日記
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2006年10月1日(日) 不思議の扉
 マイメロDVD2本とアニメ版ハルヒムックが、部屋の中で消失してしまいました。長らく混沌宇宙と化している自室に、ついに異空間への扉が開いたのかしら。
 ハルヒの「ミステリックサイン」によれば、あの部室は様々な力が干渉しあってけったいな空間に変貌しているそうですから、ぼくの部屋も同じように説明できそうです。どういう力かといえばそうですね、シスプリとかハルヒとかネギまとかAIRとかえろまんがとか(予想通り)。
 あ、あとコマンドマガジンとかD&Dとか。どのみちベクトルがこっち側。

 マイメロシスプリ。クロミ「燦緒しゃま〜」とか山田「マイメロちゅわ〜ん」とか、そういう雰囲気。あるいは、クロミを追いかけて12人のマイシスがやってくる話。お願いされる相手はいつも航。いや、可愛いものじゃないとお願いできないんでしたっけ。
2006年10月2日(月) 倦怠期
 ここのところ、新しい作品に手を出していないことに気づく。シスプリもハルヒもネギまも、出会い頭の衝撃を自分の活力にできたわけですが、最近は自分からぶつかりにいかずに既知のもので満足しているため、なんかこう安心してしまっています。漫画雑誌も読まないから発見がなく、ネット上での流行にしたがうばかり。それはそれで時間のなさを補ってくれるのですが、渇望は満たせないんですよねえ。
 逆に昔に返っていくのがいいのかな。『コロッケ五円の助』とか。これまた、とり・みき経由という安心感がありますか。
2006年10月3日(火) たべたべ
 馬鹿話。

らむだ「足指なめなめー兄さんがー♪」
美 森「なんだそれは。」
らむだ「童謡『せいくらべ』。」
美 森「そんな童謡はない。
    万一あったとしても、比べているのは背丈ではない。」

 冷静な判断でした。
2006年10月4日(水) それがそれが愛
 昔のロボットアニメオープニングを鑑賞しつつ。

らむだ「うわぁ、ダイラガーXVのOPすごい。
    登場人物が走る場面で、主役の15人全員が映りきらないから5人ずつに分けてる。」
美 森「まあ、リピュアだって4人ずつだったしな。」
らむだ「あー。」

 それが青春。

らむだ「エルガイムいまでも大好きー。物語そのものはちょっとあれでしたが。
    なんといっても、ヘヴィィメタルをはじめとする永野護デザインのメカがすごかったよねえ。」
美 森「まあ、今はファイヴスターなわけだが。」
らむだ「ぼくはファイヴスターよりもエルガイムがいまだに好き。
    とくにリリス・ファウが。」
美 森「それメカじゃない。」

 しかもオリジナルですらない。
2006年10月5日(木) れっどびーむ
らむだ「巨神ゴーグも大好きー。悠くん、いま観ると可愛いよね。」
美 森「ついにショタに手を出したか。」
らむだ「いやいや。でもネギまの影響ですかね。
    あと、このゴーグの頃までは、胸が大きい子も大丈夫だったんだよねえ。」
美 森「子供の頃、『けっこう仮面』読んでたわけだしな。」

 あれが限界だったのかもしれません。

らむだ「レッドタイガーってライオンのほう?」
美 森「……。」
らむだ「あ、タイガーだからライオンじゃないー。」
美 森「なんてつっこんでいいか分からなかったぞ(笑)」

