日記
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2007年5月1日(火) ろりこん教師物語
 武富健治『鈴木先生』第1・2巻読む。ネット上で大評判のこの漫画作品ですが、うわぁこれはほんとに凄いっ。
 内容の詳細はこちらなどにお任せするとして、何より凄いのは、中学校教師の生々しい苦悶が、怜悧な論理とどうしょうもない感情との両面を手繰り合わせながら描かれているとこです。生徒や同僚たちといった外部への関わりようが、そのまま鈴木先生自身の心身へと反転して突き刺さっていくその有様。薄氷を踏むように、しかしだからこそ大胆に生徒を指導していくとき、鈴木先生もまた自分の核を疑い批判し突き詰めていく。この両面でのひやひや感と、それらがちゃんと一人の人間において結びついていることのナマっぽさ。『まなびストレート』とはまた違った意味で、教育とはコミュニケーションであるということを示してくれています。
 こういう作品を見ると、免許の有無に関わらず先生になってみたいと思う一方、こんなに人間的なつきあいには自分はとうてい耐えられないとも感じたり。岡崎つぐお『ただいま授業中!』と並べてみても面白いかも。
2007年5月2日(水) 中毒寸前
 江草天仁『びんちょうタン』第2巻読む。そして泣く。
 ああもう、感想書くよりどの箇所でこみ上げたかの一覧を掲げた方が分かりやすいです。

 p.18 ラムネ。
 p.49 草ぼうぼうの畑。
 p.55 「あけて!!」
 p.64 「ちくタンありがと…」
 p.76 おとなしく座って待つ
 p.82 じいのお花
 p.105 どうしよう > 「はい」
 p.138 「いらない」
 p.142 「あんまりほじると着物さん泣いちゃうわ」
 p.146 「あの子はいいんだ」
 p.151 袖
 p.156- ああもう全部 

 この作品、びんちょうタンのおばあさんの姿がこれ以上もなく素晴らしく。孫であるびんちょうタンの視線も、幼い無邪気さのなかに、祖母へのふとした思慕や申し訳なさがぽろっと紛れ込んで。
 あと、びんちょうタンが「人」という漢字を覚えて「パァァ」となり、別の漢字をそれ以上覚えようとはせずにすぐさま町中にある看板のなかに「人」を探しまくるあたりとか、子供が学んだときの喜びに満ちた行動がそのまんま描かれてて。
 いい作品です。アニメ版はどうだったんでしょうか、場合によっては購入予定。

 そして発見した和歌山社会経済研究所の発表。既出ですか。
2007年5月3日(木) あちょー
 憲法改正が話題となる今日この頃ですが、「萌をもって尊しとなす」とかでいいんじゃないんですかね。
2007年5月4日(金) 苺ましまろとか
 『涼見やハルヒの分裂』売れているそうですが、近所の本屋では3列に積んだ山がさっぱり崩れておりません。どういう商売してるんだ。流通側の問題なのかもしれませんが。その一方でまともな本の棚が絶滅寸前というあたり、中小書店のたどる道を弛みなく歩んでいる模様。MK2さんとまゆみさんが訪問された折、「ひどい本屋」とばっさり斬られてたのを思い出します。
 しょうがないので、『苺ましまろ』第5巻をその店で買う(普段どおり)。

 美羽が毎度暴走しておりますが、1話だけ横腹痛で何もせずじっとしてますね。美羽が動かなくてもこの部屋でのお話は進むという当たり前の事実の発見、そしてそれにもかかわらず「美羽はどうしたのか、そろそろ何かしないのか」と期待して美羽に向かってしまう読者の視線。1コマだけ美羽の左足が動いてるあたりがまた期待させてしまう(実際には、同じ姿勢をとり続けて疲れただけなのかも)。これ、ダウンタウンあたりがやりそうなギャグなんでしょうか。しかも、茉莉が作ったチョコは、ほとんど動かない美羽の前にもちゃんと置かれているという優しさ。
 あと、美羽が暴れないと千佳がその位置に入るんですかね。つか、これは順番が逆であって、姉妹の関係がそうだったから、そういう関係に憧れた美羽がよりエキセントリックな言動をもってそこに参加しようとしたのでしょう。たぶん。
2007年5月5日(土) 天王山
 昨年度の将棋プロですが、最優秀棋士には佐藤康光二冠が選ばれました。タイトル5連続挑戦うち4回奪取失敗とか、華々しいんだか駄目なんだか一見分からなくなる大活躍。ただ、年間対局数86局というのは、ちょっと凄まじいことでした。歴代記録で第3位タイのこの局数、例えば2000年度の羽生と3局差なのですけど、あの当時に局数を稼ぎやすかった「勝ち抜き戦」が今はなかったりするので、その現状で満遍なく白星を重ねた前期の佐藤二冠はとんでもなかったのです。今年度もあの突拍子もない作戦の数々をぜひ披露しながら勝ち進んでいただきたく。

