日記
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2008年6月1日(日) 夢を追う
 朝プリキュア。うららがんばる。うらら話では回り込みを用いるという決まりがあるのでしょうか、今回もぐんぐん動いておりました。ウラー。
 うららの泣いている姿を目撃してしまったシロップが心配のあまりに全力で空回り、でも根のよさがすっかり表に出てきましたね。ついに今日は、うららにプレゼントまでも。きゃー。なんかこの二人いい雰囲気ではないかしら。シロップの後ろについ、と寄って、身をかがめ彼の表情をうかがううららの動きがたまりません。これで敵の触手がもっと活躍してたなら(却下)。完成度の高い感動話でした。
 そのぶん来週予告のギャップがでかすぎますが。かれんが浦島太郎て……腰蓑姿が新境地を開きます。キノコのばあさん、せめてリップヴァンウィンクルにしたらどうでしょう。でもそれだと視聴幼児がわからんか。では、その次はりんの金太郎でひとつ。
2008年6月2日(月) 梅雨入りかなぁ
 ベビプリあさひ(6/2)。
 運動会、無事に開催できたんですね。よかったよかった。でも今日は雨模様、カエルがお付きなのに青空は雨が嫌いです。外遊びが好きというのは最初から設定されてましたね。膝のばんそうこうは伊達じゃない。
 おんもにでたい青空に、おうちのなかにいなさい、と綿雪。おとなしいけどしっかり芯のある姉らしく、この妹をお世話してあげてます。真璃あたりもすぐ上の姉のこういう姿を真似してきてるかも。
 綿雪の「おそとはないないよ」に青空が「おへやいやいやよ」と答える青空の、楽しい言葉のリズム。この子の日記でずっと感じてきたことですが、さくらたち他の年少者にも時々あるよね。幼稚園の歌遊びの影響だけじゃなく、この家の中で姉たちが普段からそんな言葉の楽しさを示してくれてるんじゃないかな。
 さて、現在形と過去形の使い分けがまだできない一方で、キャンディを(禁止されてるので)すぐには食べず将来にとっておくという、幼児なりの成長をみせてくれております。好きなものを好きな兄姉にあげたり、兄のように大きくなるために大事にとっておいたり。しんだアリと一緒にしまってなければいいのですが。
 ところで、なんで飴を食べたらいけないんですかね。虫歯? 霙指摘の、ほっとくとおやつ食べすぎるというアレなので肥満防止? さらに、青空が飴禁止なのに綿雪がくれているという問題もありますが、これは青空がかつて綿雪から飴をもらったときの記憶と、いま青空が飴禁止されているという事実とがごっちゃに書かれてるためと解釈。連想のままに話が流れていくのがこの子の日記です。
 あ、綿雪がキャンディをくれるというのは、「雨」と「飴」をかけてたりするのかしら。すると、飴を食べちゃいけないというのは、青空なりに「飴を食べると雨がふる」という理屈をたててるのかも。
2008年6月3日(火) 捲土重来
 ベビプリ(6/3)。
 こないだの運動会で騎馬戦に出場していたはずですが、あやや。ごめん、出だしを読んだ瞬間に爆笑してしまいました。
 そうか、負けたか。つか、落馬したのか崩れたのか。何やら不本意な姿をさらしてしまったご様子ですかにゃ。「見たことも聞いたこともないわ」というのがまた、猛烈に気にしている本心を暴露しておりまする。もしや、相当にみっともないことになってた……? 争っているうちにぱんつ脱げたとか(昔の月刊少年マガジン的展開)。
 いっそ、負けたくない相手にハチマキを奪われた、というのはどうでしょう。例えば、オトナの魅力で隣のクラスを牛耳るその女子は、「えー、電車なんか好きなのぉ? ヘンなのー(笑)オタクっぽい(笑)」と、鉄道ファンを嘲笑する天敵。自分の趣味を理解されずとも一人がんばってきた麗だけど、こいつだけはどうしても許せない。そんな相手との決戦の末、自分は敗れ相手は勝ち誇り、という塩梅。そりゃ悔しいでしょう。まあ、そうでなくても負けず嫌いなのかもしれませんけど。
 長男も、この期に及んでなお普通に慰めるんじゃなくて、麗の趣味を考えたフォローをするべきなんじゃないかしら。ほら逆に機嫌を損ねた。しかたないので星花のおんまさんになってきましょう、赤兎馬ごっこ。
2008年6月4日(水) 土砂降り
 ベビプリ小雨(6/4)。
 昨晩は、麗に運動会の話題なんて今更すぎる、と書きましたが。今日は小雨がその話題をふりつつ「遅すぎますか?」とすぐさま反省。あああ完全に踊らされています読者として。公野先生かんべんしてくださいもっとやってください。
 人から「タイミング悪い」と言われ、自分でも「どんくさい」(この言葉のセンスがまた)と感じる小雨。しかもべそかき。だいじょうぶ、この長男も昨晩のように見事にタイミング悪いのですから、むしろ小雨と似たもの兄妹なのですよ。そう言われても嬉しくないかしら。

 こないだ組体操の様子を妄想しましたが、小雨は集団行動が苦手。どんくさい子に襲いかかる二重の苦難。人に迷惑かけちゃうことの恐怖。アニメ版シスプリの花穂は、一人で苦しんでいるときに航が励ましてくれたことのお返しに、航がいちばん辛くて誰も応援できないときにただ一人笑顔で声援を張り上げられました。小雨は兄を応援するよりもまず、自分ががんばろうってことだから、兄に励ましてもらってすんなりがんばれたんですね。いや、卵焼きを「お兄ちゃんがお口に入れてくれた」という一文がえらいことではありますが。つまり「あーん」ですか。直後に姉妹全員が口をあけたのではないかと想像。春歌が航をお世話した話を思い出しますね。もちろん千影と同じく、霙もあーんですよ。氷柱と麗はさすがにやらんか。……ヒカルは?