 まんまピューマって豹?みたいな。
2006年10月6日(金) ちょっとした疑問
 例えばDLsiteなんか見てると、一昔(といっても2年くらい)前のえろげブランド商品が、手続きこそいろいろ必要なものの、2000円ちょっとで購入可能になってきているわけです。中古品や安売り品を探さずとも(もちろんコピーは論外)、少し我慢してればそれなりに遊べる作品を廉価で入手できる、と。
 一方で同人ソフトのほうは、相変わらずの値段のまま。費用対効果を考えればほとんどの場合はブランド商品に軍配が上がるのですけど、それでも同人作品の価格破壊は生じないものなんですかね。
2006年10月7日(土) 勝負勝負
 マリみて最新刊。とりあえず、しまこ&のりこで鼻血を出す始末。そこの挿絵も、そりゃもうやりすぎでした。
 瞳子の問題はああそうかそうなのか、と言ってる間もなく一気にターニングポイントへ。次回はつまり、バレンタイン企画で祐巳のチョコレートを捜し求めての大競争。これで見事に発見者となれれば大団円ということですけど、なんかあれです。祥子と祐巳のときを思い出せば、この紅薔薇姉妹というのは、チョコをめぐって食い違いすれ違いながら、ちゃんと絆を強めていくというのを伝統にしてみてはどうかな、とか。
 あとは、乃梨子が瞳子を気遣うあまり志摩子さんのチョコを発見しそこなうのでは、などといらぬ心配してみたり。なんかわくわくしてきました。
2006年10月8日(日) 崩れない完成度
 マイメロ観てて、奏おねえちゃんとその同級生女子の腰のラインにふわふわふーでした。作画しやすい簡単な曲線で作られたキャラ絵ゆえの、繊細さ。
2006年10月9日(月) 主食
 カップヌードルのしおは食べられるけど、カレーだと気持ち悪くなる。
 焼きそばのペヤングは2つ食べても平気だけど、UFOだと気持ち悪くなる。
 胃と油の相性の問題なんでしょうか。
2006年10月10日(火) げけつ
 ネギまの新アニメも観られない辺境の悲哀をかこつているわけですが、CCSFさんによればかなり好き放題やってるみたい(前作とは別の意味で)。あーバカレンジャー話ですか、確かにそれは楽しそうな。うちのパロディでも1話いれればよかったです。

 同人ソフトの値崩れが起きない理由について、せいるさんから反応いただく(ぼくのこの日記は11/2に書いてます)。なるほど、印刷費などが値下げされない(というか、おそらくすでに相当ぎりぎりのラインでがんばり続けてきてる)ために、それより値下げすることが不可能である、と。ぼくも考察本では、印刷費が予想以上に安くて助かったとはいえ、結局は自腹を切って未だに出血中なわけですし、自分で製本できない以上はどうしても越えられない一線というものはあります。
2006年10月11日(水) 恐れは知らない
 馬鹿話。

らむだ「幼女スマッシュ・ギンガイザー♪」
美 森「なんだそれは。」
らむだ「いや、そう聴こえない?」
美 森「じーんーせいーはー♪」
らむだ「これでおわりさー♪」

 喜んでる場合じゃありません。
2006年10月12日(木) 穴の中
 D&D3.5版サプリメント『石の種族』購入。いま継続中のキャンペーンにはドワーフもノームもまったく登場しないんですが、「うわーゴライアス強い」などと普通に読んで楽しんでます。でもこれ、ゴライアスの年齢と身長・体重の表が載ってないんですけど、見落としたかな。それともフェラル・ガルガンのを使えばいいのかしら。
2006年10月13日(金) あばででぐりまで
 『伝説巨神イデオン』映画版DVD、やっと購入。
 子供の頃、友人と始めて観に行ったアニメ映画がこのイデオンでして、TV版の内容を知らなかったぼくは、それはもう衝撃を受けたものでした。なんかもうね、主要登場人物達がばんばん殺されていくわけですよ。それよりずっと前にぼくのロボットアニメ観をスクラップビルドしてくれていた『ザンボット3』と同じ監督の作品なのだと気づいたのは、だいぶ経ってからのこと。
 少女カーシャの最期とか幼女アーシュラの頭部爆散とか、田舎の映画館の中途半端なスクリーンいっぱいに映しだされたそれを観たときの奇妙な沈黙が、いまだに耳元にこびりついていて、そのときのぼくはまさしく映像の中に掴みこまれてしまっていたのですね。
 で、いま観返すと、接触篇でのシェリルの言動や、発動篇でのハルルやドバの振る舞いに、以前よりは感じ取れるものを発見しています。たいした人生を送ってもいないのですけれど、それでも年をとったんだなあ。それにしてもこのアジバ家の方々は、まさしくトミノ監督そのひとであります。飛翔する理想、それを押しつぶす味気ない現実、そして泣きながらマジキレ。

 映画に打ちのめされたあとの日々、おもちゃ屋にあったアブゾノールのプラモを買おうかどうかさんざん悩んだのもいい思い出です。よりによってなんであの重機動メカを選ぼうとしたのかよく分かりませんが……。前にも書いたかな、これ。

