日記
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2009年11月1日(日) 明日を夢見て
 朝プリキュアはまたもお休み。もう寝る(8時です)。

 『ふたつのスピカ』第16巻、堂々の完結。
 あちこちで、止まっていた時が動き出す。時は別れも与えるし、出会いも与える。元に戻っていくことと、前に進んでいくことが、衛星軌道のように、ふたつ星のように重なって見える。父の夢見た場所に自分の夢をかなえて到達したとき、振り向いたそこに母がいて、生まれてきたことに感謝する。
 素晴らしい作品でした、ありがとう。
2009年11月2日(月) 焼き芋、焼きもち、お世話焼き
 べびプリヒカル(11/2)。
 氷柱の騒動も一段落、と感じさせるこの人の登場です。これが乳幼児だと、水面下で何か進行中なので危ない。ヒカルの担当は、蛍の酔っ払い事件(「酩酊」も変換できないのかこのIMEは)以来ということで、「意外とパニックしがち」だとしてもそこにいるだけで落ち着ける存在です。
 そしてヒカルは色気より食い気。「悔いけ」って何だIME……ほんと使い辛い……(ぐぐぐ)。今日は焼き芋。秋の始まりはアンニュイだけど、秋たけなわなら味覚の秋に邁進。スポーツの秋でもありますから、誰かさんのように腹周りを気にする必要もありません。しかし、長男の「物欲しそうな顔」とは本当にヒカルが手にした焼き芋目当てだったのでしょうか。ジョギングから戻ったヒカルの生腕・生脚が眩しかっただけではないでしょうか。自分の色気に気づかない無防備さ、それもまたヒカル。

 蛍が「ずっと欲しがって」いた焼き芋鍋ということで、検索してみましたが……あれ? そんな高価なものなのかしら? と一瞬疑問を抱きましたが、この家族全員にゆきわたる焼き芋を作れる鍋となると、もはや屋台レベルのそれなのかもしれません。寒波到来で海晴姉さんもついゴーサインを出してしまったということかしら。
 そんなお待ちかねの鍋でこしらえた焼き芋を、これでもかと見せつけるヒカルの可愛らしさったらありませんね。パフェなどの女の子らしい甘味は、姉妹の手前なかなか自分からは食べたいと言いだせないこの子ですから、焼き芋というのはヒカルが堂々と食べたいと言える数少ないスイーツであるとも言えます。そう考えると、はしゃいでるヒカルの姿が可愛いだけでなく、なんというかこう、せつなさがこみあげてきて……お食べ、もっとお食べ……。
 だが幸せを独占してしまうようなヒカルではなかったのだった。長男に半分お裾分け。

>あ、もうちょっと
>かじっちゃってるっぽいケド――
>ま、いいよな?
>キョーダイなんだし。

 ああ、きょうだいだから普通ですよね、間接キス……。あ、まーい。青いレモンの味くらいに。胸の高鳴りに密かな罪悪感を覚えつつ、両手に握った焼き芋をパクついてる姿も「子供」そのままだなー、と一緒に笑ってみたり。

 で、いきなり氷柱の話。あー今回は留学「見送り」ですか。「交換留学」ですか、なるほど。騒動当初、短期留学という可能性もあるか? とぼくも記してましたが、これだと最低でも1年間は外国に出ることになるのかな。いきなり向こうに長期滞在、ということではないにせよ、そこから将来がどう変わるか分かりません。
 氷柱の家出を受け入れてくれた友人とは誰だったのか、と想像したとき、初夏の頃に氷柱の恋人騒動でからんできた友人の一人かな、と考えてました。最初はお互い張り合うような関係だったけど、氷柱が正直に告白して嘘を詫びたあと、そんな氷柱を見直してなんとなく接近できたという。ネギまでいえば、明日菜にとってのいいんちょみたいな。日頃は憎まれ口を叩いていても、こういうときには黙って支えてくれる、そんな友人が進学クラスの中にできたのならいいな、とそんなふうに思ってました。
 今回、ルーシーという留学生が友達になってくれたみたいですけど、この子もその同級生の家にホームステイしてたりして(この学園なら宿泊施設がありそうですが)。氷柱と仲良くなったというのは、立夏タイプの子なのかしら。

