日記
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2005年11月1日(火) とらっきんぐ・こーん
 「コマンドいちねんせい」にて紹介された、ロシア戦闘機試乗ツアー。うわー。誰か立て替えてー(切実)。なお、乗ってみたいのは当然、フィッシュベッドとフォックスバット。懐かしの要撃機。『空戦マッハの戦い』(SPI/HJ)を思い出しますねー。未だにプルスルーの意味が分かってませんが(インメルマンで代用してた)。現在のフライトシミュレーターって、F-104x4vsMiG-21x12なんていう空戦シナリオ遊べるのかしら。
 なんて書いてたら、AWハウスルール発見。感動ですっ。
2005年11月2日(水) 成長期
 亞里亞誕生日。アニプリからの推測でいくと、だいたい今年12歳ですね。脳内家族の雛子ちゃんも、同級生という設定なのでこの年齢ですが、もうそんなとしですか。自分も老いるわけです。などと、書類の始末に追われながらしみじみ。
 亞里亞や雛子の身長は、どこまで伸びるんですかね。白雪を越えるのはもちろんとして、年長の妹達があまり伸びないのだとすると、鈴凛あたりも越えるのでしょうか。気がつくとちっちゃい方になっている鈴凛。亞里亞の見下ろす視線。でもどこか甘えた瞳のいろ。
2005年11月3日(木) えとわーる
 パリの暴動が大変なことに。ちょうどロベスピエール関連書読んでたので、なんとも。便乗犯も少なからずいそうな塩梅ですけど、根底にあるあの国の問題を考えるに、アレントの『革命について』を思い出したり。
 なお、日本の場合にはああいうかたちでの炎上はなさそうです。むしろ暴動発生前に、絶対的多数者である日本人が危機感を勝手に募らせて、自警団組織&外国人への私刑開始、というのが倣いある展開です。
2005年11月4日(金) くろすちゃとか
 今木さんのとこからDALさんのとこ、そして関連リンク先などへ。懐かしい話題であると同時に、うわあどんどん進んでる。
 ノベルえろげ(に限定されてはいないようですが)論についてはもう参加者各位にお任せするとして、『CROSS†CHANNEL』に関するごく個人的な体験談のみ。

「で、絶望しきって行動方針(この繰り返し世界では何をやっても無駄)を決定した後で、その繰り返しの綻びポイントに気づいて、他の人を一人づつ別の世界に送るという行動に移るわけですが、ここんとこで選択肢が出るのを単なる嫌がらせだと考えず、主人公の行動方針が、絶望する前と絶望する後で反転してると見なします。」

 あの場面で、ぼくはあの選択肢に真剣に向き合いました。というのも、誰を最初に本来の世界に帰してあげるべきか(誰がいま一番辛いのか)、誰ならば一番最後まで我慢してもらえるか、を考えたからです。そして、あの仲間達のことを彼特有の流儀で愛している太一ならば、きっとそこでそのように考えるだろう、というのがぼくの感情移入の仕方。他者へのまなざしを共有しながら選択肢に寄り添えるというのは嬉しいことです。
 そして結局、最初に後輩達を立て続けに帰し(向こうでもすぐに仲良し同士がいることになるから)、ごめんなあごめんなあと詫びながら他の者達も送り出し、最後に桜庭を残したのです。そうしたら、あの別れ際での桜庭の言葉が。あれは文字通りの不意打ちとして胸に響きました。この悪友を帰したらほんとに孤独になってしまうという覚悟の瞬間に、ぼくはかけがえのない「理解」者をそこに見出せたのです。「友情は見返りを」「求めない」けど、あるいはだからこそ、桜庭は太一にすごい見返りを与えました。それはまた、この選択肢に対するぼくの引き受け方に、作品からの応答があったということでもありました。
 だからそのあとの展開で、七香があそこにあのように存在し関与してきたことが、太一の退行的救済を意味するとは思えません。「母親のビジョンに触れるシーン」とは、やはりまずは「退行的」な段階を経るにせよ、しかしそのビジョンを意識することで初めてその束縛を越えられるという、そのような二段階の過程だと考えられるからです。その力を与えてくれたのは、太一がここまで繰り返し試行錯誤してきたことの報いであり、またそこにいる仲間達へとの見えざる想いの交錯(=CROSS CHANNEL)です。太一自身がひとりになるための順番を、仲間達が寂しくないようにできるだけ配慮してその順番を選んだ結果、太一は独りにならずに済んだ。そういう光景がすでに、ぼくの前に立ち現れていたからです。
 そういうわけで、「嫌がらせ」どころか、あの選択肢こそがぼくをあの作品のファンたらしめてさえいるのでした。