 アニメ版ハルヒによってエヴァの衝撃を忘却したアニメファン云々、という話がどこかにありましたが、それを言ったらぼくの場合、ザンボットとイデオンの呪縛をライジンオーとダ・ガーンで解きかけました。たぶん。ロボットアニメから与えられた傷は、同じくロボットアニメによって癒されるほうが効果的なのかどうか。
2006年10月14日(土) やれやれ
 自分のやりたいことはここではできない!と叫んで転職した大ベテランの方から、久々にお電話。あっちではやりたいことがなおさらできないらしく、愚痴の嵐。いやーそうですよねえ、下の者達がついてきてくれないと大変ですよね、などと相槌をうちながらもにょもにょする。こちらが担当した事後処理の顛末は、もちろんしませんでした。
 そして電話後に飲酒。
 その最中に、別の先輩から猛烈な愚痴電話。
 ……そういう話し相手になりやすい人間なんでしょうか、自分。
2006年10月15日(日) よろよろ
 4コマ漫画家の水田恐竜さんの近況(連載状況など)について、ご存知の方おられますでしょうか。本屋で単行本も見なくなりました。

 ああ、『消失』の考察書きたい。
 そう思いながら、昨晩の人からまた愚痴電話。切れそう。
2006年10月16日(月) 素敵なたいみんぐ
 そしてまことに都合よく、この頃からしばらく電話が滞納停止。

 マイメロ第13話のクロミ、「ナウゲッタチャーンス!」って、昔のTV番組「ザ・チャンス」ですか。
2006年10月17日(火) ネギま最新刊
 『ネギま』第16巻まとめ読み。第15巻からのつながりでは、そこで描かれた超の作戦成功によるどん底で受動的な状況から、この第16巻ではネギ達による積極的反攻へと、イニシアチブが一挙に移る段階となります。そのような転換点の興奮を、見事に伝えてくれるこの内容。明日菜がゆーな達の前で見得を切った148時間目などは、正直いって震えが走りました。これだ。この興奮、このわくわく感が少年漫画だ。

 面白い少年漫画というのは、この転換点を納得できるかたちで盛り上げるのが上手ですよね。『ONE PIECE』も『うしおととら』もそうですが、ただしこれらの2作品の場合は、その転換点の前を「悪の描写」によって踏み固め、この「悪」を打ち破る主人公達の活躍によってカタルシスを獲得させるという、時代劇などでもおなじみの懲悪パターンです。そして、悪役を倒す瞬間そのものよりも、その悪役の抑圧にさらされていた弱者の救済(束縛からの解放)こそが、真のカタルシスを与えるという。
 例えば、アーロン一味との対決では、ルフィがアーロンを倒す瞬間そのものよりも、「助けて…」「あたりまえだ!」の場面と、ルフィが海図を台無しにする場面とのつながりの方が、ナミの救済を読者に力強く伝えてくれます。まあこのへんは、少年漫画における男性優位性(少女を危機に陥らせる喜びと、助け出す喜びというマッチョさ加減)を如実に物語るものでもありますが。うしとらの場合は、逆にうしおが少女達に救われることもしょっちゅうで、そのあたりのバランスをとろうとしていたのかも。

 で、ネギまの場合は、少女達の危機というものが存在しません。なぜなら、明確な「悪」が不在だから。ネギの側には一応、父親達の敵がいるわけですけど、それも少女達にとっての直接的な敵ではない。やがては明日菜がその隠された過去を足がかりにして、少女達をネギの方へと引きずり込むことになるのでしょうが、現時点ではそこまで進んでいません。
 それゆえに、少女達にとっての「悪」とは、学園生活レベルでの不幸、すなわちネギとの別離や失恋、友情の破綻などになるしかない。だからこそネギも彼女達の日常生活化バイタリティによって何とかこっちの世界に踏みとどまっているともいえるわけですが、しかしまた、「悪」の不在は転換点にいたるまでの下向きカーブの部分を描きづらくもしているはずです。なのに、これだけの盛り上がりを感じさせてくれるというのは、さすがというか。
2006年10月18日(水) 離れてくっつきかけて
 ネギま感想続き。
 ネギと女子達がいったん別離の危機にさらされて、なんとか再開を果たすわけですが、ここには物語の大枠が二重に映し出されています。

 一つは、別離の危機そのもの。一応は解消しえたとはいえ、超の計画を阻止できなければやはりネギと女子達は二度と会えなくなってしまいます。つまり、より小さな(しかし現実に生起した)危機とその超克を描くことで、これと相似形であるはずのより大枠での危機もまた、やがて根本的解決にいたるのではないか、という予感を読者に与えているわけです。こういう入れ子構造は基本なのでしょうけど上手いなあ、と。

