日記
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2010年3月1日(月) ついたより
・パンツ系言語は、たぶん臭いで成り立ってるんじゃないでしょか
2010年3月2日(火) ついった転載
・いや違うちがう、ハートキャッチの原作はほしのふうたじゃないよ

・ハートキャッチで何か引っかかってたんだけど、いま判明。デザトリアン被害者の心の花をしおれさせた者が、デザトリアンの悲鳴を直接聞いて反省するという展開が(主役達以外に)ないからだ。ただしそれは欠点というより現時点での特徴

・来年のシリーズ作は、人々を守ろうと戦うたびにかえってすさまじい被害をもたらすWWWA二人組エージェントの物語『ラブリープリキュア』(通称ダーティーペア

・「でしょ?」とほほ笑むこの祖母も、かつて現役プリキュアだった頃にコッペ様のおなかに顔をうずめたことがあるわけで、もしや若かりし頃のおばあちゃんはドジっ娘

・「じぶんをかっこよく、偉く、賢く見せるために趣味を利用するという意識に従って趣味を選ぶのがノーボーダーなのである。」ってなっちゃう可能性もありますか

・というか、あれだ。その人の核となるものを隠したままひょいひょいとした足取りでぼくの好きなもののある場所に踏みこまれるってことが、大嫌いなんだ
2010年3月3日(水) ついった転載
・HINAGIKUって、ウェディングピーチのあの子?

・とか呟くたび、このまま数十年後もネットで書き込みしてれば「若者に分からない昔話をひたすら繰り返す老人」になれる自信が満ちてくる

・しかし恐ろしいのは、みさくら語でしか話せない痴呆老人になってしまったらどうしよう

・隣の病床の男の子を見舞いに来た幼女が「お兄ちゃん」と呼ぶのを聞いて思わず横を向き、気道に差し込んだ管が抜けて大往生する、そんなちいさなゆめ

・さてココロパヒュームを注文しました。この手の女児アニメ玩具を購入するのは、じつにマリーベルタンバリン以来ではないかしら
2010年3月4日(木) 言い訳
・ここしばらく、べびプリ感想を書いておりません。過去2年間の流れからさほど大きな変化が感じられないため、公式日記の感想がどうにもパターン化してしまいそうなのです。もちろん公式日記は毎日読んでますし、小説版も全部揃えて繰り返し読んでます。気持ちが離れているとは思わないのですが、うーん。
2010年3月5日(金) べびプリに求む
・べびプリは現在、氷柱・ヒカルをツートップに麗が比較的大きな変化を示しており、他の姉妹はほぼ定常運転のままとなっています。麗はおでこくっつけたり何だりで、だいぶ長男に接近してきてますね。
 ただ、こういう振り幅のある変化が可能なのは、相反する感情や葛藤がある子のみ。そういった要素が新たに与えられるという可能性は、べびプリ日記が基本的にループ構造である以上、まずあり得ません。(小説版では立夏にそのような葛藤が生まれてきてますけど、それが公式日記にも持ち込まれているとは言えません。)
 そうなると、年長者も年少者もほとんど安定しっぱなしとなり、家族以外の第三者が介入するか、あるいはすでに能動的な姉妹がそれ以外の姉妹に噛みつくかしないと、揺れが起きないことになります。前者のケースは、3年目には霙姉さんお見合い事件が相当しますが、あれまったく動揺しなかったよね。霙姉さんに限ってそれはない、みたいな。そして後者のケースは、結局のところ能動的姉妹がいっそう活発になるわけで、かえって格差が開きかねない。
 年少者、やはり年少者ですよ。青空のおちんちん問題とか、いろいろまだ鍵はあるわけですから。この年齢層こそべびプリの特殊性なのに、それをもっと活かさないともったいないです。
2010年3月6日(土) ついった転載
・ハートキャッチOP。百合妄想とかそういうんじゃなくてね、つぼみから見ればえりかは前向きで憧れるんだけど、そのえりかが安心してもたれられるのがちょっぴり背の高いつぼみという、そんな関係の心地よさ

・えりかが単独変身のときは最初にこめかみぐりぐりしてたけど、あれは変身エネルギー起動のためなのかしら。二人変身のときにその行為がないのは、つぼみと一緒だからすんなりと起動できたってことかしら

・変身完成のブロッサムとマリンを描く線が、髪の毛やコスチュームといったプリキュアにかかわる部分では太く力強く、表情や指といった本人にかかわる部分では繊細で優美。変身を通じて変わるものと変わらないもの

