、萌えキャラとしては人目を集めるような特徴が出しにくい(年齢と胸サイズの関係に限れば)組み合わせということになりそうです。反応いただいた方々の所属集団や属性にもよりけりですけど、萌え作品の制作者には今後この結果を踏まえていただければと思います(無理)。あるいは、今回の反応で「この萌えキャラがこのへん」という応答をされた方々も少なくなかったので、現状ではホームランしにくいコースにうまくはまる新キャラを登場させられれば、一気にそのコースをつく球の名前にさえなりますよ。それでも内角低めは厳しそうだけど。
2004年9月20日(月) 握手は後だ
 ねめれ反応捕捉。
 天煌純一さん(9/20)、低めの真ん中と内角。二次元と三次元それぞれ。
 『Simple Plan』さん(9/20)、真ん中高め。
 『OZ本』さん(9/20)、ンの字。
 『アイオライトの指輪』さん(9/20)、熟年男。
 『キマグレにっき』さん(9/19)、やや内角低め。
 『レモンスカッシュのシゲキ』さん9/20)、1・2。
 『METRONOME』さん9/20画像)、高め外角より。
 『RunAway's Room』さん9/20)、両サイド。

 最近のプリキュアについていずみのさんより。確かにポルンの背景がよく分からないですね。それが共感的理解を妨げている。
 ただぼくの場合、こういう「途中で唐突に登場して背景不明のままヒロイン達をかきまわす子供キャラ」というのは、『魔法の妖精ペルシャ』のボンボンで慣れてしまっているのでした。でもあの作品の場合は、年少キャラの位置づけだったペルシャがボンボン相手にはお姉さんっぽくなるという、役割の転換が一つの味になっていたわけで。プリキュアでは、なぎさは元々お姉さんだし、ほのかもわりと大人びているので、ヒロイン周りでそういう楽しみがない。ミップルメップルがそう転換してもなあ。淫獣子育て篇。
2004年9月21日(火) 君の名はらふれしあ
 ごれろ反応捕捉。
 『u_mu_diary』さん(9/20)、くつした状。
 『兄上様ルームへようこそ』さん(トップ)、真ん中やや外角より。
 『Hiding Place』さん9/11)、横一文字。あと裏ヴァージョン。

 日記が1日ずつ遅れていることにかなり馴染んできました。早く追いつこう。
2004年9月22日(水) 前夜
 明日は可憐の誕生日。皆さん、お祝いの準備はもうできましたか。ぼくはさっぱりです(お兄ちゃん失格)。これで「可憐考察」とか掲載できたら立派なのですけど。しかもそのまま、毎月の誕生日妹を考察し続けて1年頑張るという。アニメ・ゲーム・原作その他すべてに描かれたそれぞれの妹像を包括的に検討するなんて、もしもできたらいいのですが、能力や材料の不備も問題だし、なによりそれをやってしまうと後のネタがなくなる罠。いや、そんな皮算用はいりません。

 外は秋雨、あの訳の分からない暑さもすっかり消え去って肌寒いほどです。この時期はとかく気鬱になりがちなので、しばらく充電してからまた何か書きます。シュヴェスターの更新もあるし。
2004年9月23日(木) 祭の終わり
 勤め先から珍しく早帰りして、可憐はぼくを待っていた。今度の日曜日の予定を尋ねた後、

「会ってほしい人がいるの」

 そう告げた可憐の表情には、何のためらいもなかった。

 だから目を逸らしたのはぼくの方で、いや「だから」という繋ぎ方はいかにもごまかしだ。追い詰められたとき、ぼくはいつだってそれがなかったかのように振る舞う。

「お昼過ぎでいいよね、お兄ちゃん」

 生返事しながら、視線はなおも逃げ場を求めている。あのときとは違って、この場の光景はべつだん目の毒でもない。毒はむしろ、喉元に渦を巻いている。しかし、あのとき可憐の決意から逃げだしたからこそ、ぼくは今こうして真に追い詰められているのではないか。だとすれば、これは可憐の復讐なのだろうか。

 馬鹿か。復讐もなにも、妙齢の女性が結婚しようとするのは、世間的には当たり前のことだ。ぼくの脱いだ背広のしわを伸ばしながら、瑞佳は含むそぶりもなく微笑む。

「たぶん、話があうと思うよ」

 瑞佳はすでに、その相手を知っているらしい。ぼくと話があう奴など、こちらからお断りしたいぐらいだ。どう考えても社会人として欠格だから。それとも、こっちに合わせられるほど如才ない奴なのだろうか。それこそ御免だ。