 その将棋界も名人戦問題に女流棋士独立問題とゴタゴタ続きですが、おっぱい将棋漫画『ハチワンダイバー』も人気なことだし、新しい路線で景気よくいけませんかね。ぱらすぃーに『5五の龍』をリメイクしてもらうとか(無筋)。
2007年5月6日(日) 朝くつろぎ
 8時起床。うーん。

 電王、いつの間にかリュウタロスが登場してました。リュウということは、橋本龍太郎ですか(違&故)。しかし、この姉にしてこの弟ありというお話でした。

 プリキュア5、部費配分をめぐる生徒会長の苦悩。フットサル部昇格の喜びもつかのま、ボールがボロボロで練習にならないりん。しかし状況は他の部も似たようなもので、かれんも一同をいったんは蹴散らすものの大弱り。
 それでも教頭にかけあうあたりの変化を、こまちが優しく指摘してあげました。さすがは親友。そして、この数話で凄さが目減りし続けていたのぞみの株も再び急上昇。呼びかけられたことで、一緒にいることで、なんとはなしに影響を受けている。そういう仲間は、たとえ後輩であっても素晴らしいものです。
 しかし予算増額は見込めず、再び皆に囲まれるかれん。そこにテーブル「どーん」とこまち。「起こると一番怖い」という設定がついに具体化。「他に何か方法があるはず」という彼女の言葉に落ち着きを取り戻したりんも、反省して素直に詫びるのでした。あれ、いいかんじで歩み寄り? そしてかれんの見事な笑顔。一人で頑張らなくてもいい、仲間に安心して寄り添える、そんな穏やかな笑顔。ほぐれていく姿はじつに好ましいです。
 で、のぞみのパンの話がこんなとこにつながるとは(笑)。それぞれの部で足りないものをお互いに融通しあい助け合うというのは、正しく教育的に望ましい光景。学校は小さな社会だものね。

   〜この間、上司からの電話で中断(声もなく号泣)〜

 えー、おタカさんてばそういう立場の人だたのですかー。『どれみ』では魔女の女王様の正体について延々と話を伸ばしたあげく今ひとつなことになっておりましたが、今回はずばっとヒントが。最後のドタバタするのぞみを見て、屈託なく笑うかれんも、これまた気のおけない仲間とともにある安心感の発露でありました。

 ところで、有限の資源の配分をめぐる争いを、相互支援によって解消しつつよりよい関係を築いていくというこの話、どこかで見たことある展開のような……。そう、アニメ版シスプリ第3話の<お兄ちゃんと一緒>表に示された兄との時間の配分を、妹たちの相互支援原則が乗り越え、兄妹全員のより親密な関係を築いていくという展開と同じです。これって別に「すべてはシスプリ世界につながる」とかそういうんじゃなくて、つまるところ共同体の原則なのですから、ある規模以上の人間集団を肯定的に描こうとする作品には必ず見出せるものかもしれませんね。『まなびストレート!』でも同様。ただ、兄妹だけで14人というのはさすがに空前絶後でしょうけど。
2007年5月7日(月) いつの日かと
 もたもたしてるうちにもう月末です(記述現在)。がんばらないとね。

 そんな燦緒メールの真似なんかしてる場合でもなく(しかも数度目)、日記ぢからがまた減退してる模様。個人サイト4年寿命説に基づけばもはや天寿を全うする段階ですが、まだやるべきこともやりたいこともあるわけですので、閉鎖するにしてもそこいらをクリアしてから。と自分に言い聞かせてみる。
2007年5月8日(火) 拭いてもふいても
 ある間違いを犯して反省し、その原因も対策も分析して「よし次こそは」と思ったとたん、またも自分が同じ種類の間違いを演じていると気づいたときの絶望感たるや。