・えりか「そんなの言ってくんなきゃわかんないよ!」幻夜「まったくだよ父さん」(地球がプリキュアする日
2010年3月7日(日) ママ4の大介と親父の肩車話を思いだした
・「プリキュアも来年あたりで19人ね」「みちるとかおるを入れればもう19人いるよ」「姉妹全員のコスプレ作れますね」「お兄ちゃんも一緒にやろうよ!」「お兄ちゃんは誰がいいかな……」「キントレスキーですねっ」「えっ」

・子供の頃は、よく父さんとハートキャッチしてたのに……

・えりか「あーっ二郎の二号店だー!こんどつぼみも一緒に食べにいこ!」

・変身シーンで画面からいいにおいがするのは、じつにプリキュアシリーズ初である

・ただいまEDを踊った余韻で息切らしなう

 つぼみを手でちょいと招くえりかの仕草が、女子中学生とは思えませんでしたね。そしてコッペ様のリーチは虎眼流に匹敵。
 どれみを思い出させる級友話でしたが、このパターンが続いていくとなると、つぼみに惹かれていく男子がけっこう出てこないかしら。うふふ。それはそれとして、つぼみが普段の格好でも他人のために勇気を振り絞りはじめて、かわりゆく一歩ずつ。
2010年3月8日(月) つい
・本作品では妖精がこころの種、すなわち世界救済のための通貨を脱糞するわけだけど、これは大便=黄金というフロイトの言う肛門期をそのまま意味している。
 実際に想定されている玩具対象年齢はこの肛門期あたりからとなっており、トイレットトレーニングが必要な時期でもある。ここで排便強制をさせることは成長後の問題を生じさせる、というのがフロイトの説だったが、本作品はこれに対して次のような解決策を与えている。
 すなわち、妖精たちがこころの種をぷりぷり排泄している場面を子供達が見てきゃーきゃー喜んでいるのを受けて、親は「それじゃ○○ちゃんもこころのたねをだしにいこうねー」と、子供が自ら進んでトイレに行きたくなるような働きかけが可能になるのである。
 このこと1つをとってみても、本作品が幼児の健全な育成のうえできわめて価値のあるものということが言えるのであり、もちろん成人男性であるぼくもさっきこころの種を出したばかりなのにまた排便欲求が高まりつつあります。

・ぼくの心の声をあんなふうに喧伝されたら、元に戻れても社会復帰できません

・さて、「変身後の能力で敵を倒せるけど、被害者の悩みは自らとその大切な人とで乗り越えていく」というこの構図は、どれみの「魔法でサポートはできるけど、困っている人を本当に救うのは非魔法的なお互いのつながり」という構図と重なり合う。
 ハートキャッチがどれみとプリキュアの完全融合を目指しているとすれば、キュアムーンライトの少女がどのような位置づけで学校に登場するかをひとつ予想することもできる。癒しがたい過去の痛みをかかえた不登校生、そう長門かよこの後継者として……。
2010年3月9日(火) つい
・出ております出ております。今朝はこころの種が出ております。出血大サービス中でございます(文字通り

・「絶対領域」のもう一つの定義を思いついた。つぼみとえりかが朝お互いの部屋の窓を開いたとき、二人の寝ていた間の室内空気が漂い出して混交するその領域のこと

・あのときのにおいが流れ出る空気清浄機って売ってないかな

・ハートキャッチの主題は「伝える・伝わる」。言葉で言わなきゃ伝えられない/言葉で伝えられるとは限らない/勝手に伝わるものもある。ハルヒシリーズと共通ですね

・あっ!つぼみ、靴下はいて寝てる!冷え症!でも、だったら厚手のシーツ使おうよ

・倒れるキュアブロッサムのふとももタイム、皆様お楽しみいただいておりますでしょうか。ぼくは元気です
2010年3月10日(水) ついてん
・「探し求めていた自分は、自分の家にあったんだ」(童話『青い自分』

・うさくんの挿絵で教科書つくったら、案外まともなものができそう

・「だれそれは俺の嫁!」という言い回しよりも、「俺はだれそれの婿!」の方が好ましく感じるよんじゅっさいの春だから

・スフレ「この魔剣ストームブリンガーを使うですぅ!」(アリオッチプリキュア
2010年3月11日(木) つい
・そうそう、漫画版『とらドラ!』第3巻で気になってたことがあったんだ。みのりが「……っていうか、川嶋さんもどこにいたの!?」と驚きつつ肩のゴミを取ってくれたとたん、亜美が涙をこぼす場面が、漫画版にはない

