日記
バックナンバー

[先月] [目次] [来月] [最新版] [トップ]

2009年9月1日(火) 鉛筆の音だけが響く
 べびプリ立夏(9/1)。
 無事?の宿題提出、お疲れ様でしたー。本当にぐったりしてる模様ですが。そりゃ、中学校最初の夏休みですから(エンドレス中1)、小学生の頃とはずいぶん具合が違いますよね。今回の経験を活かして、来年の夏はきちんと……ならないよねきっと。「も、こんなに――ドキドキしたくないモン」とのことですが、その恐怖はのど元過ぎれば何とやらです。証拠はぼく(親指をビシッと決めつつ)。
 さて、夕凪は先日レスキューメンバーが明らかとなっていましたけど、立夏の場合は誰が手伝ってくれたのか。「海晴おねーちゃんたちに笑われながら」とあるので、海晴・霙のトップ2は一部助けてくれたのかしら。いや、「本当に出かける寸前まで」ということは、徹夜したのかな。これは年長者もほとんど手伝わず、きついお薬としたのかもしれません。

 というかですね。夕凪も氷柱に最後のお願いをしておりましたけど、当初の氷柱は二人に対して自分の始末を自分でつけるよう命じてたんじゃないですかね。で、次の段階として、夕凪はまだ小学生なので皆が手伝ってあげようということになり、しかし立夏はもう中学生なんだからできるだけ自分でやってごらん、と。しかしここでも氷柱は、夕凪の宿題処理にさえ参加してないわけです。
 ところが昨日の夜更けに、夕凪がいよいよ算数で煮詰まって、長男とともに頼み込みに来た。いつものように小言を重ねながら、しかたないということで長男の部屋か氷柱の部屋かリビングで片付けることに。そして、昨日想像したように、夕凪が寝入ってしまって長男とのひとときが偶然に実現。
 さて立夏の方はまだ終わってない。それじゃ、夕凪と長男のせいで目が冴えてしまったから、ついでに立夏の方も助けてやってもいいわよ。という流れでそのまま延長戦に突入。みたいな展開だったんじゃないかしら。
 まぁ氷柱も立夏ともども徹夜するとは考えにくいので、どこかで氷柱も長男も撤収したのかもしれませんが。この手伝い時間を与えられたおかげで、きょうだいのエンドレスエイトは無事終了できたのでした。
2009年9月2日(水) 長男の宿題提出
 べびプリ海晴(9/2)。
 長女による宿題戦争の総括です。海晴姉さんのハートマークはときどき、笑顔で怖いのです。でも今日は、ほんとにしょーがないなー、てな緩い感じですかね。
 立夏の今後についてはじつに正確な予想。さすがは気象予報士。
 
>今回もあの氷柱ちゃんまで
>巻き込んでなんだか楽しくお手伝い
>してもらっちゃったみたいだし――

 あ、やはりそういう雰囲気だったんだ。後でそれなりに跳ねっ返ってたんでしょうか。下僕は中学生の問題も簡単に解けないんだから、と言いながら長男の解き方などの癖をしっかり注視してる氷柱の図。
 で、海晴姉さんは「夕凪ちゃん応援チーム」専属だったみたいで、これはぼくの予想が外れでした。仲間外れだと可愛くむくれつつ、妹達の勉学に厳しく配慮するのは長女の役目。長男にも確認してますが、

>最近、だんだん――
>
>お兄ちゃんらしい顔になってきたものね?

 これがじつに嬉しい一言ですねー。ぼくはずっと前から、長男と長女のパートナーシップについて述べてきてます。姉達からの期待に応えようと頑張ってきた長男の努力を、こうしてはっきりと海晴姉さんに認めてもらえたのは、ああよかったね長男、と読者としてもじんわりくるものがあるのでした。ある意味では、この家に来て以来ずっと長男が抱えていた宿題が、無事受理されたという。

>さ、今夜はもう――寝ましょ。

 この一文は、昨晩どうやら長男が徹夜につきあったということなのかも。海晴姉さんが注意を促すとおり、インフルエンザも危ないですし、長男の体調を気遣っての言葉。外仕事に忙しい長女ならではの、これもトップの責務を担う者同士の配慮です。
2009年9月3日(木) めろでぃまーく
 べびプリ真璃(9/3)。
 優等園児の本日は自作歌。おお、こんなところにも才能が。幼稚園で教わった歌を妹達に教えてあげることも多いわけですが、幼児向けには「おっかたっづけー」とか作業用の短いフレーズの歌がたくさんありますよね。今回ご披露いただきましたのは、しかしなかなかの大作。誰か作曲してニコニコに上げるんだ。ただし、実際に口ずさんでみると、「ハッピーバースデー3かいぶん!」の箇所でおそらく聞き手は「ハッピバースデー」と歌い始めると思いました。そのへんはあれか、マリーの威光で押し通すのかしら。

>だからマリーも女王として
>民をケイモウするために、
>ちょっと考えてみたの

 あ、啓蒙専制君主がここに(笑)。王妃マリー・アントワネットというよりも、女王マリア・テレジアに近いんじゃないかなこの子。そんなわけで今後しばらく、きょうだいが帰宅するたびにこの歌が聞こえる模様です。
2009年9月4日(金) 共感的理解の方向性
 べびプリ(9/4)。
 インフルエンザ流行について、マリーとは違う方向で綴る麗。それはもちろん鉄道関連。人が集まる場所には皆警戒せよ、ということになってますので、満員電車などもってのほか。しかし、そうは言っても代替手段がないのですから、そりゃ通勤電車に罪はないですよね。

>当の本人たちが聞いたら
>どんな思いがすると思う?

 うん、そこはね。麗がいつも感情移入するときの視点なんですけど、こんなに頑張っているのに報われなくてかわいそう、ということですよね。だけど、世間から冷たい仕打ちを受けてなお、それでもそういう恩知らずな人々も見捨てず乗せて黙々と働くという姿に、しびれる格好良さを認めることだってできるはず。長男もそんな感じで日々頑張ってるんでしょうし。
2009年9月5日(土) 温故痴新
 フックス『風俗の歴史』文庫復刻版を読む。いまのえろ漫画やえろ同人誌などに用いられているパターンというものは昔の内外の民話や笑話などに出尽くしていたり、史実にとんでもない逸話が転がってたりするという。以前も書いたけど、こういう継承されてきた話をできるだけそのまま漫画化することはできませんかね。ボッカチオ『デカメロン』の漫画化とかでも結構です。
2009年9月6日(日) 頭脳野球
 朝プリキュア。せつな転入の巻。……そっか、ラブは中学生だったっけ。せつなも同い年か……。14歳女子に任務を与える管理国家もいかがなものでしょうか。
 転入の挨拶も無事にすませ、勉強・運動・容姿・性格といずれも優秀。絵に描いたような完璧転校生です。「お家はどのへん?」と訊かれずにすんでよかったよかった。「好きな食べ物は?」「ドーナツと、」「好きな人は?」「ラブ」という展開も期待されましたが。
 こうして今後、毎朝せつながラブの部屋に入って「ほら、起きなさいよー」という王道を驀進することが決定したわけですけど、宿題その他は自分でやるよう厳しく指導しそうなあたりもせつならしい。とはいえ、まだこの世界の学校というものに馴染めているわけでもないでしょうから、ラブが何くれとなく世話を焼きたがるのも自然なこと。しかし、夏休み前の約束をラブに忘れられていた大輔は、我慢ならんわけで。……いや、その不満憤懣はごもっともですけどね。せつなへの厭味を言ってしまったのは、器の小ささを露呈しており後ですごく後悔しそうな。おそらく本能的に、せつなが恋敵であると感知したんでしょうから仕方ないですね。
 そして野球の練習試合。ピッチャーとして格好いいところを見せるはずが。せっかく約束通りに来てくれたのに、最後の最後で大失敗するとは。大輔にとっては辛い結果となりましたが、戦闘の最中にもラブのことを心配していた姿は、ちゃんと相手に伝わっておりました。むしろ、こっちの方がポイント高いんじゃないでしょうか。
 悩み躊躇するラブに、せつなが語った言葉の一つひとつも、これまでラブがくれたたくさんのことへの感謝の気持ちに優しく包まれていて。ここまで歩んできたんだな、としみじみ感じました。
 しかし、本日の真の見所は、ベリーのバントであった。守備のないストラックアウトで、美希……恐ろしい子……。2番バッターに必要な資質において、あなた完璧でした。ここでナケワメーケが「逆境だ!」とか言い出したらまた別の展開が待っていたかもしれませんが、ウエスターと共にノリノリの状態なのはやはり製作者に似るのかな。
2009年9月7日(月) 安定と変化
 べびプリ綿雪(9/7)。
 この夏は海にも行けたっぽいユキです。体調が安定していて何よりですが、それでも日射病だの何だのは他の年少者ともども心配ではありました。秋の涼しさに寂しさを感じる姉もあれば、長男と一緒に出かけられることを期待する妹もいるわけで、ほんときょうだいそれぞれですね。アイスから焼き芋に移るだけの人もいそうですけど。
 もうじき綿雪も陽射しを気にせずに落ち葉拾いを楽しめそうな陽気、お散歩のおみやげをポケットに詰め込んで。しんだアリ!(それは違う)のんびり充実のひとときを、長男と分かち合ってほしいものです。