 夕飯の卓を囲んで、雛子ちゃんは自分がどうおめかししたものか悩んでいる。そんな妹をからかう瑞佳、そんな二人を微笑んで見つめている可憐。その微笑みは、今朝までのそれではない。違う。違う。ずっと前から違っていたはずなのだ。微笑みに裏切られていた自分。いつから? 思い返す。あのときか。それともあのとき。そのうちに、あの日にぶつかって意識はひしゃげる。

 風呂に入る前に、未来が幼稚園で習ってきたお遊戯を見てやる。繰り返し繰り返し、手を振り首を傾げ。一段落つくたびに拍手喝采。

 裏切ったのはぼくの方なのだ。
2004年9月24日(金) えんどらん
 というわけで、延々と日記を溜めておりました。遅ればせながらヒットゾーン捕捉です。

 『hda12401's Blog』さん(9/22)、外角高め、さらに外。
 東雲大尉さん(9/22)、ピッチャーフライ(違)。
 影さん(9/22)、横オリオン座。
 『(有)由詫診療所』さん9/25)、逆くの字。
2004年9月25日(土) 肝要
 MAS-Rさんの妹さん更新、この日記を書いている現在では既に終了してますが、しかしすごかった。とくに9/22-23の、リピュアBパート感想。女性の、しかもシスプリファンの兄をもつ妹さんの感想というのは、非常に貴重なのではないかと。中でも衛、鈴凛の感想には膝を打ちましたし、全体についての「明るく振舞うことで、なんとかその「せつなさ」を誤魔化そうとしている」という言葉は、核心を突いています。
 アニプリをご覧になったら、どんな感想を抱かれるかしら。
2004年9月26日(日) 23日の続き
 そして、日曜の午後。

 その男がやってきた。手みやげは日本酒。うちではほとんどぼくしか飲まない。つまみは可憐と瑞佳が台所で作っている。奴と差し向かいの卓。誰かここに一緒にいてくれ、雛子ちゃんでもいい。
 自己紹介にやや緊張のいろ。第一印象として、誠実そうな好青年。要するに存在してはならない。あるものはあるし、ないものはない。

 なかったことにはならない。

 「お待たせしました」だの「ごめんね放っておいて」だの、笑顔で言い訳しながら二人が戻る。雛子ちゃんは結局、内弁慶らしく向こうに引き下がる。奇遇なことにぼくも内弁慶なのだが、妹がそばにいるときだけは蛮勇を奮える。
 もし、いまこのときそうしたなら、全ては元通りになるだろうか。台無し経由で。考えるのが愚かしいほどに無理な相談。内と外で、同時無理相談実行中。それに、もし元通りになれるとしても、それはいったい、いつの時点での「元」なのだろう。3日前か。1年前か。いずれにしても、あのときまでさかのぼることは絶対にない。だから、全てはもう壊れていたのだろう。意図的に壊していたのだろう。

 愛想笑いを浮かべて、ありがちな問いかけを繰り返している自分の姿を、もうひとりの男とあわせて横から見つめている可憐。過去と未来が向かい合って、いまのかたちを確定させようとしている。それでも酒とつまみはとてもおいしくて、二度と食いたくないし今後そうそう食えなくなる。
 学歴とか仕事の内容とか、あちらは気にしている様子だが、そんなことはどうでもいい。奴は兄じゃない。ぼくは奴じゃない。今日の挨拶はそれで十分だった、「はじめまして可憐さんのお兄さん、ぼくはあなたじゃありません。」当たり前だ馬鹿。ばかばか星人。ぐい飲みの上で目が泳ぐ。

 2合も飲めばもう限界で、奴も同じ程度にきこしめす。「たまにはまた相手してあげてね」なんて、瑞佳が奴に微笑む。こちらからもお願いしたい。いい店を知っているんだ。工場用排水路。どぶがわのながれはたえずして、しかももとのみずにあらず。可憐と一緒にお風呂に入らなくなって、もう何年たつのかな。ねえ、明日ひさびさに入ろうよ。奴の真向かいで密かに鬱血。

 ちょうど頃合いもよく、夕暮れ前にお見送り。酔っぱらったのを理由にして、玄関の外からすぐに戻る。笑顔を張り付かせたまま寝床に行こうとして、ふと可憐の部屋の扉に目がとまる。

 甘い匂いを思い切り吸い込むと、薄暗い部屋の中でにわかに目がさえてくる。主のいない小ぎれいな空間は、侵入者を柔らかく蔑む。それは、まるで、主のように。そういえば、あの男の名前は何だっけ。ふかふかのベッドには乱れひとつない。
 そのかたわらに近寄って手を伸ばし、指の屈伸運動をしてわきにそらす。耳は室外をじっととらえている。はるか向こうから雛子ちゃんの文句を言う声。吐きそうになって扉に向かおうとして、ベッドサイドの写真立てに目がとまる。閉じられていたそれを手にとって、暗がりの中で中身を開く。

