日記
バックナンバー

[先月] [目次] [来月] [最新版] [トップ]

2008年10月1日(水) ねない
 ベビプリ青空(10/1)。
 ついに青空も「えへへへへ」と笑うようになりましたか。でもすぐに「ウシシシシ」なのでちょっと安心。いつまでも絆創膏の似合う幼女でいてください(切実)。しかし猫が大人気ですねー。まあ普通のこととはいえ。で、おなかさわると気持ちいいので、追いかけて猫を怒らせる青空。でも怒らせてることに気づいてない。純真さと残酷さとは紙一重です。雷に「うるさーい」といい、この子は大物だなぁ。たんに鈍いだけともいう。
 「おさかなからっぽまでたべる!」という言い回しは気に入りました。こんどつかいます。
2008年10月2日(木) のうさつ
 ベビプリ(10/2)。
 ついにこの日が到来しました。者どもであえであえ。「黒い人影」なので、霙姉さんとかそのへんが穏やかな結末なのですが、もし本当に覗きだったなら。ぐうう。
 で、それどころじゃないのが蛍。まぱだか。わー。はなぢぶー(暗転)

 フレディの声が若本だったら犯人。干してあった星花の毛布というのも万が一。
 大穴は、父親。

 追記。サンフェイスさんのトップでこないだのケータイ小説ネタですが、これは素晴らしい(爆笑)。
2008年10月3日(金) 八重歯を探す
 ベビプリ氷柱(10/3)。
 お、名探偵登場ですか。でも、なんかデジャヴが……。水飲み鳥を連れてきましょうか兄チャマが。どうも状況をものっすごく楽しんでるような気配がひしひしと。もちろん蛍のことを心配もしてるし、綿雪の誕生日を台無しにされたことを憤っているし、家族を守るために頑張らねばと思っているんでしょうけど。積極防御や全面攻勢の場面では、ほんとイキイキとしてますねー。
 で、兄を引っ張り出して、二人で夜番するぞ、と。「クールダウン」が必要なのは氷柱あなたです。この寒くなってきた頃合いに、夜の戸外で震えて待つつもりですか。すなわち体温で互いを温め合う必要が。ここで来週に続くとは、相変わらず公野先生は鬼です。むきー。

 なお、犯人はフレディがおいしくいただきました。
2008年10月4日(土) 知性的に見えるテキストのポイント
 いまごろ「テキストに知性があるかないかを見分ける10のポイント」について。頭がよくて思慮深く見えるための文章表現のコツ、でしょうか。
 自分が考える10のポイントをあげてみると、こんなかんじ。自分が書くときのこともついでに反省しつつ。


A.態度について

1.自分の知性のほどを知る
 つまり分別ですかね。背伸びしない。例えば、自分で意味がよく分かっていない言葉を使わない。ちょっと質問されるとすぐ露見するので。逆に、相手の言葉が分からないときは素直に、そして明確に質問する。
 ぼくの場合、褒められると増長したり、自分が馬鹿だと思われたくなくてつい背伸びしたり。

2.できるだけ公正さを保つ
 独善的にならない。例えば、自分のルールを相手に用いられたときに不機嫌になる、というのは不公正。たとえ無茶なルールを用いていても、相手にそれで返されることを覚悟しているのなら、それは公正。
 ぼくの場合、覚悟しているつもりですが、実際にやり返されるとたぶん嫌がります。

3.読者や異なる意見の持ち主を尊重する
 見下さない。他人の意見に感情的な反発を覚えたときも、その感情を抑圧しなくていいけど、いま危ない状態であることは自覚しておく。他人の意見や批判から何か学んだときは、そのことを喜び、相手に感謝する。
 ぼくの場合、好きな作品を批判する文章を読むと、ついカッとなってしまいます。落ち着いて反論する気になれば、考察を書き始めます。

4.意見や議論の勝敗ではなくそこで得られる内容を重視する
 例えば、最初の発言にこだわっていると醜態をさらす。誤りを指摘されたら感謝して修正する。
 ぼくの場合、好きな作品についての議論では、こだわってしまうことが。


B.主題について

5.文章の主題と目的を意識する
 自分でも何について述べているのか分からない文章や、主題がふらつく文章は、読者を困らせるし議論を泥沼に引き込む。また、何のために、あるいは何を伝えたいがために書いているのかも自覚しておく。もちろん「暇つぶし」などでもいい。書きたい目的がはっきりしていれば、情念もずっとたやすく込められるので、文章の勢いが自然と変わってくる。
 ぼくの場合、これはなんとかできてるような。どうかしら。