 そんなこんなで氷柱についてはひとまず安心しつつ、お裾分けをぱくぱく。長男の喉が詰まらないよう気を配るヒカルも、氷柱のことを心配しすぎてる長男を見て、無意識のうちにちょっぴり嫉妬してたんでしょうか。弟扱いというか、古女房というか。
2009年11月3日(火) 文化的雑誌を読む
 電撃G'sべびプリ、今月号は氷柱の巻。この「べびコレ」、19人分続くことを期待していいのかしら。

 積まれた本の一番下が「化学」。中学校にこの科目はないはずなので、よほど高度な(高校の内容まで踏み込んだ)授業がなされていると予想。
 シャーペンを左手に持っている。本誌連載ではヒカルが、小説版第2巻では霙が箸を左手に握っており、この姉妹の左利き率はかなり高い。
 左利きであるにも関わらず、参照用の本を左側に積んでいる。右手はほぼ頬杖専用か。
 氷柱の制服姿、全体としてゆとりがある。胸元に限らず。
 教室内にいる氷柱の青・黒といった色調と、戸外にいる長男や他の姉妹の暖色系が対照的。かたくなな自己規定がいつ融けるのか。

 その自己規定も、いわゆる普通の(つまり男子に欲望される)女の子のふりなんて「やってらんない」という意志に関わるものと、「おっぱいが大きくて」という意志ではどうにもならない必然に関わるものとがないまぜとなっている。
 進学クラスは、それらの両方を満たすのに適した場所。「綿雪の病気を治すための学者への道」を目指すのに有益であるのみならず、女の子らしさを考えずにすむという点でちょうどよい。そして、自らのイメージカラーというだけでなく綿雪に対する罪悪感も影響してか、「白い色」よりも「クールな色」が似合っている。

 自分の意志で、覚悟を決めてこの場所を選んだ(そしてその資格ありと選ばれた)はずなのに、「あっち側」への誘惑を断ち切れない。長男は、綿雪を自分から奪い去りかねないだけでなく、自分をこの場所から連れ去りかねない。それは、綿雪を治すための道から自分を踏み外させるものだから、どうしたって「この距離」を自分から縮めるわけにはいかない。「好きにはならない」。
 そんなふうに学校で遠くに居続けるから、家に帰ればあっち側もこっち側もないので、引っ張り回したり膝枕をねだったり。これくらいやってちょうどトントンの計算なのかも。
2009年11月4日(水) 防衛ライン
 べびプリ小雨(11/4)。
 綿雪の容体も落ち着いたはず、とは思うのですが、その一方でインフルエンザの流行は留まるところを知りません。うちの近所もいやーんな感じ。おお、ちびっこたちが通う幼稚園もついに週末まで閉園とな……。集団あたり何人休んだら、という基準を「クラスの半分」と軽々越えてしまった模様です。
 真璃たちは例の歌できちんと手洗い・うがいをしていましたので、予防ばっちりで今のとこ安心。しかし、小雨も心配するとおり、もしも一人が感染してしまったら、あとはもうどうなることか。

>ダメですよね――
>もう小学校も最上級生、
>本当ならがんばってお姉ちゃんたちを助けて
>看病しなくちゃいけない立場なのに――。
>
>これからは小雨ももっともっと!
>強くならなくちゃ。

 しかし、その不安を感じつつも、小雨は今まで培ってきたつよさを発揮しようとしているようで。こないだ綿雪が、ずいぶん逞しくなり自立できたかに思えてもまだ氷柱離れができなかったように、小雨もいざ危急の場に直面すれば、やはりうろたえるのだろうと想像できます。それでも、このような意志を持てることが、失敗を乗り越えて次につながる大切な一歩。
 そんな小雨のお仕事は、「退屈しきっている3人を/面倒見てあげること」。あー、これは大変だ。大人が遊びのなかで面倒みられる幼児の数は、意外と少ないものです。ぼくは一対一が基本でしたし、3人以上はひたすら混沌に巻き込まれるばかりだった記憶が。長男も手伝ったほうがよさそうですね。

 それにしても、「つまんないの歌」ってのが可愛いなぁ。これも思いつきの歌でしょうかね。
2009年11月5日(木) 名前呼ばれた気がして
 べびプリ海晴(11/5)。
 姉さん、タイトルは「収拾」の誤りでは……? と思いましたが、内容からすると「収集」のままでも意味が重なってよさげな感じ。
 小説版第2巻でも、病床の長男を気遣って大学を半日休んでいたこの長女。今日はやはり幼稚園児のことを考えて、早めに帰宅したとのことですが。

>たった3人増えただけなのに――
>チビちゃんたちパワー倍増!!