 温泉旅行のときの写真がぼんやり浮かぶ。未来をだっこしたぼくと、雛子ちゃんと、可憐。帰りがけに立ち寄った水族館で、瑞佳に撮ってもらった一枚。
 父、母、娘ふたり。

 再び閉じて、部屋を出た。洗面所では、未来が帰って手を洗っていた。小さな手のひらに自分の手を重ねて、ごしごしこすってやる。おちない汚れは臓腑に塗りたくる。おやつのためには、それでいい。
2004年9月27日(月) そして二度寝
 可憐がひたすら目を逸らし続ける夢を見ました。
2004年9月28日(火) 追い越された時
 何でも3日たてば忘れるぼくだけど、さらに1日前倒ししてみるテスト。夜まで成功を収めるも、電話で台無しに。「夜分恐れ入ります」新月の夜は云々。「先日はお世話になりました」してません。
 子供か自分。可憐が欲しくばこの兄を倒してみせよ、と啖呵を切ったら、5秒くらいでその通りにされそうな塩梅だし。その前に背後から刺されたりして。そんなことすると、ワイマール体制が崩壊しちゃうよ。

「また来てもらおうよ、ね」
「ねー」

 我が家の民主主義は、奴を総統に任じる気配です。おかしい。なんでここでぼくが孤立するのだろう。2ターンで除去されちゃうよ。娘だけはぼくの味方でいてくれないだろうか。
 そう思って様子を見たら、お嫁さんごっこに打ち興じる未来。思わぬかたちで第一次反抗期到来。いよいよもって包囲されている有様、こうなればExchangeを狙うしか。だから、そんなことすると背後から。

 いや、もしかしたら、可憐はぼくを崖っぷちで試しているのかもしれない。最後の賭として、ぼくに再び選択を迫っているのかもしれない。

「洗濯物とりこむの手伝ってよ」

 だけど、それは後に伸ばされたのではそもそもなかった。瑞佳の下着をとりこむ自分。
2004年9月29日(水) お返し
 明日の夜は、今度はこちらから可憐と一緒に挨拶にいく予定。次の休みは先方の都合が悪いらしいので、平日ながら強行軍。もう話はそこまで進んでいたのね。

 血を分けたたったひとりのきょうだいなのだから、せめて恥をかかせないように。

 寝る前に、可憐に聞いてみる。式はいつごろ。

「うん……できれば、来年の6月くらい……。」

 妹としばらくぶりに交わす会話がこれとは、我ながら馬鹿というか。こっそり瑞佳と相談し、式の皮算用をする。まだちょっとだけ早いよ、と笑いながら、そのへんぬかりない妻に、毎度のことながら安心する。ただ、先方がそれなりに古い家らしく、親戚が大勢集まりそうな気配。こちらは正直、身内まわりだけなら2卓で収まってしまう。縁遠い連中と、こんなときだからといって接触するのも気が重い。全体の人数ではバランスをとるとして、親類は恩人以外半ば諦めよう。いかに先方に親族が多かろうと、祝いの席につく者への、可憐への愛情は決してひけをとらない。劣情ならなおのことだ。

 せめて恥をかかせないように。
2004年9月30日(木) ないものねだり
 で、行って参りました。
 絵に描いたような「親爺」と対面して平伏の応酬。ふつつかな兄ですがよろしくお願いいたします。可憐のオプションはけっこう社会的に難儀な代物ですから、覚悟して下さい。
 それにしても、なんなんだこの家族。こいつら、ぼくたちになかったものを全部持ってやがる。財産も地位も家庭っぽさも。ふざけるな。お前達のせいで、可憐は、それらを全部ようやく手にすることができるんだ。うちのいまの団欒が、ときに可憐に辛かったのは知っている。だけど、閉じてしまえばそれで済んだのか。
 それは、いけない。

 行き帰りの間、可憐といろいろ話す。借りる予定のアパートの場所も教えてくれる。もうすぐ、可憐がそばにいなくなる。信号横に連れ込みの下品な看板。塾帰りの小学生達。
 帰宅後、可憐は風呂に。肩こりのひどいぼくの前に、瑞佳はお茶を淹れながら、ふと。

「茶碗蒸し食べる?」

 あ、もらう。

 夜はいつからか肌寒く、こないだの日本酒の残りを片付けながら、次の夏までの日を数える。

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