日記
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2008年5月1日(木) ぬりぬり
 ベビプリ虹子(5/1)。
 ぬりぬりですね。ええ、ぬりぬり。えへへーしやわせ。おしまい。

 無理を押して書くとしますと、「ひやけどめ」という言葉の発音自体が、「ひあけどめ」とか「しやけどめ」といった舌足らずな雰囲気でしやわせです。昔は女の子も真っ黒に日焼けしてたものですけどねー。そばかすだって気にしなかったし、鼻ぺちゃだって胸ぺちゃだってお気に入りでした(主観)。いまや美肌。色白。皮膚ガン怖い。ということで、ぬりぬりなのです。そう虹子に教えてくれた春風もまさに美肌。白いうなじ。むしろ水着に隠れている部位の方が黒いほど(妄言)。
 それはさておき、素直にぬりぬりが楽しいので、兄の顔にもハートを描いて、さらにほっぺたぎゅーでコピーですか。しやわせ。今日は何度終了していることか。そしてお姉さんっぽく兄を指導。おなかにハートを描いたら、こっちもおへそぎゅーでコピーするのかなぁ。
 気がつくと、虹子の後ろに並んで順番を待っている青空と姉達の姿が。春風さん、唇の周りにハートマークはやめましょう。
2008年5月2日(金) 完結
 アニメ版ベビプリに最終3話を追加し、全26話完結しました。ひえー後半の作成には時間かかったー。「またそれか」と言われそうな展開ですが、マンネリがぼくの持ち味です。

 というわけで今日のベビプリ(5/2)。
 旅行出発前夜、荷物の確認。「どんな時も荷物は各自で持つのがこの家のルール」、素晴らしいっ。青空も例外でなくルール適用。まあ幼児さん用の紙おむつ予備なんかは母親が持ち運ぶんでしょうけど。こういうしつけが以前からできているので、今回初参加の兄に「持ってー」と甘える態度も抑制できています。でも「おんぶー」はありそう。
 とか書いてたら、頼んできたのは幼児じゃなくて立夏かい。いや、おんぶじゃなくて。おんぶをねだるのは霙姉さん(違)さすがは立夏、姉妹の中で一番のお調子者でございます。一方、こちらも相変わらずクールな霙ですね。「たかが」「たかが」と2回繰り返すあたりに、心中は妹達と同じくわくわくしてる雰囲気ですか。その高揚感が抑制されて、弟を気遣う態度に転じるあたりもこの姉ならでは。もちろん、最も背高な霙が、ヒカルとともに今までの主たる「抱っこ係」を勤めさせられていたのかもしれません。でもそうか、この家はおんぶじゃなくて抱っこなのか。おんぶはガニ股になるっていうもんね、女の子きょうだいだからなおさら気を遣います。とりあえず兄の威厳を示すべく、青空から真璃あたりまでおんぶ抱っこ両腕両脚でぶら下げて、「合体!!」と叫んでみるテスト。「成功です」とうなずく吹雪博士。星花も参加したいに違いない。
 で、結局「たかが」と言いながら「楽しいものだぞ」ということで。抱っこ係の苦労を今のうちから労らう台詞でもありますが、まあそうだよね。

 留守を守るのは「鯉のぼり」、そしてフレディ、フラミンゴ。まさに怪屋敷。
2008年5月3日(土) お留守番
 ベビプリ旅行中
 わーすごく楽しそー(笑)。連休中は更新ないと諦めつつも、どこかで期待しておりましたが、これは嬉しいプレゼント。こないだみんなで作った鯉のぼりですね。いったい何色並べたのでしょうか。でもどの鯉も瞳がつぶら。青はお兄ちゃん色なのね、ならば隣のピンクはお母さん色かしら。

 あ、フレディが。

 氷柱はどうしていたのやら。
 さて、夕凪は自分のシンボルの子猫を描き、小雨はその足元の危うさに小心者&お姉さんらしくびっくりして気遣い、その視線の先ではもっと驚いたことに立夏と星花がブランコをこぎ(めっさ危ないうえに、揺れるのでめっさ描きにくい)、吹雪は本を読みながらそんな姉達とのぼりを見上げ、虹子はフレディとの共同作業です。でも尾を結んじゃらめぇ。風を通さないと。
 これだけの鯉のぼりを、しかも子供2人分もくわえて支えられるだけの強靭な設備と、それを許すだけの空間。さすがはこのトゥルー家の財力です。

 手作りの鯉のぼりを吊るす前に、口に下半身を入れて「人魚」と遊んだ姉妹は次の誰でしょう。1.真璃 2.海晴 3.蛍

 立夏は上半身に鯉の頭をかぶせて「魚人」とやった方。
2008年5月4日(日) カレーの王子様
 朝プリキュア。
 くるみ正体露見、ブンビー正雇用おめ。後者はまったくもって不本意な出だしとなっておりますが、ああー。いっそプリキュアの味方をする気はないんですかね。家族を養いローンを支払うためには、やむを得ないとはいえ。
 くるみの方は、ナッツが面目躍如。王様も大人らしいサポート、すみません見損なっていました。大人がちゃんとしているアニメは(この時間帯の作品はこの10年近くずっとそうですが)観ていて安心できます。そしてのぞみとうららが天然なのもしっかり安心。
2008年5月5日(月) じーず
 電撃のトゥルー読参、葉書を出し忘れておりました。(終)