 ところで、多世界観や世界選択といった話なら、ライプニッツはどうだったっけ、とか。感情移入しないと感動できないのか、とか。あと、シナリオが一本道だ、と怒る人がいますが、自分でマウスクリック止めるという選択肢がありますよねえ。
 選択の結果で世界のありようが、とまで言わないけど問題の内容が変わる、というのは、ライアーソフトの『サフィズムの舷窓』がそうでした。あの作品、格調高くて好きです。メインテーマも脳内にかかりまくり。
2005年11月5日(土) 薔薇乙女と惑星とか
 IRCでしゅんたんが紹介してた「エクスタCシンちゃん」、そっち方面では有名なんでしょうけど凄い面白い。まさに才能の無駄遣い。連続ものとしても最後にちゃんとオチてるし、敬服しました。
 そいえばこういうセンスの持ち主、なんか身近にもいますね。しかも複数。

 薔薇乙女の順番は、水銀燈・金糸雀・翠星石&蒼星石・真紅・雛苺・薔薇水晶ということだそうですが、既出と思うものの、惑星との関係を考えてみる。中世の天文学だとこの並びではないし、地球は入りませんけれども。

 水星:水銀燈
 金星:金糸雀
 地球&月:翠星石&蒼星石
 火星:真紅
 木星:雛苺
 土星:薔薇水晶

 ということで、メランコリーと死(としておく)の象徴は、新キャラの薔薇水晶に。
 いままでそのイメージを負わされてきた水銀燈は、むしろメルクリウス的な二面性をその本質としてあらためて与えられました。つまり、真紅達の前での攻撃的・非妥協的な態度と、めぐとの関係におけるその結びつきを求める切なる想いとの分裂、です。
 金糸雀は、とにかく可愛さを先行させており、衝動のままに動きます。
 翠星石と蒼星石は、生命を育む如雨露と鋏の持ち主。しかし、どちらが主でどちらが従なのか。蒼星石の周りを回っていたはずの翠星石は、じつは蒼星石にとっては、自らの心を照らし出す輝きでした。
 真紅は、戦いを導きます。アリスゲームそのものへの。
 雛苺は小惑星かな、とも思いましたが、まあ支配者ということで。巴というより、ぼくにとっての(ぉ

 さらに、惑星の属性としての「罪」をみてみると、これがまた趣深く。水銀燈が「嫉妬」、金糸雀が「贅沢」、翠星石&蒼星石が(月だとして)「怠惰」、真紅が「平静」、雛苺が「強欲」、薔薇水晶が「大欲・偽善」です(『イメージ・シンボル大事典』より)。
 色でみれば水星は青か緑ですから、こっちで合わせれば翠星石こそ「嫉妬」担当となるわけで、これもまた面白いのですけど。
2005年11月6日(日) 今週もまとめ更新
 ああ、小学5年生くらいの那波千鶴に膝枕してもらいたい。あるいはいまのアーニャに。
2005年11月7日(月) 汁の流れのように
 うあー『エロゲカウントダウン』終了してたー。『国際軽率機構』と双璧をなすえろげレビューサイトとして一時代を築いたものでしたが、これも一つの流れ。ただまあ、汁神が語られたえろげへのこだわりそのものは、例えばこちらなどで、様々なかたちで確実に受け継がれてますね。安心だ(何が)。
 ぼくが自サイトを持つに到ったのも、このECD&軽率から死エロ&今木さん、そしてづし&銀すずへ、というねっとさーふぃんの結果だったので、またじんわりと。
2005年11月8日(火) 犯罪風味
 mixi(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=51954260&owner_id=1466228)より、「ちっちゃいこが好きな人に質問」改め「自分よりものすごく年下の女の子が好きな人に質問」に回答してみるテスト。

0.「しょちょう」って入れて変換してみてください。一発目の変換候補は? 素直に!! 嘘ついちゃだめですよー。 

 所長。ってあれ? いきなり外しましたか自分。

1.あなたの年齢。

 6さい。の倍数。なるほど手遅れっぽい。いや、もはや「っぽい」という段階は越えてます。

2.いくつくらいから下の年齢の女の子なら「ちっちゃい」と感じますか。

 1桁、つまり9歳以下ですね。第二次性徴のちょっと前あたりで、なんとなく女の子自身の意識というか感覚が変わってくるように思えます。その変化は男の子よりもずっと早いうえに質的にもたぶん違うんだけど、つまりそれ以前が「ちっちゃい」に相応しい時期。

3.あなたが「ちっちゃいこ」に対して持つ好意はどんなものでしょうか。恋愛とか。友情とか。名状しがたい特別な神聖なものとかでもなんでもいいから説明してください。

 恋愛ではあり得ません。対等な関係も同様。むしろ普通の保護欲求と、あとはその屈折したところの支配ないし被支配欲求です。対等ではあり得ないのだから、どちらかが支配的になるしかない。それが大人の側の常識的な支配=保護のみならず、ちっちゃいこによる支配の可能性も想定できる人が、つまりここで言われている「ちっちゃいこ」好きな人なのではないでしょうか。