 ところで、昨年はやや不安なフレーズが綴られていたりして、万一の事態を覚悟しておりましたが。一応それ以来ずっと、綿雪の体はゆるやかながら快方に向かっているように思えます。このことは、綿雪にとっても長男や氷柱や他の姉妹にとっても幸せなことですけど、一方で作品展開としては、綿雪の物語が早くも動きにくくなってしまっている、とも言えます。病弱が唯一あるいは最重要の属性である妹は、その病気の壁が薄くなるとたちまちキャラも薄くなってしまうのです。アニメ版シスプリの鞠絵は、病弱を払拭しながら美的センスを発揮することで、今後の彼女の特技派妹的な輝き方をも予感させていました。綿雪の場合は、鞠絵同様にインドア読書好きという一面をそのままにしつつ、何か新しい「したいこと」「してあげたいこと」を発見することが、これから期待されるべきなのかもしれません。
 や、容態急変とか怖くてですね……。
2009年9月8日(火) 伝統知らずの伝統主義者
 べびプリ観月(9/8)。
 しげはる。じゃなくて、ちょうようですね。重陽の節句。祝ったことありませんが、菊の花は実家で飾ってたかなぁ。おひたしも記憶の片隅にあるようなないような。
 こういう話題は観月の専門分野ですので、本日も長男・読者ともに勉強させていただいております。しかし、

>わらわが記した
>今日のこの日記の中に――
>1つ間違いがある。

 ……分からん。まじわからん……。「般若湯」はちと早すぎませんか、というのはあるのだけれど、風習としては間違っていませんし。……ああ、五節句のなかに正月は含まれないのかしら? でも、本文を読むと正月を含むと明言してはいないんですよねー。ううむ降参です。罰として野の草花を食べます。そしてヒガンバナの球根に中って緊急入院。
2009年9月9日(水) でぇこ
 べびプリ星花(9/9)。
 まだ暑さが残るものの、日増しに秋ですね。宿題騒動の記憶も薄れてきた(当人はすっかり忘れ果てた)この頃、星花が秋の味覚を語ります。とはいっても、こないだの観月のような伝統語りではなく、また年長者がしてくれそうな具体的メニューの羅列でもなくて。食べる側にとっての、おでんの話。
 おでんと言えば、地方によってはスジ肉を入れてたりするんですよね。ぼくは関東生まれなので、おでんはいわゆる関東炊きです。はんぺん、ちくわ、じゃがいも、大根、がんもどき、ゴボウ巻き、つみれ、コンブ巻、きんちゃく、こんにゃく、ちくわぶ、しらたき。実家では卵やソーセージが入ってることはなく、ある時期からモチ入りきんちゃくが登場して大好物になったという記憶があります。でもあれ崩れやすいんだよね。
 星花が好きなのは、「たまごとだいこん」などなど。練り物はそんなに食べないのかな。これを読んでて、思わずコンビニのおでんを買いに走りたくなりました。レジの横には、「肉まんやあんまん」も並んでいて、ほんと食事調整中の身にとっては厳しい季節となりました(涙)。六分目の胃袋を
なでながら、『とらドラスピンオフ2』のダイエット短編を再読してみるの巻。
2009年9月10日(木) ためらわず
 べびプリ氷柱(9/10)。
 こないだプリンプリンと喚いていた氷柱ですが、今日はさらに直球勝負です。睡魔に愚痴るのも、長男に眠気覚ましを要求するのも平常運転ですが、夏の疲れが氷柱にも出始めたのかな? と、インフルエンザなどへの心配もしてしまう状態。しかし、その後が。

>ちょっと座って。
>
>正座よ、正座!
>
>いくら能ナシでも――
>枕になるくらいはできるでしょ。

 えええええ。
 不審者事件のときにも、氷柱は長男を枕に寝入っておりましたが。今日のこれはまた何という。
 振り返ってみると、この夏は梅雨明け前の彼氏騒動に始まって、その余韻をとどめたまま前回のプリン話そして今回、なんですね。距離が自然に接近しているような、しかし「5分」だけの膝枕ということは(それが現時点で氷柱に耐えられる緊張の限界だとすれば)意識的に自ら接近しているような。こうなると、こないだの宿題手伝いで氷柱と長男が一緒のひととき、と想像したのも、それなりに信憑性をもってきそうです。ヒカルが後輩問題以降、例年通りの振り幅に収まっているように見えるのに対して、氷柱はどうも変化量が大きいと考える次第です。
2009年9月11日(金) あのねのねを思い出す
 べびプリ青空(9/11)。
 今日はぱんつの話。そりゃ、ブラジャーの話もあったんだからぱんつも当然話題になるよね。大本命のちんちん話は、本誌連載1年目の吹雪視線で霙―青空会話にて済ませているのでおっけー。
 そういうわけで、安心してぱんつであります。小さい子はぱんつ見えてても気にしないよね。むしろ、ぱんつ出して喜んだりするよね。ぱんつだのうんこだの大好きなのが幼児です。みんなそうだというわけでもないですけれど。
 しかし、年長者としてはぱんつ丸出しを認めるわけにもいきません。ぱんつを出していることも問題ですが、それと同時にスカートまくれあがってる等も、自分で気づいて直せるようになるべきで。もうだいぶ涼しいから、おしりも冷えるしね。
 そこで姉も追いかけるのですけど、追いつかないという。さすが青空、ヒカルの後ろを駆けているだけのことはあります。疾走するスーパー1歳児。ぱんつの絵柄はてんとうむし。ぼくらは20の星なのさ。
 対抗して長男もパンツマーン。氷柱か麗に見つかっておしまいの巻。
2009年9月12日(土) べびプリの絵について
 先月・今月の電撃G'sべびプリ連載を読みながら、イラストについてあれこれと。
 本誌連載の絵師は、みぶなつき、sion、若月さな、霧賀ユキの各氏。このうち、キャラ全身像を描いたみぶ氏は、本来シスプリの天広氏のように公式イラストを単独で担当することもありえたけど、労力の問題なのかそれとも敢えてイラストを分担させるためなのか、現状ではきわめて部分的な役割のみ担っている。ただし、公式アイテムのイラストはみぶ氏のもののみ使用しており、また小説版表紙や本誌連載トップの絵担当という地位は不動。崩しにくいタッチだから、美麗な1キャラ看板向きなのかも。
 霧賀氏はシスプリと同様、読参ゲームなどのコミカルなイラストを担当。しかしその一方で、べびプリ紹介漫画やラブバトル導入漫画など、重要な箇所も任されている。シスプリに比べてべびプリは「最初から全員一緒の大家族」「年少者が多くて日々喜劇的」という特徴があるため、霧賀絵の可愛くてコミカルな持ち味がいっそう活きている。
 sion氏は第1期イラストストーリーの担当として、年長者のシリアスな独白と、年少者のドタバタを描き分けつつ、その両者が共にいる空間を確定させた。シリアスみぶ―コミカル霧賀の間でいうと、絵柄は霧賀寄りだけど役割はややみぶ寄りか。絵柄は童話的で、キャラが大勢登場可能だけど雰囲気は穏やか。まず姉妹の大家族があって、そこに長男を位置づけているという感じ。
 若月氏は第2期イラストストーリーの担当として、まずはヒカルの独白を描いた。年長者もコミカルな方向に動かしやすい表情。ただし、現時点ではまだ大勢の登場シーンを描いていない。sion氏と対照的に、姉妹の一人と長男との関係をまず中心に置くというシスプリ視点。長男の一人称が多い小説版では、ラノベイラストのキャラコレ的な主人公少年視点と、崩せる表情とがマッチしていた。みぶ―霧賀間では、絵柄はみぶ寄りだけど役割はやや霧賀寄りか。冗談に思えるラブバトル(霧賀漫画)に、あまり違和感なく接続できるのもこのためとか。