・これは漫画版第1巻で、大河がチャーハンをかっこんではっとしてるのも同じ。あそこは原作ではスープを飲んだときに初めて浮かべる表情。口の中でそれと分かるうまさじゃなくて、胃袋の中に流れ込んだときの熱さが、どうしょうもなくうまい

・「おばさん、おはよーございますー!つぼみ起きてます?」「あらえりかちゃんおはよう、たぶんまだ寝てるわね」「起こしていいですか?」「うん、お願いできるかしら?」「りょーかいでぇす!」(ドタドタ)みたいな会話が、こないだあったに違いない

・考えたらコッペ様って、つぼみが「様」をつけて呼んでくれる唯一の存在なんだなぁ。うらやま……いえ、うらやま……いえ、

・つぼみがひざこぞうにはりつけたばんそうこうから神が生まれたという事実は、古事記に書いてありますね

・「オオイヌノフグリの花言葉は、『ぼくおとこのこだけどいいの?』ですぅ」
2010年3月12日(金) つい
・ハートキャッチの二人はこれだけディフォルメされた曲線で構成されているのに、筋肉に力が入ったときにはそこだけ生っぽく太細のある描線になる。だから動くとこんなにいろっぽいのか、ああ手塚先生あなたは間違っていなかった

・都が紛糾するさなか、栃木県では「ろりこん特区」を設置して出版社の移転を促進していた。のちの宇都宮遷都はこれを端緒とする

・来週のハートキャッチでは、つぼみが目覚めると横でえりかが寝ています

・成長しないのではない、踏みとどまっているんだ……!

・しまった罠だ!つぼみとえりかが風邪ひいて寝てる話を想像したら地球があむない!
2010年3月13日(土) つい
・タケコプターのプロペラは姿勢制御とトルク相殺してるだけで、あれ頭頂部にのっけると脊髄通って尻にまで液体金属軸が延び、プロペラと逆回りのしりあなからガス噴射して飛んでます

・えっちなのはいてないと思います!

・いっそ老人向けえろ同人誌を売り出せばいいんじゃないでしょか。オンリー即売会の名称は『ババァ結婚してくれ』
2010年3月14日(日) チェキ娘
・今朝未明、アキレス俊足をはいて津波と競争しようとした児童3名が波にさらわれて行方不明となりました

・悟空「オラ、堪忍袋の緒が切れたぞ!」フリーザ「ま、まさか……キサマは……!?」悟空「そうだ。オラは、ハートキャッチサイヤ人だ!」

・つぼみちゃん つぼみちゃん つぼみちゃんがもってる 赤いうんこ 青いうんこ 知っ てる かい

 ますこみかの後継者というべき報道少女。OPに出てるわりに、こないだの体育館跳び箱でチラ見た以外は登場機会がなかったので、ようやくという感じ。「喜ばれる」「面白い」と「笑われる」を混ぜたら危険ですよ。
 そして今回も河原で逃げ惑う小学生のなかに、女子2名をかばう男子が存在。うんうん。やるっしゅ。

 まぁともかくも、二人変身の冒頭でつぼみとえりかが目を閉じて顔を寄せ合う場面を反復するうちに22世紀突入です。もうたまらん。部屋のなかがいいにおい。そしておしりパンチ。うーんけっこう。
2010年3月15日(月) ついったーより
・大山15世名人「私の二枚腰をくらえ!ぱんぱん!」

・将棋ファン失格な書き込みをしました

・「おばあちゃん、キュアフラワーの武器ってどういうのだったの?」「フラワーゲバ棒よ」「……?」

・つぼみと生徒会長の仲を取り持とうとして自分だけ先に生徒会長と近づきになっちゃったえりかに嫉妬してしまったことが情けなくて涙をこぼすつぼみを見てどうしていいか分からなくて泣きじゃくるえりかを見て窓から全裸で飛び出すぼく。地球のこころの種が枯れる
2010年3月16日(火) ついたより
・すでにオタク化しつつある子供は矯正対象。「健全」への転向を押しつけることに善意以外抱かない大人。これから『俺の妹がこんなに可愛いはずがない』は抵抗文学としての意味を獲得する予感