 そういうわけで、またトイレットペーパーを買い忘れました。仕方がないのでシャワーで洗います。その方がおしりには優しいのですけど、風呂場にはちょっぴり厳しい五月晴れ。

 ふと、今年のプロ野球ってどんな具合なんだろう、と思って『大洋ホエールズだ!』を拝見。途中でお茶を吹き出す。
2007年5月9日(水) ねむりん
 ふと『どきんちょ!サムリン』というのを思いつきました。甦ったカンボジアの政治的妖怪がシュールな騒動を引き起こす特撮番組。ってまだ死んでませんかヘン・サムリン。

 『魔法の粛正 クメール・ルージュ』というのはいかにも。
2007年5月10日(木) シグルイ読んだ
 とらさんシグルイ感想を読み続けているうちに、とうとう『シグルイ』自体を読みたくなってしまいました。バキシリーズは「今からでは追いつかない」というためらいがあるので我慢してます(でも部分的に立ち読みしました)けど、こちらはまだ単行本でも8巻という手に届く長さ。『覚悟のススメ』もいつか全部読もうと思ってたので、誘惑の強さもなまなかなものではありませんでした。

 で、実際に読んでみたら。あああ内臓が内臓が。予想通りとはいえ、昔に比べて描線が整っているだけに、グロさの荒々しさが薄まった代わりに密度が濃くなっておりました。『ベルセルク』などで慣れているつもりでしたが……。みんな虎眼先生の贄です。ニエェ。首のうしろに種のしるし。牛股師範も使徒に変身しそうだったし、人外の世界がここにも。
2007年5月11日(金) 虎眼先生が夢に出た
 で、「玄関開けたら2分で虎眼」というのを思いつきました。フレーズは昔の「サトウのごはん」か何かのCMより。むしろ、うどん玉のCMですか(嫌すぎ)。

 「流れ星」「無明逆流れ」のキモは刀速にあるのだとして、片腕を失った藤木はどうやってその速度をさらに向上させられるのでしょうか。清玄には、あの足指の力があるわけですが。
 構えからすると、口にくわえたり、脇の下にはさんだりではなさそう。あるいは、もはや速度の問題ではないのかしら。むしろ、速度は相手の刀を受け止める分だけ必要で、あとはそのまま刀ごと相手を断ち切るような力が勝負、とか。
 まさか、そこでサイバー・シグルイが本編登場ということはありますまいか。額に5寸切り込まれても、そこに大脳がなければ問題なし。

 そしてシグルイシールがようやく分かるようになりました。
2007年5月12日(土) ぐろ時代
 虎眼流の凄まじさにも圧倒されますが、この人外の連中が甘んじて地方に逼塞せねばならないという江戸初期の社会体制のありようにも驚かされました。いやまあ、世の中ってそういうものかもしれませんし、そういう道場だからこそ人外の弟子達が集まったのかもしれませんけど。
 『戦国ランス』あたりに、しれっと登場してませんかね虎眼先生。武将として登用すると、完全成功の「暗殺2」で大活躍する一方、ターン頭でランダムに仲間を斬り殺していきます。あと、ときどき曖昧になって使用不可。カードゲームもできそう。
2007年5月13日(日) 朝番
 プリキュア5。のぞみ、お手伝い大失敗の巻。
 やー、これでしっかり者の妹がいたら、完全にどれみっぽいのですが。どれみはハナちゃんで慣れてるから、もう少ししっかりしてますか。娘から見て母親は万能なんだけど、その母親もかつては色々と。
 ってそうか、のぞみとりんは母親同士がすでに幼馴染みだったのかー。うわー#(半音上がる驚声)。この#や♭、どれみの頃にはよく使ってたなぁ。それはともかく、なんですかこの2世代親友は。家族ぐるみだ。お互いにお泊まりっこだ一緒にお風呂だ。その昔話を聞いたかれんとこまちは、「ならば私達も」と対抗意識を燃やして今から思い出作り。今年こそは夏の水着話などがあるんでしょうか。
2007年5月14日(月) 言行不一致
 馬鹿話。

らむだ「また新しいギャルゲーの話?」
美 森「そだ。このサイトを見てみろ。」
らむだ「(教えられたサイトを眺めて)うーん。なんか、どの顔も同じに見えますが。」
美 森「それはキャラデザの人の個性。」
らむだ「性格も属性的すぎるというか……。個性化をはかるなら、せめて3サイズぐらい明記しないと。」
美 森「それでキャラの個性が出るのか? まあ、お前には向かないゲームだったか。」」
らむだ「とりあえず『お気に入り』に登録。」
美 森「なにー(笑)」

