| 2002年5月21日(火) しすぷり |
| あんよによるシスプリのキャラクターコレクションに関する調査1)2)3)について、統計処理を行ってみた。 まず、各キャラクターの文章について、各章の行数の平均およびばらつき具合を計算すると、以下のグラフのようになる(誤差は標準偏差をとってある)。  行数について検定すると、白雪は花穂、鞠絵、亞里亞に対して危険率1%で、千影に対しては危険率5%で有意に長い。また、春歌、四葉は共に花穂、鞠絵、亞里亞に対して危険率5%で有意に長い。ゆえに、以下の議論において、各データの出現数は行数で割って正規化する必要性が認められる。 次に、ハートマークの行あたり出現数について検討する。行あたりハート数は以下のグラフのようになる。  グラフから見てもわかるように、千影にはハートが少なく(他の11人に対して危険率1%で有意に少ない)、また白雪は多い(亞里亞以外に対して危険率5%で有意)。他のキャラクター間には、有意差は認められない。 最後に、「兄」を示す文字列の行あたり存在数を検討する。なお、「兄」を示す文字列は文献4)によった。  これより、可憐の文章中に極めて「兄」を示す文字列が多く(花穂、鈴凛、亞里亞に対して危険率1%、衛、鞠絵、千影、白雪、春歌に対して危険率5%でそれぞれ有意に多い)、咲耶がこれに続く(花穂に対して危険率5%で有意に多い)。ただし、花穂の兄の呼称は「お兄チャマ」と5文字であり、咲耶のそれ(お兄様)が3文字であることと比較すると若干小さな値となる可能性は否定できない。一方、可憐の場合には「お兄ちゃん」と5文字であり、文字数を補正すればさらに他の妹との差が開くのは明らかである。さらに、行数と「兄」呼称の間にどの程度の相関があるのかを調べたところ、相関係数は0.285となり、強い相関が見られなかった。  問題) 可憐に「兄」呼称が多いことは、可憐の兄への依存が高いあらわれであるといえるだろうか？ 1) http://www.puni.net/~anyo/diary/200205.html#20020512 2)http://www.puni.net/~anyo/diary/200205.html#20020517 3) http://www.puni.net/~anyo/diary/200205.html#20020520 4) http://www.wdic.org/?word=%1B%24B%257%259%25%3F%21%3C%25W%25j%25s%25%3B%259%1B%28B |