 それはさておき小雨による総括。妹達もみんな無事に出場競技を楽しめたみたい。綿雪はほんとよかったですね。4つ入ったって結構すごいのでは。麗のこともじつにタイミング悪く気遣ってますが……「お兄ちゃんが慰めてくれたら」逆鱗に触れたんですけど……でも、最年長の小6さんとして、妹達のことをちゃんと見渡せている小雨の言葉は、この子なりにしっかり姉らしさを身につけてきた証拠です。だから、組体操でがんばったことにくわえて、そんな小雨の立派な姿が、みんなから「今日の主役」と評価された所以なんじゃないでしょうか。自信のなかった花穂が雛子のくまさんのことを心配できたように、亞里亞の手を握って一緒に走れたように、小雨も兄から勇気と自信を分けてもらって、また一歩前に進めました。
 そう、それは「小雨」という名前へのためらいを、「大雨になってしまいました(はぁと)」と笑って半ば吹き飛ばせるほどにまで(逆にこだわってるとも言えますけど)。

 ところで、「お父さんリレー」のときの応援では、春風さんは「がんばってーあなたー」などとちゃっかり叫んでいないでしょうね。

 デンセンさんより、あめこんの段階について。やはり姉妹の危急にかかわる事態で上昇するのですね。でも、ヒカルとの制服とりかえっこがばれても1段階あがるんでしょうか。それはむしろ内乱の危機か。あと、どら焼き消失事件はどうかしら(それは平常運転)。
2008年6月5日(木) ちーちゃん
 ジャック・ヒギンズ『鷲は舞い降りた』読む。第二次世界大戦中、チャーチル拉致を目論むナチスドイツによるイギリス降下作戦を描いた冒険小説。……すみません、解説を読むまで半分実話だと信じてました(馬鹿)。ページをめくる手が止まらない傑作ですが、途中でふと「作戦実行前なのにもう3分の2まで読んじゃったのか」と。そのあとはもう息つけぬ展開ですので、この構成でもちろん問題ないどころか素晴らしいわけですが。この作者に多大な影響を受けているはずの佐藤大輔の作品が、しばしば最後のおいしい個所で何かはしょりすぎに感じられるのは、佐藤お得意のアクの強い韜晦の部分が多すぎるということなのかな。

 というわけでベビプリ立夏(6/5)。
 昨晩の小雨の日記をネタにしておりますこの姉。こうやって普段、小雨は立夏にからかわれてるんでしょうかね。最近は成長のため、小雨がおどおど竦むばかりでもなくなってきてるので、立夏としてももう少し遠慮のない親愛の表現ができるようになったのかしら。や、今までもそんなよそよそしい遠慮は無用でしたか。立夏なりにこの妹を励まそうとしてちょっかいだすんだけど、かえって萎縮させたりして、あとでこっそり反省。とか。
 そんな姉の立場からすると、兄の卵焼きあーんで小雨が簡単に奮起するというのは、嬉しさ半分やきもち半分。日記を通して小雨のある部分が初めて分かったというのも嬉しいんだけど、それまで気づけなかったというのは何だか悔しいのかもしれません。もちろん、やきもちは兄と小雨の関係に対しても向かうわけでして、二重にほっぺたぷーなのですかね。
 もっとも立夏のことなので、その発露はどこまでも前向きに明朗に。そして破廉恥に(えー)。吹雪が踊ってた金魚ダンスですか。ぎょぴちゃんが踊る〜♪(違)

 田中山!(謎)

 さすがに誘われて一緒に踊る兄でもないでしょうが、夕凪や真璃や虹子が喜んで後ろに並びそうです。蛍はさすがにやらんか。そこに飛びこんだ星花組がソーラン節で対抗。白熱した戦いが繰り広げられる居間の片隅では、霙さんがぽてちを食べていたのだった。はよーん(かないみか声)。
 しかし、「教えてもらった」ということは、吹雪が振付を立夏に教えたのか。実演しながら。うわー。

 ところで、この日記は兄のために書かれているわけですが。他の姉妹がお互いの日記を読むというのも、しばしば相互理解の深化に大きな役割を果たしてますね。これも長男が来たことによる間接的効果。まあ、立夏みたいに全部読みそうな子と、まったく興味をもたない子といろいろでしょうけど。……あっ、こないだのヒカルの制服事件て、まんま日記に書いてあるのか……。
2008年6月6日(金) ぷらいすれす
 ベビプリ虹子(6/6)。
 のっけから「あのねー、/あのねー、/あのね(はぁと)」とピンクの三連星。もうこっちがくにゃくにゃ。たぶん虹子もくねくねにこにこしながら話しかけてるんだと思うんですが、幼児ってそういうしゃべり方することあるよね。
 そして続けて「だってね――」攻撃。効いてるぞもう一回だ。アムロもマチルダさんを吹っ飛ばして萌えてます(えー)。しかし、「女の子」なので「お買い物が好き」はいいとして、なんで虹子の方がくだものやさんなんだ。兄がお店の人で、虹子がお客さんじゃないのか。でもまぁ、くだものやさんというのが可愛いですね。コスプレショップとかだったら蛍を呼びつけるところでした。
 さて、くだものやさんの虹子が歌います。この歌は、実際にお店で流れていたCMソングなのか、テレビの子供番組の歌か、それとも普段どおり幼稚園児の姉から教わったものか。いちご、メロン、バナナ、りんご、という順番は、色でいえば赤・緑・黄・赤ですから、幼児さんたちが三色のグループに分かれて遊ぶときのお遊戯歌なのかもしれません。
 で、歌のあとはそのままお店やさんごっこ。「おにいちゃんのオキャクサン」という言い方が絶妙ですね。150円の値段なのにお釣りが50円や350円じゃなくて150円というのも、まだ計算や実際の貨幣が分かっていない(「ヒャクゴジュウエン」という言い方が誰かの真似でしかない)ご様子です。
 そして最後は、「あ〜ん(はぁと)」。運動会での小雨の卵焼き事件が、余韻を残しているのでしょうか。それはともかくも、今回の虹子の話題の移り変わりというものも、青空のそれより若干脈絡が明確ながら、やはり幼児らしい跳躍ぶりでありました。

 あ。今日の夕食後のデザートを配るときに、虹子がいろんなフルーツ味のアイスを並べたテーブルの前で兄を待っていた、という光景なのかしら。いちごアイスやメロンアイスを指さしながら、さぁどれにします?と小首をかしげてにっこり笑う虹子店員の図。
2008年6月7日(土) 離乳食アニメ
 「ANIMEが絵ではなく台詞ですべてを語ってしまうのはなぜ(前編)」を読んで。
 例えば『プリキュア5』では、敵の否定的な言葉に主人公達が台詞でおもいっきり反論する、というパターンを繰り返し用いています。ぼくのような大きいお友達の場合、くどいなーと感じてしまうわけですが、メイン視聴者である幼児には、このくらい明確にメッセージを伝えた方が分かりやすくていいのかもしれません。(しかし、『どれみ』のときはずっと間接的なメッセージ表現がなされていたという印象があるのですが、これはむしろ、「どれみでは伝わりにくかった」という反省があるのかもしれません。と憶測。)
 問題は、ある程度の年齢に至った視聴者を想定した作品でも、直截的な台詞のない場面で十分に描かれている情感を一部の視聴者が読み取れず、しかもそのことを自覚していないために「脚本・演出が悪い」と作品の不備のせいにしてしまう場合です。こういう声がそれなりに大きいと、なるべくわかりやすく噛み砕いて伝える必要がでてくるため、台詞などでまっすぐGo! となってしまうのではないでしょうか。(『まなびストレート』は、そのタイトルどおりわりと直球勝負だったのに、伝わらない人がいた典型例です。)
2008年6月8日(日) 戦うぞ
 『金色のガッシュ!!』の雷句誠さんが小学館を提訴追記も)。『novtan別館』の一部リンク集なども拝見。
 訴えそのものについては裁判の結果を待ちますが、『ガッシュ』の読者であるぼくとしては、ただ一点のみ反応しておこうと思います。