 べびプリの特徴の一つは姉妹の年齢差にあるので、中高生と乳幼児をどのようにして1枚絵に収めるかが勝負。長男に向けられる視線が、年長者のほぼ水平なものと、年少者の下から見上げるものと、立体的に組み合わされるという。sion氏のイラストストーリーはわりとそのへん注意されていたように思うけど、1枚絵は基本的に姉妹の誰かが長男に顔を向けるという構図が多いので、それらで視線の上下が十分描かれないのはしかたない。狭い空間で身長差を描くのも難しいんだろうし。
 こうしてみると、麗同人誌でのねろ氏の挿絵は(あのときも書いたけど)あらためて構図に優れていると感じる。麗を中心に、すぐ背後のちょっと上から関わる立夏。膝もとから麗や長男を見上げるさくら、虹子。その二人よりやや高い視線の綿雪。麗と一緒に遊ぶときは水平な長男、ヒカル。弟妹を離れた高い位置から見下ろす海晴、霙。その位置から立夏をたしなめる海晴よりも、長男は近くにいながら妹を叱ることができない。各人の視線や立ち位置から、それぞれの年齢のみならず家庭内での役割、また状況に応じた相互の距離などが描き出されていて、じつに味わい深い光景なのです。同人誌紹介ページのサンプル下段右から2つめが、そのイラストの2枚目の上半分だけど、下の部分には宿題を邪魔されてぶすったれた麗の顔と、その机の角にくっついて麗の手元を見つめる虹子が描かれてて、これがもう。
2009年9月13日(日) どすこいすんません
 朝プリキュア。寝坊して後半しか観られませんでした。おしまい。
 関西弁の世界で新アイテムを獲得したとなると、そろそろウエスターが危ない。のかしら。でもまだ敵の新幹部が登場してないので、敵登場>苦戦>新たな力に覚醒>4人で必殺技、という流れになるのかな。
 来週は美希&せつな話。おおおお。お祭の漫才以来のペアですが、ぎこちなさをどのように払拭するのか期待です。美希がせつなのために、今まで苦手だったタコに立ち向かい、せつなも美希のために自分の苦手なものに挑む、という展開が想定されますが、せつなの苦手なものって何だろう。服選びで噛み合わないということは、普通の女の子らしさを知らないというコンプレックスに関わる話なのかな。
2009年9月14日(月) くりっくりっ
 べびプリ(9/14)。
 敷地の中に迷子可能な裏庭があるこの家ですが、今日は元迷子の霙姉さんが栗の実をむきむき。台所の主の春風・蛍ではイガが痛くてたまらないでしょうし、ヒカルは部活。ということで、年長者で父親的役割を果たしているこの次女が、辛い仕事を仰せつかっているというわけですかね。長男は?

>うえっ――
>渋い!

 お、珍しい間投詞。よっぽど渋かったみたいです。小豆派の甘党だから、苦み渋みにはことさら不慣れなのかもしれません。秋刀魚のワタなどはどうなのかな。
 栗の皮むきというのは本当に面倒なもので、ぼくも子供の頃に祖母を(主観的には)手伝ったことがあります。鬼皮というあの固い皮もさることながら、内側の渋皮がどうにもならない。四苦八苦しているぼくの横で、祖母が果物ナイフか何かを手にしてくいくいっと片付けていったのを、ぼんやり覚えているような。
 手伝うぼく自身はそんなに栗が好きでもなく、夕飯の栗ごはんも先に栗だけ食べてしまってから、ゆっくりおこわを味わうという、好きなものを後に残す毎度のパターンでした。米大好きなので。甘栗にしろ焼き芋にしろ、喉につかえるのが嫌だったんでしょう。今はどちらもおいしく感じるし、甘栗を買ってくることさえあったり。
 思い出はそのくらいにして、霙姉さんが栗を難じます。「全身トゲトゲと/まったく、氷柱みたいなヤツだな。」ああ、なるほど……。誰じゃ、ツンツン娘は(関東ローカルTVネタ)。元バロックワークス。

>こんなにしたって、
>どうせ――結局は
>さんざんに剥かれて
>喰われてしまうのに。

 この人はまたこういう表現を……。剥きむっきー。長男もぱんつだいすき!(1歳児のふり)まぁ最近は長男の膝枕を求めてきたりと、自らトゲを下ろすことも覚えてきたみたいですけど。いや、霙姉さんはあくまで栗の話をしているのであって、どう解釈するかは長男&読者の責任ですよ。
 そんな軽口で紛らわせたくなるくらい、今晩の皮むきは一苦労でした。2時間か……。栗あんで姉を釣る蛍はさすがでした。長男の登場も手仕事に間に合わなかったみたいですが、

>これは明日の栗ごはんの分の栗。
>全部で2キロだ。

 ……はい頑張ります。
 以前も書いたと思いますが、これだけの大家族だと、料理を1品作るにもえらいパワーがいるんですよね。つまり体力腕力が。2キロの栗を入れるだけのお米って、どれだけの量になるんですか。それを研いで、炊いて、という作業にくわえて、副食とお汁、デザート。手間暇というだけでなく、全員分の食材を持ち上げるだけで相当なものだと思うのです。
 シスプリでは、白雪の華奢な体格と特技の料理とが、とくにアニメ版では日々14人分の料理を作るその労力を考えたとき、この細腕でできるんだろうかと心配させる原因になっていました。その大変さを乗り越えるだけの力の源が、兄や他の妹達との共同生活に備わっていたということでもありますが。もちろんプロトメカ1号の支援もあったけど。白雪ほどではないにせよ、可憐も握力はそれなりにあったはず。
 長男「力、強いんだね」春風「そんな……!?」みたいな展開を想像してみる。
2009年9月15日(火) 本格始動
 べびプリ小雨(9/15)。
 服装も秋色の小雨です。激しい天気の変転する夏に比べて、穏やかで安心できる秋。読書や編み物など、この妹が好みそうなことにも相応しい季節です。夏はすぐ上の姉の季節だしねー。
 しかし今日のお題は食べ物。みんな秋の味覚が好きだねほんと。剥きむっきー(それはもういい)。昨晩の霙と長男の苦労が実って、今晩は秋の食卓のお手本のような献立です。