 さて今月の電撃G'sをやっと入手。

 第1話はちょうど連休旅行の様子ですので、タイミングとしては最高。語り手は蛍、ますます可憐っぽくなっておりますこの妹。春風語りはやはりもっと凄まじいのだろうか。今回もたった9行で相当の破壊力でしたから、きっとそうなのでしょう。この二人は明確にストレート系ですので、どのへんでうまく区別をつけるかが今後の楽しみですね。王子様vsコスプレというのも意外と似てるし、料理が得意なところも共通してるから、年上・年下の線で攻めるのかなぁ。
 で、お話は海の輝きから、旅行前の幼い妹達の騒がしさ、バスの中の姿、海でボートでハプニング、そして夕方の風景という流れ。過去の出来事を語るときでも、現在形を使うのが公野先生の一人称テキストのポイントですか。兄に対して語るときは大抵これ。つまり、この連載はシスプリでいえばキャラコレ準拠(あるいは、視点移動のないポケスト準拠)ということ。複数の姉妹が登場することが前提ですから、その姉妹の様子や、姉妹に囲まれた長男の様子について必ず言及しつつ、語り手と長男と二人きりの情景を最後にきっちり描くという構成。しかもこの蛍という妹は、普段はじつに頼れる姉(叱らないけど存在感のある姉)なので、兄とだけの空間にいるとそこから解放されて、地がもろに出てきます。
 例えば、それはおしりの大きさに対するコンプレックス。氷柱や麗が小さいのも蛍が安産型なのもまったく予想通りであります。しかし「ちっちゃなおしりに憧れてるんだけど、なんだか全然――」の後にいったい何を言おうとしていたのかがとても気になります。海から上がった兄の第一声がそれについての問いかけであることを希望します(無理)。
 というわけで、イラストでも蛍の胸が長女にさえ勝っているかもしれないことと、ヒカルの首にかけられたアクセサリがなかなか可愛らしいことなどに注目して読み終わり。
2008年5月6日(火) じーず続き
 第2話は家の中で年少者達の賑わい。語り手は吹雪、この年齢層では最も人気の妹でしたか。これだけ漢字を交えて語れる年少者って、記述的に助かりますね。1つ下には綿雪もいるし、この姉妹は文才があるにゃ。
 真璃が吹雪の体質に気配りしているというのが素晴らしい。そして今回は例外的に宮殿建築を見せたいというのもまた何ともいい。ヴェルサイユ宮殿と言われて分かる姉は少ないでしょうし。しかも吹雪は冷静に「無謀」と内心突っ込んでるという、この間柄がたまらんです。シスプリだと、ここまで遠慮のない言い方って難しかったんですよねー。
 つまるところ、ベビプリってのは一面において、妹達の夢がかなった後のシスプリですから。月に一ぺんの「お兄ちゃんの日」だけじゃなく、兄と同居して毎日会えるという夢の実現。物語としてはすでに「めでたしめでたし」と結んだ場面から、なお続けられていく夢の向こうの日々。
 そこには、もちろん日常生活の味気なさもあって。それぞれの希望がすべて叶えられるわけではなく、お互いにケンカもするし、長男だって気がきく時ばかりでもない。でも、「あたりまえの嫉妬、あたりまえの嫌悪感が互いを結びつける」そんな当たり前の日常を、ウェルカムハウスの行方に発見したぼくは、このベビプリを読んで、航達の今の生活を想像してはニヤニヤ笑ってしまうのでした。
 で、虹子と真璃のオンナの修羅場に兄が参上したとき、吹雪は最悪の事態を予期したわけですが、幼い妹達はそこまで徹底していなかったというか、兄の前で尻尾は出さないほどすでにオンナだったというか、兄の存在は闘争とともに和解をもたらす(これもアニメ版シスプリの基本原則でした)というか。それにつられるかのように吹雪が兄に手を伸ばすのは、対立と調和という矛盾を担う存在である兄を前にして、その家庭内弁証法に自分を観照者としてではなく行為者として投げ込もうという、吹雪の哲学的な決意でした。
 そんな妹がお見事と称賛する霙の性教育たるや。青空にもおちんちんあるんだよ。って、そりゃそうかもしれませんが。いや、これを性教育と考えるからいかんのか。むしろ心のおちんちんなのか。アニムスとか。女児がおちんちんのないことに悲しむというのはよくあることですけど。

 ところで、吹雪が他人との接触で倒れるのって、体温が原因ではなくて電気によるショックだったりしないかしら。神経がぴりってなっちゃうんだぁ。足裏が乾燥してるので正しくアースできていないんですね。しっかり舐めてあげるのが兄の務めです(追放決定)。
2008年5月7日(水) 二十人二十色
 ベビプリさくら(5/7)。
 数は10までしかかぞえられないの。いや、10までいければ3歳児としては立派なものです。きゅうじゃなくて「くう」というのはまたいいですね。お風呂のときはこの声が響くのだなぁ(愉悦)。
 あ、続きを読むと風呂場では20まで数えられるのね。夕凪たちと声を合わせれば。でも一人だと11から先が言えないという。わぁお。しかも烏の行水っぽい。ぼくは子供の頃、お湯にほとんど浸かってられなかったので「トンボの行水」と笑われておりました。
 20は魔法の数。姉妹と兄をあわせて20。足し算はそれこそまだできないけど、この数字が分かればみんなにチョコをあげられる、そんな素敵な数。お風呂で数えるのが10から20にランクアップしたのも、きっとお兄ちゃんがやってきたから、そのお兄ちゃんみたいに大きくなれるようご飯をいっぱい食べてさくらもちょっぴりお姉さんになったから。変化と成長と幸せの証、それが20。幼女が発見する数秘術。割り切れないとは割り切れない(それ違う)。
 10から20まではよく覚えてなくて、でもクレヨンの色より多いことは分かる。だって色塗りしたときに、クレヨンにない色を使ったから。数が増えると色が増える。数が増えると世界が広がる。どんどんたくさん広がって、広がる先に
はお兄ちゃんがいる。だけど出発点にもお兄ちゃんがいる。不思議ふしぎ。
 こんどお風呂で数えるときは、指折りながら「みはるおねえちゃん」「みぞれおねえちゃん」と数えていけば、「あさひちゃん」「おにいちゃん」でちょうど20です。でも、お兄ちゃんを何回も数えてあれー? もいっかい。そしてのぼせてぷくぷく沈没。

 しかし、本当に20匹並んで泳いでたのか鯉のぼり。どんな色で塗り分けたのでしょうか。しまいにはこちらの色とか。
2008年5月8日(木) ぐらぐら
 ベビプリ夕凪(5/8)。
 あー関東地方は地震があったんでしたっけ。関東地獄地震(ぜったい違う)。兄の正体はヤス。 
 夜中の地震って驚きますよね。ぼくは子供の頃、まったく目覚めませんでしたが。さらにいえば、夕凪のようにベッドから落ちてもまだ起きませんでしたが。ええ、そのときの証拠写真が残っています。何やってんだ親。
 さて、明朗快活おっちょこちょいというのはとてもいい性格です。ここんちの子はごまかす時みんな「えへへ」だ。わぁい(はぁと)。そして星花は夕凪が落っこちる音で目覚めたということは、地震そのものでは起きなかったと。兄者と呼んでおくれ。でもその「関羽様毛布」ってどんなですか。目覚ましジャーンジャーン。つか、夕凪もちゃんと「関羽様毛布」と正式名称で呼ぶところがたまらんです。歳も近くて相部屋で、そのうえ仲良しなので、使う語彙が共有されてるでしょうね。
 目覚めた後の会話が、二人して兄がここにいてくれたら、でひたすら盛り上がったというのがこれまた。とはいえ、敢えて実行しないところがこの妹達の奥ゆかしさです。その頃年長部屋では、地震でびっくりした春風さんが枕を抱えて弟の部屋へ駆け込んでいたのであった。しかしそこにはすでに先客が。修羅場寸前。「怖がってないで部屋に戻りなさい」「お母さんこそ」修羅場終了。おちんちんの揺れ具合で震度をチェックする青空式測定法。
 まったく動ぜず目覚めない吹雪もいかにもです。麗あたりだと、目覚めないうえに適度な揺れを夢に反映して、電車の旅を楽しんでいたかもしれません。その頃年長部屋では、霙が枕の下に頭を隠してうずくまり震えていたのであった。あんた世界の終焉とか言ってるくせに。

 で、星花は運動得意。回し蹴りもできる。ヒカルと異種格闘技戦も可能ですが、足技なら春風さんが最強かもしれません。顔で笑って足指でつねる。い、て、て、て、て(どこまでも笑顔で)。
 対して夕凪は逆上がりできないと。「おしりをびゅーんって」押してほしいと。ごめんね、お兄ちゃん捕まっちゃうから(妥当な懸念)。

 『愛のさかあがり』を思い出した。懐かしい。「痛い話」をこの姉妹と試みるテスト。明日の日記ネタになるかな。

 ONAさんの生べび新作。いや、このシチュも素晴らしいのですが、海晴姉さんの女の子座りとか、とてもお行儀の悪い(どら焼き2個づかみ)霙姉さんとか、そのへんがまた味わい深いです。

 26さんの海チャオ。一足早いお披露目です、わー。そして格の違いを見せつける姉。さすがであります。
2008年5月9日(金) これは水着です
 ベビプリ春風(5/9)。
 「金曜日ですね」という書き出しが自然すぎます。素直にゴールデンウィークを振り返ってるんだろうけど。
 振り返る先はもちろん海への旅行。