 そのうち、ツボにはまってくるかもしれません。と言い訳。
2007年5月15日(火) 兄は妹に負ける
 馬鹿話。

らむだ「萌え行軍将棋ってネタは昔あったよねえ。」
美 森「あれは、萌え文集参加者がコマになるやつだったか。」
らむだ「一般的な萌え関連をコマにしてできないかしら。」
美 森「例えばどんなだ。」
らむだ「『美少女は触手に負ける』とか。」
美 森「それって萌えなのか?(笑)んじゃ、『阿部さんは男に勝つ』とか。」
らむだ「ぎゃーそれこそ萌えと違うー(笑)」

 そして女に負ける。
2007年5月16日(水) イオージマ
 映画『父親たちの星条旗』鑑賞。『プライベート・ライアン』『バンド・オブ・ブラザーズ』に続いてさらにこれとなると、さすがにちょっと食傷気味ではありますが。
 過酷な戦場を経験せざるを得なかった兵士達と、彼らを迎え入れる本国民達とのずれを見事に描いた作品ではありました。戦争のための国債を集めねばならないという国家の要求に振り回される「英雄」達の、引き裂かれていく自己像。アメリカが掲げる「自由」と「正義」の虚構さに直面させられてしまう悲劇。ここには、前線と後方との間の断絶が、つまり同じ国民の中での「戦争」が、生じていました。
2007年5月17日(木) 硫黄島
 映画『硫黄島からの手紙』鑑賞。『父親たちの星条旗』と視点を違えて描く硫黄島上陸戦。
 どうせ戦争に行くなら米軍の方がいいですね。というのが正直な感想でした。いや、行かずにすむのが一番ですが。部隊の士官・下士官にしても、本土の憲兵にしても、なんだこの日本軍のどうしょうもなさは。そして、栗林中将の奮闘のさまを見ながら、頭の中で佐藤大輔風テキストに変換している罠。

 どちらの作品も楽しめましたが、この戦いについての知識を多少持っていないと、省略が多くてあちこちの描写が何を意味するのか分からないんじゃないかしら。とは思うものの、戦争はそれに関わる誰にとっても地獄であるという基本的な事実を教えてくれる2作品でした。
2007年5月18日(金) いまごろ
 ハルヒDVD第3巻をやっと開封。当たりシールが入ってました、やたー。
 この巻収録の2話はともかくも、アニメ版ハルヒの1/3ほどをじつは未視聴でしたので、他の巻も開封してこのたびついにクリア。あとはAIRにKanonにどれみナイショに……溜める青春。

 「ライブアライブ」も初見。1曲終わったあとの大歓声を前に、ハルヒの笑顔が想像以上でした。ここで校歌っ(それ違う作品)。そして、顔にくっついた草切れをはがす表情に萌え。
 あ、ちゃんと手を握った。手首じゃなく。
2007年5月19日(土) 別人かと思った
 早朝の仕事で、化粧する前の女性の顔を見る機会に恵まれてしまいました。いやー、あまりの違いにアイアンショック。
2007年5月20日(日) 代償
 ここしばらく、毎週日曜20時から大和証券杯ネット将棋のトーナメントが開催・ネット中継されてるんですが、登録必要とはいえ一流棋士達の対局を観戦でき、同じくプロ棋士による実況コメントも楽しめるというのは、ほんとに素晴らしいものです。