>たっぷりゴロゴロの栗ごはんに、
>サンマの塩焼き、
>なすの揚げ浸しに、
>ほうれん草と菊のお酢の物に、
>翡翠ぎんなんがとってもキレイな茶碗蒸し、

 くわー。なんて羨ましい(山田顔で)。しかも幼児さんには秋刀魚のかわりに「きのことハムのキッシュ」、こっちも美味しそう。だけど横で姉達が秋刀魚をおいしそうに食べていれば、それを一口だけ欲しがりそうな食いしんぼには事欠きません。ほぐした身をあーんしてもらうお返しに、ケチャップのついたキッシュをちょっぴりお裾分け。なんとなく、麗もキッシュ側な気がしました。
 いかにも秋らしい夕餉時に、しかし小雨が自分の季節を利用した攻撃に転じる罠。

>お兄ちゃん、はい、あーん(はぁと)

 やるではないか。秋の「あーん」といえば、アニプリの春歌第17話。ここぞとばかりの集中攻撃であります。ブドウの皮むきなー、昔幼児さんに剥いてやっては食べさせたっけなー。爪の奥まで紫色。お返しに小雨を剥きむっきー(金獅子丸&回し蹴りのコンボ)。
2009年9月16日(水) 麗のハートマークについて
 べびプリ(9/16)。
 山手線の「チョコ電」ですね、100周年記念の。学校から帰宅途中の渋谷駅で、偶然目撃できたとのこと。おかげでハートマークが、まぁあちこちに。嬉しそうですね、読んでいるこちらも微笑ましく感じます。
 ただ、本人が綴っているように、

>うぅん、私は別に――
>そんなに浮かれてないわよ!

というのが正直なところなのでしょう。いやもちろん嬉しいのは間違いないですし、この一文を麗の意地っ張りなどとしてニヤニヤすることもできますけど、「そんなに浮かれて」いるという心理状態を足元もおぼつかないような幸福感・高揚感と解釈すると、今日のはそれほどのウキウキではありません。麗はそういうふうに言葉を使い分けてるんじゃないかな。

 その根拠は、麗の日記におけるハートマークの使い方にあります。麗は他の姉妹に比べてハートマークをあまり用いません。
08/2/8では、銀座線の記念号に偶然乗り合わせたことについて「ものすごく――/嬉しかった(はぁと)」とマーク使用。しかし、それに続いて非売品シールをもらったことについては「あんまり嬉しくて――/口もきけなかった――」とハートマーク不使用です。どっちも嬉しかったにせよ、その高揚感は後者の方が大きかったと思われるこの日記のなかで、麗は感動的なまでに幸せと感じられたことに対してはハートマークを使わないということが分かります。逆に言えば、ハートマークは軽めの幸福感にのみ用いられているわけです。
 同様に08/3/18では、ドクターイエロー目撃について「フフ(はぁと)」、またトレインくんクッキーについて「ラッキーなこと(はぁと)」。08/4/15ではMSEへの思い入れを「でもやっぱり――/地下鉄なんだもの(はぁと)」。08/6/24では、日記省略のわがままを押し通して「――フフン(はぁと)」。
 08/6/27では使用回数が多くて、長男同伴を条件に地下鉄13号線に乗車せんということで、「もう――待ちきれないの (はぁと)」「13号線の話よ(はぁと)」「期待できるわ(はぁと)」「アナタも――今からワクワクしてたらいいわ(はぁと)」と、いずれも期待のワクワクを表現しています。08/12/11では、E233について「どっちかっていうと、/けっこう好き(はぁと)」、夜のE233を想像して「うっとりしちゃう――(はぁと)」。09/6/9では、アジサイへのときめきについて「フフフ(はぁと)」、京王井の頭線について「フフフ(はぁと)、3000系更新者について「見てるとドキドキする(はぁと)」。そして本日のチョコを「いっぱい買っちゃった(はぁと)」と「食べると秋が来たって感じがするわよね(はぁと)」、以上で麗のハートマークを網羅できてしまいました。
 これに対して、09/3/31の鉄道博物館感想では、ハートマークをまったく使用していません。このときこそ、麗は文字通り足元もおぼつかないほどに浮かれていたのですが、そういう心理のときにはハートマークはむしろ軽すぎるらしく、3つ重ねなどの強調も避けています。

 そんなわけで、本日も麗は、ごく普通の日々のなかにある小さな幸せを得られた、という感じなのでしょう。むしろ、そのプチ幸福感を、きょうだいに分かち合いたいという気持ちの方が、ぼくには強く受け止められました。

>だから、あげる。
>
>この、チョコレート。
>
>大丈夫。
>気にしないで。
>別にあまってる分なんだから。

 幼児さんにはあまりあげちゃいけないし、とも言ってますけど、長男にも小さな幸せをお裾分けしてくれるこの姿が、何よりじーんとくるのです。麗の基準ならハートマークもつけられないくらいに。しかし長男の日常としては、とっくにこの関係ができていたのでしょうから、ハートマークがちょうどいいのかな。
2009年9月17日(木) 夢ぼうけん
 べびプリ春風(9/17)。
 夢です。王子様の夢です。シスプリではキャラコレ白雪の夢を思い起こさせるメルヘンドリーム。

「輝くような白馬に乗って――」悪人どもの成敗のために――それは八代将軍。
 しかし、やはりというか妨げが。

>あともうほんの少しで、
>王子様が、
>春風が待っている
>森の家に着くっていうところで――
>
>王子様は、
>悪い魔女の娘に欺されて――

 さぁ夢分析の始まりです。性欲の問題ですね(安易)。小説版なら「悪い魔女」をマリアはじめ同級生女子への不安の表れと解釈してもよさそうですけど、公式日記では(やはり日記に登場していない第三者の可能性は大きいものの)より漠然とした外部の女性への不安か、春風が自らの恋慕を抑圧するために根拠としている「内在化された他者」としての世間・良識・近親相姦タブーそのものか、あるいは春風自身なのか。王子様が春風の家に辿りついてしまえば、「めでたしめでたし」というおとぎ話的な結語で覆い隠されているところの、性的関係の成立が期待されてしまいます。その事実が、「悪い魔女」というかたちで自覚化され、王子様はあらかじめ「欺されて」、無垢な春風のもとへ辿りつかず、つまり春風の純粋さも失われずにすむという。まぁこれも単純な解釈なんでしょうけれど。
 一番説得力がありそうなのは、「悪い魔女」=ママ説。あのひとは恐ろしい。
2009年9月18日(金) ごまえー
 べびプリあさひ(9/18)。
 おっぱい、指、など今まで連綿と続いてきたあさひ食べちゃうぞ伝説ですが。本日の新規開拓地は、おへそ。

>うーん、なにがいいかな――。
>やっぱ、おへそいじりかな――

 「やっぱ」って(笑)。そういう判断パターンをすでに修得してるのか。さすがはあさひさんです。暴れる原因は退屈みたいですが、泣きだす前に自分でネタをめっけてしまう前向きさ。しかし、へそを舐められたら長男も飛び起きるよね。これまでさんざん舐められながら、なお0歳児のそばで寝てしまうことをやめない長男も、これはこれで大物ではありますか。でもばっちいので、よくおへそを洗っておくように(そうじゃない)。
2009年9月19日(土) べびプリ小説版感想1
 べびプリ小説版第2巻感想メモ。以下ネタバレです。