>ファウード編終了後、後1年で金色のガッシュ!!の連載を終わらせてください。

 これは、雷句さんがサンデーでの執筆に対する精神的な限界を感じて、編集側に伝えた言葉の一節です。ぼく自身は単行本読者なので、あの作品の結末をまだ知りません。ですが、第32巻までの内容をもとに感じたところでは、この作者の意見、ファウード編からおよそ1年で大団円に至るという流れに、ぼくも賛成するものです(えらそう)。
 第29巻でファウード編が終了し、そこから最終第33巻までほぼ1年でしょうか。戦いの終局に至る緊張感と焦燥感、魔物の子供達が迎えるそれぞれのおわりとはじまり、ガッシュの決意と成長の証。自分の好みでいえば、ガッシュと清麿の話をもう1つ入れてほしかったと思いますし、感動の仕方がややパターン化しているきらいもありましたが、しかし作品全体としての流れと密度については、このラストスパートがとても心地よく思えていました。
 キャンチョメの話なんて、まずその内容に涙し、さらに作者の潔さに「ええー、ここで!?」と驚きましたよ。もったいないと考えれば、せっかくの名キャラですからもっと引き伸ばして最強パーティの大活躍を描いたり、恋愛話にもつれこんだりもできたでしょうが、そういう大人の事情を差し挟んでしまっては、作者も読者もガッシュ達のまっすぐな瞳を見つめ返すことができなくなってしまうんじゃないでしょうか。
 そういうわけで、作品を捨てることないままに自分の意志を貫いて編集側と戦ったこの作者の態度については、ぼくは一人の読者として作品への感想をもとに賛同と感謝の拍手を送るものであります。素晴らしい漫画をありがとうございました。

 ところで、第29巻に収録されているおまけ漫画で、作者が高校生時代に教師から「漫画家なんか目指すなんて」と否定されたという回想が描かれていますが、あれですかね。そういう嘲笑する者・無理解な者に立ち向かって自分の夢に突き進み、ついにそれをつかんだはずの作者にとって、編集側の態度はその過去の傷に延々と塩をすりこむものだったんですかね。今に思えば、あのおまけ漫画も、TM・リー先生のお話も、意味深長です(そのまま読んでもいい話ですが)。

 というわけでプリキュア5。「おにいちゃん」と呼ばれて微妙なかれん萌え。くるみがミルクに(興奮によって)戻るのは初めてでしょうか。気持ちを素直に伝えるためには、元の姿の方がいいんですね。その姿のときにこそ、かれんとの心の交流が積み重ねられてきたから、なおさら。培ってきた絆をしっとりを感じさせてくれるお話でした。

 ってちょっと待って、秋葉原で通り魔暴れて14人重軽傷!? オタクというより「暴力団関係者」と名乗っているそうですが……。
 追記。被害者のお二人が亡くなられたと速報。あああ。
2008年6月9日(月) 足元にぽっかり
らむだ「秋葉原、えらいことだなぁ……。」
美 森「ん。」
らむだ「歩行者天国が歩行者地獄になっちゃったよ。」
美 森「相変わらずだなお前。書いとけ。」
らむだ「書けるかこんなん。」

 書いちゃった。いや、じっさい冗談ではなく。日常、と呼ぶには秋葉原は微妙に特殊な空間かもしれませんが、近所のちょっと混雑してるとこを歩くのさえ今はなんだか怖い。今まであたかも「天国」のごとく危険性を看過していた分、今更になってその危うさを突きつけられて「地獄」フィルターがかかった感じです。極端から極端へ、こういう自分の態度もまた危ないはず。いかんいかん。

 ベビプリ吹雪(6/9)。
 ユピテルときましたか。「ジュピター」じゃないところがまた教養あるというか。
 雷の怖がり方が妹たちそれぞれで面白いですね。虹子は「おへそ」、真璃は「ティアラ」(でも外さない)、さくらは「太鼓」。青空は怖がらず、はしゃいでたりして。
 で、対照的に吹雪は冷静、のはずでしたが。科学的に理解していても、自分の皮膚感覚という主観を否定できず、その「不可解」さに思い悩む。いちばん自分に近い、自分の身体感覚がいちばん分からない。割りきれないとは割りきれない。兄への感情や皮膚感覚に対するのと同様の、困惑と不安。
 瞳や髪の色をみると、アルビノかと思ってしまいますので、たんに知覚過敏なだけかもしれません。ぼくだって雨が降る前にはときどき盲腸の傷跡がかゆくなります(それはどうか)。あるいは、ますますメカメカしい描写であるとも読めます。霙の助言もなんだかねぇ。ただまあ、

>私は――小さな妹たちのように
>雷が怖いわけではありません。

 という2行を、「雷が怖くない」のではなく「妹たちのように怖いのではなくて、別の意味で怖い」と解釈することで、長男もとりあえず言い訳しつつ吹雪に添い寝したらどうかしら、と思うわけなのです。
2008年6月10日(火) できるかな
 秋葉原の事件みたいなことが眼前で生じたら、おそらくぼくは脱兎のごとく逃げるか、立ちすくんで失禁するか。犯人を倒したり取り押さえたりなんてまず不可能だから、それでもできることを考えてみると、被害者の止血とか……これだって止血帯で対応できない場合はもうお手上げですが。応急処置については以前学んだこともうろ覚えになってるので、今回を機に再確認中。発生は止められなくても、せめて何か。もちろん、自分が被害者になったときもいくらか役立つはずだし。

美 森「まあ、『その応急処置がまずかった』と後で訴えられる可能性もあるわけだが。」
らむだ「あうー。」

 それもまた現実であります。

美 森「そんな真面目な話の最中にもスパムが届くなぁ。『ロリコン風味を味わおう』だと。」
らむだ「そんなお誘い受けても、ぼくは既にロリコンだし。」
美 森「ああそうか(笑)今更だよな。」
らむだ「だいたい『風味』ってなんだ。カニ風かまぼこじゃあるまいし、偽者め。」
美 森「つまり、はっきり『18歳以上』と書け! と。」
らむだ「ああ、たしかに(笑)」

