日記
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2001年4月2日(月) またザウルスとjoke RFC
昨日日記書き損ねた ;_;

ということで、ザウルスですが、今度はリーフのTo Heart をインストールしました。別に難しいことはないんだよ。ここを見れば大丈夫だもん。

というのはおいといて、今年もjoke RFC が出てます。

RFC3091: Pi Digit Generation Protocol
πの値を求めるプロトコル。「πの○桁目」を問い合わせるとその値を返す、など。
RFC3092: Etymology of "foo"
fooの語源。また、RFCのうちfooとかbarとかfoobar とかを含んでいるのは全体の約7%ほどだそうです。
RFC3093: Firewall Enhancement Protocol
Firewall を強化するプロトコルらしい。IPパケットをMIME化し、HTTPに乗せる、つまりTCP/IP over HTTP を使えばFirewallも越えられる、というお話。ちゃんとIPv6ヘッダのエンコードの仕方まで書いてある。でも、これってFirewall enhancement なの? :-)

2001年4月3日(火) RFC 3092
せっかくだからRFC 3092を和訳してみました。嘘がいっぱいありそうなので見つけたらどんどんチェックしてメールいただけるとうれしいです。
#英語力もだけど日本語力ねーな>自分

それにしても、研究社あたりの辞書でも(この意味で)既に載ってる「foo」とか「bar」って言葉としてみれば使われだしてから70年ほどしかたってないのね。しかもそもそもは大ヒットしたまんがから、というあたりもすごい。

日本語でも「萌え」がやっと7,8年目ですが新語辞典にのってるようですね。こうやって新しい言葉は出てくるものなんでしょう。
2001年4月4日(水) トップページ
ひさしぶりにトップページをちょっと変えてみました。
表紙の写真はまったく意味がないんですが(笑)ある人がアメリカのみやげにくれました。背中に刀を差し、右には機関銃、左には(写真ではみづらいけど)ミサイル。黒装束を着てバイクに乗って、前には空手、横には功夫、さらに忍の文字が。RIZING ZANもびっくり。かなりすごいのでトップにさらしてみました。

sendmail 8.12.0Beta7が出ましたが、見たところMacOS XとNextstepの問題が直ってます。私自身には関係なさそうだし忙しいのでインストールはパス。あ、でもOSTYPEにfreebsd4 ができたのは楽になるかもしれん。
2001年4月5日(木) セキュリティの話
某所のイベントでセキュリティについて話をすることになりました。来るメンバーのリストを見て既にあせりモード。よく準備しておかねば。

で、それの準備周りでいろいろノートパソコンにインストールしようと思い、まずOSをupdate しようとしたら間違えてバージョンを下げてしまった。鬱。
2001年4月6日(金) RFC2119
RFC2822翻訳開始。思ったより進まず、3ページくらいのところでとりあえず中止。さしあたってRFC2119を翻訳。さらに本職の方の仕事が振ってきたので当分延期だろうな、RFC2822。
2001年4月7日(土) 休み
休みということで、昨日の例のRFCを訳すわけでもなく、仕事をするわけでもなく過ごす。そういえば「眠れる森のお姫様」というゲームがあった、ということを思いだしやってみる。昼ごろ初めて夕方にはクリア、という短さも飽きなくていいかも。とりあえずエミーリアかわいい(爆)
2001年4月9日(月) RFC 2822
先日書いたように本職が忙しくなってきそうなこともあり、全文翻訳はちょっと時間かかりそうなのでとりあえず上がっている2章までを公開。日本語がへたくそ。英語は言うまでもない。とはいえ、まがりなりにも電子メール関連のページとして、これくらいのものはあってもいいかな、と思っている次第。

しかし、これ一通り読んだつもりだったけど、訳してみると結構読み落としがあったりすることに気づく。いかんなぁ。
2001年4月10日(火) セキュリティなお話
セキュリティの話の準備として、いろいろなtoolsをインストールし、実験ネットワークを組んでテストしてみました。インターネットという技術がいかに脆いものか、ということを実感できます。

今日思ったこと。サーバってのはちゃんと動いててなんぼのもんではあるが、不正に動くくらいなら止まってる方がまし。
2001年4月12日(木) 白血病
さっきCDを焼いていたら、「146回の転送エラーが発生しましたが回避されました」だって。JUST LINK偉大なり。

世界中のPCのアイドルタイムは相当なものだろうから、それを利用すればスーパーコンピュータを使うよりも高速に計算が出来るかもしれない、と考えたのは最初は誰だったのか、わかりません。有名なのはSETI@homeという、いわば「宇宙人を探そうプロジェクト」です。電波望遠鏡で受信した電波をフーリエ変換して何らかのシグナルが見いだせれば宇宙人がいるかも、というプロジェクトなんですが、そのフーリエ変換の部分が世界中のPCを使った、いわば「超分散処理」になっています。一時私も参加してましたが、Windowsマシンを終日安定稼働させるのが難しくなり、結局リタイアしてしまいました。