>泳がない海も楽しいってこと――初めて知りました
>海辺を散歩したり、小さな子たちと貝殻を探したり、
>ボートに乗ったり――

 この3行をよく見ますと、改行スペースが違います。後の2行の方がやや広い。「ボートに乗ったり――」への想いの込め方が、微妙な溜めによって表されているのでしょう。じつに細かい。
 そして、そこに込めた想いはといえば、蛍に先を越されたこと。蛍が溺れかけた直後なだけに、春風は弟とボートに乗れなかったのでは、と心配しておりましたが、無事に果たせた模様。しかし、じゃんけんに負けたことはさすがに悔しかったのですね。このへんはG's本誌で蛍が、春風はいつも最初にチョキを出す、と必勝法を打ち明けてます。ブログと本誌の繋がりを楽しめるという幸せ。
 で、海でボートに二人きりという乙女な夢の実現を蛍に先んじられて、春風の心中やいかに、それはもう恨み晴らさずにおくべきか、と妄想してぶるぶる震えていたのですけど、そこはやはりこの家族の年長者。妹を気遣い、無事を喜び、そのうえでもしも自分が溺れかけていたら、とさらなるドリームの材料に活かすという無駄のなさ。うむ。
 単独ダッシュを決めたのち、とどめは「水着の季節に一緒に海に行きましょう(はぁと)」。「水着」で蛍に対抗しうるというこの姉の自信はどこから来るのか。いや王子様の水着姿だけが彼女を突き動かしているのか。「一緒」とは家族揃ってなのかそれとも二人だけなのか。夏まで静かに待ちましょう。

 ところで、海に落ちたところを助けられて胸キュン、というのは王道のシチュエーションですが、これを逆に「海に落ちたところを妹に助けられて胸キュン」という第1話をもってきたアニメ版シスプリは、いま思い返しても凄かったんだなぁ。美少女がボートごと空から降りてくるこの世の軌跡。
2008年5月10日(土) 胸を張って
 江草天仁『びんちょうタン』第3巻。ええ今回も泣きました。
 ようやくクヌギたんと友達になりました、よかったよかった。勢い前の巻も読み返したところ、お弁当と一緒に持ってきたキャラメルって、チシャノキさんがお給金に添えてくれたものだったのね。
 この漫画、大人がびんちょうタンのことを「可哀そう」だと感情に出し過ぎていないのが、好きです。アニメ放映のときも、児童虐待のような内容だとか、なんでこんな可哀そうな境遇の幼女を観て楽しめるんだとか、そういう批判が見受けられましたが、作中の大人たちはそんな第三者めいたこと言いません。無力なもの・可哀そうなものへの憐憫めいた愛着としての「萌え」でこの作品をとらえる限り、そういう意見から抜け出せないのでしょうけれど。
 「可哀そう」と言葉にして自分の後ろめたさを解消するのではなく、後に残される孫を心配しながら亡くなったり、子供の一生懸命さのみならずその結果を評価したうえで仕事を斡旋したりお礼のお菓子を探してきたりと、大人の責任において子供の世話をしています。一人暮らしの幼女を放置する社会はたしかに不公正かもしれない。でも、金持ちの家にも治療困難な病気などの理不尽な不幸が襲いかかっています。そして、そんな社会の制度的変革を云々する前に、まずすぐそこにいる子供が将来もその社会の中で生きていく力を高められるように、やはり余裕のない生活のなかでそれでも自分のできることをしているこの大人たちを、ぼくは誠実だと感じます。だから、作品世界の過酷さを非難するよりも、その世界の中に生きる子供たちに、大人としての生き方をきちんと示すというその人間としての毅然とした態度を、ぼくはお手本として受け止めたいのです。
2008年5月11日(日) 何度でも蘇るさ
 朝プリキュア。わーい欧州民話コスチュームがまた来たー。あの婆さんが敵であり続けるかぎりは期待できそうですね。がんばれ婆さん。次の元ネタは『ロシア好色昔話大全』からひとつ(無理)。
 今回の大爆発はりんの「そんなドリームが大好き」発言。わーお。画面の前のみんなも絶叫です。しかし、変身中の呼び方のお約束とはいえ「のぞみ」じゃなくて「ドリーム」ですので、そこで百合展開をやんわり回避。さすが幼馴染、引っ張り方を心得ています。

 岡田斗司夫『オタクはすでに死んでいる』を読む。
 この人、オタクをネタに飯を食っていたことは間違いないんだけど、それは同時に、本気で飯を食おうとするほどオタクの世界が好きだったってことだよね。で、そのオタクの世界なるものの世間認識を構築・修正することまでも実際に手がけていたわけだから、そりゃその世界の変貌に寂しさを覚えるのは当然のことだろうし、他人が「ざまみろ」と嘲笑うところではないと思います。「第1世代」オタクならではの確信的なえげつなさで、自分達の活動範囲をぐんぐん広げていった時代から見れば、今の世代は与えられたものを消費してるだけだと批判したくもなる。今はそんなに貪欲にならなくとも、色んなものがすでに用意されてて手に入りますからねえ。そんな商業主義の基盤を作りだす一翼を担ったのも第1世代なので、岡田氏が嘆くのはたしかに悲喜劇的でありますが。
 SFの教養についての話には共感しました。ものを知らないことは、それが自分の愛好するはずの「もの」であっても、べつに恥ずかしくないという風潮。まだお前は未熟者だ、といつまでも威張っている先輩にはうんざりですし、岡田氏も唐沢氏などと共にそういう抑圧的な先輩となってしまっていたので、彼らが取り巻き以外に疎んじられ批判される時が来ても、むしろオタク世界にとっては望ましいことでしょう。だけど、それでも自己投影の対象であるオタク世界に何か残していきたいとあがく姿は、後輩にとってどれだけ迷惑であっても、人間らしいなぁ、と思わせるものがあります。オタクは死んだ、と言いながら、この人未練たっぷりじゃないかしら。ニーチェが「神は死んだ」と告げることで、近代社会の中ですでにタテマエや制度としてのみ生き残っていたキリスト教的信仰は、とどめを刺されながら、しかしそのことによって意識化された新たな問題として蘇りました。死んだ死んだという人は、その言説によって対象の再生を期待しているのです。
 
 それはともかくとしても、岡田氏のこのみっともないほどのあがきっぷりだけは、オタクとして受け継いでいきたいとも思います。オタク世界全体や、漫画・アニメ世界全体を網羅しようという教養への欲求は、ぼくにもありません。でも、ある漫画作品、あるアニメ作品をぼくが好きだという気持ちと、それらの作品への否定的な世評とがぶつかったときには、ぼくはそれを無視することも、「だったら読むな・観るな」と棲み分けに甘んじたり「好き嫌いは人それぞれ」と好悪感情のレベルに甘んじたりすることも、拒絶しようと思います。好きだという主観的な評価を、素晴らしい作品だという客観的な評価へと結びつけて世評をひっくり返すために、とことん言葉を尽くして理屈で説得しようとする、そんな熱意と反発心だけは、ぼくなりのオタクとしてのあがきかたとして、失わずにいようと思います。岡田氏が「粋」とか「教養」とかいった概念で(戦略上の必要に迫られて)手堅くまとめてしまった性質ではなく、そこまでやらんでもと言われそうな過剰さこそが、オタクの本質ではないかと考えるからです。