4.「ちっちゃいこ」に性欲感じます? 二次元限定とリアルそれぞれについて語ってください。

 最近、二次元ではキツイです。無理だよ。入らないよ(そういう漫画ばっかか)。三頭身もたいがい無理っぽいのですが、しかし昔ぼくがあぐらかいてる上に幼稚園児がちょこんと座ったとき、その肉体の熱さに屹立した記憶あり。そこから何かする気もないのに、あの反応には驚きました。

6.恋愛感情の対象になりうる年齢ってだいたいどれくらいの範囲ですか。相手がどう思うかじゃなくてあくまで自分自身の問題として。リアルと二次元分けてもいいし、そうでなくてもいいです。

 中学生以上かな。いや、高校生以上かも。さっき書いた支配関係の年齢期からここまで若干の間隙があるのですが、その10歳から14,5歳くらいまでの間は、曖昧さこそが最大の魅力となるのでした。

7.ちっちゃいこと自分の理想の関係について書いてみてください。妹とか。娘とか。姉とか。

 テレビを見てると、いつの間にか膝の上に乗っかってる関係です。

8.さて、ここは年齢制限に関して、道徳も法律も世間体もなんにもない国です。ちっちゃいことえっちしちゃっても合意のうえでならぜんぜんオッケーな世界です。挿入はムリかもしんないけど。ほら、お隣のおじさんのおよめさんは9さいですよー。さて、その世界でのあなたの行動を、妄想で世界観を補完してもいいので、書いてみてください。

 それでも昼間は健全な保護者のふりをして、夜間の寝ている間にいたずらします(最悪)。

9.あなたが「ああ、俺ってちっちゃいこ好きすぎる」と自覚したのはいくつくらいのときですか。自覚してない人も、きっかけとなったことがあれば。

 なんとなく気づいたのは12歳くらいでしょうか。早っ。ただ、その頃は「ちっちゃい」と言っても自分の年齢と近すぎるわけで、はっきり自覚したのは15歳くらい。あんま変わらないかも。

9.だいたいにおいてちっちゃいこが好きな人は現実的な行動を起こすわけにはいかないので、二次元でどうにか間に合わせてる場合が多いと思うのですが、最初にものすごく好きになったちっちゃいこキャラクターがいれば書いてください。

 『超時空世紀オーガス』のモーム。「ちっちゃい」の範囲内では高めいっぱいか越えてるか。

10.同様に、マイベストちっちゃいこがいれば書いてください。

 ママ4のみらいちゃん。『銀曜日のおとぎばなし』のポー。シスプリの雛子。ローゼンの雛苺。

11.二次元のちっちゃいこが好きな方に特に質問。何頭身くらいがいいですか。

 人間以外ありなら3頭身。人間なら3〜5頭身。

12.ちっちゃいこの服装、装備品、外見など、なにか理想の条件みたいなのがあれば書いてみてください。

 首のまわりをとてもくすぐったがること。
 おなかがぷよぷよなこと。
 基本的に無防備だけど、何か意味不明な一事についてやたら防御的なこと。
 おんぶしたとき、勝手にずり上がって人の頭頂に顎をがくがくして遊ぶこと。

13.自分の女の子に対する嗜好がそんなんであることについてどう思いますか。

 この業病を治す薬があるのなら、ぼくには投与しないでください。

14.現実的な条件(自分の外見だとかそういうの)はとりあえず置いとくとして、なんかきっかけ(ある日ものすごくかわいい幼なじみが押しかけてくるとか、空から女の子が落ちてきて「わたしのダーリン、みーつけた☆」とかでもいいです)さえあれば、まともに成人女性(ないし同年代)とリアルで恋愛関係結びうると思いますか?

 同じ年齢の「かわいい」幼馴染みというのも厳しいのですが、一考に値します(えらそう)。

15.ちっちゃいこに言われてみたい、ないし言わせてみたいセリフとかあります? 

 「だめじゃないの!」

16.「ちっちゃいこのいる理想の生活」を書いてみてください。

 毎朝、おなかの上に頭をのせて寝息をたててる始末。

17.キリないんで最後。「このキャラのちっちゃいころを見てみたい、出会ってみたい」ってのがあれば。

 とりあえず『よつばと!』のよつば。もっとちっちゃい頃をぜひ。

18.今、手元に「飲むとちっちゃい(女の)子になってしまう薬」があるとします。飲みますか?飲みませんか?