 もう一つは、ネギと明日菜(たち)のパートナーシップの問題。第6巻の対フェイト戦からこの学園祭までの間、ネギと明日菜が直接協力して戦ったことは一度もありません。例えば第8巻ではネギと小太郎が直接、そして明日菜以外の少女達が間接協力してますし、他にもそういう場面はいくつかあります。また、明日菜と他の少女達の直接協力もたびたび描かれてきています。しかし、ネギと明日菜の直接協力戦闘だけは、注意深く避けられてきました。別離ののちに再会・脱出という今回の展開は、このバトルパートにおけるこれまでの別離と将来の再会(直接協力)とを予感させるわけです。
 ところで、このバトルパートにおける別離の間に何がなされたかというと、まずなんといっても、ネギと明日菜のそれぞれの能力的成長です。しかも、たんに「強くなった!」というだけでなく、ネギの技の甘さや明日菜の魔法無力化能力の欠点など、その時点での能力の限界も必ず同時に示されているという巧みさ。すると一読者としては、二人が単体としてこれだけ強くなりながらそこに未熟さももっているとすると、ネギと明日菜がいま一緒に戦ったらどんな強さを発揮するのだろうか、と非常な期待を抱いてしまうのですね。
 しかし、それはまた、少年少女のパートナーシップをめぐるもつれによって、単純な期待ではありえなくなります。ネギが素直に明日菜に背中を任せてしまうのか、それとも今回はむしろのどかや他の少女達を優先してしまうのか。あるいは、バトルパートでのパートナーシップと学園生活パートでのパートナーシップとのずれが、超計画阻止の結果として生じてしまうのか。次の物語へのネタ引きとしては、なんとなく割り切れないものを残してくれたほうが面白いかな、とも思ったり。いよいよ夕映や千雨も参入したことですし。
2006年10月19日(木) ぐっとのばす
 そして第16巻でぐっときた台詞。夕映の「ネギ先生達はこんな戦いをしていたのですね」(143時間目)。夕映が身体的・感覚的な面からネギを理解しようとしている姿。萌え。彼女の「それなりの覚悟」(144時間目)が言葉のうわっつらだけでないことを示す場面でもあります。

 戦いそのものは、すべてを一人で背負おうとしている超と、すべてを一人で背負おうとしてきたネギとの対決なわけで。そりゃ今はネギだって仲間達の存在を受け入れつつあるけれども、しかし未だにネギの思い切りが悪いのは超の計画の是非を割り切れないだけじゃなくて、超の生き方と行動原理そのものが彼自身のそれと近しいからではないかしら。いわば女ネギ。だからこそ、ためらうネギの背中を押すことができるのは少女達のネギに対する勝手な想いにほかならず、そして「友達」と「生徒達」と「仲間達」のために、とネギが叫ぶとき、その大切な者達の中に、超もまたちゃんと含まれているはず。ネギは、誰一人離さないはずだから。
 そういうのも、少年漫画の主人公の資質ですかね。うしとらのうしお。マップスのゲン。アニプリの航。「一人だけなんて選べないよ」というのはちと違いますか。
2006年10月20日(金) 約束の島だぐらむ
 こちらのダグラム予告一覧を拝見しながら、アニプリでパロってみるテスト。