 第1巻では、陽太郎が過去の生活から新しい生活へと移行するその過程が描かれ、出会い・強制的な家族構成員化・努力と挫折・共同生活への半ば強制的な送還というアニメ版シスプリ第3話までに相当する展開でした。その柱となったのが、積極的・肯定的に陽太郎を迎え入れるヒカルと、否定的な態度をあからさまにする氷柱・麗。この対照のなかで、麗は陽太郎のかつての住まいに赴いた結果としてはっきり受容的な台詞を語るのですが、氷柱は結びの場面でも形のうえで跳ね返ったままでした。つまり、第2巻では氷柱の変化を描くことが主題のひとつとなってたわけで、実際にこれが今回の軸となってます。
 もう一つのポイントは、陽太郎と姉妹家族の外側にいる第三者。入学したばかりの学校で出会ったのは、同級生だけでも異性のマリア(姉妹にとっての競争的第三者)と、ファンズメンバー(陽太郎にとっての敵対的第三者)、そして同性の純平(アニプリ山田太郎的第三者)などが一挙に登場しました。家庭内も女だらけの世界なんですが、そこは陽太郎にとってようやく慣れ親しみ、幸福を得られている場所。しかし学校内は女だらけで未だ居心地の悪い場所であり、そこに純平やマリアが男女それぞれの立場から手を差し伸べてくれてます。また、彼らの視点から姉妹像を与えられることで、陽太郎と読者が姉妹を外から再認識しつつ、姉妹(とくにヒカル)にとっての陽太郎の可能性をうかがうことができます。さらにラストでは完全に敵対的な第三者の存在が予告されており、次巻が楽しみですね。
 さて、メインヒロインの一人である氷柱は、「1人で野放しになんかしてらんない」(p.68)「私が見張りに行くからね」(p.71)「私たちのきょうだいで」(p.87)「私の荷物持ち」(p.132)「私がこうして罰してやらないと」(p.135)とまぁ1日の間に目まぐるしく。気になって構いたくって仕方がないという。小学生の初恋をいま体験してる感じでしょうか。
 眠くなったので続きは後日。
2009年9月20日(日) こんどは手を握って
 朝プリキュア。美希とせつなの初デート(違)。
 縁日のときにたまたま漫才コンビを組んだ以外は、ほとんど接点がなかったこの二人。イースが皆の内心を暴く話では、美希はせつなへの不満を漏らしておりました。性格も対照的だし、ラブとブッキーがいない衣装選びの休日は美希にとっての修行を意味していました。会話が噛み合わず途切れてしまう、でも何とか共通の話題を探そうと頑張る美希の視点に限定することで、それじゃせつなは今どういう気持ちなのだろう、と想像させられます。病床のラブが心配で頭がいっぱいだとか(それはどうか)。
 美希がタコ嫌いを告白し、せつなも自らの怖いものを背中ごしに呟く。裏切り者で融通が利かないという否定的評価も、ウエスターが指摘するとおり確かにせつなの一面。でも、誠実で真面目で自罰的で、そんな自分を受け入れてくれた3人が傷つくのを許せないというのも、間違いなくせつなの姿。力尽きたイースに差し伸べた美希のあの手は迎え入れられなかったけど、いまパッションは、嬉しさを隠さずに手を握って立ちあがる。もう、独りではない。
 せつなも、美希のためにその目的に沿った完璧な服を選ばなければ、と真剣に考えていたわけで。それは、ラビリンスにいたとき任務遂行の結果だけで自分を評価されていたということと、関連していたのかもしれません。そんな余裕のなさを、あなたという存在そのものを受け入れる・あなたのすることをそのまま信じるという美希に力強く緩めてもらえたとき、自然に軽口も叩けるようないっそう完璧な仲間になりました。とてもいい話でした、ほんと子供に見てほしい作品ですねー。性格の合わない相手をどう理解するかとか、相手からの評価ばかりを気にしてしまわなくてもいいんだなど、まんま教育的な内容でもあります。
 しかし、こないだの縁日でたこ焼き屋に出くわさなかったのか不思議。ウエスターが専ら焼きそばを食べていたのは、今日のためだったということですか。
2009年9月21日(月) 同人誌作成の根っこにある欲求
 以前書いていたけどまとまらないのでメモのまま。

 同人誌を作るとき、その根底にあるものは何かといえば。
 表現への欲求(何かを表現したい)。
 顕彰への欲求(好きな作品を讃えたい)。
 共有への欲求(みんなと体験や熱気を分かち合いたい)。
 自己顕示への欲求(誰かに褒められたい)。
 金銭への欲求(儲けたい)。
 などなど、これらが適当な塩梅で混じり合って、各人を突き動かしてるんだと思います。
 で、上の2つの欲求が抜きんでている場合、一次創作として熱いとか、二次創作として愛があるとか、プラスに評価されやすい。逆に「独りよがり」「ひいきの引き倒し」ということもあるだろうけど、作者自身の欲求そのものはおそらく否定されないでしょう。
 共有への欲求については、仲良しだね友達思いだね同じファンとして幸せだね、という場合もあるだろうし、馴れ合いを叩かれる場合もありそう。
 自己顕示と金銭への欲求は、あってはならないというわけでもないと思います。人間だもの。だけど、この2つだけが突出してしまうのはどうかと感じるしだい。
2009年9月22日(火) さめたえがお
 ついったーで、秋ひものさんからぼくの日記について「どんだけ変態方向に走ってるときも加虐的な部分が(「誰それをこわしたい」「ハイライト消したい」みたいなネタとしてさえ)ほとんど無いような気がする」との指摘をいただきました。
 実際そのとおりなんだけど、その事実がぼくの日記(ひいてはぼく自身)の世間的危なさを薄めるかというと、そうでもないのかも。「誰それをこわしたい」という欲求の強弱のみならず、ぼくの日記が「自分語り」という方法で綴られていないため、たまたまそういう欲求も表現しづらくなっているだけなんじゃないかしら。「客観語り」で破壊と暴虐を描きながら、それを眺めている心境は「世はなべてこともなし」みたいな。自分で手を下すよりタチ悪いよね、それ。
2009年9月23日(水) べびプリ日記におけるハートマークの数と頻度(暫定)
 べびプリ公式日記のハートマークをざっくり数えましたので、とりあえず暫定的に掲げときます。数え直したら修正されるかも。

(期間:07/12/24-09/09/18)

    単ハ数  単ハ頻度  2ハ数  3ハ数  
海 晴   142    6.45    1    3
 霙    16    0.67    0    0
春 風   134    5.83    0    13
ヒカル   32    1.28    0    1
 蛍    115    4.79    1    2
氷 柱   19    0.68    0    0
立 夏   138    6.00    3    17
小 雨   62    2.48    1    3
 麗    15    0.43    0    0
星 花   94    3.92    0    4
夕 凪   121    5.26    0    12
吹 雪    7    0.30    0    0
綿 雪   120    5.45    0    1
真 璃   100    4.55    0    1
観 月   43    1.95    0    1
さくら    41    1.78    0    0
虹 子   102    4.64    0    5
青 空   55    2.39    0    3
あさひ   22    0.92    0    3

  単ハ:1個ハート  2ハ:2個並びのハート  3ハ:3個並びのハート
  単ハ頻度:日記1回あたりの1個ハート数

 ハートマークといえば春風と立夏、と思いきや単ハ頻度では海晴が最強でした。1個ハートは、長男に対する軽めの愛情表現やからかい、また本人の軽い幸福感や嬉しさなどを表すマークなので、そういった感情・意図を綴りやすい姉妹が高い値を示しています。もちろん春風・立夏もそうですし、綿雪・夕凪もなかなかの値ですね。
 ハート複数個となると、立夏と春風、夕凪の3人が突出。これは日記で長男へのストレートで強い愛情を表現することに遠慮のない面子です。もっとも、ヒカルのようにハートを記さずにどかんと深い想いを綴る者もいますので、ハートという記号を重ねることへの抵抗の有無も影響しているんでしょう。
 霙のように相手をからかいがちな挙動と落ち着いた物腰とが両立している場合は、後者が性格のベースとなるためやはり低い頻度となっています。とくに低い順では吹雪、麗、霙、氷柱ということで、「べびプリ日記における姉妹の相互言及」で分類したところの観察者タイプや父性的タイプ、長男に無関心(を装う)姉妹がここに属しています。また、綿雪は小雨・吹雪と同じ観察者タイプでありながらハートマーク多めであり、わりとストレートに愛情表現していることがうかがえます。
2009年9月24日(木) 幼女のタタカイ
 べびプリ真璃(9/24)。
 こないだも苛立って甘えんぼさんでしたが、今日もその続きというか、通常営業というか。マリーも氷柱並みというか、氷柱もマリー並みというか。二人とも嫌がりそうな言い回し。

>つまんないつまんない
>つまんな〜いっ!!