 ベビプリ真璃(6/10)。
 「泣いちゃった!」といきなり。誰だ泣かしたのは!?(モンスター読者)。「だって/だって/だって――!」って、こないだの虹子の三連発と同じノリでしょか。それとも、真璃を虹子が真似してたのかな。
 さて、原因は御髪の乱れ。昨日の吹雪と似て、静電気とかにめっさ弱いのかしら。日頃からやんごとなき気品がウリの妹ですから、そりゃ憤りもごもっとも。髪の乱れは心の乱れ。アントワネット様ご乱心。「たとえこの家に革命が起きたって」認めてはならない大問題。絶対運命黙示録。有言実行シスターズ。
 そして聞き役の兄の内心まで察知するこの妹、さすがでございます。ここで兄にご教授たれたまうのですが、「いくらマリーたちが幼稚園だからって」と、自分のみならず妹「たち」のことも考慮に入れているのがまたいつもながらの姉っぽさ。いいですね。

 ところが。
 どうして今朝にかぎって髪の機嫌が、というと、いつもお世話してくれる蛍が寝坊して、春風も台所にかかりっきりで、「手が空いてたのが――/霙姉様しかいなくって――」。
 霙姉さん……たしかに髪型があまりにナチュラル……? てか、たんに無造作……? 不器用なのかどうかはともかく、真璃のような複雑な髪型や編み方には縁がなかったのでしょうか。あるいは、整った髪型を見るとムラムラとフラクタルな雰囲気に崩したくなったりエントロピーを増大させたくなったりするのかしら。さすがに姉に世話になっておきながら、真璃も文句を言いづらくて遠慮がちですが、それでも「やっぱり――/ヘタクソなんだもん!」とぶっちゃけ発言。これ、後で霙が読んだらしょげるのかな。さあ、明日に備えて和菓子屋へ行くのだ長男。
2008年6月11日(水) 震えるペーパーナイフ
 ベビプリ星花(6/11)。
 今日もまたしょっぱなから大変なことに。はいはい、今度は何ですか(前掛けで手をぬぐいながら)。

 ……え?

>らららららら――

 ええーっ!?

 いま、長男の胸中たるや。いや、この兄も立派な朴念仁のはずなので、「へぇ」くらいの肩透かしな反応なのかもしれませんが。読者としましては、そりゃ星花も可愛いもんなぁ、という妹自慢な誇らしさと、うちの可愛い星花にもついに悪い虫が、という妹独占欲とがせめぎあっておりまする。そのうえ兄が呆けた反応をしようものなら、ええ。豆腐の角に頭をぶつけてしまいなさい。
 しかし、おてまみをもらった状況が「今日のおやつはなーにかっな――って/歌ってて――」というのがこの子らしいというか、やはり色気より食い気ですよね。そして今は大慌て。顔も真っ赤。これだ、このギャップがいいのだ。
 なんて読者も呑気に構えてる場合じゃありません。とりあえず、本人以上に大騒ぎしそうな姉妹(例:チャオ)が事態を混乱させる前に、まずそのお手紙を開いてみようじゃありませんか。コヤマくんも、たんにカンフーの試合を申し込んだだけかもしれませんし。「土曜の16時、道場に集う影は二つ」とか。そうだったら星花は若干でもがっかりするんでしょうか、それとも「あーよかったー」と安堵しておやつをもりもり食べるんでしょうか。
 だけど、もしも本当にラブレターだったりしたら。どれ、星花のクラスの緊急連絡網を貸してごらんなさい(個人情報の流出)。兄としてやきもきするんでしょうか、そしてその姿を見て星花も女の子っぽくワルい喜びを初めて感じるんでしょうか。さらに、こういうネタで長男を動揺させるのが流行したりするでしょうか。
 とりあえず、明朝に星花の髪を整えるお世話役は、霙姉さんにお任せします。

 そいえば、ここんちの姉達はラブレターなんてけっこう日常茶飯事かもしれませんね。頼れる。ちなみに、長男は転校以来そんなものもらったことありません。ええ、長男の下駄箱は毎朝毎夕、春風さんがクリーンな状態に保ってます。

 雷句誠提訴問題まとめをチェック。
2008年6月12日(木) はぁどらどら
 ベビプリ(6/12)。
 わあ、デンセンさん大当たりー(笑)。まじですか。まじで星花のおやつを虎視眈々と狙っておられましたか。うわーもーかなわんわこの次女。「かわいいヤツ(はぁと)」とか、本気でウキウキしてるのが伝わってきますね。かわいいのは、霙姉さんあなたです。
 ともかく、どら焼きといい水羊羹といい、あんこ系が好きなんですか。語りだすとどこまでも止まらない姉に、弟もずいぶん慣れてきているはずですが、「違う?」と小首をかしげてる姿が年上なれどたまりません。脱力しつつ萌え。しかも、それほどまでに好物である水羊羹を、場合によっては半分こしてくれるつもりだった、という姉らしい慈愛の心。もともと妹の分ですけどね。……つまり共犯にする予定? 他の姉妹が欲しがる可能性はないのか。みんなこの次女の行動をすでに読んでるのか。すなわち処置なし。

 そして、星花ラブレター疑惑の話題にも軽い反応。それでいいんですか、おやつが余る原因なんですよ? いや、そうじゃなくて。ええと、立夏や小雨や夕凪、そしておませな幼児さんたちが大騒ぎというのは想像してましたが、麗までも参加していたとは驚きでした。案外、妹に先んじられたんでしょか。クールビューティーすぎが災いして、今までコクられたことがなかったりして。麗、明朝は蛍か春風に髪を梳かしてもらいなさい。
 んで、星花が自分では開封できなかった手紙を、見事にむりやり奪取してしまうのが立夏の立夏たるゆえん。動かない状況に混沌と変化をもたらすのがこの子の役目です。さぁてその内容ですが、霙が予想するようにただの呼び出しなのでしょうか、それとも。まさか、星花じゃなくてその姉妹の誰かがターゲットだったりするんでしょうか。それ最悪。コヤマ許さん。
 月曜の放課後ということは、来週かー。なんという引きでしょう先生。
2008年6月13日(金) 暴走兄妹Let's & Go
 ベビプリ氷柱(6/13)。
 ああ13日の金曜日。来週の月曜日が気になって仕方がない。そんな長男がクマのごとくうろうろぐるぐるするのを、蹴飛ばしてくれるのはこの人でした。兄の後ろにくっついて、虹子や青空たちもぐるぐる歩いてそうですね。
 まぁたしかに暑苦しいですわね。氷柱さんはお名前のとおり冷静でいらっさいますわね。えーえー結構なことで。ほほほ(また蹴られる)。
 それにしても、立夏と夕凪のコーチって、助かるような微妙なような。春風さんたちはアドバイスせんのですかね。あれか、むしろ「自分の気持ちに素直に書けばいいの」とだけ助言して本人に委ねたのかな。それはそれで姉らしく見守る態度。霙を頼るのだけは駄目。アカシックレコードがどうとか言いだす。
 とか書いてたら。