 むしろ妹とかに飲ませます。

19.前問で飲むと答えた人へ。ちっちゃい子になったらどうしたいですか。

 ちっちゃくなったその子をからかいながら愛でます。つむじぐりぐり。

 以上です。
2005年11月9日(水) こうご期待
 「サイト管理人的ネギま!同人企画」本、ついに完成です。(って表紙うわー。これはもう愛です。)編集して下さった方々、お疲れ様でした&感謝感謝。いずみのさんにはぼくの原稿を何度もチェックしていただき助かりました。おかげさまで、引き締まったコラムになったと思います。ちなみにテーマはアーニャのスカート中身考察(嘘)。くんくんふゅふゅ。
 というわけで、豪華執筆陣の陰でぼくもおずおず参加させていただきましたこの企画誌、お求めは11月20日「図書館島の休日」にて、ぜひ。ぼくも読むのが楽しみです。

 日記埋まってませんが、取り急ぎこれだけはお知らせ。
2005年11月10日(木) 上旬終了
 ガンスリについて、同意します。あと、ぼくはもはやその毒を飲まないと禁断症状が出ます。
 一般に、作品の具体的描写を看過して「オタク/男の欲望云々」しか言わない人からは、シャカイ系のかほりをほのかに感じますね。似非マルクス主義者や似非ポストモダニストによる、図式への安易なはめ込みと、安全な場所からの(あるいは言い訳として自己言及しながらの)第三者的評論。そんな自己満足のために作品に甘えて寄りかからないでほしい、というのが正直な感情です。
 てのもなんだか、自分が頭悪いことのごまかしみたいな。毎度うーん。

 『刃牙外伝』、待合いで見つけて読む。猪木vs馬場という、往年のプロレスファンにはたまらない(そして夢のまま終わった)決戦を見事に漫画化。お互いの技、自らと相手への意識のありかた、そして作者の格闘家たるプロレスラーへの愛情がみっちりと盛り込まれていて、なるほどこれは傑作でした。最後のオチには賛否両論ありそうですけど、ぼくは周囲を顧みずに笑ってしまい、そしてしんみりしました。すごく、「らしい」幕引きの仕方だと思います。
 バイファムなどのアニメの後に新日本プロレス中継を観て、延髄斬りや「掟破りの逆サソリ」に大喜びしていたあの80年代中頃の記憶。それとこの作品が完全に一致するという幸福。そういえばぼくがプロレスを最後に観たのは、北尾vsバンバンビガロのあたりでしょうか(また微妙な)。
2005年11月11日(金) かくしだまとか
 というわけで、企画サイトで告知されました通り、このネギま同人誌にはでっかいボリュームの赤松健インタビューが掲載されますー。ってうわー。正直、この話を参加者内で伝えられたときには悲鳴を上げました。すごすぎです企画力。あと、かーずさんずるい(笑)。

 魔力補給について。Fate未プレイなので、「あんまりツンデレであるがゆえに素直に『えっちしたい』と言えず、仕方ないので『これは魔力補給のため』と言い訳したのではないか」などと勝手に妄想しました。目をそらしながら語るその姿は、明らかに自分でも無理があると分かっているという。言われた相手も赤面させるその微妙な空気に萌え。