 ええ、朝番は見逃しました。ええ。
2007年5月21日(月) みんないい顔
 14日に記したのは、ギャルゲーではなくらぶドルの話でした。しかし、なんですか「路線」て。「年上型妹系」て。
 あんど、顔の区別がほんとにつかないなーとしみじみしてたら、判子絵宣伝がすでに当時あったのですね。
2007年5月22日(火) でも読む
 『電撃G'sマガジン』のバックナンバーなどを読んでいて、ときどき頭が痛くなります。キャラの顔・上半身アップが連続したり、全身を描いても背景がほとんど省略されたりで、そこに何の物語も感じられないのですね。そのうえ、原色度が強くて目が疲れるという。それぞれの作品を知っていればこそ、それらの立絵にも奥行きを感じることができるんでしょうけど、しかしこれってそもそも作品を知るための先行記事じゃなかったっけ。
2007年5月23日(水) アニメ雑誌表紙のこと
 そいえば、表紙にキャラの顔アップという手法は、昔のアニメ雑誌ではあまり見られなかったのではありませんか。ぼくの記憶だと、例えばアニメージュでは作品中の1カットのような背景つき絵を表紙にしていることがあったと思うし、アニメックやアウトなどでも、背景やメカなどとキャラをあわせた絵や、安彦・湖川などの絵師によるイラストであることが結構あったはず。これがニュータイプになると、創刊当時から、白地にキャラやメカの顔をアップという表紙を多用していたわけで、ぼくが本屋で初めて見たときには良くも悪くもそれまでのアニメ雑誌と違う感覚を得たものでした。
 Media Worksも角川系の会社ですが、販売戦略が表紙の作り方なんかにも影響してるんですかね。それとも、最近はアニメージュも白地にキャラ絵を踏襲してるみたいだから、どこも同じ手法で表紙を作ってるということなのかな。いずれにせよ、ニュータイプ創刊期に「キャラで売る」というやり方が確定した、あるいはそれまでにもあったはずのこの傾向が強化された、とか。
2007年5月24日(木) 動物化ストレート
 こちらで東浩樹・桜坂洋の『まなびストレート!』対談。そのまんま面白いですが、未来についての話になってません(笑)。あと、芽生について「あれはツンデレじゃない」とか「むしろなにか新しいもの」だとか言われてますが、最初からツンデレという属性眼鏡でキャラを眺めるとそういう理屈になっちゃうのかな。あの子は最初から、ただの不器用な子。
 ところで、この作品の感想にさいして「東派と岡田派」が対立してるなんて、初めて知りました。そんな枠付けあったのか。検索したらここだけがヒット。これをもとにして対立図式を主張されても、う、うーん。
2007年5月25日(金) 文脈不明
美 森「ぬけてるのは頭だけでいい。」
らむだ「う、うあー。」

 他に何が抜けてたんだろ、このとき。
2007年5月26日(土) 周回遅れねた
「ただのオタクには興味ありません。この中に抱き枕は無地にかぎる人、ぱんつを吸って生きている人、ぷちこで大きすぎる人がいたら、あたしのところに来なさい。以上」

美 森「まあ、どれも心当たりがあるわけだが。」
らむだ「最後のは複数いますかね。」

 その後、「某氏が下着売り場でハァハァしすぎで過呼吸」というネタも出ました(失礼千万)。
2007年5月27日(日) まだ人間じゃない
 『まなびストレート!』の時代は、産前検査によって胎児の能力がおおよそ確認できるまでに技術が発達した時代でもありました。それは少なからぬ胎児にとって、親の判断しだいで産んでもらえずに終わってしまう社会だったのです。

 新番組『まびきストレート!』放映未定。
2007年5月28日(月) 帰る所
 仏師手彫りのガンダム。どうせならA・Bパーツ分離できるようにして、「ガンダム作ってコアブロック入れず」とか。
2007年5月29日(火) 抱き枕営業とか
 アーツビジョンわいせつ行為で逮捕はそれとして、所属声優に対する悪い噂までもが飛び交ってますが、ええと。証拠もないのに疑うのは問題外だし、そもそも声優として上手ければあとはどうでもいいのではないかと。
2007年5月30日(水) 震災ノンフィクションが読みたくなた
 小川一水『復活の地』全3巻読む。
 SF設定の東京に、SF設定の阪神大震災が襲いかかり、民衆の力がむっくり起き上がる物語。一気に読み通してしまうほどに引き込まれた一方で、なんかこう、頭で考えた作品、という印象がぬぐえませんでした。なんでだろ。ネリでさえ一般民衆を代表していないために、「民衆」が実体をもって迫ってこないということか。グインサーガでの『煙とパイプ亭』みたいな、作品を通して登場する店でもあれば、また違ったのかもしれません。
 短編集『老ヴォールの惑星』を読んだとき以上に、この作家の理想主義や人間性への信頼が強く現れていて、とくに第3巻では「そこまで都合よくいくのか」というためらいを抱くこともしばしば。いや、悲惨な光景は確かに描かれてるんですけどね。SFというよりも、役人頑張れと応援したくなってしまうような、災害時行政小説。
2007年5月31日(木) 月がわりを前に
 替える衣が見当たりません。

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