某所にて。

あんよ:萌えー
あんよ:あれ、まだ私だけ?
あんよ:らむだ氏はまだかー
あんよ:不戦勝にしちゃうぞー
あんよ:…本当に遅い…
しすたー仮面:みゅー
あんよ:わ、誰だあんた。
しすたー仮面:我こそはシスター仮面。
あんよ:は?
しすたー仮面:「シスター仮面はさすらい仮面 帰る家なし 親もなし」
あんよ:シルバー仮面ですか。電波番組の。
しすたー仮面:「さみしいときには呼んでみる 妹、妹、妹よ
あんよ:全部妹かい。いいから正体を現しなさいらむださん。
しすたー仮面:え、何で分かったの?
あんよ:第一声が「みゅー」では誰でも分かります。
(しすたー仮面は名前をらむだに変更しました)
らむだ:あうー
あんよ:だいたい何の仮面ですかそれ。
らむだ:ろんごろんご
あんよ:諸星大二郎かい。
らむだ:変?
あんよ:変。
らむだ:可憐が用意してくれたのに。
あんよ:あうー、いやエキゾチック。さすが可憐さん、素晴らしい審美眼。
可 憐:変だなんて、ひどい…
あんよ:ぐはっ
らむだ:よしよし
あんよ:来ているなら早くそれを…
らむだ:馬鹿者め、ぼくが単身で決闘場に来るとでも思ったか。
あんよ:うわ。でも、だったらもっと屈強な味方を連れてくるものでは
らむだ:これ最強
あんよ:まあそうか。確かに。
可 憐:がんばってね、お兄ちゃん。
らむだ:うん
あんよ:ちょっと待て、可憐さんは我々の争点なのであって。
らむだ:うん
あんよ:それならば、せめてここでは中立の立場をとってもらわないと。
らむだ:でも実際ぼくの妹であることも間違いないから
あんよ:それはそうだが
らむだ:だから兄を応援してくれるのは当然
あんよ:でも
らむだ:そしてがんばるのは兄の必然
あんよ:そんなことは聞いてない。
らむだ:違う?
あんよ:いやそうだけれど
らむだ:まあ、ぼくががんばらない方が君には望ましいんだろけど。
あんよ:いやそういう意味では
可 憐:がんばってね、お兄ちゃん。
らむだ:うん
あんよ:あうー
らむだ:「ぼくの妹は美しい くるぶしあんよにゃ渡せなぁい」
あんよ:今度はレッドバロンかい。オフでは童謡を歌わなかったくせに、ここでは平気で放吟か。
らむだ:それをいっちゃあここまひよ
らむだ:「可憐を愛する心には くるぶしあんよが許せなぁーいー」
あんよ:「可憐を愛する」って、瑞佳さんはいいのか
らむだ:妹は別腹
あんよ:なにー
らむだ:同床異夢
あんよ:よく分からない。つか、それってよく考えるとやばい意味になりそうな
らむだ:ここでは妻が問題ではない。うちの妹を奪うのが君の目的なのだろう
あんよ:あ、はい。
らむだ:同じ家族構成の脳内話はまだ黙認するにしても、可憐を奪おうなんてのは図に乗りすぎでぃす
あんよ:可憐さんを守る役目を放棄しておいて、よく言えたものだと思うが。
らむだ:放棄してないよ
あんよ:サイト閉鎖してるじゃない。
らむだ:可憐の日記に時々出てるよ
あんよ:それ立場が逆。あんたが可憐さんに守ってもらってるようにしか見えない。
らむだ:あうー
あんよ:それもうらやましいけれど
らむだ:でしょ
あんよ:しかし、そんな不甲斐ない兄でどうする。