 うあ、まだ今日に追いつきません。
2005年11月12日(土) これが若さ
 映画版Zガンダムですが、あれを同じ三部作であるからといって初代ガンダムと重ねてしまうのは間違ってるのかも。まず、こないだの第2部があまりに縮めすぎで場面の刹那的連鎖であること。次に、本編のあの衝撃的な最終回までも映画版で変更することは難しい以上、どんなにカミーユを健全に修正しようとも、いやむしろ健全にすればするほど、第3部エンディングの破滅性は際だってしまうこと。こういったことを考えると、Z映画版は初代よりもイデオン映画版に近い、とか。つまり第1部が(大人のエゴの世界への少年の)接触篇、第3部が(ニュータイプの本性と狂気の)発動篇。第2部はあれです、発動篇のオープニングとして流れた「繋ぎ」なのではないかと。キッチンへのコスモの悲恋と、フォウへのカミーユのそれと。カミーユのバイザーに、吹っ飛ぶ頭部が映っていたら嫌すぎ。
 あ、すると第3部のラストでは裸スペースランナウェイが再び?(修正してやる)
2005年11月13日(日) 土管状だーい
 ムシキングというものを知って以来、何か心の中に引っかかるものがあったのですが、やっとそれが昆童虫の『ボンテージ・フェアリーズ』(成年指定)だと分かりました。あの漫画ではカブトムシのちんちんが切られてましたが。検索したら、最近もシリーズ単行本でてたんだ。すごい。
2005年11月14日(月) 完結前の考察について
 『鍵穴』さん日記より。面白いと評価していただけたのは素直に有り難いとして、「完結するまで評価しない」というその姿勢にもじつは共感するものがあります。
 実際にあのネギま考察を書いている最中、完結していない作品を解釈することに、とりわけ「成長」の具体的な中身を少女達から読み取ることに、えらい難儀しました。考察3本中、明日菜の分の公開がとても遅れたのは、そのためです。アニメ版シスプリのときも最終話を含む後半の9話ほどを観る前に考察開始してましたので、そのへんの経験への甘えというか、傲慢さがあったのでしょう。ネギま考察執筆中も一応そのことを自覚してはおり、作品を離れた脳内物語だけにはなりはすまいかという恐れもあって、参照箇所の明記を徹底してはおりましたが、それだけきつかったことには変わりなく。
 あとはまあ、自分の予想が将来当たったら嬉しいかも、という色気もありました。はい。これも、やりすぎると作品連載を虚心坦懐に楽しめなくなるという本末転倒が待ってるので、自戒。日記では、今後の期待をわくわく綴ってることが多いですけどね。
2005年11月15日(火) 余裕ないまま
 うおーローゼンメイデントロイメント結局第1話からこのかた観られないーっ。またDVD買うしかないのですかくすん懐寒い。仕方がないので『ONE PIECE』の最新刊を立ち読みしましたが(迷惑)、ニコ・ロビンが涙を流す日も近いのでしょうか。
2005年11月16日(水) 参った
 ある人とのわずかなやりとりの合間に、なんというか、突破口が一つ開けました。感服。こういう示唆ができる人になりたいものです。とはいえ、実際に突破するまでの道のりがまだまだ続くのではあります。
 そして、ちょっと安心して一休み(働け)。
2005年11月17日(木) 企画本通販
 公式サイトでも告知されました通り、ネギま企画同人誌は各所で通販される予定とのことです。しかしメロンブックスでの特設ページとか、うはー。という感じです。やはりたいへんなことなんだ。もっと原稿書けばよかった(今更)。や、当時とてもそんな余裕なかったわけですが。
2005年11月18日(金) ネギまとめ
 最近のネギま。これまで魔法について親友達からも知らされてこなかったハルナが、ようやくこの武道大会を通じてそれに気づく。それは反面で、明日菜やのどかが意識せずにきたネギをめぐる女のタタカイが、このハルナを媒介として一挙に自覚化される時がついに到来した、ということでもある。のどか達は、ハルナに知られたら魔法のことが皆に広まってしまう、と慌て続けてきたが、もしその魔法の存在がのどかの恋愛成就に関わるものでもあると知ったなら、ハルナは決してそんな普段通りの振る舞いをするつもりはないだろう。むしろ慌てるべきは、のどか自身が初日のデート&キスターミネーター事件で意識し始め、明日菜vs刹那の対戦で明日菜のパートナー候補宣言にふと気づいたように、ネギの隣に並ぶのは誰なのか、についてのあからさまな競争が、ハルナという攻撃的支援者によって、学園世界のみならず魔法世界にまでも拡大してしまうこと、なのだ。
 ただ、あの明日菜のパートナー候補宣言の場面(101時間目、第12巻p.34)では、のどかがそこに何か気づいたというコマの中で、ハルナはその横に立ちきられてしまい、どんな表情をしていたのか描かれていない。次に登場する場面(103時間目p.61)でも魔法にこだわっているあたり、明日菜の発言を聞き損なってしまっているのかもしれないが、だとすればなおさら、真実を知った後でハルナはあの発言の意味を再解釈したなら、「すわ」とばかりにのどかを焚きつけることになるのだろう。かすがえすも口惜しいのは、すでにのどかとネギのデートが終了してしまっていること。あのときこの事実を知っていたなら、嗚呼、とハルナの固い拳はわなわな震えるのだった。もちろん魔法についても旺盛な好奇心のままに突っ込んでくるだろうけど、それは恋愛バトルとまったく不可分であり、かつその両面の相関関係を明確化していくことこそが、ハルナの固有の役割。そういった意味において、ハルナは二重に暴露する。

 その一方、同じ眼鏡っ子でも千雨はまったく逆で、自らの本性を知人から隠蔽し、ネギの魔法をも疑惑から隠蔽しようとする。この相対する役割を担う二人がどこかで接触したら面白いのだけど、それはもちろん、同人女とネットアイドルの第一種接近遭遇でもあるわけで、意気投合したときの(あるいは衝突しながらの)協力具合もまた楽しみ。