 いや、幼稚園児くらいの子がいちばん大変なんですよ。もう少し大きければいくらか聞き分けがあるし、もっと小さければ活動範囲が限られるし。いずれにせよ、普段なら通園通学してる子供が家にいると、ともかく落ち着かないわけで。
 その年少妹たちですが、マリーは苛立ち、観月はインフルエンザ払いを試み、さくらは「なんか知らないけど泣いて」て、つられて泣きだしたあさひを青空がかまって虹子が巻き添えくらって……。うあー(笑)。ちっちゃい子の騒動の連鎖ってのは、ほんとどうにもなりません。混沌が混沌を招いていく目まぐるしさ。
 そして、その混沌に拍車をかけるのがおもちゃの散乱。ああ、リビングや幼児部屋の床のみならず、手に届くありとあらゆる場所に……。これにはさすがの海晴姉さんも、

>「もう、いい加減にしなさ―――いっ!!!!」

 うん、そうなりますよね(笑)。日頃叱り役の氷柱あたりが怒鳴るのも怖いだろうけど、滅多に怒鳴らない姉がこうするほうが遥かに伝わるインパクト。真璃や観月もそりゃ慌てるよね(笑)。おかたづけの歌と手拍子が聞こえてきます。
 しかし、監督するのみならず片付けを手伝うのはいいとして、その途中で発見したのが……。

>でも、片付けてるうちに懐かしい――
>セーラームーンの人形見つけちゃって。

 この人形で遊んじゃった、というのはこの人の可愛げとバランス感覚なので、それはいいとして。本放送ぎりぎりの年代でしょうか……。あるいは再放送か。じつは大チャチャ様の人形と間違えてる可能性も(それはむしろセーラーヴィーナス)。立夏はセラムンの髪型を真似てるとか。それもないか。
 ともあれ、実世界の作品からの引用は、こないだの「ポニョ」といい今回のセラムンといい、今後も遠慮なく続けられる見通しです。蛍のコスプレ趣味がこちら側に踏みこんできたら、それは重大な画期となることでしょう。
2009年11月6日(金) 昼下がりの幼女
 べびプリ真璃(11/6)。
 あ、「つまんない歌」って実在するんだ……。と調べてるうちに、マリー様の退屈は限界に達したのでした。タイトルの「飽きた。」ってのがなんだか可愛いですね(笑)。昨日のおもちゃ解禁(&強制片付け)でも飽き足らず、というか飽きが足りて、この分だと土日はどうなることでしょか。
 さて、そんな有閑シスターズの気をまぎらわすのは、小雨たちはもちろんとしてやはり長男の役目。

>んもう――バカッ!
>ばかばかばかばかばか――っ!!!
>
>なんて気の利かないフェルゼンなの?

 いやー気持ちいいですね。もっと言ってマリー様。馬鹿な読者はさてもき、ここに続く箇所がじつに面白い。要するに、可愛いマリーのために自己犠牲しようとする長男と、その長男を気遣う自分との「マリー・アントワネットごっこ」というのは、日頃のごっこ遊びの延長上で、この閉園という状況を読みかえる遊びなんですね。学校を休むなんて長男はうかつに言えないはず(さくらが本気にするかどうか)ですが、真璃はその現実を承知したうえで、長男との機知(ウィット)を楽しもうとしています。
 もっとも、朴念仁の長男のことですから、なかなか調子を合わせることはできないわけで。合わせすぎると一部の姉妹から逆に「軽い」「調子良すぎ」と嫌がられそうだし。ここは次善の策として、マリーの御命令に服することになるとして、ええと「舞踏会ごっこ」「お馬さんごっこ」、まぁ想定
の範囲内ですね。

>最近は予防注射が流行ってるから
>お医者さんごっこも外せないわね!