 ところで、いわゆるオタク第3世代が「好き」に閉じこもることでアイデンティティーの問題に陥っているという指摘は、オタクのみならずその世代の若者全体に言えることじゃないかしら。土井隆義の『友だち地獄 −「空気」を読む時代のサバイバル−』と重ねて、そう感じました。

 追記。
 本日の大和証券杯ネット将棋・最強戦1回戦屈指の対局・羽生2冠vs渡辺竜王の一戦は、67手をもちまして羽生2冠の「時間切れ負け」となりました。
 ……ぐわーっ(ちゃぶ台返し)中盤戦の一番面白いとこで、ううう。マウスのクリックミスで二歩などの反則をしてしまわないよう、「着手確認」というコマンドがあるそうなのですが、これを秒読みの前に解除しておかなったための時間切れみたい(1秒前に着手したら「着手確認 OK」とポップアップが出た、みたいな)。クリックミスで負けもつまらないですが、これはこれでまた何とも言えないしおしお感です。とりあえず、名人戦に響かないことだけをお祈りします。
2008年5月12日(月) 幼女革命
 ベビプリ真璃(5/12)。
 今日も周囲の幼稚園児どもを睥睨する王妃様。その視線はついに園長先生にまで及びました。「おかしも」のプレゼントとは、つまり避難訓練。まあ楽しいけど、贈り物でも何でもない。「古いったらないわ」とか「マリーはもう年長さんだから」と相変わらず余裕綽々ですが、すると年少さんのみぎりにはやはりお菓子と勘違いしてわくわくしてたんでしょうか。萌え。「子供だまし」にだまされて、きーっと地団駄を踏むマリー。同い年の男児が足の下。
 で、これまたいつもどおり、「キライじゃないわ」と続きます。まずは子供っぽいと見下しておいてから、まあつきあってあげてもいいわよ、という流れ。これが家の中だと、蛍あたりが「じゃあマリーはいらないのね」と瞬時に引っ込めそうですよね。そしてあたふたする真璃。新品の靴の顛末を思い出します。
 よってノリノリの避難訓練でも主人公となるべく、防災頭巾にでっかいティアラ。そうきたか。その派手好きは、一歩間違えればただの悪趣味なのですが、この子なら大きくなっても似合うのかなぁロココ風。ここでも蛍のお世話になってるので、ほんと頭が上がらないんでしょうね。しかも、真璃が言っているとおり「どこにいるかすぐにわか」るのは実用的です。現実に避難すべき緊急事態が生じたら、普段の落ち着きで頑張り通したあと、駆けつけた兄にひしと抱きついて動かない姿。もしもこの妹が建物の中に閉じこめられれでもしたら、そりゃ兄はフェルゼンよろしく突入しますよ。しょっぱいちーを漏らしながら。

 バカバカバカバカ、
 この役立たず――――っ!!

 それは非難訓練。
2008年5月13日(火) さむさむ
 ベビプリ星花(5/13)。
 そんな格好だから寒いのです(冷ややかな反応)。かわいそうだからすりすりしてあげゆ(じとじとした反応)。どっちにしても普通に温かくないですね。
 しかし「天帝様のお怒り」ときましたか。それはむしろ四川省の大地震の方を連想してしまうタイミングであります……。募金とかまだ始まってないんだろか。星花も「えへへ」じゃありません。いや、ニュースを見たらこの子も場所が場所だけに、本気で思い悩むかもしれないなぁ。そのときは一緒にいてあげましょう。
 さて、寒い日の給食といえば、冷凍ミカン。あれ、やたら天気の悪い日にしか出た覚えがないんですよねー。そういう悪いタイミングだからよけいに記憶に残ってるんでしょうけど、まるで給食予定表を見てから神様が天気を決めたような塩梅。ともかく「あんかけはカッチカチ」という言い回しが可愛いです。
 で、体操服は「半袖半ズボン」。ブルマーじゃありません、残念でしたー(おもに自分が)。今年はおそらく小4ですので、男女でおしくらまんじゅうできるのもこの夏までかもしれず。そんな感慨にしみじみひたっていたら、星花と二人でおしくらまんじゅー開始。わー。あったまってきました(おもに局部が)。
 馬鹿はさておき、こうやってきゃあきゃあ騒いでいると、夕凪や立夏たちも次々と加わってきそうですね。虹子や青空とは、しゃがんでやってみるよ。ほっぺたもぎゅー。
2008年5月14日(水) 幸せのパレット
 ベビプリ海晴(5/14)。
 お天気お姉さん、久々にお天気の話。台風中継は楽しいのですか。ぼくも見ているぶんには楽しいです。海晴姉が現場にかり出されないことを祈ります。
 とか考えてると、おお昔話っ。パロディコンテンツでいくつか捏造しましたけど、やはり公式に姉妹が語る逸話というのは、長男と読者にとって何物にもかえがたいものです。今回は洗濯ものの話ですね。その前に「着せかえをしたり」というのは、お人形のではなくて妹達を実際にお着がえさせてたんですかにゃ。蛍の趣味もそのへんが起源だったりして。

 さて、小2のときにちっちゃくて歩きまわるヒカルがいたということは、両者の年齢差は7以下。うむ。ヒカルはこの春に高1となりましたから、すると海晴の年齢は23以下。うむうむ。大学に在学中すでにお天気キャスター見習となったのか、それとも短大卒なのか。
 ともかくも、長女のつとめとして下の子の世話をしつつ、せっかくだからと自分の遊びの時間にもしていた、と。先生の真似をしながら、姉らしさをめきめき高めていたわけですね。そして、ふと見上げれば、真っ青な空に映える色とりどりの子供服。まだ幼いこの姉が、家族の幸せを自覚した瞬間。そのあと学校で図工のときに、その愛情いっぱいな風景を絵具で描いたりしたのかな。そこから始まるお天気への関心。ぼくは、テレビごっこで妹達を楽しませてたという過去をでっちあげたけど、さすが海晴姉さん、ずっと素敵な一瞬を教えてくれました。

 そんな姉の横で縛られて「転がっている」弟(大間違い)。いや、それはなるほど「幸せ」かもしれませんが。小さかった頃のヒカルのように、ぎゅっと抱きしめられそうになって大慌てする弟の様子を見て、喜んでそうですねこの姉さん。
 弟としましては、どきどきしたいのもさりながら、いまの姉の思い出話に、こないだの色とりどりの鯉のぼりを重ね合わせてもみるのでした。空に映えるきょうだいの幸せ。
2008年5月15日(木) ごきごき
 ベビプリ吹雪(5/15)。