らむだ:いや、どうにもこうにも
あんよ:だから頼りにならないあんたの代わりに、しっかり者の私が可憐さんの兄になる。
らむだ:いや、とてもそうは見えないし。だいいち君は可憐に怖がられてるし
あんよ:じきに気持ちよくなる。
らむだ:君、変態さんだね
あんよ:あんたには言われたくない。
らむだ:ほめてるのに
あんよ:そうでしたか
らむだ:敵をほめるなんて、心がひろいぼく。
あんよ:何がよ
可 憐:お兄ちゃん、大好き
らむだ:うん
あんよ:ぐはっ
あんよ:私のことは?>可憐さん
可 憐:がんばってね、お兄ちゃん。
らむだ:うん
あんよ:…
らむだ:さて、どうやって決着をつけるね。
あんよ:何かもう、やる気がなくなってきた。
らむだ:はン。ここで最初から勝負を投げるようじゃ、話になりませんね。
らむだ:それで可憐の兄になろうなんて、百万年早いです。

可 憐:百万年後もがんばってね、お兄ちゃん。
らむだ:うん
あんよ:そんな千影みたいな
らむだ:がんばるぞー
あんよ:あのー
らむだ:へたれなあんよくんは、お家に帰って放尿えろげでも遊んでなさい。
あんよ:なにー
可 憐:…
あんよ:いや違うんです可憐さん。つか、あんたこそそういうえろげの雑感書いているくせに。
らむだ:あうー
可 憐:お兄ちゃん、そういうの好きなの?
らむだ:ちなうんだ可憐
可 憐:言ってくれれば可憐…ううん、なんでもないの。
あんよ:ぉぉぉ
らむだ:いいから気にしないように
可 憐:はい、お兄ちゃん。
あんよ:あんた達…
らむだ:さて勝負の方法だが
あんよ:はい。
らむだ:どしよか
あんよ:何も考えてないのか。
らむだ:ぼくに何を期待してるのかしら
あんよ:まあそんなことだろうとは。
らむだ:いつも自然体
あんよ:頭の中真っ白なだけでは。
可 憐:生まれたままのお兄ちゃん。
らむだ:ばぶー
あんよ:わ、本当に真っ白っぽい表情。
可 憐:お兄ちゃん、かわいい。
あんよ:私にはただ怖いだけですが。
らむだ:ばぼびー
あんよ:15年後の未来に送り返してやる。
らむだ:ママ4、名作ですよね
あんよ:で、勝負の方法だが。
らむだ:うん
あんよ:何がいいかな。
らむだ:君もかね。そうですね、可憐を両側から引っ張るとか
あんよ:あ、それ却下。
らむだ:どして?
あんよ:あれだろ、痛くて泣く可憐さんをかわいそうに思って、先に離したほうが勝利ってやつ。
らむだ:大岡裁きですね
あんよ:でも、私が先に離したら、可憐さんそっちに行ったきりになるのでは。
らむだ:鋭い。でも、それならがんばって離さなければいいでは
あんよ:それだと可憐さんが泣き出してこっちの負け。
らむだ:正解です
あんよ:やはり
らむだ:つか、引っ張るなんて可哀想で最初からできません
可 憐:お兄ちゃん優しい。
あんよ:出来レースだ…
らむだ:間接的アプローチってやつですか
あんよ:その喩えもよく分からない。
らむだ:リデル・ハートの『戦略論』読みたまえ
あんよ:たぶん用語の使い方間違ってるし。いいから、方法を決めよう。
らむだ:うん
可 憐:「戦争とは異なる手段をもってする経済活動に他ならない」だっけ、お兄ちゃん?
