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2 注意するべきこと

ここにはいくつかの具体的な注意事項をならべてみました。 これくらいのことを気をつけていればとりあえずトラブルに巻き込まれることも ほとんどないと思われます。

2-1 システム

* 日本語はJIS コードで書く

日本語の2byte文字にはDOS/VやPC98シリーズなどで使われているShift JIS、 UNIXなどでしばしば見掛けるEUC など様々なコードがありますが、 電子メールの世界では7bit JISと呼ばれるコードを使います (正式にはISO-2022-JPという)。 他の文字コードで送ってしまうと相手は文字化けしたメールを 受け取ることになるので気をつけなければなりません。

また、SubjectやFrom行の名前の部分を日本語で書きたいこともあるでしょうが、 注意が必要です。 その場合にはMIMEという規格を使うことになるかも知れませんが、 世の中にはMIMEが嫌いな人もいて、 またメーリングリストにはMIME禁止のところもあります。 半角アルファベットのローマ字で書くのが一番安全な方法のようです。

* 半角カタカナや機種依存文字を使わない

さきほど述べたJISコードでは、半角カタカナは定義されてません。 それゆえ、半角のカタカナはメールには使えません。 もし半角カタカナを使うとメールを受け取った人の端末を暴走させてしまう おそれもあるので、絶対にさけてください。 また、例えばPC9801シリーズにおける[これは丸抜きの1です]や Macintoshの[ハートマーク]のように、 他の機種には存在しない文字というのもあります。 間違えてそういう文字をメールで送ったとしても相手が読めないだけですが、 気をつけましょう。もちろん、外字も使ってはいけません。

* 必要のないヘッダを書かない

例えば、Return-Receipt-To: というヘッダを書いておくと、 メールが相手に着信したときに着信証明のメールを自動的に送り返してくれます。 これは重要なメールでは重宝しますが、 メーリングリストでこれをするとどうなるでしょうか。 その着信証明がメンバー全員から送られて来ることになり、 自分も困りますし、インターネット全体にも迷惑がかかります。 また、Reply-To: というヘッダを書くと、 それに対する返事がそのアドレスに帰っていってしまいます。 返事の宛先を指定したい場合を除いて Reply-To も付けない方がいいでしょう。

* コマンドメールについて

一部のメーリングリストではそのメーリングリストの過去のメールを取り寄せたり、 メンバーのリストを入手したりすることを 自動的に出来るようになっていることがあります。 ここで注意しなければならないことは、 そのコマンドの書き方や送り先はメーリングリストによって違う、ということです。 時々、「# help」と書いたメールが全員に配られたり、 管理人あてに「subscribe」とだけ書いたメールが来たりしますが、 こういったメールを受けとった人は決して嬉しくありません。気をつけましょう。

* メールを読めない環境になったら、すぐに管理人に知らせる

たとえば学生が卒業したり、 長期の出張があったりして今の自分のアドレス宛のメールが 長期的(あるいは永遠)に読めなくなる場合には、 すぐにメールの配送を一時的に止めてもらうか、 メーリングリストから脱退しましょう。 メーリングリストによって方法を定めているかも知れませんが、 それがわからないならば管理人にその旨メールを送るといいでしょう。

* テキスト以外の情報は自分が読めるからといって他人が読めるとは限らない

時々、一太郎などの文書ファイルや画像ファイルなどを 添付してメールを送る人がいるようです。 こういったメールはサイズが大きいのでネットワークに多大な負荷をかけます。 また人によって読めるかどうかわからないような性質のものなので (特に許可されている場合を除いて)やめましょう。 また、一部のメーラー(MS Internet mailなど)でメールを出す場合には 後ろに html文書が添付されたり、また本文そのものがBase64というコード (半角のアルファベットと数字の羅列で、そのままでは読めません) に変換されたりするようなオプションもあるようなので、 そういったオプションもはずしておきましょう。

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2-2 内容

* 他人を中傷しない。感情にまかせて書かない。

当たり前のことでしょうが、あえて書きます。

というのも、日常における会話では、面と向かって話をしているわけですが、 その場合どうしても自重してしまって本音で話せない、ということが多々あります。 その点メールだといろいろといいたい本音を 自分でも驚くほど書けてしまったりすることもあります。

それはそれで利点なのですが、同時に欠点ともなり得ます。 例えば、他人に自分の行いを注意されたからといって注意してくれた人に メールで怒りをぶちまける人がいます。 それを読んだ人はどう感じるでしょうか。 そんな人とは二度とメールのやりとりをしたくない、と思うかもしれません。

別の例だと、例えば軽い気持ちで「○○な人は嫌い」みたいな メールを出したとしましょう。 その時、あなたのメーリングリストに「○○な人」がいない、 という保証があるでしょうか。それを読んだ「○○な人」はどう思うでしょうか。

* 他のメーリングリストなどで見た情報を著者に無断で流さない。

時として、メーリングリストに大変貴重な情報が流れることがあります。 しかし、もしもその情報を別の(メーリングリストに参加していない)友達や、 別のメーリングリストの人達に教えてあげたい、と思っても、 ちょっと待ってください。 特に「転載可」と明記されてない限り、 まずその記事を書いた人に転載していいかどうか聞いてみましょう。 それでもし「どうぞ」という返事なら初めて転載できることになります。 「駄目だ」と言われたら、潔くあきらめましょう。 逆に転載して欲しくない情報をメーリングリストに投稿する時には 「転載禁止」と断っておくと有効です。