>街中に青い匂いが満ちています。

 こういう表現がねー。ここんちの姉妹、とくに幼い子たちのすごいとこです。
 5月、たしかに虫があちこちに見つかります。ぼくの部屋にもコバエや名も知らぬ虫が。発生源については想像しないことにしてます。怖いから。
 虫に「浸食されそう」というのは、いわゆるバグへの恐怖なのか、それとも妹たちでさえ容易に接近させない個人空間に、いきなり割り込まれることへの嫌悪感か。ずっと昔、耳の穴だの鼻の穴だのに羽虫が飛び込んで往生したとか、そういうかすかな記憶の影響だったりして。
 ぼくも子供の頃は虫が好きで、カブトムシの幼虫を見つけてきては友達と一緒になって何匹も飼ったり、石ころをめくってダンゴムシをつまみだして丸めたり、バッタを埋めたりと、ごく普通の残酷さかげんな愛着をもって遊んでいました。でも、あるときセミを掴んだらいきなり指を吸われまして、その瞬間あわてて離したのが虫との最後の縁だったような気がします。それっきり虫は分かり合えない存在。
 そんな別離のときをまだ迎えていない青空たちは、虫をつかまえてはきゃっきゃうふふ。しかし真璃もですか、ちょっと意外でした。クモが苦手と想像してアニメ版第4話書いてしまたよ。青空の「しんだアリ!」という残酷さは、まさしく幼児特有のそれですが、女の子は何歳くらいからそういうのを忘れ去っていくんですかね。
 もちろんすでに虫嫌いな姉妹もいるわけですが、氷柱様もそうですか。つか、「キッチン」に出現する虫というと……それって青空たちもあんまり好まないタイプの黒いヤツではないかしら。ふつう「大騒ぎ」します。
 で、そういう話をしているうちに、冷静なはずがだんだんその存在への恐怖を思い出し始めている吹雪。怖いのなら、そんな話題やめとけばいいんだけど、この兄には、つい何でも話してしまいます。その様子を心配した兄がそっと震えをおさえるべく手を触れたら、逆効果でした。でもね、

>きゃっ。

 って一体。聞いたこっちが「きゃっ」ですよ(絶頂)。この揺り幅(いま「百合幅」と変換した)が吹雪の持ち味なのですが、今回はずいぶん振り切れたなー。なんとなく、普段より赤みのさした表情や、落着きを薄めた瞳のいろが見えてくるようです。触覚は伊達だったんですね。はい、言われなくてもこの手で倒します。母親のスリッパの方が頼もしいかもしれませんが。
 回収したホイホイの中身を確認するのも長男の務めでしょうか。
2008年5月16日(金) 世界の合言葉
 ベビプリあさひ(5/16)。
 まだ言葉が話せないこの末っ子ですが、最近は兄の登場も刺激となったか、「にゃーにゃ」その他の喃語が増えてきております。聞く言葉の心地よさ、話す音の楽しさ、それを受け止めてもらう嬉しさ。コミュニケーションの基本となる感情交流が、この家族のなかでは人数のわりにうざすぎず適度になされているんでしょう。賑やかな年少者と釣り合いをとるかのように年長者や母親が穏やかなリズムをつねに崩さずにいます。霙がああいう落ち着きなのもそのへんのバランス感覚によるものなのかしら。

 そんな中ですくすく育つあさひが、ついに歌を。生まれて初めての歌を。ハミングではありますけれど、でも初めて。今後ずっと語り継がれる一大事件。小雨にも他の姉妹にも、まったく不意打ちのプレゼントでした。その瞬間、パーティの主人公の席は半分あさひに移ってしまってますが、小雨にしてもそれでも嬉しいでしょうね。兄の訪れをきっかけに、小雨は強くなろうと日々少しずつがんばってきました。そんな成長がどれほどのものか、自分ではちょっと分からないし、いつもの失敗を繰り返しては不安にとらわれもするのだけれど。でも、あさひが今日いきなりすごい成長のさまを見せてくれたように、自分だって気がついたらとても大きくなれているかもしれない。そんな「がんばっれ」って励ましの気持ちを、いちばんちっちゃな妹からもらえた、やはり今日の主人公の小雨でありました。

 そいえば春歌と小雨は誕生日が一緒ですか。積極性では対照的だけど、想いのつよさは似ているかも。
2008年5月17日(土) がまん
 『びんちょうタン』の感想を探して回ってたら、クヌギたんが許せないという意見を発見して驚愕。え、なんで?
 つまるところ、第2巻でびんちょうタンがクヌギたんからのお礼のお金を「いらない」と拒絶した件について、「びんちょうタン許せん」派と、それに対抗する「クヌギたん許せん」派が出現した、ということでしょうか。
 作品を読めば分かるとおり、クヌギたんがお金を渡そうとしたのも、びんちょうタンがそのお金をもらうのを拒んだのも、各人なりの考えあってのこと。それが未熟であるというのなら、その後クヌギたんが「なぜ受け取ってもらえなかったのか」を一生懸命考えてついに理解にたどりつく姿とか、びんちょうタンが今はもういない祖母への思慕を一生懸命かたちにしようとしている姿とかを見て、どう思うんでしょうか。幼いながらの内面的な「変化」や「成長」、そしてお互いの関わり合いは、それぞれの傷や誤解を乗り越えていきます。周囲の大人達の、密かな支援を受けながら。そうやってともに生きていく子供達の誇らしさは、読者の憐憫に満ちた党派根性を顧みずに、幸せを力強く実現していこうとしています。もうあれか、そういう物語の推移を一部の読者はじっと待つことができなくて、最初から完成された幸福な光景を差し出してくれないと文句を言うのかしら。悪い意味での「萌え漫画」として読むとそうなる作品ではあります。
2008年5月18日(日) 延長としての人間存在
 朝プリキュア。こまちとかれんが童話衣装。わーい。二人がのぞみを信頼してるのか馬鹿にしてるのか悩ましいお話でしたが、まあのぞみのことをよく分かってるということで。今回も肝心なところで抜けていた婆さんですが、その調子で今後もがんばれ。次はシンデレラや赤い靴あたりを所望します。ピノキオはこないだ部分的に使っちゃいましたか。

らむだ「ピノキオは、すけべなことを考えると鼻の下が伸びるのです。」
美 森「下腹部が、というネタはもう歴史的に既出なんだろうな。」
らむだ「そうなっちゃう時点ですでにピノキオは人間の条件を満たしてるよね。」
美 森「分からんぞ、じつは天狗かもしれんぞ。」

 それはそれで同じく象徴的。
2008年5月19日(月) けじめ
 ベビプリ氷柱(5/19)。
 いつものようにくだくだ感想を書く前に、この日の公式日記が遅くまで更新しないことを「今日は原稿が間に合ってないのかしら、公野先生だいじょぶかなぁ」などと作品外論理で忖度したうえ更新前に寝てしまったことをここに告白するとともに、今後ぼくがこの作品の兄と名乗る資格を完全に失ったことを明記します。
 うん、更新がないことで姉妹を心配できないというのは、我ながらだめだと思うわけです。