 ここで白タイツのおみ足をぱたぱたさせてると想像すれば、ぼくの退屈は速やかに紛れてしまうのですけど、マリー本人はそうもいかず。舞踏会や園遊会でも開かねばならないのでしょうか。ただ、ちょっと注意を惹いたのが

>まったく海晴お姉ちゃまが
>仕事忙しいからって――

の箇所。つまり、海晴も含めてきょうだい全員が揃わなければ遠出はしない、ということ。道中の安全等のために年長者の手が欠けてはならない、ということもあるでしょうし、全員が揃わねば楽しくない、ということでもあり。ここんちのお約束です。
 とか考えてるうちにいきなり温泉の話。いい旅夢気分。四万温泉でスマートボール。あれ、まだあるんでしたっけ。いやいや問題は、

>ただし――条件は2人だけ、よ?
>フェルゼンだってそうしたいでしょ?
>
>問題は何でも一緒に行きたがる
>チビたちやお姉ちゃまたちをどう出し抜くか――

 さぁここだ。かつては夕凪の3日連続、またハロウィン拒否の氷柱の誘いなど、姉妹のいずれかが長男を独占して二人きりの憩いを求めることはたびたびありました。ここでマリーも参戦ですね、ラブバトルの影響でしょうか。
2009年9月25日(金) シスプリとべびプリにおける過去
 桜木さんの「シスプリにあってべびプリにないもの」。議論が期待されてるようなので反応してみるの巻。

 桜木さんのご指摘のとおり、シスプリでは「私たちが知らない過去のエピソード」があります。兄妹は共有してるのに、読者は知らない過去。本誌連載ではまだしも、キャラクターコレクションでは妹視線で過去を語る話が少なからず掲載されていましたから、読者の知らない過去は次々に描かれ、そのたびに読者に兄との乖離を感じさせていた、と言うこともできるでしょう。

 この問題を作中でうまく取り入れたのが、ポケットストーリーズで四葉が七五三のお祝いに参加させてもらう話です。帰国子女組は、兄と遠く離れて暮らしていた時期の不在・未知というペナルティをいかにして補うか、という課題を担っていました。その一人である四葉は、他の妹達の七五三の思い出を聞いているうちに、自分だけ兄との思い出がないことを淋しく感じて泣いてしまいます。そこで周りの妹達の配慮などにより、四葉も遅ればせながら晴れてお祝いをしてもらえることに、という。かつてあのときにいなかったことはとりかえしがつかないけど、今はみんながいるから助け合って補って、素敵な思い出をたくさんつくることができる。ぼくが大好きな原作エピソードの一つです。
 つまりここでは、桜木さんの言う「私たちの知らないところで積み上げられた、兄妹の信頼関係に担保された物語」は、「四葉の知らないところで積み上げられた、兄妹の信頼関係に担保された物語」でもあって、これに四葉も参入させていく過程を描きながら、四葉に共感する読者をも同じく参入させようとしています。あるいは、四葉を参入させようとその手をとる兄に身を重ねつつ、読者も自らを参入させる、と。

 一方のべびプリですが、こちらについては桜木さんと少々考えが異なるのかな。

 まず、長男が参入してからの期間については、確かに「私たちが知らないエピソード」は存在していないように思えますが、しかし実際には、今日の長男と姉妹が何をしたかについては、公式日記などで表明されないかぎり読者は知らないままなのです。それゆえ、これは、今(あるいは直近の過去)を知るタイムラグがシスプリよりも短くなっただけ、と考えることができるでしょう。
 例えば、公式日記でフレディが行方をくらませたとき、長男は罠にひっかかることで虹子を慰めていました。このときの長男の行動を、おそらく読者の多くが予想していなかったはずです。そしてこの行動を、読者は蛍の日記を通じて事後的に知るわけですから、やはりわずかなタイムラグが、つまり長男と読者の乖離が生じていると言えます。(このへんは、YU-SHOWさんやみやもさんが以前述べていたはず。)

 しかし、この乖離を巧みに埋め合わせているのが、べびプリ長男参入以前の過去への言及です。麗と海晴のケンカを仲裁するさいに、ヒカルは子供の頃の海晴がどうだったかを麗に伝え聞かせます。ヒカルより上の姉達なら知っているはずのその内容は、海晴の幼少期にまだ生まれていなかった麗のみならず、そのとき生まれていたにもかかわらずまだこの家にいなかった長男にとっても初耳でした。ここで長男は自らの不在だった時間の重さを味わうのですが、それは同時に読者の感慨でもあります。
 つまり、上の例では四葉と読者が抱いた「私たちが知らない過去のエピソード」=兄と他の妹達の共有する過去のエピソードによる疎外感・孤独感が、べびプリの場合には長男と読者が抱いた「私たちが知らない過去のエピソード」=姉妹(たとえ一部ではあれ)の共有する過去のエピソードによる疎外感・孤独感へと置き換えられているのです。そして、これによってべびプリにおける長男と読者の距離は、シスプリにおける兄と読者の距離よりも、疎外感の共有という点でいくぶん縮まっていると考えられます。
 小説版では、さらに長男(陽太郎)の過去(=姉妹が知らない過去のエピソード)を独白や思い出話として綴ることで、読者による長男理解や、姉妹の視点からの長男への共感的受容を促そうとしています。ぼくは公式日記の長男も陽太郎もわりと好きなので、作者の試みはぼくのような読者に対しては成功しているんじゃないでしょうか。

 これはまぁ桜木さんへの反論というものでもなくて、ぼくが読者としては長男からある程度距離をとっていることの表れです。アニメ版シスプリの航のように、他者としての長男を応援しているわけです。ですから、桜木さんが求める「いついつに長男があれこれしてくれた」という「言葉がけ」を、ぼくも公式日記などでもっと読めたらいいな、と思っていますが、それは長男と自分の距離を縮めるためではなくて、長男像をもっと具体的に理解してもっと好ましく感じたいからです。
 なので、「長男の行動へのまっすぐな批判」というのは、ぼくの日記ではほとんど行っていないんじゃないかしら。頑張ったのに無念、というのはあったと思いますけど。そして、直接的な言及がないことを逆手にとって、姉妹の日記に撒かれた手がかりを集めて長男がしたはずのことを想像するのが、ぼくの楽しみの一つです。『うらプリ』では、麗をめぐる長男の行動をそんなふうに想像して、小説版以外では今おそらく描きにくい長男の能動的側面を探ってみてました。
2009年9月26日(土) ふとましい
 べびプリ夕凪(9/25)。
 もうタイトルを見ただけで予想がつく、食欲の秋ならではの騒動。

>デブとぽっちゃりの
>境目って――
>
>どのへんかなぁ?

 蛍はぽっちゃり。それさえ分かっていれば大丈夫です。こないだは立夏も危なそうでしたが、いわゆる肥満のラインに引っ掛かる姉妹はいないんじゃないでしょうか。ただし、ぼくも痩せぎすなのに血中の脂肪分がアレでしたので、見ためや年齢で油断せず食事運動などに配慮する必要はあると思います。
 さて夕凪の場合は、もとから身長が高いので、体重もまぁ伸び盛りなのかもしれません。給食の余分も奪い合い。そこで仲の良い友達から一発入れられてしまったのが心配のきっかけということですけど、やはり女の子なんだなぁ。むしろ長男としては、

>それにお兄ちゃんは
>ぽっちゃり大好きなんだもん!