 で、肝心のネギはといえば。ここしばらく明日菜の感情のありかを最もよく知るところの刹那が、その明日菜の想いを汲んで、対戦の中でネギに周囲への視線を与えようとする。明日菜のことをそのまま伝えてしまうほどには露骨でなく、ただ、やがてネギ自身がそのことに気づけるように、と願いを込めて。そしてネギは周囲の歓声にやっと気づき、驚く。いやむしろ、困惑する、と言った方が正しいかもしれない。応援してくれるのは嬉しいとしても、その応援が、ネギのどんな行動に対する応援なのかが分からない。自分がただ父親を追いかけているにすぎないこの武道大会で、なぜ何も知らない人達が、自分を応援するのか。そして、自分の素性を知っている者達が、魔法世界の真の危険を自覚せずにそこに巻き込まれてしまうことに対して、ネギはいまなお変わらず恐れを抱いている。
 このネギの感覚に一番近いのは当然エヴァであり、そのエヴァはナギの存在を確信できたことにより、この日常世界からあの馴染みある殺伐とした世界へ戻る意志を固める。それゆえにエヴァは、似た背景をもつ刹那に「剣か幸福か」とどちらの世界を選ぶのかという問いを突きつけたのであり、そうしながら自らの覚悟も固めようとしていた。だが刹那の答えも明日菜の反応も、エヴァの予想とは異なりあまりに甘く、あまりに強かった。刹那は両方を選ぶ、両方の世界を捨てずに生きる。それは、父のいる場所へと駆けていくネギを明日菜達とともに守るという言葉や、日常世界から魔法世界へと踏み込もうとする(じつはそれは回帰でもある)明日菜の暴走や自己喪失を体を張ってでも食い止めるという態度と、相通じている。その均衡ある覚悟が最も動揺させられるのは、もちろん木乃香への想いを取りざたされたときに決まってるわけで、ハルナの参戦とはつまり、のどかを支援する中でネギを日常世界にいっそう強く引っ張り込みながら、自らは魔法世界へと参入し、かつ刹那がせっかく確保しようとするバランスも崩していくという、今後の物語の大きな動因になるのかもしれない。

 ソフマップ業界裏話、Keyの巻『カトゆー家断絶』さんより)。いろいろ吹き出しました、進行管理たいへんだなあ。お疲れ様でした、とファンとして一礼。

 おああっ旅人さん(10/7)すみませんでした、日を改めてきちんと回答させていただきますっ。
2005年11月19日(土) 1週間分更新
 漫画の中で、高い等身のキャラがギャグ的場面では低い等身で描かれる(しかもその両者が同一のキャラであることを読者が自明なものとして理解する)というのは、いつ頃から始まった表現技法なのでしょうか。石ノ森正太郎『秘密戦隊ゴレンジャーごっこ』では、この作品が始まる前に連載されていた高い等身のシリアスタッチなゴレンジャー漫画と、もちろんテレビ特撮番組のそれとが先行していて、読者であるぼくは「ああ、これはパロディギャグなんだ」という理解を初めて獲得しながら読んでいた記憶があります。とすると、少年漫画では例えばこの石ノ森あたりから。そしてその源流はやはり、彼もいくつかの作品を連載していたはずの少女漫画の世界、ということになるのでしょうか。いやまあ、手塚にもそういう表現技法はあったようにも思いますけど、これ、というのを示せません。

 『ハチミツヒマワリ』さん、日記の紹介ありがとうございます。ラブひな、普通に読めて面白いです。
2005年11月20日(日) 企画本打ち上げ
 というわけで出張の帰路に、『ネギま!で遊ぶ』企画本の打ち上げに参加してきました。イベントの方には顔を出せませんでしたが、何はともあれ企画から幹事までずっと大忙しだったTaichiroさん、かーずさん、いずみのさん、遅まきながら本当にお疲れ様でした。参加された方々の感想はnnaroさんのところでまとめられてます。
 本そのものの出来映えはもう見事なもので、もったいないので少しずつ読んでます。各所で通販も開始されてますね、やはりというか大好評のご様子でよかったです。
 会場では、若く明るい雰囲気の中でひとり場違いな風味を漂わせつつ(いつものパターン)、男性諸氏と今話題のゲームのことなどうかがう。かーずさんがアイマスに熱い。「『同級生』以来」というあたりが魂はいってる。いずみのさんからは今回の原作者インタビューの詳細などなど、漫画論に関連していろいろと豊富なお話を。ネットでお付き合いいただいてる方々と、こうして直接お会いしてお話をうかがえたのは、とても貴重なことでした。
 と同時に、いまのゲームや漫画などについて自分はほとんど知らないんだな、とあらためて痛感したりも。最近遊んだゲームは、と尋ねられて、「新しい方の『Pool of Radiance』です」などと気の抜けた返事もできず、かといって親しい筋ではお馴染みの変態トークを始めるわけにもいきません。つか、その話題の狭さは一般社会人として問題なだけですか。相変わらずそんな具合でしたが、とある女性の方からお声をかけていただけたことには、ほんと心から嬉しく思いました(以前からファンでしたので)。翌日の徹夜もそれで乗り切れたような。元来人付き合いが苦手なので、今回も申し込んでおきながらちょっとどうかと不安に思ってましたが、そんなこんなでいいひとときでした。皆様、どうもありがとうございました。
2005年11月21日(月) 攻撃しないでください
 タイトルは中森一郎。

 アニプリ考察を書き始めた時期に、2ch声優板で若干叩かれていたことを今頃発見。通例通り「要更正」とか「存在抹消」とかいう扱いでしたが、ご心配いただいたおかげですっかり病気と一体化できましたー(変化なし)。まあ病状も2cm重ねればもはや虚仮の一念、誰もが黙って匙を投げてくれます。
 てな具合に今となっては自虐的に喜んだりもできますけれど、当時この板を知ってたらだいぶ落ち込んだでしょうね。……いや、かえってその方が、増長との釣り合いをとれてよかったか。そのへんが相変わらずどうもいけません。
 あと、「匿名の卑怯者」という言葉が確かに脳裏を横切りました。アニメ板では好意的な反応をいただいてたので、一律でどういう言えるものではありませんけれども。