第1話予告
 頂上に回る謎のオブジェは何故か、雲を追う少女は誰か。艀のごとく心ゆれる少年が、若葉のように芳しい少女達とプロミストアイランドで出会う。物語は受験の失敗で始まった。
 次回『僕のグラデュエーション』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第2話予告
 物語は前奏曲をかなではじめる。呆然と立ちすくむ航の上に疑惑の雲が広がる。暗闇の中の空室にどんな恐怖が待ちうけているのか。早くも作画が乱れ始めた。
 次回『お兄ちゃん、大好き!』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第3話予告
 騒乱の星見が丘西学園。はしゃぐ妹、転ぶ妹、たかる妹。恋い慕う兄を求めて、策士の血が燃える。
 次回『お兄様といっしょ』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第4話予告
 吹き飛ぶシーツ、ぶちまける朝食、燃えるガルバン。おぶさる広い背中から、温かな鼓動が伝わってくる。くまさんのおうちは行方しれず、捜索は続く。精霊は兄妹を試練へといざなう。
 次回『くまさんどこ?』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第5話予告
 それは許されぬ発明なのか、それもさだめか。メル友AIKOとの出会いが、航を妹達の嫉妬の激流へと投げ込む。新たなアイテムを手に、はやる少女たちは待ちわびる。送信と着信、新たな絆が生まれる。
 次回『アニキとメール\(∧◇∧)/』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第6話予告
 空回りする演技、流れる冷や汗。演芸会にはまり込んだ兄妹達。そこにも犬のような嗅覚で山田の手は伸びる。台本は台詞を示してくれない。究極の選択は誰を指名すればいいのか。兄よ答えてくれ。
 次回『お兄ちゃんは王子様』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第7話予告
 過ぎたる期待は断ち切れ。台所に空腹なまま置き去りにしろ。明日のために考えなければならない、別れのさだめを乗り越えるための作戦を。誇り高い妹には悲しみよりも女のタタカイのほうが似合うのだから。
 次回『恋する季節』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。
2006年10月21日(土) 続き
 日記滞納分解消のため、ダグラムネタを小分けにして更新。

第8話予告
 吹き荒れる風、殴りつける雨。病魔は巨大なあり地獄のように、少女を捕らえてはなさない。陽射しの中で微笑んだ妹の幼き日の夢を知った航は、雨の夜中を桟橋へと走った。
 次回『いつの日かふたりで』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第9話予告
 夏に水着はつきものと言い切るには あまりに突然のお買い物。そうめんをたいらげ、山田太郎は闇雲に働く。プール掃除の果てに希望の楽園ハーレムがある。男の夢を守るため、じいやの待つスポーツ店へ、少女の笑顔を信じて走った。だが。
 次回『夏がきました』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第10話予告
 無残に砕かれた男の夢。希望の教材の裏切りに、洗面器に浮かぶ顔もゆれる。カナヅチがなんだ。練習がなんだ。消えかかった闘志は甦るか。
 次回『頑張って、あにぃ!』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第11話予告
 潜航艇に乗り込んで意気上がる兄妹達。初めての旅行を楽しむ彼らの歓声は時ならぬ暴風雨を呼び寄せた。のたうつような大時化が、潜航艇を、兄妹達を追い詰める。
 次回『アニキとシークレットツアー』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第12話予告
 見知らぬ砂浜、ひきつる右足。海中に沈む航の耳元で、ウニの中から妹が囁く。新たなる家を定め、震える肩を抱いて、遊べ! 食料の尽きる日まで、遭難のさなかを。
 次回『バカンスはラブよっ』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第13話予告
 入り込めるかウェルカムハウス。守る妹、嘆く山田。数多の宿題を終わらせた少女達には火花散る夜が。夏を、過ぎゆく夏を、愛しい妹よ、航はお礼を言いたかった。
 次回『お兄ちゃんとの夏』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。
2006年10月22日(日) 続き
第14話予告
 感謝の思いが少年を行動に駆り立てる。妹達が少年を変え、少年が少女達を励ます。だが子猫を追い、電球を求めて鍛えられる妄想がある。少年が手をさしだすとき、もう1つの幸せが始まる。
 次回『本当のキモチ』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第15話予告
 理屈を追うものは追え、現実を語るものは語れ。妹が気にする必要なぞはない。少女には探さねばならぬリボンがある。さすがに道連れは必要だ、一人の老人。理屈や現実など暗闇で眠れ。
 次回『亞里亞のおリボン』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第16話予告
 駆けねばならぬコースがある。落としてはならないバトンがある。幾ばくかの自負がある。幾倍もの不安がある。今命かけて応援のとき。瞳に浮かぶただ1つの姿。
 次回『選択の渡河作戦』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第17話予告
 ゲルマン魂が大和撫子に乗り移り、阿修羅のごとく襲いかかる。この瞳はなにか。この気迫はなにか。心踊らせる初めての誘惑。入浴終わって部屋へ行く。心を焦がし骨まで炙る愛が降る。妹隣室で発情す。
 次回『おキューですわ…ポッ』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第18話予告
 「永遠の愛を、誓った仲でしょ…?」」と妹は言った。だが、それがどんなに冷厳な事実としても、受け入れられぬことがある。禁断の昔日の愛にさまよう兄の魂が、わけも知らずに異界に消えた。
 次回『永久の…契りを……』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第19話予告
 心の栄養のためには、年少者の目方を見殺しにするのも物量戦の鉄則。肥大化する体重が、成長期の心を押しつぶす。食事とはなんだ。欲望のかなたに理想がかすむ。山田の立場がなくなってきた。
 次回『愛のお弁当ですのっ』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第20話予告
 商店街の雰囲気は、クリスマスを目指して装い始めた。静かな対立を続けてきたライバルが引き付け役を譲るという思わぬ事態にショックを受けた妹は、航に向かって、想いを伝える一瞬を決めた。精霊と人と、兄と妹が、調和の時を迎える。
 次回『Christmas Love Destiny』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。
2006年10月23日(月) 最後
第21話予告
 メカ鈴凛の開発に成功した妹は、その余勢をかって兄のサポートを試みた。航の心に、自立への意志が宿る。おりもおり、発明家の妹の体内に、未来の時限装置が秒読みを開始した。 
 次回『アニキにme two\(∧0∧)/〜』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第22話予告
 兄が歩けばチェキをする。兄が休めばチェキをする。たわいない挑戦状に秘められた兄への想い。期待を損なわずして勝ち取れる大団円は無いものか。航は己の胸に問いつつも春風そよぐプロミストパークへと向かう。
 次回『兄チャマ、チェキデス』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第23話予告
 初めて島を訪れた兄の親友は、予想を上回る歓迎をうけた。航は負けじと格好良さを示そうと挑んで、めくるめく大回転に敗れた。一方街では燦緒の落した黒い染みがじわじわと眞深の心を侵食し始めた。
 次回『はじめてのお客様』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第24話予告
 妹達の笑顔に包まれた日々。ほんの一時得た平穏な日々。合格通知を渡されて今浮き上がる東京への思い。兄として、友として、人間として、エリートとして。今こそ真実の決断が迫られる。
 次回『さよならの予感』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