・もっとも、幼児を性的に虐待する作品を容認する以上は、ロリコン虐待する作品がもっと増えてもいいと思います。そしてそのときだけ「差別」と叫ばないようにしたい所存

・つか、正直「ここらでいっぺん規制された方が、現状の定型的えろ表現が一掃されて練りこまれた婉曲的なえろ表現への努力が再開されるのではないか」などと考える向きも

・もう一つは、規制する側がよほど悪質なものだけをしょっぴくつもりでも、出版業界と書店側が過剰に自主規制してえらいことになるという予感

・具体的には、長谷川裕一描く女の子がみんな巨乳に

・その頃、経営が傾いた某私立大学では、「有害図書研究科」を設けて大量の資料を揃え、この餌につられてやってきた教職員を低賃金でこき使いつつ変態学生どもから搾取しまくるのだった
2010年3月17日(水) ついたより
・「児童虐待の加害者を1人連行してきたら、その月に発売されたロリ漫画1冊分の購入を許可する」(大岡裁き

・「表現の自由が云々」と構えず「ぼくロリ漫画がないと駄目なんです死んじゃうんです、お願いですこんな変態でもひっそりと生きていたいんですだからあんまり規制しないでください成人指定無視してる連中はやっつけていいですからお願いですうう」と泣き叫んで議員の足元に土下座する本音作戦を立案

・「おーいメーテルー」「なんだい磯野ー」

・「お前も大人になればわかる」というものいいは「まだお前はそのことを理解するに足るだけの成長を遂げていない」という意味内容をもつ事実確認的発話ではなく、「この俺の手でお前を大人にしてやりたい」という行為遂行的発話なのである

・批判罵倒ブクマをつけた者達すべての正体が幼女であると想像するライフハック
2010年3月18日(木) ついたより
・ああ、今年の小雨はついに卒業式を話題にのぼらせながら、しかし自らが卒業学年であることを黙して語らない……

・ルネサンス期イタリアの諸都市では徒弟が親方になれず婚姻年齢が上昇した結果として性犯罪も増加したそうだけど、現代日本でも似たような問題はあるのかしら。16-18歳で結婚して家計を営めないから、いつまでも青少年なる教育対象になってまう

・女性からロリコンが憎悪されるのは仕方ないと思います。そのことに正面きって反論する気はありません。それよりむしろ、迫害されて倒れるときには、せめて現実の女児を食い物にしている大人を一人でも二人でも道連れにしてゆきたい

・力士の四股名を「琴包皮」「琴放屁」「琴勃起」「幼富士(おさなふじ)」「春日萌(かすがぷに)」「「」山(ふたばやま)」「北斗南(いくかちどき)」「全裸男(めろす)」と考えたとこでしゅっきん
2010年3月19日(金) 「非実在青少年」規制問題にみる本当の「敵」
 最近話題の、東京都で「非実在青少年」の性的表現を規制する、という動きについて。Twitterでは以前から言及してきてますが、この日記で自分の現時点での意見を総括しておきます。

 最初に、この条例改正案には修正が必要である、とぼくも考えます。
 そのうえで、多くの反対者が行っている攻撃的な言動に対して、ぼくは批判します。むしろ賛成論者と協力して、現実に子供を食い物にしている連中を規制するためにこの機会を利用して行動すべきです。

 まず、このような提案がなされた背景には、いわゆるロリものやそれ以外のえろコンテンツが、店舗販売やネットフィルタリングの緩さによってあまりにも子供達の目に触れやすくなってしまっている、という現状認識があるはずです。そこには、当事者による自主規制や市場内でのモラル形成などに期待できないということも含まれています。
 例えば、「成年コミック」マークのような成人指定。そもそもこれが生み出されたのも外部からの圧力あってのことでしたが、現在は(増田でも指摘されていた)秋田書店の漫画雑誌『チャンピオンRED いちご』のように、明らかに成年コミックと同等の性表現を掲載しながら「成年コミック」マークを付していないものが存在します。そして、そのようなルール違反に対して、消費者であるぼくたちの側から「そりゃまずいんじゃないの」という批判の声が大きくあがることはなく、むしろ『アキバBlog』その他の個人サイト・商業サイトによってネタとして楽しまれ、また宣伝されてきた(そして購買・宣伝によって収入を得させてきた)という経緯があります。とくにネットでは「あなたは18歳以上ですか?」という年齢確認以上の壁を情報発信側に設けることが未だにできず、蛇口の側で個々に(不十分な)フィルタリングをかけさせるか、今回のように水源を枯れさせるかという選択を保護者に迫る一因となっています。
 街角のどこかに性的なビラや落書き、その手の店が存在することを、ぼくは拒絶するものではありません。しかし、どの街角にもそういったものが溢れているとすれば、話は別です。