 ……ぎゃー。
 ほ、蛍たすけて。いやそれは被害拡大か。
2009年11月7日(土) うめうめ
 ネタ切れなので再三ついったーから転載。

・ペドフォビア:「こどもこわい」(古典落語)

・ぺど時代の終わりごろ、「貧乳はステータスだ」を合言葉に民衆が踊り狂ったのが「Aじゃないか」

・「ぼくさぁ 撲殺天使だったの」(ガッツ石松・談)

・100年後、みんなで空の上から夕焼けを眺めるオフ開催
2009年11月8日(日) ちんすこう
 朝プリキュア。修学旅行でそろそろおきなわ(あずまんが大王懐かしい)。
 ヤママヤー!(もういい)
 ひたすらはしゃぐラブ、淡々と聞き流すせつな。ああ、ちょっと前までなら一緒に騒いでいてもよかったのに……。いや、これはおそらく、旅行準備の段階では二人ともおおはしゃぎだったけど、当日はすでにせつなは落ち着いたということか。あるいは、級友の前ではこういう態度ということなのか。キャライメージを崩さない、それがせつなの生きる知恵。つか、ラブの振る舞いが純粋に恥ずかしいだけかも。もはや古女房。
 で、大輔は今日も空回りしてラブとうまくいかず、変身ピーチに悩みを打ち明けて無事解決。これ、今までのプリキュアシリーズではありえなかった(男キャラが薄かったため)パターンですね。唯一思い出すのはプリキュア5で、教師ココダと生徒のぞみの教育関係ベクトルが王子ココと戦士ドリームの庇護関係で逆転するというあの構図ですが、これもまったく別物。
 恋愛とはではいかない線に踏みとどまりつつ、しかしお互いの好意は素直に描かれており、じつに甘酸っぺー。そしてアカルンの大活躍とウエスターの観光満喫ぶりはもはや様式美となっておりましたが、そのまったり加減を吹き飛ばしたのは、敵幹部の背中で3人変身&名乗りという夢・実・現。ぶっちゃけありえない(笑)。うつぶせに踏みつけられたウエスターが砂の上に「西」とか書いてたように見えたのも大笑いでした。

 しかし、来週の予告を見たとたんに背筋が凍りつく。ああ、ラブママが……。あああ。慌てて朝日放送のページを確認したら、9時にはもう次週予告が更新されてるんですね。これ、いつ切りかえられてるのかしら。
2009年11月9日(月) かさなり
 べびプリ星花(11/9)。
 氷柱騒動、綿雪発熱、幼稚園閉園、と続いた落ち着かない日々もようやく収まり、今日はマリーの誕生日パーティもあってきょうだいの気分も順調に上昇。日記担当の星花もいつもどおり爽やかさんです。
 この子も姉妹の中ではお世話役ですから、年少者の面倒をみる一翼を担ってくれていたのでしょう。「なんだかみんなが/まだ赤ちゃんだった頃に/もどったみたいで。」と、ほんのちょっと前のような、でもずいぶん前のことのような、そんな頃を思い出してみたりして。そして、この星花をもっと上の姉達が同じようなまなざしで見つめているかもしれないんですよね。そういう視線の重なり、日々の積み重ねを、長男もごく最近になって共有するようになったのだけれど。自分が知らない頃の話を聞くことは、小説版第2巻にも描かれていたように、今や長男の喜びでもあります。そいえば、あの場面でもお相手はこの妹でした。
 さて、先週「テンテコマイ」だったのは海晴、春風、蛍。……ヒカルはマイペースだったのですね。遊び相手を務めたにせよ、体力あるしねー。そして霙姉さんまで「結構おこってた」との由。ああ、この姉のトレードマークであるマントを……。