第25話予告
 兄の不在というものが、こんなにもせつないものか。ついには絶望という情念の落差が、船のない桟橋への疾走を生む。別れ、止めなければならぬ、命をかけても。それが残された我が使命、兄妹の人生の白き余白の広さゆえに。
 次回『あいたい…お兄ちゃん』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深は見てるか。

最終話予告
 大いなる冗談のような制作者は騒動を残して、海のような心の視聴者は沈黙を宿して、炎のような熱き人々は叫びを残して、昨日までの物語を動かした人々は去っていった。今立ち止まり、静かに、そして熱く、振り返る時。
 最終回『約束の島』
 Not only ONE sister, It can't be true ! 眞深美は見てるか。
2006年10月24日(火) いめとれ
 頭の中で、赤松絵のハルヒたちが暴走中。まっさきにイメージが浮かんだのはみくるちゃんでした。

「ただの人間には興味ありません。この中に魔法使い、未来人、人外、超常能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」

 休み時間にわらわら集結。

 のどかのアーティファクトで、長門さんの思考を読んだらどんな内容が描かれるのかしら。
2006年10月25日(水) 化学的なやりとり
 オフ会の思い出話をしてたときの馬鹿話。

らむだ「あのとき君に『尿素は元素ではない』と言われて、思わず『ないの!?』って叫んだとき、
    横で秋月さんが頭かかえてたのを思い出しました。」
美 森「そうだったか(笑)。そりゃ、お前の馬鹿さかげんに中てられたんだろ。」
らむだ「でも尿素って、元素周期表だと塩素の下あたりにありそうだよね。」
美 森「そこは臭素だ。」
らむだ「あ、あー。でも近いかんじ。」
美 森「いや、ぜんぜん違うから。」
2006年10月26日(木) ゆりあん学園
 続いてレクチャーをうけることに。

美 森「そもそも尿素ってのは、人類が始めて作った有機化合物だったりするわけだ。」
らむだ「へー、昔の人もそんなに尿が好きだったんだ。」
美 森「そうじゃない。」
らむだ「スーパーの陳列棚で『味の素』の横に、『尿の素』って小瓶があってもおかしくないよね。」
美 森「書いとけ。」

 見放されました。
2006年10月27日(金) ねっとさーひん
 D&Dの「エベロンワールド」について検索しているうちに、気がつくとピンポンパンの「デベロン音頭」について調べてました。ぱっくん。