 さて、そういうぼくもまた、その手のコンテンツを享受している者の一人です。それらが全て消え去ってしまうことに耐えられない人間です。ただ、だからといって今回の問題を、「表現の自由」という表看板で批判することにも耐えられません。その理由は、すでにMK2さんが告白されていることとほぼ同じです。ぼくの場合はかつて、ロリ趣味を持ちながら、虐待児も含む子供の世話をする仕事に就いたことがありました。自分の危険性を理解しているつもりだったので子供たちに手を出すこともそういったものを持ちこむこともまったくありませんでしたし、うしろめたさゆえに子供のためにと熱心に働きましたが、しかしただ一度、幼児をおひざだっこしたときに勃起しました。ぼくは職員からも子供達からもマシな評価を得ていましたが、そのとき以来、子供に直接かかわることをできるだけ避けてます。自分自身のつよさを信じてはならないからです。(その後ぼくは、子供のみならず何でも「温かい肉体」に触れると性衝動にかられることを発見しましたが、それはまた別の話。)おおっぴらに表に出してはならない欲望というものはあるし、それをさらけ出させるような商売は露骨にしちゃいけないんですよ。

 そのようなぼくが反対論を批判するからといって、別にそれが自罰感情によるものだ、というわけではありません。むしろ問題と考えるのは、この条例案を否決に追い込んだところで、現実にある子供達の問題は何一つ改善しない、ということにあります。
 現状、多くの反対論者は、「表現の自由」(しかし多くのオタクにとってその実態はむしろ、消費・享受の自由)とそれを担う創作者(とその創作の消費者)vs「自由の弾圧」とそれを担うと(しばしば根拠なく)見なされている公安・特定政党/宗教/団体、という図式で論じているようです。しかし、その二項対立は本当に正しいのでしょうか。あるいは、有効なのでしょうか。
 ぼくの考えは、どちらが勝利したところで性的被害を受けている子供にとって救いとならないのであれば、今回の政治的行為は両者と子供にとっての敗北でしかない、というものです。反対論者はこれを条例の無効性として提起してるわけですが、逆もまたしかり。じゃあお前らは何ができるっていうの?と言い返されたとき、いや自分は行政担当者じゃないから、都民じゃないから、とうそぶくのは、ただの言い訳でしかありません。街角にえろビラが充溢したことを見て見ぬふりしてきたのは、その恩恵を享受してきた自分達でしょ。(最近の成年コミックの「消し」があまりにも甘くなっていることを、ぼくたちファンは批判しましたか。このマークが生まれるに至った頃は、女性の下半身を丸ごとホワイトで消してたなんて事例もあったんですよ。)

 いま都議会などで議論されているということは、つまり、例えば「子供の健全な育成」という目的にとって有効な方策を具体化するプロセスにある、ということです。政治というのは、その社会の構成員が納得できるような改善を講じていくことであり、議会はそのための一つの場です。だから、例えば都議会や賛成論者を「敵」として糾弾するような反対論者の姿勢は、反対論者を絶滅対象と見なすような賛成論者の姿勢と同じく、野蛮で唾棄すべきものなのです。

 むしろ本当の「敵」を、両者が協力して倒すのがベストじゃないですか?
 現実の子供を喰い物にしている連中や社会のルールを破ってる連中こそ、両者にとっての「敵」じゃないですか?

 となれば、反対論者のすべきことは、賛成論者の偏見や先入観に真っ向から立ち向かうことではありません。とくに、相手を挑発して逆上させるなんてのは、戦術的に最も愚かな方策です。
 それよりも、賛成論者の正義感や危機意識を正しい「敵」に向け直してもらうために情報提供して、まずそっちからやっつけて子供達を救おうぜ、と話をもっていくというのが、少なくとも有効なやり方なのではないでしょうか。

 皆様、とくに「オタクだから少女を守ります」とかつて主張したことのある方々、何ができるか考えてみてください。ぼくからの提案としては、さしあたり次のようなものです。
(1)現実に子供を性的搾取しているところのビジネス、例えばジュニアアイドル系企業と保護者(こちらの「その5」参照)を規制対象にできるような条例修正案を要求すること。ただし、以前もその規制がきわめて難しいという指摘があったことを受けて、
(2)せめて可能なこととしてその手のビジネスで被害を受けた子供達の相談窓口や基金等、支援体制の整備を要求し、必要な情報提供を行うこと。
(3)ゾーニングを破っている出版社・店舗などを名指しで批判し、必要があれば行政に訴えること。
(4)とっくにそういうことやってる人々がいるのなら、その宣伝周知と情報提供にこれ努めること。