そして、今度現れたのは白血病プロジェクトです。参加用プログラムはインテルのサイトで入手できます。こちらは、見た感じでは(説明のページが発見できなかった)白血病に関連するあるタンパク質に対し、いろいろなモデル化合物をバインドさせていくわけですが、それらの化合物の様々なコンフォメーションを非経験的(ab initio)に決めていき、うまくバインドする可能性があるかどうかを検索しているようです。現時点の最強のスーパーコンピュータを使っても、ab initioによるコンフォメーション解析はまだまだ、簡単というわけではないので、確かにこういうプロジェクトには向いています。

さて、このプロジェクトを最初に見かけたのは2ちゃんねるでした。見てみると2ちゃんねるの人たちで形成する「チーム2ch」には2000人あまり参加している模様。こういうプロジェクトに参加しているからいい、というわけではないですが、しかしあまりよくないといわれる2ちゃんねるの人たちも、実際にはそんなに悪人ばかりではない、という証明になってるのではないかと思います。
#もちろん、「加奈は助かりますか?」とか「はどうですか?」とかいう話もありますが、それは愛嬌でしょう。
2001年4月16日(月) 銚子
無事DEBUGのイベントから帰ってきました。講演もまぁ無難にこなした模様。
#「ホスト名の由来は何ですか?」という質問は来ましたが(笑)
2001年4月17日(火) 銚子その2
ということで銚子からの帰り。高々100キロくらいの距離で行きはR356を使って4時間近くかかってしまい悲しかったので、今度は茨城県側を走る。さしあたって考えたルートは以下の通り。
銚子(R124)-(水郷道路:茨城r50)-(R51)-(R125)-(茨城r5)-(茨城r4)-(茨城r208)-藤代
ところがカーナビはこうは考えなかったようで(有料道路である水郷道路を使いたくなかったらしい)、水郷道路にはいったとたん「コースからはずれています」。ま、それはいいんですが、ルート再検索をするとあっという間に出てきて、どうやら次の交差点を左に曲がって先ほどのR124に戻れ、ということらしい。そこをつっきると、今度はその次の交差点を右に曲がるとまたR124に戻れるらしい。声はおねーさんだが相当頑固な人らしいことがわかりました。いやー、厳しい厳しい。
2001年4月19日(木) N+I Network Guide
N+I Network Guideという雑誌がソフトバンクパブリッシングから創刊された。うちにもモニター当選ということで送られてきたので、読んでみる。IPv6を特集しているあたり好ましい。この「IPv6徹底理解」という特集を、私のわかる範囲でチェックしてみた。
#もしかすると雑誌が正しくて私が嘘書いてるかもしれない。

「IPv6でここが変わる」

プライベートアドレスに関して、「NATを使えばインターネット側からアクセスされない」と書いてあるのは誤り。最近よく使われている静的NATなどはまさにそのための技術だし、逆に外からでも適当な手段を使えばNAT内部へのアクセスは可能。また、NAT=ファイアウォールという認識に立っているのも気にかかる。元来、NATとファイアウォールとはまったく異なる次元のものであり、ただたまたまNATにファイアウォール、特にパケットフィルタリングと相性が良かっただけのことである。とはいえ、大筋として「プライベートアドレスだと通信に不便が生じ、結果としてメールとweb以外のインターネット利用が進まない」という点は正しく、これこそがIPv6の最大の意義といえる。

ここで時間切れ。うぐぅ。
2001年4月20日(金) 折原浩平
今日の昼食はちゃんこ、夕食はワッフル。職場の自分の部屋にいってみたら自分の荷物が廊下に積まれてた。なんか「えいえんのせかい」にいけそうな気分。だからって雨の日に空き地にいくのやめれって>自分
2001年4月23日(月) User Interface
いろいろなコンピュータを使っていると、どうもWindows系統が使いづらい気がすることがある(Macは使ったことない)。PC-UNIXと比べて何が使いづらい原因なのだろうか?と考えてみる。

UNIX系は、普通マウスでなくキーボードでコマンドを打ち込む。Windowsだと選んでクリックだ。これは個人の好みで分かれるところだろう。特に、ファイルをセーブするときに毎回パスを(マウスを何度もクリックしたりして)決めてやるのは面倒だ。一方、自分が使いたいファイル名がわからないときにはマウスクリック方式は便利だ。結局、方法が両方とも用意されていれば使いたい方を使えるが、Windowsでは基本的にコマンドラインが貧弱なので今一つうまくいかない(それでも2000になってだいぶ改善されたが)。

次に、ショートカットキーなどの話。この点では、(おそらく一般に信じられていることと反して、)Windowsの方式は決して悪くない。普通のショートカットの他、Altを使ってメニューを開くこともできるので、キーボードのみでほとんどの機能にアクセスできる。これを使いこなせば、相当快適なオペレーションが可能となる。ただし、日本語入力方式の変更のような、滅多に使わない機能をCTL+SHIFTというショートカットにしておくのはどうかと思う(無効にもできるが)。あと、これはハードウェアの問題だが、Windows key や Application keyは余計だ。使ったことないし(前者はCTL+ESCで代用できるので不要。後者は、何に使うのかしらない)、間違えて押したことは何度もある。とはいえ、これも小さな問題だ。