 というわけで氷柱。綿雪のことをすぐそばでどこまでも気遣いつつ、自分自身が不安と自分の力及ばぬふがいなさ情けなさでめろめろ。氷柱は綿雪を、その綿雪は兄のことを気遣ってぐるぐる。ここで兄が氷柱のことを心配すると、うまくいくようでいかない罠。遠慮しがちな綿雪ももちろん、氷柱もいつかこの兄に思いっきり甘えさせてみたいから、いまは黙って綿雪の部屋へ。
 ほんとはこういう夜はいつも、氷柱が綿月に添い寝してたんでしょうね。今日は氷柱が、兄にその役をあえて任せようと決断してくれたんだから、それに応えてみせましょう。
 でも、背中を向ける氷柱の細さに、あらためて気づかされますね。綿雪のためには氷柱でなきゃできないこともたくさんあるんだけど、それはいまの氷柱にとって慰めにはなりません。
2008年5月20日(火) 頭温足熱
 ベビプリ綿雪(5/20)。
 快復した、とまで言い切れないかもしれないけど、ともかく熱が下がってよかったよかった。でも、「ほとんど」という言葉が引っかかって、それがまた綿雪の心を曇らせます。病弱というのは、迷惑をかけている、という心の病気までも併発してしまうという。
 でも、綿雪は兄に笑顔でいて、と言えるんですね。それは、多少なりともわがままを言えるということ。少しでも甘えてくれることが、何よりの喜び。そこでつい「いなくなればいいって思っちゃう……」と、自己否定の想いがさらけ出されてしまうけど、聞いた兄も「めっ」と軽く怖い顔をしてみたり。気づいた綿雪がすぐ反省したなら、にっこり笑って一緒に「えへへ」。そんな兄の表情の移り行きを、この妹が想像しながら日記を綴れたのであれば、あるいは兄ならずとも氷柱の声が耳に響いていたのであれば。ねえ。
 ところでおでこに「チュッ」ですか。熱さまシートもびっくりの効果。氷柱も溶けるかな(その前に回し蹴り)。これから数日間、仮病がはやらないか気がかりです。
2008年5月21日(水) マイミクに好きな人がいます
 すなわちmixiでバトン掴みました(いっちーさん・秋ひものさん・MK2さん経由)。あっちの日記はここと重なってるので、ルールにのっとり回答します。

■01:好きなタイプを外見で答えよう
可憐なひと。
妹いもうとしてる安産型の人。

■02:財布はどんなのを使ってる?
お守りが2つ入ってるやつ。

■03:携帯はどんなのを使ってる?
docomoの7年もの。

■04:手帳は持ってる?
スケジュール用とメモ用を。

■05:バッグはどんなのを使ってる?
なんか濁った色の皮の。

■06:バッグの中身は?
手帳、名刺入れ、文庫本、耳かき、絆創膏、識別票。

■07:星に何を願う?
12年前に戻してください。かなり本気で。27年前でもいいです。

■08:怒っているときどうする?
暴飲暴食。

■09:夏or冬どっちが好き?
冬。冷房が苦手なので。

■10:最近泣いたのはいつ?
昨日の22時頃『びんちょうタン』第3巻を読みかえして。

■11:ベッドの下に何かある?
パソパラなどの古雑誌。

■12:昨日何した?
仕事と日記更新とTRPGのネタ作りと兄失格。

■13:好きな事は?
妄想と読書。

■14:あなたの性格を一言で言うと?
姑息。

■15:あなたの顔を動物に例えると?
うーん、インスマウス人?

■16:身長は何センチ?
15ちんこ。(元気時)

■17:自分の体で嫌いなところは?
ちんこ。(ツンデレ)

■18:ファッションは何系を目指してる?
特にありません。

■19:カラオケで何を歌う?
カラオケ苦手でーす。

■20:カラオケで異性に歌って貰いたい曲は?
童謡。シスプリ。

■21:着メロは何?
使ってません。

■22:あだ名は?
駄目人間。

■23:彼氏・彼女にするなら美黒系?
むしろザクレロ系。

■24:何系の異性が好き?
妹系。

■25:背は何センチの人が理想ですか?
もう小さければ小さいほど。

■26:どこで買い物しますか?
amazon。

■27:趣味は何?
読書と考察。

■28:特技は何?
道に迷うこと。

■29:マイミクで逢いたい人は?
ゆっくりお話ししたい方々ばかりなんですが、とくに萌え文集界隈の皆さん。

■30:今一番何したい?
『涼宮ハルヒの消失』考察を完成させたい。

■31:男女の友情あり?なし?
あるでしょ。自分の経験からみても。

■32:夢を持つ異性どう思う?
がばれー。あいとあいとー。

■33:なんて告白されたい?
「養ってちょうだい」

■34:プロポーズなんて言われたい?
「なにあのサイト」

■35:なんとも思ってない異性に好きと言われたら?
嬉しいけど困る。でもたぶん傾く。

■36:あなたは彼氏・彼女に好きと言える?
いれば言えますとも。ええ。

■37:家が遠い彼氏・彼女に「会いたい」と言われたら会いに行く?
どうしても必要なら自分から行きます。

■38:好きになるきっかけは?
一目惚れ。可憐とか。

■39:理想を5つ
よく微笑む。
のんびりしている。
子供が好き。
くすぐったがりや。
貧乳。

■40:理想の人に出会ってる?
2回。うん(涙)

■41:恋愛と結婚は別?
そですね、後者は生活を直視しますから。


 というわけでベビプリ立夏(5/21)。
 しんみりした日々に続けてこの明るさです。ミニスカですか。ミニスカポリスってあったね。乳幼児の頃からスカート好きという、モビルスーツならきっとリックドムを選ぶ子。姉たちの真似をしておむつの上にスカートかぁ。じつに微笑ましいですね。ヒカルが幼児期からズボンはいてたというのも今回確認されました。「ズボン」という言い方がまた不機嫌さを如実に表してるのかしら。
 そして怒濤のパンツ見せていいんだ発言。どーん。いや立夏、その「オンナたる者」としての決意は立派かもしれないけれど、滑り台でパンツ見せるのはさすがにどうかな(本誌参照)。足を出しておかないと蒸れるというのは、ええと、蒸れ性とかいうの? じゅんとしちゃうの?(違)
 しかし、たしかに他の姉妹でミニスカはきそうな人いませんね。海晴姉さんや春風はミニじゃないし。長男としてここは断固ミニキャンペーン開始。だがその風が自分に向いてしまう罠。えー、ミニスカ似合いますか長男。もしや、女装したら氷柱たちをがーん&どんよりさせてしまうような美少年だったりしますか。想像したその姿にたまらず兄のズボンを脱がし始める立夏の目の輝きは、この子が間違いなく海晴たちの妹であることを教えてくれました。喰われる、肉食獣に喰われる。
 この騒動中に春風や氷柱が来たらもうおしまいです。そして明日は観月が和服を兄に着せようとするの巻。
2008年5月22日(木) たたみかけ
 ベビプリヒカル(5/22)。
 パンツ騒動の余波であります。長男をからかいに来たのかと思いきや、「パッ――パンツ」と口ごもる可愛らしさ。これだからもう。
 「パンツにドアがある」というのは、なるほど女性ばかりの家では大いなる驚きでありましたことよ。長女や三女の
勝負ぱんつにも備わってるかもしれませんが(門外不出)。ドアから長男のがこんにちはしてたら阿鼻叫喚。こ、これはあれだ、そうフレディ。ピンクぱおーん。そんな『ブロイラーおやじFX』のような展開はベビプリにはありません。
 しかし、海晴姉はともかくも、「ホタ」に見つかったら大変だった、というのは何故。下半身パンツのコスプレをさせられてたかもしれないのかしら。どこかで見たようなファーザー。いっそテンテンくんで(フルチン却下)。蛍も肉食獣の系列なのか……。春風に対抗できるだけのことはあります。

 と、油断してたらこのヒカル……彼女もまた眷族であることを看過するとはうかつ。「1度でいいから――男子用のやつ、着てみたかったんだ」って、この子どこまで学校の女子達を惑わせるおつもりですか。しかもこっちに自分の制服を着せてくれるとは。嗅いじゃうぞ(最悪)。前かがみになっちゃうぞ(最悪の下)。「明日の放課後」と時間まで指定されてしまいましたが、どうすんだこれ。ばれるばれないの問題じゃない。お互いの制服を交換するとき、ヒカルも自分もどんな格好なんだ。どうやって着替えるんだ。たぶん、長男の身ぐるみをはいで、普通に更衣室に向かうんでしょうけど。
 ええい、下着も替えさせろ。