らむだ:それはクラウゼヴィッツ。じゃない、佐藤大輔。いつ読んだんだ。
可 憐:お兄ちゃんの本棚に並んでいたから、黙って借りちゃったの。ごめんなさい。
らむだ:まあいいけど。
あんよ:私も読んでますよ。どのシリーズだったかな。
あんよ:答えてくれないし…
らむだ:『皇国の守護者』だね
あんよ:あんたには聞いてない
らむだ:あうー
可 憐:お兄ちゃん、かわいそう…。
あんよ:あうー
らむだ:で、どしよか

あんよ:仕方ない、早速だがとくそんさんご提案の「お兄ちゃんスイッチ」でいくか。
あんよ:他の方法で腕試しをしてからにしたかったんだが。
らむだ:あ、あの「は」は「ハァハァする」ってやつですね
あんよ:はい
らむだ:でも「ひ」で「ひきこもる」では、勝負のしようがないでしょ
あんよ:あうー、変えますか。
らむだ:変えましょう。「ひざげりをくらう」
あんよ:ぐは。それはきついのでは。
らむだ:蹴るときに、可憐が手をそえつつ接近するぞ
あんよ:それでいきましょう。
らむだ:「ふ」は「ふまれる」のままでいいかな。「へ」は「へこたれる」から
あんよ:「へんたいさんになる」でどうだ。
らむだ:うあ
あんよ:で、「ほ」は「ほおずりをする」
らむだ:そんなこと日常でもしません。
あんよ:じゃ「ほっとかれる」。って、ひざげりは日常あるのか
らむだ:ないよ。ではそれでいきましょか
あんよ:はい
らむだ:でも、「ハァハァする」と「へんたいさんになる」は同じことでは
あんよ:じゃ「へんじする」、普通すぎるか
らむだ:「へかとんけいる」
あんよ:ぜうすちんぴんち、って訳分からない。
らむだ:「へいむだる」
あんよ:ラッパ吹いてぎょっぴーだんす
らむだ:「へきる」
あんよ:どんなだ。その前にファンじゃありません。
らむだ:何かいいのないかな、可憐。
可 憐:うーん、「ヘミングウェイを読む」なんてどうかな、お兄ちゃん。
あんよ:おーさすが。『老人と海』とか。
らむだ:無限に広がる大海原。
あんよ:それたぶん違う。
らむだ:天気晴朗なれど波高し。
あんよ:それ絶対違う。
可 憐:真面目にやってね、お兄ちゃん。
らむだ:はい
あんよ:やーい怒られた。私はいつも真面目ですよ可憐さん。
らむだ:あうー
可 憐:でも、おちゃめなお兄ちゃんも大好き。
あんよ:ぐは
らむだ:うん
らむだ:文学は分からないのでやめましょ。
あんよ:「へそをまげる」でどうか。
らむだ:じゃそれで
あんよ:では、いざ勝負。
らむだ:可憐、コマンドお願い。
可 憐:はい。じゃ、いきますね。「は」
あんよ:可憐さんハァハァ
らむだ:瑞佳ハァハァ
あんよ:おや、可憐さんにではないのかね
らむだ:う…
あんよ:どうした
らむだ:駄目だ、目の前にいるときつい…
あんよ:どうした、ハァハァしてみろ
らむだ:あうー
可 憐:お兄ちゃん、ハァハァして
あんよ:ぐは
らむだ:駄目だ、それは駄目だ。次。
あんよ:おお
可 憐:じゃ、次いきますね。「ひ」
らむだ:よしこい可憐。
あんよ:うす。
可 憐:はい…いいのかな?いきますよ。えいっ、えいっ
らむだ:ぐ
らむだ:いてて

可 憐:お兄ちゃん、大丈夫?ごめんなさい、強すぎたかも…
らむだ:あーだいじょぶ。慣れてないものだから
可 憐:おしり、さすってあげるね。
らむだ:あーだいじょぶだって
可 憐:帰ったら看病してあげるね。
らむだ:いや、これくらい何でもないから。何かあったらよろしくね。
可 憐:はい。
らむだ:ところで、君はどうしてうずくまってるのかな?
らむだ:おーい

あんよ:ぉぇ
らむだ:どしたの
あんよ:しにそう
らむだ:何で
あんよ:みぞおち
らむだ:うん
あんよ:にとてもきついのがはいった
らむだ:意外と弱いのね。腹筋に力入れてた?
あんよ:ぜったいおなじじゃない
らむだ:何が
あんよ:けり
らむだ:そう?