6.主題についての先行言説をおおよそ把握する
 他人がすでに語ってくれている内容を繰り返す必要はない。反射的に食いついて見当違いのことを言うのも避けるべき。また、当然のことながら、他人の意見を誤読しない。
 ぼくの場合、考察のときだけは頑張ってやります。

7.主題ならびに先行言説に対する自分の意見とその根拠を自覚する
 たとえ賛否だけ表明する場合でも、他人と異なる理由を挙げた方が、読者に利益となる。ただし、先行言説に対する意見などを全て書く必要はない。また、たとえその根拠が後で批判されるとしても、必ず自分なりの根拠について確認しておく。また、根拠がない場合はそのことを自覚し、必要があれば表記しておく。
 ぼくの場合、必ず自分なりの新たな指摘を付け加えるようにしている、つもりです。


C.表現技術について

8.その主題に即したかたちで説明の筋道を明確にする
 論理的な理解のみが必要な文章では、とことん論理的に記述する。感情的な理解や共感も必要な文章では、その要素と噛みあうだけの論理性にとどめる。いずれにしても、接続詞の使い方を間違えないこと。文意が前後で通らないような論理展開をしないこと。
 ぼくの場合、理屈っぽく始めておきながら、途中で抒情に流れるというのがお馴染み。

9.その主題に即したかたちで言葉づかいや文体を整える
 まずは文章表現の基本的な規則を守ること。漢字・かなや数字表記の使い分け、送りがなや人称、常体や敬体、段落構成などの統一。文章の長さやレイアウトの工夫。読みやすさをつねに念頭に置くこと。同じ修飾語句を繰り返し過ぎないこと。複数の文頭を同じ単語で始めないこと。一つの段落のなかで話題を転換しないこと、などなど。それらを守ったうえで、文体を自分のものとして確立する。
 ぼくの場合、8.に挙げたのが日記の書き方。考察ではもっとかっちりした文体で統一してます。

10.効果的にルールを破る
 上の9つのポイントを特定の個所で破ることによって、文意がより分かりやすく、より迫力をもって伝わるのであれば、それを行うのに躊躇しない。ただし、そのことによる誤解や反発なども覚悟しておく。また、元来ずばぬけて高い知性を持っている人は、こういうルールを越えてそのひらめきを放つことがある。上述の内容はあくまでも、平均的な知性の所有者のためのもの。
 ぼくの場合、効果のほどはともかく、念頭に置いてはいます。

 以上です。
 A.が欠けている人の文章は、知的誠実さや謙虚さがない。B.が欠けている人の文章は、文脈の自覚や主題の解釈が薄い。C.が欠けている人の文章は、文章表現力が弱い。てな具合でしょうか。
 リンク先のテキストではA.が扱われていないんですが、ぼくが最も重要だと思うのはむしろこれです。誠実さ、謙虚さを忘れないようにと努力していれば、他人の文章を読むときの注意のしかたが変わっていきますから、そこから吸収していくうちにB.とC.の前提条件も次第に満たしていけるはずだからです。
2008年10月5日(日) 寒すぎ
 プリキュア。とうとうココが本心を語るの巻。クレープ王女も最初はただうざいキャラでしたが、今回ふられたときの公私混同しない態度はそりゃもう立派な王女でした。アニメ版カードキャプターの苺鈴を思い出したり。これだけ毅然とした性格なのだったら、かれんともう少しからんでもよかったんじゃないかなぁ。