>月曜日は学校さぼってこっそりついてって、
>いざとなったら、私がちゃんと――

 もう爆笑。
 なんだこの姉馬鹿。一番冷静じゃありませんでした。学校さぼるんですか! 黒制服への誇りはどないしたんですか! なに、それよりも妹の方が心配? ええ、それはそれで立派ですけどね。ええ。男という生き物を罵しりながら「星花ちゃんの何がわかるって言うのよ!」ときましたからね。なんという論理展開。さすが脳科学者を目指すだけのことはあります。氷柱の頭の中身こそ調べてみたいよ。ほらこそ、制服の中身とか言わない。
 そして、「……/いーのよ!」と絵に描いたような開き直りののち、兄も自発的に巻き込まれて月曜日は氷柱と一緒に可愛い妹の隠密警護にあたることとなりました。ええー。でもね、今まで綿雪のことばかり心配する姿が目立っていたこの氷柱が、星花のことをここまで度を越して心配しているのを見て、なんだかほっとしたのも事実なのでした。もう根本的に心配症&世話好きなのですね。もーほっとけない。干渉しすぎ。月曜日に氷柱が暴走したとき、兄が止める役なんでしょうか。それとも兄もまた並んで暴走するんでしょうか。コヤマくん頑張れ。つか星花が困惑のあげく泣きだしたりしませんか。ぜひ海晴姉さんに二人まとめて叱られてください。

 そいえば、これって氷柱とデートということになるのかしら。制服をとりかえっこして変装だ。
2008年6月14日(土) 心のおさげ
 馬鹿話。

らむだ「眼鏡っ娘キャラが物語の途中で眼鏡をかけなくなると、一部から文句が出るじゃない。」
美 森「眼鏡スキーからか。」
らむだ「でも、例えば『To Heart』のあかりがおさげ髪を変えたとき、そういう反発はなかったよね。
    となると、おさげスキーは眼鏡スキーほどのプライドを持たない軟弱者なんだろか。」
美 森「いや、そうじゃない。
    おさげファンは心が広いんだ。」
らむだ「あ、あー。」

 三つに編まれた寛大の心。
2008年6月15日(日) 威風堂々
 プリキュアはお休み。

 だいぶ前の話題ですが、白田先生が児童ポルノ所持を表明。すごい、市民的不服従ですね。法学者としても市民としてもお見事。裁判になったら、微力ながら支援します。

 馬鹿話。

らむだ「最近、風体が怪しい大人への目が厳しくてねぇ。」
美 森「つまりお前だな。」
らむだ「駅の近くにバレー教室があるんだけどね、そこの前を通るときに、
    子供を待っている親がこっちをチラチラ警戒してるんですよ。それも複数。」
美 森「お前が入口に突進するからじゃないか?」
らむだ「しないよ! ドアが開いてたとしても、子供が着てるのは練習用の肌露出少ないやつだよ。」
美 森「よく見てるじゃないか。」
らむだ「公道に向けて見せる方が悪いの。もー自衛しないくせにこっちを不審視するんだよね。
    別に着替てるとこをこっそり覗かれるわけじゃなし。」
美 森「いや、そもそもその発想がおかしい。親の勘はあってる。」

 こんな人間では支援になりません。
2008年6月16日(月) はつこい
 ベビプリ星花(6/16)。
 さて、ついに月曜日。そうか、みんな来たのか。星花の語りぐちを辿りつつ、この子の感情が爆発しないかなと心配になってます。

 と書きながら、

>そんなこと――
>もっと早く言ってくれてたら、すぐに教えてあげたし――
>きっとちゃんとお友達になれていたのにね!

 だめだ、もう目元がうるんで仕方ない。

 コヤマくんが引越しの直前になって奮った勇気。それを自分らしく受け止めた星花。姉妹がぞろぞろ出現したのも、自分を気遣ってのことだと分かるから、何も言う必要はないのだけれど。

 ああ、星花の手紙に綴られたその素直な気持ちが、そのまま届きますように。

>星花は――
>男の子は――

>もう、敬愛する我が心の将軍様の――
>お兄ちゃんだけで十分です(はぁと)

 その胸の痛みは、もはや兄では癒せません。だけど、いまはただ、ひしと抱きしめてあげるしか。この子は、成長してしまったんだなぁ。

 そして反省せよ氷柱ほか姉妹たち、そして長男。
2008年6月17日(火) 名人復位
 『彼女×彼女×彼女』に出てくるお昼の弁当が、『絶対可憐チルドレン』第12巻の葵の弁当と同じである件について。

 将棋名人戦、羽生2冠が4勝2敗で久しぶりに奪取。永世名人(19世)の資格を獲得しました。おめでとうございます。敗れた森内も昨年に18世の資格者となってますから、なんと2年連続で永世名人誕生という。今回は挑戦者の気合が勝りましたが、しかし現在不調中の森内がこのままひっこむはずもありません。捲土重来を期待しつつ。

 ベビプリ観月(6/17)。
 昨日の星花の余韻がさめやらぬ中で、観月がさっそく年長者の真似。幼稚園児にとって小学校というのはそりゃ憧れの場所、背伸びしてみたくもなりましょう。その背伸びが、しかも普段落ち着いた雰囲気である観月のその振る舞いが、実際に胸を痛める年頃になった星花との差をいっそうきわだたせることにもなるわけですが。女の子の成長過程を対比的に確認できますね、これだけ姉妹がいると。
 氷柱は上の姉たちにどんな指導を受けたのやら。金曜日の日記を読んでも土日に止めなかったのだから、一応は黙認されてたのかしら。
 さて、背伸びしてみた観月の恋文ですが、なんだこの内容は。背伸びし過ぎ。なんだ「さくらんぼう」て。定めじゃ(違)。意味分かってないだろ、とつっこみを入れたくなりますが、ではどんな意味なのか、と問い返されると困るので、最初から困惑しておくことにします。とりあえず、チェリーがのっかったプリンアラモードを手に持って、いそいそ幼児部屋を訪れればいいんじゃないかな。真璃やさくらがどう出るか。
2008年6月18日(水) ならてぃぶ
 ベビプリ綿雪(6/18)。
 あ、昨晩はちゃんと幼児部屋に行ったんだ長男。さくらんぼはいかがでしたか。
 さて綿雪、本が好き。というか、そうならざるを得なかった事情。シスプリの鞠絵と違うのは、鞠絵が幼い頃に兄と一緒に元気に遊んだ記憶がある(それゆえに病身のいまがいっそう辛く感じられてしまう)のに対して、綿雪はそもそもそういう経験がまったくないということ。もちろん、これはこれでとても辛いことです。感覚的に分からない。「青空ちゃん」にさえ届かない。だけど、その青空は綿雪のことが好き。綿雪も立派にお姉さんしてますし。素敵なお話をしてくれるお姉さん。
 そのお話は、「お兄ちゃんの話」。すっかりヒーロー。悪いオオカミも、ずるい魔法使いも、怪しい読者も、一撃のもとに打ち倒してくれるような正義の味方。そんなお話ならたしかに幼児達に大人気でありましょうぞ。空想の世界で兄と触れられるとしても、それだけじゃ物足りない。そのお話を妹達と分かち合い、喜びを共にすることで、決して孤独ではない幸せの絆のなかにやすらうことができるのでした。アニメ版シスプリだと、リピュアAパートの第8話っぽい。そして「ユキとお兄ちゃんの2人だけのステキなお話」を求め始めるあたりも、正しい足取りでございます。
 あれだね、ごくたまーに兄がピンチに陥るお話を交えると、妹達も妙に盛り上がりますかね。
2008年6月19日(木) やさしい漫画家になるのだ
 『金色のガッシュ!!』最終巻を読む。
 いや、帯のとおり「堂々完結」、大団円でした。なんかもうねー、コルル話とかウォンレイ話とかゾフィス話とか過去の名場面が脳裏に浮かんで、たまらなくなりましてね。素晴らしい作品をありがとうございました。
 で、この物語って、魔界の子供と人間のパートナーとの絆、相補的な関わり合いというものが一つのテーマになっていましたが。それって、いま問題になっている漫画家と編集者との関係に、そのまんま重なるんですね。能力はあるけど未熟な子供(漫画家)を王にする(よい作品をかたちにして一人前の漫画家にする)ために、人間のパートナー(編集者)はあるいは命令し、あるいは支援し、あるいは服従しながら、場合によってはその過程でパートナー自身の課題も直視し乗り越えていこうとする。子供(漫画家)も成長しつつ、人間(編集者)も成長し、共に一つの目標へと手を携えて向かっていこうとする。そういう物語でした。
 だから、今回話題となった作者の訴えは、ガッシュが清麿に自分は何なのかと訴えた、あの悲痛な叫びと重なって聞こえます。だから、編集者は敵ではなく、一緒に力を合わせて戦うパートナーであってほしいのです。