>まあ、でも、あれは――
>夕凪ちゃんも悪いんだけれど――

 うん、大きいチビちゃんがいつもながらに……(笑)。星花も大変だ。
 で、話題は「新しい赤ちゃん」の到来可能性について。これ、以前も麗などが語っていましたが、さすがにここで新戦力投入ということはないですよねぇ。シスプリにあやかって、ゲーム版発表時に追加ということも想像はできますけど、あのときのように年長・年中・年少とバランスよく追加することは本作品では無理ですし。アニメ版の眞深みたいな新キャラもありかしら。
2009年11月10日(火) そらにみちる
 べびプリ吹雪(11/10)。
 この子も病気感染には普通以上に注意すべき体質ですが、今日は綿雪の外出の話。もうすっかり元気な様子で、ほんとよかったです。昨日のマリーのお祝いも無事開催できたんだから、そりゃそうですよね。
 で、今日はお外。以前も、涼しい日の散歩を待ち望んでいたユキでしたので、ずいぶん喜んでくれたはず。しかも付き添いがじつに豪華。氷柱が筆頭というのは当然のことで、おそらくこないだの騒動からずっとこういう機会がなかったわけです。だから、今日は早めに帰宅して、大切なユキと久々のお出かけなのでした。だけど、そこで二人っきりということではなく、立夏や小雨、麗も引率。もしかしたら、氷柱が妹達を招いたんでしょうか。自分と綿雪との絆をあらためて確信できたから、自分ひとりで、と意固地にならずきょうだいに開くことができた、と。あるいは単純に、4人で綿雪を囲むことで他人を近寄らせないという、対インフルエンザ防御網を立案実行したのかもしれませんが。病気をうっちゃるバミューダトライアングル。
 で、最近「暗号解読の本」に熱中してた吹雪もなんとなく参加。目に映る街の景色は、いつの間にかクリスマス模様。ヨーロッパではそろそろ街の広場に小さな舞台や屋台などが組み立てられて、下旬からグリーンワインをふるまう時期でしたか。白、赤、金、銀、そして緑。最近はやりの青色ダイオードの寒々しさは措いて、伝統的な聖誕日を祝う色彩が、綿雪の心を浮き立たせます。その姿を見た氷柱も、吹雪達も、頬を緩ませて。しあわせ、しあわせ。

>はい、私も同意します。
>サンタクロースはいるのです。

 ユキの隣で、立夏も同じくらいはしゃいでいたんじゃないですかね。今年も無言で呆れる麗、苦笑する小雨。中学生になっても立夏はサンタを待つ側で、氷柱は今年もサンタチーム最年少。長男の鼻はピカピカです。サンタを願うんじゃなくて、自分がサンタになれ。そうですね島本和彦先生。
2009年11月11日(水) はつもの
 べびプリ(11/11)。
 19人姉妹に一人の長男となれば、誕生日も毎月の行事。「10月からは/1カ月の間に/2回もやってくる」というのがまた凄い。お祝いされる者はもちろん、バースデーパーティに参加する他の子達も楽しみなわけですが、さてその席を準備する側はといえば。

>こんなにたくさんのバースデーケーキを
>焼くチャンスがあって――
>
>とっても幸せ者ですよね!

 や、こちらも嬉しそうですね。蛍がこうやって笑顔でケーキ作りに励んでいるから、きょうだいもますます楽しみなパーティになるという。ところで蛍がケーキ担当のときは、春風が料理メインなのかな。それも重責です、まいどお疲れ様。
 さて、蛍が霙姉さんのケーキを焼くようになって「6回」目、つまり「小学校の中学年」から焼き始めていたとのこと。すごー。……6年前に、ケーキ作り……。パティシエ……。よもや『も〜っと!おジャ魔女どれみ』の影響でしょうか。も少し前の放映でしたが。
 そんな蛍の心残りは、「お兄ちゃんにはまだ1回しか、/焼いてあげられていないこと」。うん、トゥルー時空で考えると、11月12日から12月23日までに長男の誕生日があるのか。それとも「0歳の誕生日」的に12月24日参入後この11月11日までに誕生日が存在するということなのか。どっちなんでしょう。どっちでもどうにでもなる、それが時間を超越するウラヤマ効果。