 26さんのベビプリ連作もの続・背延び背延び・発動篇が素晴らしい。そしてお姉ちゃんまじ怖い。

 本誌連載を読む。
 まず、体育祭のヒカルの件。……ブルマじゃないですか……。ぼくを裏切ったな(いい意味で)。えっなに、木花学園てブルマなの? 中高はブルマなの? 初等部はそうじゃないのに? 理事長を呼べ。おいしいです。
 変態はさておき、シンデレラリレーの内容判明。女子が男子を捕まえて走るという、政治的に正しいおとぎ話。ヒカルの澄みゆく心が立夏によって再びあっけなくかき乱されるのが、じつに姉妹生活ですね。
 当日のヒカルはバスケ、バレー、走り高跳び、テニス、リレーに出場。で・す・ぎ。お昼は必勝ハート弁当。もちろん長男もこれなんだよね。アニメ版パロディでも想定してましたが、これきつい。で、まだ長男が見つからずうろたえまくるヒカル。このままだと、他の男子にキスさせられるやもしれぬという恐怖。消極的に長男を選んだという今回の顛末が、いつか積極的に彼を選ぶ、と気づかぬ間に変わってゆくのでしょうか。そんな期待を抱きつつ、氷柱のお世話焼きぶりが好ましいです。
 次に、星花と春風の文化祭喫茶。春風にまんまと買収される星花。待て、それは孔明の罠だ。兄もいいのかホイホイついていってしまって。すべては三女の計画通りなのです。
 で、会話のなかで兄が「星花」と普通に呼びつけにしてたり、春風の同級生の質問に星花が「十女」と素直に答えてたり、いろいろ面白いです。そして、彼氏彼女の関係だと思わせぶりな春風。この日、このひとときだけは、そんな甘い夢を本物だと感じたい。乙女ですね。だけど、妹に手伝ってもらったことは忘れずに、写真も弟と二人きりではなく星花も入れてちゃんと三人の姿。それは、春風自身が言うように、家族なんだから当然ということでもあり、この妹への感謝にくわえて他の姉妹への後ろめたさもちょっぴり混じっており、それに……もしも二人だけの写真を撮ってしまったら、夢を現実と間違えてしまうかもしれないというためらいも、どこかに隠れていたかもしれません。深い甘酸っぱさはレモンティーの味。しかし、春風に弟ができたという話は、まったく広まっていないんですね。ヒカルの教室から上級生に伝わることはないのか。緘口令が厳しくひかれていたのか。
 イベントページでは、肝試しで氷柱がミイラ姿に。胸のとこの包帯、ずり落ちそ(殴打)。蛍のコスプレミスコンテストでは霙姉さんがノリノリ。たぶん賞品が甘味。誌上ゲームの結果は相変わらず予想の斜め上です。麗と夕凪が一歩も動けずって、それまさか麗の方でしょか。しかも「抱きしめてあげる」って何事。 

 秋ひものさんが題詠完遂。お疲れ様でしたー。「人類の」の歌や「君のその」の歌がじんわり好きです。自分でこれやってみたとすると、たぶんまったく詠めないテーマがいくつも出てきて挫折するんじゃないかしら。基礎体力のようなものが必要なのだと想像します。
 あと、コメント欄で指摘されていた「技術がある程度のレベルに達した人がとたんにつまらない短歌を大量生産する症候群」というのが痛烈。これ、散文の場合でも注意すべきことであって、手先で書いちゃう癖がついてしまうと、もう文章をこねくり回して呻吟するだけの我慢がきかなくなります。言いたいことをとことん追求していく(その結果、最初の意図とは本質的にかけ離れたものが具体化することもある)という姿勢は、捨てるのは簡単だけど取り戻すのは困難。と自省しつつ。

 そいえば、ぼくの考察の文体って1本目からほとんど変わってないですね。最初から完成していたというより、進歩のなさをひしひしと。一度そのやりかたで上手く行けたと思うと、その安定した枠からどうしても飛び出せないのです。変化が嫌いなんですね。だから成長しないんだ、よく分かります。
2008年10月6日(月) 腰が痛い
 ベビプリ立夏(10/6)。
 風呂覗き騒動がまだ片付いてないのですか。氷柱につられて、立夏も見張りに参加した模様。しかし、夜中に台所をあさりに来るのはどうなんでしょう立夏さん。あと夜更かしはお肌の大敵ですが、氷柱の分までチョコをもらえたというのは、兄の膝でよだれたらして寝てしまったという大失態をはやいとこ忘れてもらいたい氷柱からの袖の下ですか。あるいは、兄と二人きりの見張りを邪魔をするなという意味なのかしら。迷宮入りです兄チャマ。
 さて、「ヘンタイさんもヨダレだらだらの、/リッカの必殺オトリ作戦」とはいったい。下着を釣り針にひっかけて、とか、そんな作戦なんでしょか。それとも、兄を女装させてとか。

 徹夜続きで体がばきばき。もう年です。徹夜せずにすむようにしとけばいいんですが。
2008年10月7日(火) 謎は解けた
 ベビプリさくら(10/7)。
 ありゃ、さくらが猫ちゃんを。それが覗きの犯人、というか蛍の勘違いでしたか。それならそれで万事解決なのですが、立夏がこの子猫に何かされたみたい。爪でひっかかれたかババひっかけられたか分かりませんが、ともかく大騒ぎになって露見したと。
 さくらは自責の念にかられてわんわん泣いてしまってますけど、まあ子猫をかわいそうに思ったというのは優しい気持ちの表れなので、むしろ褒めてあげたいですよね。家から追い出されるかも、とまで思いつめてるので、だっこしてぎゅってしてあげなさい長男。で、穏やかに慰めてあげたうえで、ただひとつ叱っておくべきなのかな。それは、次にこういうことをするんだったら、必ずお兄ちゃんにも相談すること。頼りにされるのが兄のつとめ。内緒も責任も二人で半分こ。
 こうして事実が明らかになるまでの数日、さくらはそりゃ気持が重かったんでしょうね。はやく気づいてあげたかったものです。や、まさか子猫が騒動の原因だとはさくらも思ってなかったかもしれませんが。