「戦うぞ!!!」
「おう!!!」

 作者自身が、打ち切り前にこの場面さえ描ければ、と言っていたらしい名場面。人によっては、ゾフィスとココのような関係もあるのでしょうけど、それもまた間違っているわけで。


 ベビプリ海晴(6/19)。
 タイトルで鼻水ふいた。今日はあさひかと思いました。おっぱい絵本っていろんな種類があるはずですが、幼児さん達がそれを読んでもらいながらおっぱい談義になった、と。この家族だと姉妹がふだん赤ちゃんがえりすることもあるのかどうか、むしろ姉の真似をする方がよく見かけられますけど、こういう流れならみんな赤ちゃんに戻っちゃいますね。
 で、おっぱい吸わせろ無差別攻撃。その名も「おっぱい遊び」。なんというストレートぱんち。麗まで餌食になりましたが、そこで「わ、わたしにおっぱいなんか出るわけないじゃない!」とムキになるようでは長女の言うとおりまだまだ。
 出るかもしれないよね(試してガッテン)。
 いやそうじゃなくて。さらに「大人げない」の「げ」を誤変換する頭の持ち主では、ここの長男は務まらん。冷静に上品に、麗のおっぱいと大人げの輝ける将来を祈りましょう。

 さて、ここで懸念が2つ。
 1.おっぱい遊びのターゲットから霙姉さんが外されていたらどうしよう。
 2.次に「おっぱいを兄に吸わせる遊び」が流行したらどうしよう。
2008年6月20日(金) またあめこん
 ベビプリ春風(6/20)。
 本誌で狂おしさ爆発だった春風さんですが、今日はちょっぴりメランコリック。先日のおっぱい騒動を受けて、「ちっちゃな動物のたくさんいる動物園に、/ちっちゃな子たちを連れて行ってあげたいなって」海晴姉さんと相談してたという、相変わらずの姉っぷりです。が、週末は雨模様。
 また小雨が落ち込まないかなぁ、と心配でしたが、そこはそれ、やはり春風さん。これも神様からの「お休み」しなさいという指示だと、前向きに考えていきます。そしてやはり春風さん、そのまま暴走。お昼を一緒に作るのはいいとして、王子様の「あ〜ん(はぁと)」まで怒涛のハートマーク攻勢です。目が、目が怖いよ姉さん。「絶対に誰にも譲れません」というのは、連休中のじゃんけんの余波がここまで届いているということなんでしょうか。蛍、今回は空気読んでください。
 意外と長男も、やってみたら料理が面白かったりして。思わず鼻歌など歌いながらパスタソースまぜまぜ。何の歌ですか? ええ、「おっぱいがいっぱい」。そして幼児さん大集合。
2008年6月21日(土) 細腕
 あ、そうか。春風が言ってた「キノコのボロネーゼ」って、青空が好きな「きのこのちゅるちゅる」(おにく入り)か。先っぽの丸いフォークで食べてるんでしょうね。
 レシピ例を読むと、21人分なら(年少者はそんなに食べないとしても)ひき肉1.5kgが必要。いっぺんに作るんでしょうか、それとも小分けにでしょうか。食べる順番が決まっているのなら、小分けでもよさげですが。一度にだと、フライパンを振り回す腕力が……。でも白雪もそうだったんだなぁ。
 おやつもどら焼き40個とか買ってくるのか。
2008年6月22日(日) どしゃぶり
 朝プリキュア、久々です。まどかとこまちの姉妹話。姉の夢のきっかけは妹の笑顔から、妹の夢のきっかけも姉の笑顔から。いいきょうだいだなー。そして自分ちのことを考えて鬱。あああ。せめて、視聴者の幼児達にはよい絆を。
 姉が一番好きなお店の名前を、大好きな妹につけたという逸話。これがほんとの看板娘。「だいふく」とかにならなくてよかったですね。のぞみんちならあり得る。

 雷句誠インタビューまとめページより)。

>まったく担当を持っていない編集者が本当に、ごろごろいるんです。「なぜ担当を持たない編集さんがいるんですか?」と聞いたら「いや、あいつは平気で大御所とかに無礼な態度を取るから、任せられないんだよ」と。

 うわぁ。働きアリの話とか思い出しました。となると、仕事のできる編集者の負担は大きくなり、漫画家一人あたりに割けるリソースは少なくなり、意志疎通が薄くなる、と。で、仕事のできない編集者は成長する機会も意志もないまま、どうなってしまうのでしょう。たぶん解雇はされないんだよね。持ち込み原稿の担当という話も各所に出てますが……。あと、4、5人目の担当者は雷句氏以外に担当がなかったそうですけど、それは仕事のできない編集者の教育機会だったのかしら。

>いろんな作品を読んで、いろんな文献を読んで、編集者としての知識というか、知識の箱というか、底を広げておくのも大事なことですけど、担当を持ったとしたら一番はその漫画家さんの作品を愛読してあげてください。