>本当なら――ホタの初めてを
>もらってほしかったのにな。

 おっと、じくうはかいばくだんが。
 まぁ初ケーキのことなのですが。基本どおり、「ちょっと失敗」してしまった思い出のケーキ。しかしこのとき作り方を教えてくれた海晴姉さんも、おそらく中3か高1だったんですよね。恐るべし長女。そしてそのときも次女は今と同じだったに相違ありません。
2009年11月12日(木) ちゃんと話を聞きなさい
 べびプリ(11/12)。
 久々に担当と思ったら、さっそく鉄道話です。「ワイドドア車」……? はいはい。
 いやー、もう駅名も路線名も鉄道用語もさっぱりです。読者にできることは、ただひたすら相槌をうつことのみ。それは麗が今まで他人からさんざん受けてきた仕打ちなのですが、される側もどうにもならんのです。
 今日の日記は単ハートが2回使われてますので、プチ幸せという状態ですね。チョコ配ってたときと同じ程度に、幸運を喜んでるという。それでは本日は何をお裾分けしてもらえるのかな、と期待しつつ読み進めたのですが、

>は?
>
>何しに行ったかなんて――
>別になんだっていいでしょ?
>
>アナタに関係ないじゃない!
>
>ただの――買い物よ。
>べつに。
>
>フン。
>
>……

 あ、長男しくじった?(笑)
 まぁこの叙述のとおり、麗はごく普通に買い物に行っただけなのかもしれませんが。ただ、最終行の「……」にわずかな含み・心残りを想定するならば、ワイドドア車への愛情をもうちょっとだけ続けて長男に聞いてもらったあと、某かのお土産を自分から手渡すつもりだったんじゃないでしょうか。
 ここで、さっきも触れたチョコお裾分けの日記と比べてみましょう。あのときは、現行のE231系がチョコ会社との「タイアップ企画」で特別塗装されていただけなので、「そんなに浮かれてない」麗はすぐにチョコを長男に差し出しました。つまり、E231系への想いを切々と訴えかける欲求がわかなかったため、お土産の話に速やかに移ったのでした。
 しかし、今日の麗はそのときとは異なります。まずはワイドドア車という「気になる存在」への愛情やかばいたくなる気持ちが強くあるのですから、これを存分に訴えたあとでなければ、お土産の話なんかできないのです。そして、そういう話を受け止めてくれるだろうと思われる程度には、長男も麗に認めてもらえてるのですね、現時点で。
 だから、麗がせっかく鉄道の話を(長男に聞いてもらえると思って)続けているのに、そこで「何しに行ったか」を訊ねて話の腰を折ってしまった長男に、麗はちとカチンときたのかもしれません。それこそ「アナタに関係ない」。それは、いまここで麗と長男の間にある絆とは関係ない、という意味でもあります。そういうわけで、麗がお土産を用意していたとすればそれをもらい損ねたのでしょうし、たとえ何も渡すつもりがなかったとしても、麗の機嫌を損ねてしまったことは明らかなのでした。
 いや、長男も麗が下校時に通学路線以外をうろつくことをちょっと心配してるんでしょうし、行き先に鉄道関係の何かがあるのでは、と予測したのかもしれませんから、長男が悪いとまで言うつもりはありませんけれど。難しいやね。
2009年11月13日(金) 文明の利器
 べびプリさくら(11/13)。
 幼稚園でお弁当を温めてもらえるというお話。えーそうなのかー。ぼくの子供の頃、冬はひゃっこいご飯が当たり前でした。あと、梅雨の寒い日に限って冷凍みかんが出る学校給食。暑いときにおいしく食べられた記憶がないんですよね、あれ。
 さて、冷えたご飯でお腹も冷やすのはたしかにどうかと思いますので、幼稚園でレンジチンするのは悪いことじゃありません。食育なんて喧伝するからには、あったかご飯が基本でしょう。もちろんさくらも、「あったかあったか」で大喜び。そして今回も「かぼちゃんコロッケ」という可愛い言い回しが。
 さくらにとっては、ご飯の温もりが嬉しいだけじゃなくて、食べやすくなるから食事時間を短縮できて、昼休みに遊べるようになるというのがありがたい。この秋からレンジを(しかも大型か複数なのか)導入したんでしょうかね幼稚園、たぶん園児からも保護者からも大好評。ぼくだとレトルトカレーとパック飯を持参して嫌がられるの巻。
 しかし、そんなレンジあっためにも予想外の罠が待っていたのでありました。