 ついったーで「盗んだぱんつで先走りだす」などと書いてましたが、「盗んだぱんつをかぶりだす」の方がいいかしら。「盗んだおまるをかぶりだす」がいちばん素直か。
2008年10月8日(水) 大団円
 ベビプリ海晴(10/8)。
 こういう騒ぎのときは、この長女が出てくるだけでなんか落ち着きますね。これで大丈夫だと思わせるのはさすがの貫録です。でも、のっけから「いや〜ん(はぁと)」。これまたこの人らしすぎ。しかし、昨晩はだっこどころか兄は添い寝しましたか。そりゃそうか。それでこそ。
 で、長男がさくらの世話をしている間に、長女は妹達全員のフォロー。やーほんとさすが。小雨とさくらのこと、夕凪や星花のこと、そして蛍のこと。そう、蛍の勘違いから始まった騒動だから、この妹がいちばんしょげてておかしくないんですよね。このへんに気づいたうえで、しかも長男にゆだねるところが海晴。
 しかし立夏は何をやってたかと思えば……。子猫に引っかかれたみたいですが、それより「水着1つで長時間水遊びしてた」ことの方が体に悪そうです。普通に風邪ひくだろそれ。驚異的なのは治癒力だけじゃなく(それも姉のお墨付きなのか……)、基礎体力そのものです。バイタリティーのかたまりですな。そして、まったく立夏を心配しない長女の態度に笑いました。「獣並み」て。
 いま全国の兄たちが「ケダモノ並み」と連想してるはず。
2008年10月9日(木) おおきくなるよ
 ベビプリあさひ(10/9)。
 前にも指をしゃぶられてましたね、長男。今回は上をごろごろ転がられております。これね、幼児さんにとってめちゃ楽しいんですよ。ほんときゃーきゃー言います。でも、あさひはまだ赤ちゃんなので、あんまり転がると首とか心配なんですが……。それとも、すでに多少の遊びではびくともしない肉体へと成長してたんでしょうか。1つ上の青空がああなので、さもありなん。だいたい自分から何度も転がるって乳児には無理なはず。
 昨晩の様子からして、湿布を貼ってもらった後ならば、兄はうつぶせ。ちょっと上体を起こすと、すなわち滑り台に変身です。これであさひがおっきできるくらいの年齢だと、背中をふみふみしてもらいたいところ。この体重がちょうど背中や腰にいいんですよ。

 唐沢俊一検証blog。いやーすごいなこれ。次から次へと暴露されていく恐怖。
2008年10月10日(金) 怪異
 ベビプリ観月(10/10)。
 夕暮れ時の通り雨。妹が見上げる空の上には、「高き天を覆い尽くすほどに/大きく広がるケモノのごとき魔物の姿」。これは……ルールバとエイラハ?(グインサーガ外伝1)ええ、見たくないですね。失禁しそうです。それを笑って見上げる観月の肝の太さよ。
 アリオッチ!(違)
 最新の翻訳ではアリオッホでしたっけ。それはともかく、たんに雲のかたちを何かになぞらえているだけなら普通の幼女なんですけどね。とか思っていると「兄じゃもやはり少しばかり喰われたようじゃの?」と「失われた精気」をチェキ。えと、海晴姉さんとは無関係ですので。何を慌てて言い訳してるのか。柿よりも牡蠣の方が有効かどうかは知らず、妹のためにむきむきしましょう。
2008年10月11日(土) けいさん
 馬鹿話。

らむだ「ここんとこ、左腕の血管が微妙で。自室にいるのにエコノミークラス症候群みたいな。」
美 森「お前の部屋、ゆっくり座るスペースもないからなあ。もういっそ引っ越せ。」
らむだ「引越ししても、どうせ掃除する面積が倍になるだけだからなぁ。」
美 森「つまりゼロだろ。」

 ゼロに何をかけてもゼロ。
2008年10月12日(日) 世代間の断絶
 プリキュア。ブンビーさん大活躍。うそ。勝手にプリキュアのリーダーを拝命して、受け入れられないと逆ギレという中年の醜態に、画面のこっちでは男泣きです。あんなに冷たくあしらわれても、めげずにお茶くみに励む勤労者の鑑。がんばれブンビー、でも少しは反省してください。