という反論になってない夕凪の台詞に悶えるべき。兄の好みであるならばおデブさんでもかまわない、とまで言いきれるかどうか分かりませんが、まず何よりも兄に嫌われないかどうかを気にするというのが、もう、ね。
 今日の日記と長男の反応を、蛍も興味津々でうかがっているんでしょうかね。そして、ぽっちゃりはともかく特定部位にもう少し肉をつけたい人も。
2009年9月27日(日) 真似してみる
 秋ひものさんの「下品短歌のつくりかた(初心者向け)」。や、上級者の場合どうなるのかどきどきですけど、これが面白かったので自分のつくりかたも振り返ってみます。お題は同じくMK2さん作の「かしゅーるくん ちんこ握って大暴走」。しゅー君災難。

1)はじめに
 短歌を丸ごと詠むならば、秋ひものさんと同様に、ぼくも絵をイメージすることから始める場合が多いです。やはり情景がまるっと構築できている方が、そこから文字数に合う単語や適切な言い回しを発見しやすいのですね。
 ただし、下品短歌ではしばしば上の句が与えられていますから、イメージ全体を作り出す必要はあまりありません。むしろ上の句から連想される言葉やシチュエーションをどんどん並べていって、そこからピンとしたものをさらに膨らませていく、というやり方をとるのがぼくの通例。それは絵的に飛躍できることもあれば、もう少し理屈っぽく進んでいくこともあります。今回は後者のケースでした。
 どちらにしても、その情景世界では一応の筋が通っているけど根本的には間違ってる、という空気を表現することが、ぼくの目標でしょうか。考察でもそうですけど、ぼくは何らかの異常な情景・言動を目の当たりにしたとき、それをただちに異常・錯誤とはねのける前に、きっと意味があるのだろうと思って勝手にその理由を発見してしまうくちです。日常生活では自分の勘違いに気づけないという致命的な問題となってますけど、下品短歌の下の句を詠むときには有効な態度なのかもしれません。

2)上の句の穴を埋めていく

 理屈っぽいと言ってもけっきょくは下品短歌なのですが、とりあえず。「かしゅーるくん ちんこ握って大暴走」という上の句を読んだとき、そこにいわゆる5W1H(いつ・どこ・だれ・なに・なぜ・どうやって)を投げかけてみます。もうこれだけで幾つも手がかりを得ることができるので、あとは下品短歌として面白そうなものを拾っていきます。

3)作風に従う
 でも面白そうなものって何なのかしら。そんなんよく分かりませんので、さしあたり自分の作風に従うのみです。ぼくの作風はおおよそ、静謐・諧謔・パロディでしょうか。静謐とは、積極的に下品な上の句に対して表面的には穏健で悟ったような下の句をつけることで、そのギャップによって悪質な歪みを生じさせるものです(抒情というタイプもあり)。諧謔とは、社会的に許容できないような変態を「てへ」と笑ってすませるような下の句をつけるものです。パロディとは、アニメ・漫画などの先行作品をネタにするものです。

 以上の方針に沿って考えてみると。例えば、「大暴走」ってどこを走ってるの?と場所を訊ねれば、だいたい、そんな格好で走っちゃいけない場所が想定できます。ただし、街中を暴走するだけではあまり意外性はありません。そこでぼくが思いついたのは、孫悟空のエピソードでした。お釈迦様の手のひらの上、というあのお話をパロディのネタとして用いたのが、次の歌です。

    かしゅーるくん ちんこ握って大暴走 どこまで行ってもひもの砲の上

 如意棒その他、さらに発展しやすいネタであります。ちなみに「ひもの砲」というのは秋ひものさんのアレのことで、ついったーの特定クラスタ上では大陸間弾道弾などのイメージで語られます。これも実在の人をネタにしたパロディですね。
 次に、「ちんこ握って」と言うけどそれはどんな?と、対象の性質や握り方などを訊ねてみます。握り方の方は何も思いつかなかったので、単純にちんこの本数へと意識が向きました。ちんこを1つ握っていても怪しいわけですが、複数握ってたらいよいよそれは何事なのか、と。理由の分からない要素を、もっと意味不明にするというテクニックですね。本数は音の響きと文字数で選んでます。

    かしゅーるくん ちんこ握って大暴走 右に三本左に五本

 さて、握って暴走するとしてどこに何のために向かってるの?と目的(地)を訊ねてみます。ちんこ握って走る姿は普通たんなる変態ですが、これがもしも仕事だったらどうしよう。例えばちんこを届ける仕事。ここで身近なものとして連想するのは宅配であり、しかも「大暴走」するとなれば急いで届ける必要があるタイプです。すぐ思いつく緊急医療行為(切られたちんこを繋ぐ)は当たり前すぎるので却下、もう一つのピザ屋にしました。届けられたちんこを客がどうするのかという謎は、そのまま残しておきます。

    かしゅーるくん ちんこ握って大暴走 お届け10分越えたら無料

 同じく目的と急ぐ理由を考えてみると、競走というイメージも浮かんできます。何かを握って競走するといえばリレー。ちんこはバトンです(なぜそうなのかはそのまま残す)。するとバトンちんこを次のランナーに手渡す場面が最も馬鹿馬鹿しいかと感じられるのですが、でも普通に手渡すだけじゃひねりがない。どこかに突っ込むのがちんこには相応しく、しかもぼくはこういう想像のときに絶対に女子を登場させないので、狙う先はしりあなです。となると、尻にちんこ突っ込んだまま走っていい(バトンを次の走者に手渡す必要がない)のはアンカーだけですから、その姿をイメージすればそのまま下の句になります。

    かしゅーるくん ちんこ握って大暴走 尻をつきだすアンカーの声

 この下の句は、できれば「尻」を末尾にもっていきたかったものの、ぼくには無理でした。まだまだ修行が足りません。

 朝プリキュア。インフィニティついに出現。
 ああ、不幸のゲージはそれでもヒタヒタと上昇し続けてたんですね……。これウエスターさんの不幸のおかげなんじゃないのか。それとも、ウエスターが隠れ蓑として敗北を重ねている間に、サウラーがこっそり不幸を集めてたんですかね。今までゲージ上昇の途中経過がほとんど描かれてこなかったので、すんごい唐突に感じました。
 ともかく、いよいよクライマックス近しということで、ノース(仮名)も登場するんでしょうか。まさかシフォンがノースなのか。せつなもピーマン苦手とか言ってる場合じゃありません。萌え。
2009年9月28日(月) 20分文章書き耐久テスト
 MK2さんの20分文章書き耐久テストに参加してみました。いやほんと書けないわこれ。


 さて20分に挑戦です。といっても初めてじゃなくて、先日も試みたんですけど途中でまったく指が動かなくなって止めました。普段この日記でも何かしらの作品についての感想がもっぱらですし、そうでなくてもぼくは自分語りをしない人なので、何もネタを準備しないで書くということがほんと苦手なのでした。

 ネタといって思いつくのは、昨日テレビでK1か何かやってるのを流したままPCでえろげプレイしてたんですけど、話がえっちシーンへ向かってくとこで背後のテレビから観客の声援と実況中継の声が響いてて、まるでえろげ遊んでるのを応援実況されてるような気分になりました。「よろしくお願いしまーっす!」と叫びながら「中で出す」を選択する、というのが映画『サマーウォーズ』だったでしょうか。たぶん違う。

 自分語りを少ししてみると、ぼくはこのサイトでも露呈してるように自意識過剰&自信のない性格なので、気が落ち込むときにはネット上で自分を褒めてくれてるテキストを探しては憩うています。ほんと駄目だな自分。ようするに今・未来の自分に期待しつつ立ち向かえないので、過去の自分の美化された像にすがろうとしてるわけです。うあー。でもまぁ、それで結構立ち直ってやる気が出ることもあるので、恥ずかしさはともかく有効な手なのでしょう。