>ちくわキュウリさんとトマトさんと
>みかんさんも――
>
>あったかあったかになっちゃって。

 あーミカンはきついなー。コンビニ弁当でもありがちな失敗です。しかし、「みかんさんは/ナイナイにしてもらう」というのもまた寂しいでしょうから、「くまさんのおべんとうばこ」とは別に小さいデザートタッパを付けることになるのかな。あ、でもさくらの場合、そっちのフタを開けるときにばらまいちゃったりしそうな雰囲気が……。
2009年11月14日(土) えいぎさんちのイラスト企画
 『映像技術部』さんのとこで、アイキャチイラストコンテスト開催中。おおー、こういう企画って同人界では珍しいですよね。賞金も用意されてるとのことですので、絵心のある方、絵が好きな方、どぞご参加を。
 設定資料も拝見しましたが、これはあれかしら。キャラの姿形はよく分かるんですけど、3人がどないに会話してるのか、お互いをどう思って関わり合っているのかがまだ明確でないので、絵を描くさいの発想の自由度が大きすぎて逆に困る場合があるのかな。ごく簡単な日常会話や日記形式などで時々そのへんを公式に情報追加してもらえると、ありがたいかもしれません。
2009年11月15日(日) たいせつなおくりもの
 朝プリキュア、狙われたあゆみママ。
 親をターゲットにした作戦はサウラーもすでに実行してましたが、ノーザの今回の作戦はラブ家を目標とする直接アプローチ。ウエスターに種を持たせても遊び歩いてばかりなので、自ら後方で指揮を執るという慎重さです。ソレワターセもある程度は自立行動によって問題に対応できるみたいで、これは厄介な敵です。
 あゆみとすり変わった偽者に、気づいたものの発言を誤解されてラブになじられるせつな。二人の確固とした信頼関係にわずかな亀裂を生むかに見えた瞬間。こっちでちまちま攻めていった方が、間接アプローチとして相当に有効ではないかと感じましたが、そこはラブもさすがでした。母がせつなに贈ろうとしていたブレスレットを手がかりにして、相手の失態を誘う手炸裂。これって、母とせつなの関係という裏付けがあるからできることですよね。
 そして、ラブにいったん突き放されたせつなも、そこで自己弁護するんじゃなくて、美希とブッキーを連れてあゆみ救出に専念してました。自分を実の娘のように受け入れてくれた、「せっちゃん」と呼んでくれたあゆみのことを、まず何よりも気遣う姿。美希との話でも告白していたように、せつなにとっては、この大切な人達を失うことが最も辛いことです。そりゃアカルンも再三大活躍しますって。
 誤解が解けたピーチがパッションと合流後にすぐ謝り、パッションもそれを簡単に受け入れて戦いに集中する。湿っぽくなりすぎないのがこの二人の間柄ならば、せっちゃんが涙まじりに「……おかあさん」と呼んでくれたことにあゆみが目をうるませるのは、視聴者も貰い泣きの名場面です。あゆみママは、せつなが救出してくれたことには気づいてないんですよね。ただ、せっちゃんが自分を母親とまで呼んでくれたことがひたすら嬉しくて。自分は幸せになってはいけない気がする、と言っていたせっちゃんが、この一言を口にするのに、どれほどの勇気が必要だったことか。その一歩を踏み出してくれたことに、「ありがとう」。

 と感動してたら、あの台詞はラブに嫁いだせつなが「お義母さん」と呼んだのだ、という意見が2chなどで出てて膝を打つ始末。早く孫の顔が見たいですね。名前はいんひに太。
2009年11月16日(月) あかいじてんしゃ
 べびプリ綿雪(11/16)。
 こないだの騒動が嘘のような、いつもどおりの出だしですが。家に自転車11台ですか……。駐輪場が必要なレベルですね。手入れもみんなできるのかな。パンク直しをする霙姉さんの姿はなかなかです。
 このうち年少者用で補助輪つきのものは、「1番小さい自転車」。これに乗る観月が、ユキ姉じゃもどうかと勧めてくれたけど、でも綿雪にはすでに「小さすぎて」合わない。かといって、補助輪なしの自転車に乗れるようになるには、練習用のがないと無理。長男もこの家での生活に、生まれたときには間に合わなかったけれど、綿雪も持病のために、年齢相応の行動に間に合わずにいる。小説版第1巻で綿雪が独白していた、二人の共通性と共感ポイントがここにあります。
 だから、

>今度お兄ちゃんの自転車の後ろに――
>ユキを乗せてくれませんか?