また、メールの返事を同じメーリングリストへ返す時には 引用することが多いのですが、その際には一字一句違わぬよう引用しましょう。 途中に改行を入れるだけでも「#引用にあたって改行位置を変えています。」 のような注釈を最初に入れておいた方がいいでしょう。

それと関連して、closedのメーリングリスト (そのメーリングリストに入るためにはそこのメンバーの紹介がなければ不許可、 というように一般にその存在を知られたくないようなメーリングリストのことです) に入った場合には、そのアドレスを他人に知らせないようにしましょう。

* Subject にはメールの内容を手短に書きましょう。

しばしば Subject が内容とまるで違う、というようなメールをみかけます。 Subject だけを見て読むか読まないかを決めている人もいますので、 Subject はきちんと書きましょう。 特にメールの本筋とは違った内容のリプライするときには、 Subject(メールソフトが自動的に付ける) が正しい本文の内容をあらわさないことが多いです。 また、質問のメールにしても、 Subject: Question とすると何の質問なのかわからないので、Subject: [Q] The event とすれば、イベントに関する質問だと一目でわかり、読む側にとって便利になります。

* ペンネームやハンドル名について

パソコン通信では名前の変わりに「ハンドル名」と呼ばれる 一種のニックネームをつかうところが多いようですが、 インターネット上のネットニュースにおいては 基本的には本名を名乗るべきだとされています。 メーリングリストにおいては「ハンドル名を使ってもよい」というところと、 「本名以外認めない」というところ、 いずれも存在しますので、もしハンドル名を使いたいなら メーリングリストに入るときに管理人に聞いてみるといいでしょう。

いずれの場合でもメール中のどこかで自分の名前(またはハンドル) を名乗りましょう。最初の行で名乗る人が多いようです。

背景として、インターネットにおいては無責任な情報の元凶となり得る 匿名でのメールやニュース投稿が嫌われる、ということがあります。 ペンネーム可のところでも投稿ごとにペンネームを変更するようなことをすると、 やはり好まれないでしょう。

* メールボックスをあふれさせない

これは特にパソコン通信でメールを受けている人に注意して頂きたいのですが、 メールボックスをあふれさせると送られてきたメールがすべてエラーになり、 いろいろな人に大変な迷惑をかけることになります。気をつけましょう。

* 広告などをしない

時々、なにかの宣伝をするため*だけ* にメーリングリストに入ってくる人が いるようです。 昔のように「インターネットで商売をするな」という時代ではなくなりましたが、 やはり自分たちのプライベートな集まりに入ってきて宣伝だけして去っていく、 というのは決して気持ちのいいものではありませんから、やめましょう。

もちろん、例えば「きのう読んだ○○という本は面白かったよ」 というように自分自身が何かのものを評価したような内容のメールを出すな、 ということではありません。念のため。

* そのメーリングリストでのきまりを守る

どこのメーリングリストにもそのメーリングリスト独自のルールがありますので、 それを守りましょう。また、 そのルールは別のメーリングリストでは通用しないことも覚えておくといいでしょう。

また、どのメーリングリストにおいてもどういう話題について話し合うか、 という主題があります。 それから著しく離れたメールを投稿するのはやめるべきです (メーリングリストによってはある程度の「雑談」を認めているところもありますし、逆に厳密に話題の脱線を禁じているところもあります)。

最後に、最近は電子メールを用いてチェインメール (例えば、「これと同じ内容を10人の人に出さないとあなたは呪われる」 みたいなもの)、 のような迷惑行為、ねずみ講、麻薬や拳銃の売買、 ウィルスの伝染などの犯罪行為を行うものもいます。 被害者にも犯罪者にもならないよう、注意してください。


悪いメールの例

=====
From: mimori@princess.moemoe.or.jp (Kerokero)
To: hoge-ML@hoge.or.jp
Cc: closed-ML@secret.com
Reply-To: mimori@princess.moemoe.or.jp
Return-Receipt-To: mimori@princess.moemoe.or.jp
Subject: 質問

今度メーリングリストを作ろうと思ってるんですが、なんか良いサーバーおしえてくれ〜!
あと、過去のメール全部至急私に送って下さい。

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*                                                               *
*  ○○大学×学部                                               *
*          △△△△△研究室                                     *
*                                                               *
*                                           けろけろ            *
*                                                               *
* ○○県△△△郡??町□□????-?                                *
*                                         電話:***-***-****    *
*                                                               *
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シグネーチャについて
同じ内容のメールを書き換えると、例えば次のようになるでしょう。

=====Mail1
From: mimori@princess.moemoe.or.jp (Mimori Yuuki)
To: hoge-ML@hoge.or.jp
Cc: mimori@princess.moemoe.or.jp
Bcc: closed-ML@secret.com
Subject: [Q] ML server

美森風邪ひいた (;_;) りむねっとです。
今度メーリングリストを作ろうと思ってるんですが、何か良いサーバーは
ありませんか? コマンドメールとか使えなくてもいいので出来るだけ
導入が簡単で軽いのがいいなぁ。

そういえば、 ここのコマンドメールの出し方ってどうするんでしたっけ?

というわけで、よろしくお願いします。

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美森勇気


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