 ここで指がまた止まっただ。いつもどうやって時間使って文章書いてるんだろ。たぶん、1時間くらいダラダラ書いてるか、5分刻みくらいの短い時間で思いついた短文を後でつないでるっぽい。これだけ落ち着きのない人間がまとまった文章を書けることもあるんだから、そういう気持ちにさせる作品はやはり凄いのです。

 『空の上のおもちゃ』という同人えろげをMK2さんのお薦めもあって購入したんですが、タイトルを見たとき「天皇の暗喩なのかな」とふと思いました。

 ええと、あと何を書けばいいんだ。見合いに失敗する方法を伝授するとか(拒否)。べびプリについて書こうとすれば、スラスラ文章出てくるのかなぁ。ここからやってみますかあと6分。
 べびプリではキャラクターコレクションのような個々のキャラの本は出ないんじゃないですかね。あれはシスプリの妹達が原作では兄と1対1だったから可能だったのであり、べびプリは設定上それがない。むしろ、姉妹の共同生活が各人の性格形成などの背後にきっちりあるから、それを抜きにして一人称ストーリーを著す意味があまりない。一人称というだけなら、すでに公式日記や本誌連載でやってるわけだけど、そこでもやはり他の姉妹を消し去って綴ることはできていません。普通にいけばポケットストーリーズみたいな複数登場ものになるよね。
 ゲーム版がもし作られるとするとどうなるかは、考えてみて面白いところですか。シスプリのようにいずれか一人を選べ、という形式になるのか、それとも。姉妹以外の第三者、小説版のマリアのようなキャラを選択肢に入れるというのも考えにくいし、かといって乳幼児も含めて選ばせるのも厳しい。ヒカル、氷柱など一部の姉妹をメインにおく、という方針が本誌の傾向からすると一番実現しそうですか。むしろ姉妹を主人公にして、長男をめぐって他の姉妹と競争するというつくりの方が楽しいかもしれませんが。麗の桃鉄みたいなミニゲーム集とかもありか。作るの面倒すぎだけど。

 ここまででちょうど20分でした。どうやったら短編創作などが書けるんだろう……。

 追記、べびプリ(9/28)。
 今日も台所の主の一人として、お世話してくれてます蛍さん。料理を作るだけじゃなくて、片付けもそうですし整理もたいへんですよね。長男が手伝えるものならいいんですが、要領がわかっていないとかえって邪魔になりそうです。せいぜいがとこ、避難用食料の乾パンの廃棄分をもりもり片付けることくらいでお役にたてれば。あれ、昔食べたときは本当に喉を通らなかったんですが、こないだ試したらこんなうまいものがあったのかと驚きました。普段何を食べてるんだ今の自分。

 さて黙々と食料品の整理をしてるホタの姿も、長男を含む男子にかなり訴求力が強いはずですが。その活力の源は、「最近イチ押しの新作ファーメイド」てな具合にコスプレへの期待。長男も再び執事コスさせられるんでしょうか。
 しかしホタが発見したのはいかにも危険な……

>謎のぶどう色の液体の入った
>ガラスビンが!

 アルコール事件がついに発生か。誰だこんなもの「ラベルのついてない」状態でほっといたのは。霙姉さん白状してください(名指し)。や、母親などもうっかりしてそうですし、調理用ワインという可能性も大いにあるわけですが。あああ味見してしまったのか蛍。ふにゃーっと前後不覚にもたれかかられる長男の姿がまざまざと。やばい。ヤヴァイ(立夏風)。そして今晩どうなるかにかかわらず、蛍が入浴できないことは確実であり、つまり明朝の蛍のにおいたるや。あああ。
2009年9月29日(火) 目がすわってる
 べびプリヒカル(9/29)。
 タイトルを見てすぐに「ああ、昨晩のことだよね」と思って本文を読むと、なんだか落ち着いた雰囲気。うん、そうだね。月日の流れは早いよね……むしろ速いよね……などと自らの年齢をも振り返っておりますと。

>そういうわけで――
>
>いったい。
>
>昨日のアレは――
>
>なんなんだ!?

 きゃあ(笑)。ヒカルでさえも、話の前置きをしておかないと本題に入れないほどのアレでナニだったんでしょうか。お茶飲んで一服してからおもむろに噴きだす感じ。そうですか、立夏までもが慌てるほどの……蛍の様子……。いつも縁の下の力持ちなこの妹が緩んでしまうと、もう誰にも止められないのかしら。

>いきなりみんなに
>抱きついたりキスしたり――
>腹を抱えて大笑いしたり、
>そうかと思うといきなり
>グズり出したり――

 完全にハイになってたみたいですね。お酒に弱い(この年齢で強いのも妙ですけど)だけなのか、それとも大物の蛍は日頃も感情をほどほどに落ち着かせていますから、お酒が入ったためにストッパーが解除されてだだ漏れになっちゃったということなのか。

>あ、オマエもなんか
>説教をされてたな。

 ああ、悪酔いのパターンがすべて出そろってるような。「お兄ひゃん、ほこに座りなしゃい!」みたいな。海晴姉さんは「一緒になって/大笑いしてた」というのは、すでにお酒が飲める年齢でないとすれば、職場の連中などの有様を見たことがあるんですかね。つか止めれ海晴姉さん。母親が家にいないことの多いこのきょうだいの中で、飲酒の実態についてそれなりに知っているのは他にいないんじゃないのか。これまで日記で酒に触れていた霙姉さんや観月あたりはどんな反応してたんだろ。
 明けて今日はといえば、蛍は二日酔いでまだ倒れてるとのこと。いやー、小さな瓶とはいえアルコール度数はけっこうあったでしょうし、つまみも食べずに飲んじゃったとすればかなりキてますよね。おそらく自分が何をしたかも覚えてないんでしょうけど、もしかしたら蛍の秘めていた本音を、長男も説教の中で聞き取っていたかもしれません。

 ここまで酔っぱらう直前まで、キッチンで一人ちびちびやってた蛍を想像すると、微笑ましいというか。しじみの味噌汁とか効くよ。
2009年9月30日(水) 好物ばかり得意になるかも
 べびプリ立夏(9/30)。
 蛍の調子は、けっきょく昨晩も戻らずということで。よほど飲んでしまったのね……。キッチンの主戦力が半減してしまった危機的状況を迎え、ここで登板は立夏。背番号7。……背番号2・4・6の人達はどうしたんでしょうか。今まで担当してなかったことからして自明の理ではありますけど、しかし立夏に任せるよりは(失礼)。いや、春風さんもこの機会を利用して立夏を台所に慣れさせようとしたんでしょうね。それより上の姉妹は(長女はともかくとして)すでに悲惨な結果を経験済みだし。おそらく小雨と星花が自発的に手伝っていたでしょうから、その妹達にフォローしてもらえるし。
 立夏も「なぜかよりにもよって/このめっちゃブキヨウ」と自覚あるみたいですが、シールを綺麗に貼り並べたりするのは得意なのにね。おかげでハンバーグの材料もずいぶんと大変なことになってたらしく、もったいないおばけが出現してさくら号泣です。

>それにしても、リカ
>こんなんで、ちゃんと
>ケッコンできっかなぁ――
>ちょっと心配になっちゃったヨ。

 ここで普通なら、おにーちゃんがリカをもらってくれる? とか甘え&挑発が入るとこですけど、立夏も家を出て嫁ぐことを真面目に考えてるのかしら。長男としては淋しい気がするものの、ここはハンバーグの出来を褒めて立夏の花嫁修業を応援したいところ。

[先月] [目次] [来月] [最新版] [トップ]

anyo@puni.net

Akiary v.0.42+puni.net patch 0.5