 いま、ピンポンパンにカータンの代わりにパクマンさんが登場してる姿が目に浮かびました。はいてもはいてもすぐおちる。おねえさんにセクハラトークの嵐。そしてくまのぬいぐるみに変身(それはロンパールーム)。
2006年10月28日(土) びくとりー
 各地の高校で、世界史などの未履修問題が露見してるみたいですが。うちの地元では見事に私立の中堅高校がずらりと勢ぞろい。合格率をちょっとでも上げることに汲々としてれば、まあそうなりますわね。

受験生「ぼくが不合格になるわけがない! 確認してください!」
大学側「あー、あなたは履修単位不足で、そもそも大学受験資格がなかったんですよ。」
受験生「そ……そんな馬鹿な!?」

(中略)

黒服達「おめでとうございます!」

(中略)

「プロミストアイランド内 星見が丘西学園へようこそ」

 つまり文部科学省の妥当な温情措置は、一方でこういう未来を受験生から奪ったわけですか(違)。
2006年10月29日(日) 厨房全開
 うろおぼえライトノベル史というものをやってみるの巻(11/19付)。朝日ソノラマ文庫なども含みます。

<発情篇>
・『宇宙戦士バルディオス』ノベライズ中、アフロディアが下腹部をまさぐられる場面でハァハァする。
・『機動戦士ガンダム』ノベライズ中、セイラさんのてぃくびが小さい件でハァハァする。
・『ガルフォース 赤い悪魔のサンバ』中の挿絵でハァハァする。
・『宇宙の皇子』表紙絵の各務の裸体でハァハァする。
・『未来放浪ガルディーン』の出渕挿絵でハァハァする。
・『魔女でもステディ』のとり・みき挿絵でハァハァする。
・『SF超次元伝説ラル』ノベライズでハァハァする。
・『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー』のあろひろし挿絵でハァハァする。

<インターミッション>
・『ロードス島戦記』と『スレイヤーズ』を注意深く避け、ハヤカワFTと創元を読む。

<接触篇>
・『イリヤの空、UFOの夏』読む。
・『涼宮ハルヒの憂鬱』読む。
・『鉄コミュニケーション』読む。
・『猫の地球儀』読む。
・『E.G.コンバット』読む。
・『学校を出よう!』読む。
・『A君(17)の戦争』読む。

 以上。だんだん枯れてます。
2006年10月30日(月) 痛みを伴うネギま
 ネギまでの魔法は、一般人にとって手が届かない対象ではありません。夕映などごく普通の女子中学生が、たとえあそこでの学園祭という特別な場所と時期に依存しているとはいえ、わずかの間(第9巻からの1ヶ月程度)練習を重ねることで、初歩的な魔法を使えるようになっているわけです。魔法の存在やその具体的な方法などは秘匿されていても、いざそれらが与えられれば、そこまでは頑張っていけるという。もちろん高度な魔法は、誰の手にも届くというものではないのですけれど。
 つまり、のどかや夕映たちは、肉体的・精神的な鍛錬を特別に積んではおらず、日常生活レベルの心身をもって、ネギへの恋心と仮契約を通じていきなり魔法の領域に引き込まれています。第16巻ではひとまず幻影の中で、のどかが魔獣に踏みつけられ、夕映が一撃をくらうなど、肉体的な痛みを初めて味わうことになりましたが、今後の展開の中で、明日菜たちのような戦闘向け(すでに肉体的苦痛を経験済みの)メンバーのみならず、この非戦闘向けメンバーが、実際に大きな痛手を被ったり、血を吐いたりすることがありえるのでしょうか。治癒能力者として木乃香がちゃんと用意されているとしても、怪我が治るということと、そもそも怪我をしないということは、意味合いが全く違います。前者の場合、いったんは怪我をする描写が必要になるのですから。
 おそらくは、かよわい彼女たちが大きな怪我を負わざるを得ない瞬間に、彼女たちの「覚悟」と、この「仲間たち」に対するネギの覚悟とが、ようやく重なり合うことになるのでしょう。あまり見たくはない光景ですし、その場面でのネギは今まで以上に自責の念に苛まされることになるとしても。
2006年10月31日(火) 習慣のこわさ
 携帯電話が鳴ったとき、相手番号をみて「はい、もしもし」ではなく「てぃんてぃん」などと挨拶したりしてるのですが、間違って普通の電話に「てぃんてぃん」と出てしまい、一瞬血の気が引きました。
 幸いなことに、マンション購入のお誘いでした。「あのねー」と子供のふりして切ってみるの巻(だいぶ無茶)。

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