 愛と教養の必要性。やはり清麿。

 RUNEがあらら『独り言以外の何か』(6/21)より)。野々原幹もPiAS『ひいらぎ荘』以来のファンですので、次の作品を楽しみにします。野々原&木谷椎原画のえろげなんて夢みたり。
2008年6月23日(月) ぱぱっぱ
 ベビプリ青空(6/23)。
 歯磨きです。昔、NHK教育番組で、「パジャマでおじゃま」と似たノリの歯磨きコーナーがあったような記憶が。仕上げはお母さん。ああ、あの頃は幼女のお着替えやお風呂の場面を国営放送がそのまんま流してたんですねぇ。
 そんな回顧はさておき、1歳児で歯磨きできるってすごいですよ。こんだけしゃべれるのがそもそも天才的ですけど。これも毎度ながら、姉達を見習ってのことでしょうか、それとも兄に褒めてもらいたいがために、最近はその学習速度もさらに上昇中なんでしょうか。まぁ、歯磨きのまねっこができるだけの段階かもしれません。いいんです、この年齢なら模倣からすべてが始まるんです。おっぱ遊びとか(忘れられない過去)。
 あ、そか。6月4日が「虫歯の日」だったから、地域や幼稚園で歯磨き講習があったのかな。むしばきんをやっつけろ。しもんきんではない(懐かしい過去)。

 ああ、それにしても青空の日記は癒されます……。まじで幼女の声が聞こえる。これは幻ではない。そしていちごの歯磨き粉の匂い。さんすたーこどもはみがき。ちゅーは鼻の頭で受けてしまいました。へたれ。ちゅーのおかえしに、磨き残しをしゃかしゃか落としてあげましょう。仕上げはお兄ちゃん。
 お約束どおり、洗面所に他の姉妹も居並びそうですね。虹子や真璃から、おっきいひとまで。
2008年6月24日(火) 帰ってきた下品短歌(下品)
 久々に下品短歌。以前お題が出てたのですが、全部作るのにずいぶんかかりました。しかしサンフェイスさん強すぎ……。「祈りを込めて」がたまらなく好きです。しみる。秋ひものさんの「モノサシ」もやられたと思いました。つか経験ある。ぎゃー。

水源地 ためた精液混入す 流れ出たのがあの天の川

ハンカチにくるんだ僕の陰茎を 最終走者の右手に託す

通学路 ちんちん振って右左 横断歩道を渡るときは上

その右手 用途はつまりそれだけか ゆるく握って固定した義手

信じない 平均サイズは電通の罠 同じおかずで検査しないと

ちんちんを線香花火で照らす夜 裾めくる君は消す気まんまん

セニョリータ これでも食らえと差し出すぜ 業物つまんだドン・キホーテ

ニョロニョロに横断される夢をみた それがヘムレンさんの赤玉

君の手に はんなり乗ったこの陰茎 いいえ落としたのは普通の斧

夏祭り 浴衣の君の浴衣の下 ぶらぶら揺れる足つきの茄子

とつげきだ! もはや穴ならなんでもいい! ブラックホールへルパンダイブ

 そしてこのタイミングでベビプリ(6/24)。
 この子、わざとやってませんか? そんなに日記を2度書かされたいのか、それとも海晴姉さんに叱られたいのか。こないだ海晴姉さんが麗の今後を慮っていましたが、手間のかかる子ほど可愛いものかしら。そこが狙いだとしたら、あえて無視すれば2日くらいで泣きべそかいたりして。
 まあ、日記でやりとりするよりも、アイスを食べておしゃべりでもしてたほうが楽しい、ということかもしれません。
2008年6月25日(水) はふはふ
 ベビプリさくら(6/25)。
 あ、あれ? 麗じゃなかったですね。あのあと兄と仲良くアイス食べてたから、海晴姉さんとしてもそれでよかったのかしら。
 風呂上がりのバスタオル姿だったかもしれませんけど。

 さて、そのアイス話の続きで今日のさくら。アイス好きだけど、食べるのが遅いので溶けちゃう。ああ『びんちょうタン』第2巻を思い出してしまいました。ゆっくりいそいでたーべよ。
 あれですね、ちょっぴりずつおいしそうに食べてるうちに、時間がどんどん経ってしまうんですね。飴もばりぼり噛まずに、ほっぺたの奥でじわじわ味わうタイプ。ぼくがそうでした。妹と比べて2倍くらいの時間をかけて舐めてた記憶が。青空はばりぼりいくね、きっと。
 そんなさくらですから、棒アイスに至ってはもう絶対落ちる。ぼとって。でもこの妹だと、溶けないうちに食べられるようになっても、例えば棒の右側から食べては左側を落とす気配が濃厚。どうやって食べようか迷うんじゃないかしら。ぼくがそうでした。嗚呼、不器用な人間。
 でも、兄が一口食べさせてくれるのなら、そんな心配は一切ご無用。あるいはピノを買ってきてやってください、お姉様方。
2008年6月26日(木) 戻れない子供時代
 ベビプリ立夏(6/26)。
 うあ、麗やっぱり叱られてたのかー。この時間差攻撃、さすがです先生。つか海晴姉さん、日記をちゃんと書かなかったことよりも、もしやお気に入りのアイスを食べられてしまったことの方が重大だったりしませんか。もー名前を書いておかないから。しかし次女も長女もなんでしょうかねぇ。
 さて、立夏によれば海晴と麗はよく似てるそうですが、すると姉さんもかつては男嫌いのツンツン娘だったのでしょうか。あれか、じつは今でもそうなんだけど、弟だけは例外だったりするのか。ぎゃー。しかもテツなのか(それはどうか)。人生ゲームの緑や青のコマを奪い合う間柄。
 ええ、麗が懲りない性格というのはまったく同意です。さすれば海晴もまた同様。一向に効き目のないアプローチを麗に繰り返しているわけですから、さもありなん。一方語り手の立夏といえば、麗と似て非なる直接的行動。感情が高ぶるままにアタック開始。「トクベツに/シークレットな感じのするメッセージ」を読んでもらうのも楽しいし、じかに触れてみるのも大好き。そして勢い兄にラブメッセージ。

 ところで、そのメッセージなのですが。

>オトナになってもずっとずっと一緒にいるからね〜!!