 『よつばと!』第3巻をトイレで読み直したら、とーちゃんの頭によつばが花を飾り立てたその後。よつばが花キューピッドとして出かけて戻ってきたお昼頃にも、なおとーちゃんは頭に花を飾ったままなのですね。このひとすごい。現代的な父親の理想像なのではないか、と今更ながら。

 ニコ・ロビン泣いたー。もうルフィの勝ちだ。涙は裏切らない、というのがあの作品です。
 いまのシリーズはあれです、D&Dでいうと緑箱の終わりあたりの雰囲気。
2005年11月22日(火) きいてみてびっくり
 というわけで旅人さん(10/7)からいただいた「名前バトン」に、遅ればせながら回答。失礼しました。

Q1.貴方のLN又はHNはなんですか?
  姓はくるぶし、名はあんよ。

Q2.LN又はHNの由来は?
  HNを変更しようとしたさい、IRCにてご意見をたまわりましたところ、
  もはやこれを選ぶばないともっと危ないという状況に陥りました。
  他案:πパン、みずか6さい、おむちゅ伯爵、人民L、炎多留、ヨウジョスキー、貧乳、など。

Q3.差し支えなければ本名もお願いします。
  長森瑞佳。の左のあんよです。嘘です。

Q4.本名の由来は何ですか?
  画数で一番いいのにしたそうです。

Q5.過去に使っていたLN又はHNを教えて下さい
  しみつ。

Q6.過去につけられたあだ名を教えて下さい。
  あまりありません。具体名は、Q1の他案でお察し下さい(えー)。

Q7.今までにこの名前は可愛いと思ったことはありますか?
  HNについては、可愛いというより、もう少し考えてからつけるべきではなかったか、とか今更に。
  こないだのネギまオフでも、かなり恥ずかしい思いをしました。

Q8.一番大切な恋人に何と呼ばれたいですか?
  お兄ちゃん。あんた。

Q9.LN又はHNと本名どちらが好きですか?
  両方とも自分の一面をそれなりに表してるので、どっちも一応。
  「あんよ」の恥ずかしさは、まあほら、どこに出しても恥ずかしい人間だから。

Q10.また生まれ変わってもその本名でいたいですか?
  一つの人生には一つの名前、ということで。と言いつつ、HNなど使ってはいますが。

Q11.次にバトンを渡す5人をどうぞ
  時宜を逸した感がありますので、どなたでもご自由にお使い下さい。
2005年11月23日(水) 感嘆符を使う稀な機会
 佐藤大輔『皇国の守護者』、第9巻がもう出てたのですか!? しまった読み遅れた。遅筆作家のファンはこういう不意打ちに遭いやすく。近所に売ってるかなあ。

 などと油断したてら、黒鮫さんのとこで「アニプリ各話解説」が掲載開始されてました。ただいま第3話まで、これからの進行も楽しみです。

 「しんこんメイデン」に爆笑。翠星石は姑でしょうか。

 視力がかなり落ちてきたかも。いまの眼鏡もずいぶん長いこと使ってるし、そろそろ作り直さねばなりませんか。ますます懐寒い。
2005年11月24日(木) 軌跡は交わることなく
 ふたつのスピカ。
 府中野の奇妙な髪型はうしろに2箇所ハネ出てるのだけど、あれはほうき星のしっぽなのかな、とふと思う。ときには遠く、ときには近く、アスミの周りをまわっている彗星。そのしっぽは、つねに恒星の反対側に向いているわけで、つまり正面はいつだってアスミを見つめている。だけど、当のアスミは空だの星だの別の人だのを見ていて、府中野くんとしては恒星に体当たりする気持ちになれないまま、心の引っかかりを今日もただ背後にずるずる伸ばすだけなのでした。
 そんなことを考えた、紅葉の散り際。
2005年11月25日(金) ばーぐる
 ネットでの「祭り」について、こちらより一連のコラムを読んで。前にも書いたし各所でも指摘されてますが、ネット初心者が少しずつその世界に慣れるための段階的・限定的な学習空間が、どうしても必要に思われます。学校などにかぎらず、大人も初心者であるからには利用できるような、トラブル解決の手法なども試しながら考えられる場所。
 このことを再び考えていて、ああこれはチュートリアルダンジョンなのだな、と。ネット初心者がブログを立ち上げて、そこがオープンな場所だと気づかずに軽率なこと書いて叩かれるというのは、D&Dで言えば、Lv1のPCがいきなりワイルダネス冒険を始めるようなもの。で、とんでもないワンダリングモンスターに遭遇して瞬殺される、と。まずは赤箱から、つまりダンジョンの中で少しずつ生き残り方を学び、力をつけ、仲間との協力の仕方を理解し、本当に恐ろしい敵への感覚を身につけて、ようやく外の世界の空気を吸うに足りるだけの冒険者になれるわけです。
 ただまあ、ダンジョンの入口にいきなりキャリオンクローラーという事態も、ないわけではなく。
2005年11月26日(土) 場外乱闘
 『「戦時下」のおたく』を入手して、トイレで一服しながら後ろの対談から読み流し。ああ下品な安楽。面白いけどこれでいいのかな、と思ってネット上での評価を探してもあまり見当たらず。そういえば文壇というかそういう世界での対抗図式などどうなっているのかしら、と「文壇プロレス」でぐぐってみたらこちらを発見。笙野頼子という作家を全く知らなかったんですが、俄然興味が。リンクを辿ってこちらには作家本人の言葉がありますが、その目眩がするほどの熱さにあてられてました。機会をみて読もう。