では、何が決定的に悪いのだろうか。私は、Windowsのアプリケーション(あるいはOSそのもの)は、どれも自己主張が強すぎると感じる。起動したときのアプリケーション表示がうっとうしい(特にスタートアップからの起動だと、並列処理されてるためシステムが不安定になる要因となり得る)とか、インストールしたときに他のアプリケーションがおかしくなるとか、というのもあるし、また他のアプリケーション、特に他社製品とは協調性がなさすぎるように思う。
具体的に何が悪いのか、わからない。しかし、Windowsユーザがアプリケーションを画面全体表示にして、1つだけ立ち上げてる姿を見るにつけ、そう思うのである。
2001年4月25日(水) 画像ビューア、フォーマットコンバータ
昨日、G'sマガジンのアンケートを書く。そういえば先月アンケートはがきをスキャンして載せた記憶があるから、この日記、もう1ヶ月も続いてるんだ。わ、びっくり。
それにしても、このG'sマガジンのアンケートはがき、最初はいろいろ考えて20分くらいかけて書いてたのに、最近は何の苦もなく5分以下で書けてしまう。慣れって恐ろしい。

というのはおいといて。
最近、画像ファイルを扱うことが多く、必然的に表示させたり、フォーマット変換したりが必要になる。今手元で使っているツールについて、簡単にまとめてみた。私自身、画像フォーマットの知識が全然ないので、大甘なことを書いてるかもしれないので注意。

Susie
画像ビューアの定番だが、bmpで保存する機能があるので、bmpへの変換は可能。これは、別途あちこちに存在するプラグインを使うと、どんな画像フォーマットでも読めるようになってしまうというすばらしいツールなので、ゲームの画像ファイルをroot windowに貼ったり(壁紙にしたり)するときに重宝する。jpegとgifの一部が読めないようなので、このツールで見えなくても別のツールで見えることもある。

Internet Explorer
ブラウザの定番だが、画像表示にも使われる。IE5.5 では png, gif, jpeg に対応しているので、普通のフォーマットなら読めるはずだが、一部jpegは表示できない。そのフォーマットはSusieでは読めるようなので、併用するとよいかも。

Photoshop
Adobeから出ている、画像レタッチソフトの定番。Ver6.0での対応フォーマットはpsd, bmp, gif, eps, flm, jpg, pdf, pict, pxr, png, sct, tga, tiff, pcd, rawなどで、これらのフォーマットで読めないものはなさそう。特にpostscript 系のフォーマット(eps, pdf)が読めるのが便利。ただ、画像フォーマットの変換という意味では、読み込んだフォーマットによって書き出せるフォーマットが限定される(ビットマップ系からベクター系などができない)のがちょっと不便。

ペイント
MS-Windows に付属しているペイント。密かによく使っている。機能は劣るものの、直感的でシンプルな操作体系は評価できる。対応フォーマットは(Windows 2000付属のもので)bmp, gif, jpg。pngに対応してないのも減点対象か。

ImageMagick
UNIX+X window system上で使う画像関連の一連のツールの名称。表示のコマンドはdisplay, 変換は convert。avs, bie, bmp, cgm, cmyk, dcx+, dib, dicom, epdf, epi, eps, ept, fig, fits, fpx, gif, gray, hdf, hpgl, html, jpeg, ico, map, pbm+, pcd, pcl, pcx, pict, pix, png, ps, text, tga, tiff, ttf, uil, vid, viff, win, x などが使える。使ってみたら非常に便利だったので、現在フォーマット変換には一番使ってるツール。
2001年4月26日(木) 23日の日記について
なぜMS-Windows を多くの人がMS-Window で使ってるのか、という疑問の答えの1つがわかった。もしWindowsを使ってる方がいたら、ちょっと見てほしいのだが、タスクバー(デフォルトでは下にある灰色の行)で、いくつのタスクが走っているだろうか?多くの人は5つ以下なのではないかと思う。ちなみに、私の現在の環境は12個である。マシンパワーがあるからだ、というかもしれないが、Pentium 133MHz のNote PCのころから8,9のタスクを同時に立ち上げることは普通に行ってきた。

で、使ってるとわかるんだけど、多くのアプリケーションは1画面に最大表示することを前提に作られてる気がする。余計(といっていいかわからないが)なアイコンなどが多すぎて、1024x768くらいの解像度では最大表示にしないとそのアプリケーションが使いづらくなってしまう。そうなれば複数のタスクを同時起動する必要もなく、それはそれで平和なんだろうけど。

もう1つ、Windowsの悪い点は、人間の都合ではなく、コンピュータの都合でカーソルが飛んだり、foreground(今入力できるアプリケーション)が変わったりすること。エラーメッセージがでたら、それがたいしたことでなくとも作業を中断されてしまう。この操作性も何か考えた方がいいのではないかと思う。

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