 ニコニコのアカウントもってる人は、イデオン×ストレッチマンもぜひ見てくださいませ。
2008年10月13日(月) 連休の速度たるや
 モザイク入りの日光写真。

 ベビプリ小雨と犬の逸話で、デンセンさんの指摘に「あっ」と。そうか、ミミちゃんはそういうことでしたか。思わずじわっときました。

 わ、お懐かしゅう。こちらは相変わらずであります。
2008年10月14日(火) 文系でした
 ベビプリ吹雪(10/14)。
 「運動をした『ようで』よかったですね」って、吹雪は参加してなかったんでしょうか。本誌ゲームだとさくらとチームを組んでるので、そういうことはないと思うのですが。
 で、妹達の成長を微笑ましいものと綴る吹雪。その吹雪の姿こそ、兄にとっては微笑ましいです。でも正三角形の定義は小学2年生より上で習うから。まだ早いから。しかしそんな頭でっかちな指摘を押し流すこの妹の本領発揮。「鋭い2等辺三角形」というのも意味深長ですけど、「バミューダ・トライアングル」とはまた(笑)。巻き込まれた小雨も災難なのか、小雨もその発生源なのか。
 数学的な比喩が相変わらず面白い吹雪でしたが、19人という「割り切れない」素数が20人になって、チーム分けの問題は解決したけど、代わりにまったく異質な問題が生じていて、これがまた割り切れずにいたのでした。でも、今回の日記を読むと、長らく解けなかったその問題も、吹雪なりに落ち着きどころを見出したんでしょうかね。秋の涼しさのせいかもしれないけど、もうじき1年の家族生活。波風も収まる頃あいです。
 そんなふうにしたり顔でつぶやきながら、パスカルの三角形だのフィボナッチ数だのを慌てて検索する読者の情けなさ。だって……。
2008年10月15日(水) 十三里よりうまい
 ベビプリ虹子(10/15)。
 調子をあわせて、くりっくりっくりっ(はぁと)。栗がおいしく思えるようになったのは、30直前になってからでした。なんでだろ。ああ天津甘栗食べたくなってきました。ただし虹子たちの食べ方は、「シロップかけてホットケーキといっしょに」という贅沢なもの。どうしてあなたがたは、んとにもう。
 さて、「あっ、ちがった!」とか相変わらずかわいいですね。まんまるなお口に手をあててる表情が想像できます。「さん」づけなのは栗。「ちゃん」づけなのは熊。悪いクマならぬ狼に食べられてしまわないように、虹子もだんだんイガイガを身につけていきましょう。そう、いわゆるハリネズミのジレンマ(違)。
 ボリューションプロテクト(無関係)。
 栗の中から虫がでてきたって、怖いですねたまりませんね。枝豆なんかにもいるから要注意ですよ。ああう。

虹子には代わりのをあげるとしまして、青空が真似してドングリいっぱい転がしてきたりしないうちに、みんなの分を決めちゃいましょう。
2008年10月16日(木) 小ばくはく
 ベビプリ(10/16)。
 最近「うらら」ではなく「れい」と読んでしまってる自分に気づきました。だめだ。
 そのレイならぬ麗は今回もV-MAX状態。なんか湯気だしながら足で床をどすどすやってる姿が。さて、またもや男嫌いが始まった模様ですけど、「くだらない生き物」とか言いながら、要するにヒデトラなる輩に自慢されたのね。そして、嫌いな男と同じような負けず嫌いの虫が騒ぐという塩梅。「昨日も」ってことは、ヒデトラに自慢され見下されるのが毎度のことなのか、それとも男嫌いの理由がここにも見つかったということなのか。どちらにしても家庭の平和が乱されるので、ヒデトラを退治に山狩りに出かけましょう。

 麗のイラストを気に入った貴族が、この娘を妹にしたいので捕まえてみせよ、と一休さんに命じた。一休さんはいささかも慌てず、イラストに縄目を描きこんだ。
 男なんて嫌い。
2008年10月17日(金) 様式美
 ベビプリ(10/17)。
 爆発or手抜きして海晴姉さんに叱られて二度目の日記、という美しいマンネリ。たぶんパチパチパンチとかできる子(誤解)。
 「オトコ」と「家族」は別ものなんですね。別腹だったらいろいろまずいわけですが。とくに春風さんとか。で、「オトコ」と「オニイチャン」も別もの。「オニイチャン」は「家族」だから。というわけで、男とデートじゃなくて兄に付き添いを依頼する妹という図式をついに麗も受容しましたの巻。わー。
 北海道旅行のときに麗の主張をがんばって支援したので、あれからずいぶん頼りにしてくれてるみたいですね。「そうしたら私アナタのこともっと――」の続きがめっさ気になりますが、それはまあ未来のお楽しみ。
 で、ヒデトラの正体判明。3年生ですか……しかも同級生の弟……。こわっぱ、と言ってしまうと同い年の夕凪に悪いですけど、男の子は同年の女の子より最低でも2歳差し引いた精神年齢なので、小1すなわち綿雪と同じ、って……この姉妹はほんとに……。ともかく、小3の男子なんて生意気なガキなのです。そのガキと真っ向勝負する麗とはこれまた、はい。海晴姉さんもそのへんを心配してるんじゃないかと思いますです。
2008年10月18日(土) わくちん
 幼女に対する免疫をつけるため、幼女甘噛み注射を実施します。接種希望者はこの護送車に乗って下さい。