 あれですね、自分は男子服に着替えてご満悦なところ、長男が自分の制服着用に及ぶとなぜか顔が紅潮してきて、わぁもうやめろ脱げ返せ、とわめいてつかみかかって二人して転がったタイミングで「わわわ、忘れ物ぉ」と同級生登場&目撃&誤解&金獅子丸、という様式美の展開でしょうか。

 兄のズボンの片っぽずつに虹子と青空が納まってる姿を想像して憩うぼく。
2008年5月23日(金) ここで会ったが
 ベビプリ観月(5/23)。
 しまった、一昨日「次は観月か」と書きましたが、ここでだったか。つか、この妹、勘がいいのか悪いのかどっちなんだ。その前に、本当にヒカルと制服を取換えたのか長男。しかも、観月が迎えに来たということは、校門のあたりまでその格好で出てきたのか。……いや違う。校門で出くわしたのから「姉じゃたちと同じ学校であろう?」なんてわざわざ訊ねなくても分かるはず。ということは、すでに下校途中の道端……。偉大すぎます。
 そんな読者の動揺をものともせず、観月は「わらわのたった1人の兄じゃ」などと本音トーク開始。まじで気づいてないんすか。ともあれ「たった1人」てのがたまらんです。んで、姉妹での取り合いを避けるために先んじて兄ゲットを目論むこの策士。以前も、曲がり角で兄を捕まえてましたね。兄のことが好きなのは分かったから、すぐ目の前でひたすら顔を背けて冷や汗を垂れ流す彼の身にもなってください。

 あら、兄が逃げた(笑)。

 とうとう我慢ができなくなりましたか。恥ずかしいやら、笑いと涙をこらえるのに必死やら。いつものイラストなのに、観月の頭に乗ったキュウビが「お前なにやってんだ」と冷たい目で見ているような気配さえ感じます。しかし、巫女姿の幼女に追いかけられる毛深い女子高生もどきって、どんな光景ですか。

 完全にコメディの週末でしたが、そもそもヒカルはどこに行ったんでしょう。
(1)男子制服に身を包んだところを女子生徒に発見され取り囲まれ、やむなく逃走してそれっきり行方不明。
(2)男子でないと入りにくいラーメン屋で、一度食べてみたかった辛口こってり全部のせを注文。
(3)肩や胸元がゆるゆるなことにショックを受け、さらに長男の臭いに春風吹きかけてどこへとなく遁走。
(4)スカートもすんなり穿けてしまった長男のスタイルにショックを受けて突発的に山ごもり。

 下着も替えたのかなぁ(未練)。
2008年5月24日(土) 裁判員よりこっちが
 児童ポルノ法案が成立したら、「児童ポルノかどうかを判定する委員」を仰せつかりたいと思う所存。

「沢渡朔『少女アリス』」「アウト」
「ひまわり幼稚園ホームページの水泳教室写真」「アウト」
「キャラクターインナーのCM」「アウト」

 判定器は自前のやつ。

 『マップス ネクストシート』最新話を読んでるわけですが、前作『マップス』で十分には描かれなかった「三角関係」をきちんと主題化しようとしているのはこの作者らしい誠実さです。やり残したことを、次の作品で必ず乗り越えようとするんですよね。その姿勢自体が少年漫画の主人公まんまという心地よさ。

 糞ボルト@落書道場これとかこれを拝見して鼻水出ました。ああ週刊少年チャンピオン黄金時代。
2008年5月25日(日) グエーッ
 朝プリキュア。「たむけん」って誰ですか(終了)。
 ブンビーの手によってホシイナーと変じた獅子舞は、さながらコ・エンシャクかオシシ仮面か。
2008年5月26日(月) いきなりKO
 ベビプリヒカル(5/26)。
 いきなり噴いた。なんですかこのタイトルは。そして制服交換話がまだ続くとは、やられました。金曜日のことを週明けに持ち出すのも奇妙なんですが、これは家の中だとどうしても内緒話ができないので、下校時に二人だけの会話をしてる、ということかな。
 だが「庭のあずまやで」元に着替えたって、なんたるしちゅえーしょん。夕暮れの庭の離れ、ちょっと歩けばみんながいる家なのに、わずかな距離がこんな静けさをもたらすなんて。観月から逃げおおせるために駆け通し、息が上がって汗もかいている長男。あずまやの中ではヒカルが着替え。ふーっ。ふーっ。(嫌な呼吸)
 しかも学校でのとっかえこは「体育倉庫」ですかい。もう駄目だ。この子ったら無意識に男子心をくすぐりまくり。

 ってあああ、「汗と日向の匂いのする体育倉庫」以下の情景描写はなんなんだー。こっちの妄想を先取り。さすがボクサー、主導権を握りっぱなしです。
 そして結びの一段、もう言葉もありません。絵まで完璧。無条件幸福。

 一言だけ記しておくと、この週末、ヒカルは長男のワイシャツをどのように扱ってたんでしょうか。いいからそのまま返せと。
2008年5月27日(火) だんぺー
 ベビプリ夕凪(5/27)。
 元気娘参上です。昨日の余韻もあっさり消滅。メリハリききますねーこの姉妹。
 話のつかみそのままに、夕凪はおひさまです。遊びはドッジボールですか、まことに小学生らしい。男女問わず、人数問わずと、この球技の利点を冷静に判断してるところが意外(失礼)。
 でも、実際に参加してるときはきゃーきゃーと大騒ぎ、と。友達に叱られるほど、というのがたまらんですね。基本的に怖がりなんだけど、その適度なスリルが好き。夏休みの怪奇特集が始まるとテレビわしづかみ。きゃーきゃー言いながら兄にしがみつく姿が目に浮かびます。「夕凪ミラクル」なんてあだ名がつくのは、不思議だとか幸運だとかというよりも、この明るくて可愛い少女が目をつむっているところにボールをぶつけたりなんてできないという、当たり前な反応の結果ではないでしょうか。まぁそれでも当たるときは当たるんだけど。

 というわけで、兄もみんなもドッジボールのお誘いを受けましたので、小学生以上で2チームに分かれてみるの巻。

A:海晴、春風、長男、立夏、麗、夕凪、吹雪
B:霙、ヒカル、蛍、氷柱、小雨、星花、綿雪

 ヒカルの攻撃力にくわえて、氷柱の綿雪ディフェンスが鉄壁なBチームの方が有利でしょうか。
2008年5月28日(水) にじり寄る混沌
 ベビプリさくら(5/28)。
 こないだは「あめふりくまさん」でしたが、今回は「むっくりくまさん」。男の先生がくまさん役なんでしょうか、室内鬼ごっこの1パターンというか「とんとんとん。何の音? お化けの音!」に似た遊びですか。ああ、ぼくも幼稚園のときその遊びで「お化け」に捕まって、周りの友達みんなが「あんよくんつかまったー」と囃し立てるのを聞いて泣きそうになったとき、先生が「はい、ここまでー」と手を叩いて別の遊びに移らせたという、ほっと安堵の記憶がございます。
 しかし、「お化け」はたいがい怖いものと子供も理解してますが、この「くまさん」はこれまたやたらに怖いですね。肉食か。被害者をむしゃむしゃ食べるのか。はちみつくまさんの可愛らしさをふっとばすリアリズム。「おなか」が食べられてないか、とさくらが尋ねるのも、ひたすら可愛らしい心配のしかたであるとともに、実際にクマって内臓から食べるんじゃなかったっけ。そのへんもリアル。
 心配するさくらの体をぽんぽんなでて、うん大丈夫どこも食べられてないよー、と安心させるのも束の間。じゃあお兄ちゃんがくまさんだー、とのっそり立ち上がって、さくらの二の腕をぱっくり。妹が泣かずに笑えたなら、次はさくらがくまさんだー。わー助けてー。そして首すじあたりをこの幼稚園児にあむーと甘噛みされるの巻。
 気がつくと、他の姉妹も参加してませんかね。誰とは言いませんが、けっこう大きい人も。「しんだふり」とか言いながら、仰向けに寝て眼を閉じて王子様の口づけを待ってどきどきしてる人とか。