 もちろん、ゾーニングが緩いことで利益を得ている業者・消費者の方々は、ぼくの立場と対立することになるでしょう。しかしそれは、「表現の自由」などという人間の基本的自由の水準で争うことに比べれば、はるかに現実的な歩み寄りを可能にする対立点です。
 そして、ぼく個人は、その結果としてえろコンテンツが入手しづらくなってもそのデメリットを受け入れる覚悟でいます。
2010年3月20日(土) 昨日分の補足
 昨日の東京都条例問題に関して、こちらの非常に優れた要点整理(Twitterにてかしゅーるくんから教えてもらいました、どもです)。改正案の問題点を指摘したうえで、ゾーニングとリテラシー形成の必要性を主張されてます。これらの点についてはぼくの考えもおおむね同じであり、民主主義社会における合意形成の手続きを重視しようということについてもまったく同感です。そのうえでぼくは、昨日のような方策をとるべきという(ぼく個人としての)政治的意見を持っています。
 幸い、すでに行動を示された方々のおかげもあって、改正審議は6月まで延長されたとのことです。であれば、この時間的猶予をうまく有効利用して、あるべき手立てについて議論していくこと、そしてそのための情報を相互に提供しあうことを進めていければ、と思います。

 なお、昨日の日記にはてブをつけていただけました。MK2さんどもです。昨日日記で言及したMK2さんのテキストはこちら
 既存コメントの中に、「表現(活動)に処世を越えてモラルを求めるのはどうか」というのがありますが、ぼくが表現活動そのものにモラルを求めていないことは昨日の日記に明らかです。ゾーニングっつってんだから流通の問題ですよ。もう一方の現実児童のケアについては、それこそ表現の問題じゃなくて人権問題です。
 もちろん、今回の一件を「表現の自由」のみに焦点をあてて考える人は、ぼくがそこに子供の健全育成という余計な主題を混入させているかのように感じるでしょう。しかし、この提案を出してきた人々が表向き主張しているのが、ほかならぬ健全育成の方だということを忘れないでほしいと思います。主題は最初から2つあるんです。
 ぼくが昨日述べたのは、「表現の自由」を守るというこちら側の目的を完遂したうえで、相手側の目的である子供の健全育成(そのための保護)に対してもいくぶんかのプラスを提供しようという、両者あい並び立つための政治的行為についてです。ただ「敵」を倒せばよいと考えてる人は、このへんについての必要性を感じておらず、その二項対立によって「敵」側にどれだけの憎悪のエネルギーが蓄積されていくか(つまり自らが「敵」によく似た存在となっていくか)に気づいていないようです。政治というのは、相対立する立場の勝敗を決するだけでなく、両者にそれなりのポイントをもたらす手段を模索するという行為でもあるんですよ。
 そして、ぼくはそのための焦点として、3次元の子供という存在を挙げたわけです。実在児童のポルノは消滅すべきで、2次元えろコンテンツはそれと一緒にしてはいけません。しかし、今回の議論をただ本条例案の可否を問うだけのものにとどめず、このさい実在児童に利益となる方向やゾーニング徹底の方向へ修正してもらっちゃったらいいんじゃないの、という意見なわけです。

 さて、ぼくは自分のこの意見に基づいて、今後行動していくことになります。サイトの外では、政党・議員などにメールを送る予定です。ただ、その送り先としてどこかの政党や個人を特定するつもりは、今のところありません。自分の意見(あるいはよりいっそう優れた意見)が政策に反映されるならば、どの政党だろうと関係ないからです。ぼくは常に個々の政策に関して賛否を抱く人間ですので、今回の条例案が自民党や公明党から賛成されていることについては両党を批判しますし、だからといって民主党や共産党をいつも支持するというわけではありません。
 そして、ぼくとは異なり、特定政党などをつねに支持したり、つねに批判したりする人も世の中にはいます。その根拠のないまま賛否を示す(例えば今回、条例案を出した主たる責任者として民主党を責めるというような)のはたいへん間の抜けたことですが、特定政党を支持することそのものは市民として当然の権利です。