 で、『「戦時下」〜』収録の対談中で更科が述べていた「虚構の万能感で満足できずに現実へ持ち込もうとする夜郎自大さ」や「大衆の中の負け組である現実を忘却しようとする」「潔癖な理論に隠された欲望」というのは、これはエーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』そのまんまな話なのではないかしら、と今更に。後進国ドイツのビーダーマイヤー=小市民階層が、その割り切れやすい価値観と世俗的幸福の日常性に基づく世界観とを敗戦ならびに世界恐慌によって崩壊させられた結果、主体的個人への自由を捨てて全体主義のもとに自ら従属することにより、現実と空想をすり替えて自分の地位を維持しようとした、という話でしたっけか。日本の現状としては、ヒトラーのようなカリスマ的指導者や、具体的な行動(暴力)集団がまだ登場していないですし、プロテスタンティズムのようなエトスの代替物もちょっと見当たらないのではありますが。
2005年11月27日(日) 売れてます
 こないだの企画本打ち上げについて、かーずさんから捕捉&補足いただきました、ありがとうございます。相手がそこにいる、という感覚が得られるというのは、対話的ゲームとしてアイマスが相当に優れていることの証ですかね。そして『同級生』では画面上をあちこちクリックしまくったことを思い出しました。
 あと、遅れましたが岸宗さん、伊藤悠さん、当日はお話してくださりありがとうございましたー。
 企画本そのものは、えらい勢いで売り切れてるみたいでまたも腰を抜かしますが、再販予定があるとのことで、これまた大変だとしみじみ。

 明日菜とのどかのことを考えていると、『マップス』のリプミラと星見のことが思い出されてきて、とりあえず、のどか頑張れ。いや、壮大な戦いとラブコメを両立させるのは難しいことですよね。
2005年11月28日(月) いつも「銀水晶」と打ち間違える
 ローゼンメイデントロイメント。視聴できてないのですが、水銀燈が復活してるらしき件について。水銀燈はひとたび「死」を経験してるわけですが、その経験を経た後で得るかたちでのめぐとの絆と、原作での「死」を未だ知らないらしき状態でのめぐとの絆とでは、自ずから性質が異なるのではないか、と想像します。第1作での独自の展開を受けてのこの相違が、今後どのようにうまく物語のなかで描かれていくのか、ちょっと興味が。続けてDVD買うかも。
2005年11月29日(火) 最長不倒
 一ヶ月溜めました……。もう駄目なのかと思いました。そして十分更新できない環境はいつまで続くのか。なんとか。なんとか年明けには(鬼が失笑)。

 ともかく、メモ書きをもとに文脈無視して日記化。

 ゾンビがいっぱい出てくる夢を見ました。ぼくはゾンビ側。しかもゾンビそのものではなく、ゾンビマスターに協力して人々を追いつめていくという、どうみても人間失格な夢でした。でもすごい楽しかった(無反省)。

 たしかこれ、人間関係で追いつめられた頃の夢のはず。分かりやすい。
2005年11月30日(水) 子供声
 電話に応対。

ぼく「はいもしもし」
女性「もしもし、こちら○○です」
ぼく「あ、どうも。いつもお世話になっております」
女性「お世話になっております。[あんよ]様いらっしゃいますでしょうか?」
ぼく「はい、私が[あんよ]ですが」
女性「あっ(笑)」

 ぼくが最初に名前を名乗らないのもいけないのですけど、しかしどんな電話でも初めての方からは自分の呼び出しを頼まれます。そして当人だと分かって必ず一瞬笑われる。ごまかしの「てへ」的笑いというより、ぼくの声が子供っぽいので仕方ないのかしらん、という失笑風味。今度「ぞうさんがすきです」とか言ってみるか。でもまあ、勧誘電話などに他人のふりしてごまかしが効くので便利ではあります。

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