 今時は、「男の子が走る」理由が「がんばってる女の子のため」以外に見つからないのかも 。で、そんな女の子を正しくサポートすれば一般向け作品で、背後からつきまとえば変態向け作品。(ついったーより)
2008年10月19日(日) 椅子くるくる
 プリキュア、クイズ番組でたいへんなことに。なんか密度濃いし動きも表情も楽しいし、面白いのはいいけど時間内に終わるのかと心配して観ておりました。2話構成なのね。ミルクとかれんの相互理解とか、細かい優しさもちりばめながら、久々に満足した30分。や、最近なんだか話がもったりしすぎてて気合が入らなかったので、ちょうどいいタイミングで刺激してもらえました。

 いい気分のまま風呂掃除。3年ぶりくらい(悲鳴)。スポンジでさっとひと拭きするだけで、たちまち壁の色が早変わり。スポンジの色も早変わり。ぴるぴるした生き物も発見しましたが、知らないぼくは何も知らない。
 だいぶさっぱりしましたが、問題は隣のトイレです。来週末に掃除する予定です。6年ぶりくらい(絶叫)。
 
2008年10月20日(月) 制服は少女の戦装束
 ベビプリ綿雪(10/20)。

>だってユキは――
>1回も制服って着たことがないから――

 だってオラ、人間だから……(違)病気がちの綿雪ですから、これまでずっとみんなと一緒に制服姿で登園できずにいたという。行きたかったのに行けなかった、それも自分の体のせいで。どうにもならないんだけど、でも自分のせいだから、そんな自罰的な感情がどんどん内にこもっていきます。
 そして、「いつの間にかユキを飛び越して幼稚園生になっていて」「置いてけぼりになったみたいで」。自分だけ幼稚園の記憶がない孤独。四葉の七五三をちょっぴり思い出します。あれとは違って、いまスモックを着用するわけにもいかないのですけれど。
 で、兄が出現して以来、ユキの生命力が活性化してるのですが、このまま燃え急ぐ恐れもないとは言えず。「どうしても中学まで、待ちきれない気が」なんて書かれてしまうと、こっちも嫌な予感にとらわれて涙目。だから兄は、病気で小学校にいけない日のユキのために、「お兄ちゃん学校」を開いてください。朝晩に授業と給食。制服は、パジャマを活用したホタ特製ので。

 いやー、羽生名人強かった。後手番の右玉で、先手番の渡辺竜王の穴熊を粉砕するという。なんかこう、アバンストラッシュを砕いたバーン様という風情です。竜王戦第1局、ブログ更新も素晴らしい内容でした。
2008年10月21日(火) ぽんぽんでてる
 ベビプリ(10/21)。
 春夏秋冬眠暁を覚えず。つか、あんこ分が足りないんですかね。たんに中間試験の勉強で疲れがたまっていただけかもしれません。いえ、明日がその試験日なのかもしれませんが。さすが大物。
 身長164cmというのは、寝る子が育ったということですか。
2008年10月22日(水) 胸囲はおうちで
 ベビプリ真璃(10/22)。
 身体測定でおしゃれ。この妹らしいですね。身長2cmも伸びましたか、すると、ええ、118cm? しかし成長期にして第一次性徴期。後半はすなわち、いつものおしゃま攻撃。

>女の子はちっちゃい方がいいって――
>言ったりするオトコノコっているじゃない?