 そのような方々にお考えいただきたいのは、今回の条例案が可決・否決されたら勝利などというレベルでおさめるのではなく、自民党だろうと民主党だろうとかまいませんので、より優れた修正案をご自身の支持政党が提出し可決されることを目標としてみてはどですか。
 そうすれば、自らの支持政党に前向きの政策立案という実績を作ってもらえますから、他の有権者からいっそうの支持も集まりやすくなり、次の選挙で票を伸ばす手がかりにもなるわけです。過去の衆議院選挙や国会では、自民党のネガティブキャンペーンや民主党の揚げ足取りがしばしば笑い物となっていました。これらを批判しながら、しかしぼくたちも今回の一件について同じ振る舞いをしているとなれば、こんな馬鹿な話もないでしょう。しかも批判する相手を間違えたりなんてのは、もう自分の首を絞めてるようなもんですよね。

 「敵」を引きずり下ろすことばかりに汲々とせずに、相手が提出してきたチャンスをつかんで社会改善のための方策を打ち出す。そういう前向きの競争によってこそ、民主主義というのは本当にかたちを伴うものとなるはずです。そして、このときぼくたちが提起する有効な修正案が、オタクだからこそ獲得できる視点に基づいたものであるとき、ぼくたちはあらためて「オタクとして女の子を守りました」と胸張って言えるのではないでしょうか。
2010年3月21日(日) はーときゃちる
 金朋先生だいかつやくの巻。

・すごいすごいぞこのてんかい。ちびっこたちわかるのかなこれ

・来週から、ににんがつぼみ伝がはじまります

・えりかはおばさんくさいし、つぼみはおばあさんくさい。最高

・えりかの「おーい」という声につぼみが「ほ?」と顔を覆っていた両手を広げるとき、指が全部きちんと揃ってる。指先に神は宿る

・生徒会長宅から帰るとき、眼鏡をかけていたのはやはりコンタクトレンズが涙で流れてしまうからか

・あ、前回のアバンタイトルでも生徒会長はシャツを道着の下に着てた。あああこれを見逃してたなんて(女子と気づかなかったことへの反省)

・しかし、フレッシュと同じパターンの話がもし予定されてるとすれば、つぼみとシプレの心が入れ替わって、こころの種を排泄するときの感覚をつぼみが体験するなんてことになるのだろうかわくわく

・ぼくたちみたいなのの遺伝子が残されないから、人類は進歩しないんだ!(なにをいきなり

・だがそればかり残されたら人類は絶滅するのだ
2010年3月22日(月) ついたより
・埼玉県では、青少年健全育成施設『ふけんぜん館』が本日公開されました。これは、入場した青少年が見つけてこっそり楽しむための条例準拠エッチ書籍が捨てられている草むらや、女性警備員のすぐ背後に設けられたコンドーム販売機などで構成された、箱庭型「大人の階段」テーマパークです

・ジャーンジャーン「げぇっ腎虚!?」 (赤玉の戦い

・アムロ「なにか武器はないのか!?」股間のライフルがブロンソン汁を放つ

・条例審議延長後も懸念が消えない反対派は、この猶予期間のうちにと大量のえろコンテンツを購入し始めました。全国の在庫が瞬く間に消えました。こうして都と業界の計画は、平成の出版不況を見事に終わらせたのです。(プロジェクトX「コンテンツ産業が生まれりゅぅぅ・行政と業界のふたりえっち」

・あっ。機密扱いのものの表面にでっかく猥褻絵を描いておけば、その写真を公表できなくなっていいんじゃないかな
2010年3月23日(火) ついたより
・こころパフュームに入れるつぼみ・えりか臭の液体を探しています

・「わいもこころの種が出てしまいそうやー」ケロちゃんの排泄物を焙煎すると上等なコーヒーになります

・表現の自由たん緊縛漫画

・あんよデザトリアン「ロリコンだけど人に迷惑かけたくなくて
     一生懸命がんばってるのに、なんでみんなわかってくれないのー!」
 マリン「うわキモーい」
 ブロッサム「そんな恥ずかしい性癖を公言するなんて、
     わたし堪忍袋の緒が切れました!」
 あんよデザトリアン「えー」

・そうか、ブロッサムはハイソックスだけどマリンはニーソックスなんだ……うわー

・困ったときには、アバン先生ならなんて答えるかと考えることにしてる。
 「アバン先生、ロリコンはどうやって生きていけばよいのですか」
 「うーん、私は年増が好みなんですよねぇ」
 だめだった。
2010年3月24日(水) ついたより
・余った皮だけからこしらえたピノコなのよのさ
2010年3月25日(木) ついたより
・あ。うちの地図帳には、ソ連が載っている