というのは、長男だけにお願いしたいことなのです。氷柱より長男を優先したというわけじゃなくて、長男と分かち合いたいのは欠落を埋める営み。

 そこで長男。ユキと約束したあとで、氷柱とこっそり共謀ですよ。長男がユキを外に連れ出して二人乗りしている時間を利用して、2番目に小さな自転車を補助輪つきにしてしまうのだ氷柱。一人でうまくレンチを操れないようなら、補助輪つける作業はあらかじめ長男が済ませ、ブレーキその他のチェックを氷柱に任せてもいいでしょう。なお二人乗りは長男の役目。氷柱だとバランス崩したときが怖いので。
 そうしてユキが家に戻ってみれば、氷柱がピカピカに磨き上げた練習用自転車をスタンバらせている次第。庭をぐるぐる走るユキに、手を振って応援したり、そばに付き添って駆けながら注意を促したり。
2009年11月17日(火) ついたより
・すごい爆音とともにうんこ出たので、「いまのはメラだ」と呟いてみました

・「給食のおじさん」は怪しいけど、「おじさんの給食」はかなしい
2009年11月18日(水) ついたより
・幸せの青い妹はいずこ

・ぼくが逮捕されたら黙秘権を行使するとき「あんよ、絶対にしゃべらないもん!」と叫びつつたちまち自白
2009年11月19日(木) ついたより
・「そんなこといっても家族は家族ですよ」としみじみ語る善人が、その表情のまま「そんなこといっても変態は変態ですよ」と冷たく突き放す
2009年11月20日(金) ついたより
・足こねハンバーグかぁ

・貧乳を映えさせるのは同じく微妙な曲線を描いてへこむ(あるいはわずかに膨らむ)腹部の存在なのです
2009年11月21日(土) ついたより
・枕に座ったまま放屁したのを忘れて顔をうずめ、くぐもった悲鳴をあげる土曜日の朝
2009年11月23日(月) ついたより
・七たび生まれ変わって、赤いランドセルに

・あーあ、早く元号かわんないかなー(問題発言

・今朝の夢。台所を手際よく片付ける見知らぬ中年男性が出現。風呂場やトイレでは別の誰かが掃除をしてる気配。でも全員おっさん。ハーレムものの悪夢Ver.でした
2009年11月24日(火) ついたより
・赤道ギニャァァァ

・右手に明朗お世話やき幼馴染、左手に内弁慶やきもち焼き妹、ふたつあわせてメドローアを放つ……自らの胸に……!(そくし
2009年11月25日(水) ついたより
・永谷園のちんこ茶漬けの素。おや、茶柱が立ちましたよ。あらあらまあ

・民主党もだめ、でも自公もひどい、となったときに、「も一度みんなで考えなおそうよ」となるのか、それとも「何やってもだめ。やるだけ無駄」という冷笑的な虚無主義に陥る(あるいはヤケになって自爆モードに入る)かは、ほんと分かれ目だと思う
2009年11月26日(木) ついたより
・たぶん部屋の中、インフルエンザウィルスがハウスダストに鎮圧されてる

・「一昔前に流行ったキャラ」のえろ同人などと宣伝してる方々は、ご自身が早く一昔前のものとして廃れてしまってください。登場人物って流行り廃りのものじゃなく、そのときそこにいるほかない存在でしょ

2009年11月27日(金) ついたより
・こないだ道ですれ違った女児達は、「あ、それ涼宮ハルヒでしょ?『ただの人間には興味ありません』だっけ」という会話をしており、思わず足を止めて不審者の仲間入りを果たすところでした

・まだ不審者リストに登録されてなければ、の話。そうだったらいいな、という淡い夢の話
2009年11月28日(土) ついたより
・女の子キャラの剥製

・シャア「だが足がついていない」技術士官「DVD版で追加します」

・男女騎乗均等法
2009年11月30日(月) ついたより
・「もしカラータイマーが消えてしまったら、ウルトラマンの黒い乳首が浮き出てしまう」(石坂浩二の声で

・今どんなにオタクを気持ち悪がって嘲笑っている人々であろうと、子供の頃の彼らならぼくたちの情欲の対象ですよ。そのことを思えば許せます(暗黒の寛恕

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