 黙って挙手。
 局所的にちっちゃいのもいいです(ちゃんと黙れ)。
 や、マリーが大きくなるのは結構なことなんですけど、これで将来、そんなに伸びなくてさくらや青空にに追い抜かされたりすると、それはそれで可愛いと思います。
2008年10月23日(木) 秋雨
 ベビプリ小雨(10/23)。
 うーんまだまだ自罰的。雨が降ったら自分のせいって、逆に晴れたら海晴のおかげなんでしょうか。あ、だから長女に憧れてるのかしら。「干天の慈雨」という言葉を教えてあげたい。以前すでにそれっぽい話がありましたが。「女の子は卑屈になったらいけません」との長女の戒めで、アニメ版シスプリ第4話を思い出しました。千影のタロットが示した「卑屈」の警告。花穂も航も、見事に乗り越えていきましたっけね。
 さて、雨を恐れていた理由は、明日が「幼稚園のいもほり」だから。いつもながらの妹思い。雨で中止になったら、おうちのリビングを布団とクッションで埋め尽くして、その隙間に隠れた年少者たちを兄姉が見つけて引っ張り出すという、「妹掘り」をすればいいのです。「おおきなかぶ」ごっこもできるので小学低学年もばっちり。
 まあでも実際にいもほりできるのがいいよね。そして「おやつお菓子」の準備の楽しみ。行事に参加する者の分だけじゃなく、参加者の好きなおやつをきょうだい全員分に分かち合うというのがこの家族のたしなみ。でも「20個」ということは、あさひの分まで作ってあるのかな。その行方をめぐって、言うまでもなく次女と七女の戦いが始まります。
2008年10月24日(金) トリック・オア・リトリート
 ベビプリヒカル(10/24)。
 ハロウィンですか。楽しそうなイベントは洋の東西を問わず実施するのがこの家族。ラマダンの断食とかは却下。そしてヒカルも今回の衣装を却下したいご様子ですが。

>こんな――
>まるっきり、
>ハダカみたいな――

 うふう。
 チャ、チャム・ファウとかか? むしろエンディングのエル・フィノとかか?(それ全裸)「テーマはファンタジック・ズー」、すなわち幻想動物園。ししにいちゃん!(それ青春動物園)ハルピュイアやキメラ、という雰囲気ではないでしょうから、動物といっても妖精風味なのかな。「今年はみんなで/蛍に付き合うって約束した」ということは、やはり兄が来て初めてのハロウィンなので特別に全員参加なのでしょう。昨年はどんなメンツだったのやら。ええと、霙姉さんと(確定)長男もどんな格好されられるんですかね。鼻行類あたりを希望します。
2008年10月25日(土) 間に合わなすぎ
 馬鹿話。

らむだ「『ちこくちこくーっ』とパンをくわえてトイレにかけこむ少女漫画第1話。」
美 森「便所で飯を食うな。」
らむだ「紙がないのでパンでふくという。」
美 森「それ、少女漫画じゃなくて美少女漫画。」

 なお、パンは後でスタッフがおいしくいただきました。

 主人公は男子かもしれないので要注意。
2008年10月26日(日) いま何匁
 プリキュア、クイズバトルの続き。悪ノリも作画水準もそのまま続いてました。ムカーディアが自爆して二枚目から二枚目半になってゆく姿が、アイドルから芸人への過程を見ているようでせつなく大笑い。そして、みるくとかれんの絆を幸せへと結びつけたのは、じいやのコネであった。6人の名が刻まれたトロフィー、素晴らしい。ぼくへの賞品はかれんの手汗にまみれたコインでいいです。

 『どれみっちの穴』さんの『虚構船団』シリーズを毎回楽しみにしてます。筒井康孝作品では『幻想の未来』と並んで大好き。
2008年10月27日(月) きなこもち
 ベビプリ虹子(10/27)。
 「ちからもち」とおおいばりな虹子。青空をだっこしたりしてましたけど、今度は何かな。「えい、えい(はぁと)」のあたりで心が早くもとろけそうなのですが、