 パンツのドアから覗くのはもっこりかめさん(金獅子丸エンド)。
2008年5月29日(木) ばぼびー
 速水螺旋人さんの初出版本『速水螺旋人の馬車馬大作戦』ようやっと入手しました。本のサイズでかっ。いろんな雑誌などに掲載されたマニアックな軍事ネタやゲームネタの漫画がずらりと並んでます。『コマンドマガジン』などで読んだことのあるロシア革命絵巻やカット絵、ぼくの大好きな『アステロイド』リプレイ漫画はもちろん、ぎっしり詰まった密度にハラショー。宮崎駿の『妄想ノート』を彷彿とさせる内容ですが、悪趣味の度合いはもっと上かも(褒め言葉)。長らく待っててよかった1冊であります。もったいないので少しずつ読も。

 ベビプリあさひ
 おや、ご立腹ですか。おなかがすいたのに泣かないで腹を立てるというのは、0歳児いやさ1歳児にしてはなかなか。実際には鳴き声混じりなのかもしれませんが。
 さて、おなかすいて目が覚めたのならミルクを……いや、すでに離乳食が中心になってますね。乳歯で噛むことも覚える年頃。消化のいいごはんを仕度するのか、それともこの時間帯だとミルクの方がいいのか。母親か春風に尋ねてみましょう。
 あるいはいっそ、さくらを食べさせるとか(さくらが泣きます)。

 「ばぼ!」というタイトルに、『ママは小学4年生』のみらいちゃんを思い出すのはどの年代までかなぁ。
2008年5月30日(金) 二重の競走
 ベビプリ
 いまの運動会って、この季節に開催するんですか。秋は小学校でも受験シーズンなのかしら。あ、その頃は修学旅行などがあるのか。姉が出演してるかもしれない天気予報を見ながら、明日のお弁当を占う蛍。これだけの人数ですから、弁当の下ごしらえの手間暇や、要らなかった場合の対処が非常に重要なんですね。「1日延期」というの可能性がまた辛い。弁当のおかずを下ごしらえして、明日雨天順延でお昼にそのおかずを食べて、明後日開催でお昼にお弁当となると、おかずが前日と被らないようにしなくてはなりません。だけど、蛍にとってはそれよりも、妹達の晴れ姿を兄姉揃って応援に行けないことの方が心配なわけで。このへんが頼れる優しさです。春風たちが弁当の重圧を分かち持ってくれてるから、ということもあるでしょうけど。

 さて当日の出場メニューはといえば、そういや小学校の運動会では競技だけでなく集団で踊るのもありましたね。夕凪の綱引きと星花のソーラン節は想像つくのですが、吹雪の金魚ダンスや麗の騎馬戦はどうなんだ。見たい。小雨の組体操というのもすごいです、ふつう男子だけ参加じゃないのかあれ。女子が人間ピラミッドですか、怖くてもみんなと一緒にがんばる小雨。えらい。ピラミッドの2段目からまっすぐ前を見据えれば、視界に入る兄の歓声を上げる姿は、いつもと違って自分の頭よりも低くて、なんだか自分がほんとうに大きくなれた気がして怖さも吹っ飛んじゃうのでした。
 そして綿雪が、姉たちに負けず劣らずがんばろうとしています。幼稚園では運動会にまったく参加できなかったのかもしれません。でも今年は、兄を迎え小学生になった今年は違う、と。綿雪としては、こないだもそうだったように兄に心配かけてるので、この晴れの舞台で元気な姿を見せて安心させようというのでしょう。蛍も、そんな妹の気持ちが分かるから、お弁当に「お祈りを込めて」全力で応援しています。いい姉だ。
 で、兄の前だけでは思わず泣いちゃう。いい妹だ。「ホタはもっと――元気な明るいホタでいなきゃ!」という言葉に、こっちが泣けてしまいます。

 「卒業生の参加競技」てのは味わい深いですね。地域ぐるみで運動会という雰囲気でもあり、巣立った子供たちと恩師が再会する機会でもあり。当然出場するお祭り娘の立夏。氷柱は姉妹や兄が誘う前から、綿雪のために自ら参加するつもりだったんじゃないかしら。もちろんそうは言わないにせよ。しかし俊足だったのか。完璧超人か。
 その兄は「お父さんリレー」に出場。「お父さん」という言葉に緊張しました。実際、この家族の父親はどないな具合なのか、という問題が企画当初からずっと残されていたのですが、父親競技に実父が今まで参加したことないということは、昨年のあさひが生まれる頃からすでにこの世にいないのか。たんに多忙で近辺にいないだけなら重さはまったく違いますが、でも大家族が賑やかなぶん、父親競技に参加できないということがかえって姉妹に寂しさを感じさせてきたのかもしれません。(だから尚更、年長者が賑やかにしてきたんでしょうけど。)今年は長男のおかげで参加できるのだから、そりゃみんな期待するわけです。蛍も微妙に暴走。「金色の刺繍」入りのハチマキて。「みんなでおそろい」ということは、あさひの分まで作ってるのかしら。家族一丸の象徴、ずっと大事にとっておきます。

 とほのぼのしていたら。「先週のお兄ちゃんのワイシャツ」って……。うあああヒカルと交換してたやつか!? 事情を知っているのか蛍。「ちゃんと――洗っておきましたから(はぁと)」のハートマークがなんだか怖い。「遅くなってしまってごめんなさいね――」の余韻が怖い。たんにヒカルが「これ洗濯物から落ちてたぞ」とごまかしたのを真に受けただけかもしれませんが、しかし。
 この、姉の優しさと妹の健気さを長男にストレートにぶつけてくるのを可憐っぽさと感じるぼくとしては、やはり何か勘付いているものと想像せざるをえません。たとえヒカルがそんな言い訳を思いついたとしても、ワイシャツのにおいが普段の兄と違うわけですから。そして、ヒカルに訊ねずとも兄にこうやってワイシャツを届ければ、油断していた兄が動揺するのを眼前で確認できるのでした。策士だ。本気で可憐タイプの策士だ。
 運動会の陰で進行する女のタタカイ。
2008年5月31日(土) ふいうち
 『速水螺旋人の馬車馬大作戦』を最後まで読みましたが、「あー吾妻ひでおの雰囲気も重なるなー」などと思っていたところ、最後の対談で「あれ?」と首をかしげたのち謎笑い&最敬礼。
 や、オート三輪部隊とか最高です。

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