・ちんこ型の軍事施設なら、グーグルアースでもモザイクかかるかな

・渥美半島でもちゃんと写ってた。だめだ

・「マンハッタン島が破れたか……」
 「だが奴は我々ちんこ地形の中で最も格下」
 「次は渥美半島、貴様がゆけ」
 「承知しました、スカンジナビア半島閣下」
 「……」
 「いかがなされました、ひもの砲陛下?」
 「……なぜお前がここにいるのだ、下北半島よ」
2010年3月26日(金) ついたより
・スクールゾーン専用地雷を開発。踏むと下の毛が生える。ユニセフが泣く

・ザンボット3の影響下、ブロックで作ったロボットが最後必ず大破して乗員のほとんどがしぬ、という遊びを繰り返す子供だった人ここに集まれ
2010年3月27日(土) ついたより
東京直下型地震が起きたとき「オタクな男女が子供を襲っている」と噂を流したら、秋・葉原大虐殺で隅田川が真っ赤に染まる、なんてことに

・201X年。世界は核の炎に包まれた。海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えた。だが、非実在青少年は規制されていなかった。(大団円

・ヤッ太「やった!これなら僕達にも使えるぞ!」ヌケッコナイス「抜けっこないす」(『えろい・えろくないのひみつ』の定番会話

・『ヤれる・ヤれないのひみつ』と『ヌける・ヌけないのひみつ』のどちらを手に取るかで子供の将来は決まります
2010年3月28日(日) ハトキャチ
・あの家のなか、寝起きの娘達のにおいでみっしりです

・えりかはちゃぶ台の下に脚を伸ばして入れる派

・さぁ第1回「つぼみの眼鏡の洗浄液を飲み乾す大会」開催です

・あ、待ってぼくのこころの種。あと10分だけ待って

・えりかは身体距離がほとんど零なんだなー。平気で手を出してくるし、同級生もべたべたしたくなる

・国語の先生、生徒を名字じゃなくて名前で呼ぶんだなー。どれみの時とは違う

・うっは、つぼみのおしりちっちぇー……

・二人変身の背中あわせくるくる時、あの間っこに入れる権利を競売にかけたら最貧国のひとつやふたつ救えるんじゃないかな

・マリンの決め台詞くるか?

・きた!

・その手は桑名の焼き蛤!

・ブロッサム「そうはイカのきんた……なんでもありません!」

・「あたりマリンのクラッカー!」

・えりかは、知り合い多いけど親友がいなかったタイプですかね。だからあの夕暮れの「じゃあ、あたしたちもう親友だよね?」が響く

・つぼみに「はい、親友です!」と返事されたとき、えりかが満面の笑顔になる寸前に一瞬泣きそうな顔になる。すんごい安堵してる

・そして「月影ゆり」ってことは、キュアムーンライトですかね
2010年3月29日(月) ついより
・いまフレッシュ4人の胸を直視し、ハートキャッチの二人にあらためて涙した。同い年だよね

・おまる買ってきて、来週のハートキャッチでシプレ・コフレと一緒にぷりっぷりっぷりぷりっしてみるかなぁ。と考えたものの、後始末のかなしさに思い至り断念

・ブゥアー「やべっ!ハートキャッチ記録し忘れたっ!」

・歴代プリキュアのリープ船を想像してしまた

・あっあっキュアレモネードが長谷川裕一絵で再現されてゆく
2010年3月30日(火) ついたより
・寿命がきたとき、顔にこっとんぱんつを優しくかぶせてくれる老人福祉施設を探しています

・クロミ「や、やめろ!あたいをデザトリアンにするな!あ、あ、あたいの心の声を聞くんじゃない!!」

・猿がタイプライターを適当に叩いてシェイクスピア作品を綴る確率は0.000....、という話があったけど。猿がドットを適当に打って、ぬける絵を描く確率はかなり高いと思った。こちらの想像力しだいでは1でさえある

・あー、ユリゲラーのちんちんも曲がってるんだなー
2010年3月31日(水) ついたより
・平らな胸に被せたブラジャーの隙間から中の空気を吸い込もうとするぼくを後ろから16頭の馬で引っ張っても離れなかった(マグデブルグの半球

・どうせ皮ならもっと長ければいい。電車の中で子供が泣いてるとき、ぴろぴろ笛みたいにぴーと伸ばす。子供は笑顔を取り戻し、ぼくは次の駅で連行される

・ガチマグロの見分け方。瞳のハイライトが消えているものを選びましょう

・うんこシェアリングかぁ

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