>あんよおにいちゃんだって
>もちあげちゃう。

 ですって!(一部改変)
 ええまあ普通に読みましても、「えい、えい」と兄の足をくいくい持ち上げてる姿はたまりませんね。
 ところで、「おおきなかぶ」の話は、絵本でなければ小学校低学年の教科書で教わるはず。「うんとこしょ――/どっこいしょ――」ってまさしくそれ。家でお兄ちゃん先生から国語の教科書を学んだ綿雪が、妹たちに読んで聞かせたんでしょうか。先日のいもほりの時に、幼稚園児の姉たちが絵本と同じようにうんとこどっこいと芋を引っ張っていたのかもしれません。あるいは、芋が引き抜けなくて大変だったという土産話に、夕凪たちが『おおきなかぶ』の話で応えたとか。
 そして原典のとおりに連鎖開始。最後尾はフレディの予定。
2008年10月28日(火) みなみうり
 ベビプリ星花(10/28)。
 なにかイベントがあると、大家族だから家じゅうその色に染まってしまうわけですが、今回はハロウィンなのでカボチャ。ぱんつもカボチャ。おやつもたぶん、くりぬいた中身で作ったパンプキンパイ。しかし、門の飾り付けまでカボチャとは。クリスタルドクロの日には大変なことになりますね(杞憂)。
 パレードということは、町のイベントなんですか。ずいぶんハイカラだこと。「フリーズ」と言われたら止まること、いいですね。そして衣装はみんなホタ特製。星花がパンダなのは当然として、夕凪は猫もマスコットどおり、吹雪は……ええー、「ホッキョクグマかアザラシ」って。そこまで寒いとこ好きか。つか、あの恰好は極北でも生きていけるだけの体温を保てる毛皮と皮下脂肪あってのものなので、そんな衣装を選ぶ吹雪の運命やいかに。「すっごい迷って結局――」ペンギンを選んだとかいうオチも。いや、それも暑いから。
 長男の恰好は龍がいいけれど、パンダと並ぶとどうにも、と悩む星花。素直というか、ほのぼのしてます。「不釣り合い」なんて思わずとも大丈夫、龍は龍でもドラゴン藤波なので。
2008年10月29日(水) 自爆妹
 ベビプリ氷柱(10/29)。
 案の定、パレード参加を拒否する氷柱。「ヒラヒラの仮装して出歩いて――/お菓子をもらってうれしいお年頃」は「ソ・ツ・ギョ・ウ」したそうですが、ということはやっぱり小学生の頃まではそうだったのよね。見たかった。霙姉さんとのおやつ食い逃げ競争も見たかった。でもまあ、その写真さえ残っていればよし(リビング大騒動)。
 で、パレードは「こども会」のイベントだった模様。この家だけで10名以上参加してるこども会。多数決では重要な票田です。きっと霙姉さん向けの袖の下が。べつに氷柱でなくとも、中2ではさすがにこういう遊びには参加したくなくなるものですけど、立夏はまだいける。たぶんこのままずっと参加。そして話題は立夏の食欲へ、ドーナツ6個って一体。「んもう――/そんなだから――/私よりも――」って一体全体。胸か? 胸のことなのか? ごまかさずともよいのですよ、小さいほうが好(Bang)
 さて、一人だけ不参加も言い訳が面倒なので、兄を誘おうという氷柱。それって、あのー。かえって言い訳が難しくなるんじゃないでしょうか。綿雪もおそらくパレード参加なのに、ついにこんな発言が飛び出すに至った次第。明日は大丈夫かしら。
2008年10月30日(木) タイヘンだだだ
 ベビプリあさひ(10/30)。
 ヒカルのおっぱいターッチ。「ぷーくすくす」と笑われないあたりが貫録です。明日の衣装合わせなんでしょうか。しかし、今回ばかりはヒカルもあさひの涎で衣装を台無しにしてもらいたかったやもしれず。そんな希望もむなしく、すでに虎縞ビキニは長男の涎に浸されていたのだった(終)。
 ヒカルはまだゴネてるんですかね。これはもう恥ずかしさを乗り越えるため、その恰好で長男とプロレスしてみることを勧めます。青龍どころか紅顔の長男。体の一部は亀というか蛇というか。すなわち玄武。
2008年10月31日(金) そわそわしないで
 ベビプリヒカル(10/31)。
 あ、結局逃げられなかったのか(笑)。蛍のみならず、妹達&春風のキラキラお目々に負けたご様子。
 問題の衣装は何かというと、なんと古典的な虎水着だっちゃ。こ、この寒いのに。や、冬でもピンクの象が暮らせるだけの気温なのかしら。フェーン現象のためパンツはかない、って何のえろげでしたっけ。
 さて、長男とペアの仮装というわけで龍虎。青龍はともかく、白肌の白虎。うわー。こども会がおとな会になってしまった瞬間であります。あえてお菓子を差し出さずにいたずらされる覚悟あり。長男のほうは「布の部分もいっぱいあった」みたいだけど、ペアということはあれかな、ヒカルの虎ルックで隠している部分を龍のほうは逆にさらけ出してるとか。それ犯罪。おとな会でもレッドカード。
 落ち込んだヒカルを労わるのは長男に任せて、他の妹達の恰好はどんなんでしたか。星花は予告どおりパンダ、夕凪もきっと猫。んで立夏は「ライオン」、ああ似合いそうです。小雨は「ミニー」。……ミニー? まさか女黒ネズミ? それ、こども会でもレッドカード。
 ミギーの間違いとか。いや、それ他の子も小雨も泣く。うーん、小雨だから犬かと思うんですが、検索してもよく分かりません。麗の「マーメイド」というのも、よく本人が受け入れましたね。本誌連載でも猫ルックは、今回は夕凪とかぶるので無理。つか、人魚の恰好でどうやって歩くのだろう。あるいは、ぴちぴちピッチなのか。さすれば青空はけろけろチャイム。
 こうしてみると、霙や氷柱が逃げた理由も分かります。ヒカルと比べられてしまう恐怖。

[先月] [目次] [来月] [最新版] [トップ]

anyo@puni.net

Akiary v.0.42+puni.net patch 0.5