 この一節に、なんか引っ掛かってしまいました。こんなことを立夏が言うのって、日記では初めてじゃないかな。
 ぼくが引っ掛かるわけは、例えば咲耶のようなシスプリ年長妹達を連想するから。この幸せな時間が永遠に続くわけではないことを無意識に予感したとき、妹は、いつまでも、と言葉にしたくなる。中学生になって、新たな生活に飛び込んで、前へ前へと進んでいくことが楽しくてしかたなかったんだけれど、ふと、自分が持っていたものが失われてもいくことに気づいてしまった。もう小学生のように遊んでもいられない、友達も変化していってしまう。こないだの星花のように、姉妹だってそれを逃れることはできない。その寂しさや不安を心の片隅に抱いたとして、でも立夏は気持ちをそのまま表に出せない、のかもしれません。
 まあ、ぼくの考えすぎでしょうけど。でも、麗と海晴を「前世でも姉妹」だと言ってみたり、霙と同じように別離を感じはじめてそれを乗り越える絆を求めだしてるのかな、とちょっとしみじみしたのです。

 話はかわって一昨日の下品短歌ですが、あらためてみるとサンフェイスさんと秋ひものさんの二番煎じっぽいのが多い……。視野の広さ・鋭さの差も痛感します。うーん奥が深い、下品の細道(それは俳句)。
2008年6月27日(金) うんてんしはきみだ
 ベビプリ(6/27)。
 結局、今週は麗でシメですか(笑)。最初の2行で、眉根を寄せる妹の顔が目に浮かびました。すんごい分かりやすく不本意。さらに今回は、海晴姉様が自分に対してだけ(麗主観で)厳しいことに、もひとつ不満を表明。「麗ちゃんのことがトクベツ大事だから言うのよ?」という長女の言葉はたとえ本心であれど、ついでにアイス食べられたことも怒っていてはそりゃ説得力も損なわれます。ベルギーチョコアイスのこともトクベツ大事だから言うのよ?
 麗にとってみれば、「生け贄の子羊」にされているがごとき不条理感。て、今日の日記はそのことを兄に訴えかけてるんですか。わー。えり・えり・えま・さばくたに。口とんがらかしてる妹の愚痴を聞く役目として、長男も受け入れられている様子です。
 や、男性が家に来ることに反対だったのは忘れていないみたいですけど。しゅん。しかし「京急の1000系を連れてきてくれたら良かったのに」という感覚はない。「みんな遊べる」から「あの子だったら家族の一員として申し分ない」というのはぶっちゃけあり得ない。いやいや、フレディのこともあるし……。この家族ならもしかしたら……。包容力ありすぎ。だったら長男だって結構いいじゃない、みんな遊べるし。着せ替えとかで。

 とか書いてたら、おお。麗にとっての長男の遊び方がついに確定しましたか。もちろん鉄道関連、「13号線」の初乗りですか。固有の関係が構築されると、特技派妹の通例として一気に仲が深まりそうで何よりです。海晴姉様も、麗と長男を親しくさせるちょうどいいタイミングだと判断したんでしょうね。長男としても、連休旅行でバスに敗れたさいの汚名を返上するいい機会。でも「まず」急行に乗りたい、ということは、続いて各駅停車にも乗る予定なんでしょうか。「期待できるわ(はぁと)」ってのもそういうことなのかなー。駅を総ナメにする女子小学生。素晴らしい。
 さらに素晴らしいのは、幼稚園児の頃に「うんてんし」と書いてるとこ。まだ漢字が書けないのに、すでに「うんてんしゅ」などと書かずに「うんてんし」。友達や先生が「運転手」と言い間違えると、鋭く訂正を迫る幼女。じつに素晴らしい。幼い恋心を抱いていた男の子が、「うららちゃんがうんてんしゅなら、ぼくしゃしょうになるよ」などと勇気を奮って告白したものの、「うんてんし!」と怒鳴られて涙目。淡い初恋消えたひは。

 週末、晴れるといいですね。
2008年6月28日(土) うまー
 あ、そうか。立夏が子供時代の終わりを予感したのって、おなかまわりが成長したからか。
 食べても太らない人っていますけど、霙姉さんはそのクチでしょうかね。ヒカルは食べた分を運動で消費するので問題なし。氷柱も太りそうにないかな。つくべきとこにもつかないかも(殴)。ダイエットが家族内で流行しても、もふもふ食べる霙姉さん達のおいしそうな表情を見てると、妹達の不要な無理も効かなくなります。

 氷室さんのシスプリウマウマ絵かわええー。ほとんど全員に絶対領域が。春歌のそれをじーっと見つめてから千影にさっと目を移すと、うまくいけば残像で逆三角形が浮かびます(困難)。花穂もけっこう背が伸びてていいですね、あれから少々時間が経った感じ。
2008年6月29日(日) 灰色の脳細胞
 朝プリキュア、お弁当作りのほのぼの話。今日はとにかく、この会話につきます。
のぞみ「料理は友情だよね!」
り ん「それを言うなら愛情でしょ?」
 うわー。こないだ「ドリームが好き」と告白してから、りんの勢いが止まりませんのだ。

 スタスニワフ・レム『砂漠の惑星』を積読本棚から引き出して、電車移動中に読んでたら、あれ? これって昔読んだんじゃ……。3分の2まで進んで確信が得られました。うん、読んでる。ぎゃーボケが進んでる。でも結末を覚えていなかったおかげで、新鮮な気持ちで楽しめました。たぶん1年後にまた楽しめるはず。
 いや真面目な話、忘れっぽさが昔以上に酷くて……。脳があむないの。
2008年6月30日(月) ふぁいとっ
 ベビプリ小雨(6/30)。
 麗のおでかけは日曜日だった模様。地下鉄に無事乗れたのね。「珍しく頬を赤くして」というのが兄と一緒に乗れたからではない、とは承知のうえで。よかったよかった。海晴姉さんもほくそ笑んでいたことでしょう。
 で、小雨もやはり姉として喜んでたわけですが、やはりやはり微妙な嫉妬心が発動? 嫉妬というより羨望ですかね。テツという一応アウトドアと言える趣味を持っている妹に対して、自分は読書好きのインドア派。兄を連れて歩けるわけじゃなし。何よりもポイントは「2人っきりで」というところであって、家の中ではふたりきりになれる機会さえ稀でしょう。ちびっこを押しのけられる小雨ではないので、さらに遠慮がち。ふぅ。
 でも、「ダメな小雨ですね」とうなだれても。こうやって、何か積極的にしてみようと思えるだけでも、「おねだりできるコト」が何かないかと探せるだけでも、ずいぶん小雨は前向きに変わってこれたのですよ。そのことが、日記を読む兄としても嬉しいことなのでしょう。
 だから、たまには本屋さんに一緒に出かけましょうか。それとも、小雨が書いたように、並んで座って読書しましょうか。雨傘を描いた栞やブックカバーを作りましょうか。ちなみに兄が本を読むとすぐ寝てしまうタイプだとしたら、スーパー膝枕チャーンス。

 ボタンの付け方を教わるというのもありかしら。でもそれだと春風さん蛍さんに宣戦布告っぽい。いやいやここは妹に譲って、姉達は長男に繕ってもらおうと胸元のボタンを優しく服から引きちぎるのでした。
 針を刺した指をぱくっとくわえる役は誰だ。もっと大きなお姉さんか。

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