あんよ:そもそも、ける場所ちがうし
可 憐:じゃ、次いきますね。「ふ」
らむだ:どぞ、踏んでくれ
あんよ:背中お願いします
らむだ:はやく踏んで
あんよ:ぐ
らむだ:どした可憐
可 憐:だって、お兄ちゃんを踏むなんて…
あんよ:ぐうう
らむだ:腰痛い時だと思えば。
可 憐:うん…それじゃ乗ってみますね。
らむだ:あー気持ちいいー
あんよ:これはなかなか
らむだ:もちょっと下踏んで
可 憐:ここかな?
あんよ:あ、私ももう少し下を
らむだ:あーいー
あんよ:可憐さん、そこは頭です
らむだ:嬉しそうだね
あんよ:これはこれでちょっとね
らむだ:さあ次だ
可 憐:じゃ、いきますね。「へ」
あんよ:むすーっ
らむだ:ふーんだ
可 憐:お兄ちゃん、かわいい。
あんよ:どういう理由でへそまげているつもりだ?
らむだ:貧乳の美を懸命に説明してるのに誰も取り合ってくれない状況に
あんよ:ああ、あんたらしい。
らむだ:君は何故かね
あんよ:可憐さんがこちらを振り向いてくれないことに
らむだ:まんまだね
あんよ:まあな
らむだ:よし次だ
可 憐:じゃ、いきますね。「ほ」
らむだ:あうー、ほっとかれた
あんよ:うくー
らむだ:みゅー
あんよ:サビシイサビシイ病になっちゃうよ。
らむだ:うあ
あんよ:勝ったか。
あんよ:つか、可憐さんの冷たい目がすごくきついんですが。
らむだ:ごろごろ
あんよ:ああ、この視線もこれはこれで
らむだ:駄目だね
あんよ:あんたもな。
らむだ:よし可憐、ランダムにいけ
可 憐:はい。じゃ「ひ」
らむだ:いて、だいじょぶ
可 憐:今度はお兄ちゃんにしっかりつかまってたから、上手にできました。
らむだ:それはいいけど、あまりぎゅっとしすぎないように
らむだ:どした、あんよ君

あんよ:しぬ
可 憐:「ほ」
らむだ:あうー
あんよ:うう…
可 憐:「ひ」
らむだ:おし
可 憐:「は」
らむだ:ハァハァ
あんよ:はぁはls
可 憐:「ひ」
らむだ:いて、たはは
可 憐:「へ」
らむだ:ちえー
可 憐:「ひ」
あんよ:ちょっとまって
らむだ:どした
あんよ:しぬど
らむだ:何で
あんよ:おなか
あんよ:めがまwる
らむだ:お腹なのか目なのか、どっち
あんよ:ぜんぶ
あんよ:やすませて
らむだ:だらしないなぁ
あんよ:もろみぞおち
らむだ:やっぱり腹筋に力入れてないんじゃないの
あんよ:そういうもんだいとちが
あんよ:卯
らむだ:そですか
あんよ:う
らむだ:仕方ない、一服しよう
可 憐:はい、お兄ちゃん。
あんよ:これ、もうやめようよ。
らむだ:どして?
あんよ:多分、あと4回くらい蹴られたら死にます。
らむだ:軟弱者め。可憐、別の所を蹴ってあげたら?
あんよ:いやいい、別の急所になるだけだろうし。鼻の下とか。
らむだ:疑い深いなぁ。だいたいそんな狭い場所蹴るの難しいし。
あんよ:いや、伸びきっているから結構狙い目かも。
らむだ:それだけ苦しんでてまだ伸びてるのか
あんよ:それより、この戦い方にはもう少し改良の余地がある。別の方法で戦おう。
らむだ:どんな?
あんよ:例えば、相手を突き刺す言葉の暴力で応酬する。
らむだ:で、可憐の判定、と。
あんよ:却下。どちらかが泣きだすまで。
らむだ:デスマッチですか
あんよ:そう。そっちからこい。
らむだ:おう。
可 憐:がんばって、お兄ちゃん。
らむだ:うん
らむだ:いい年して「あんよ」なんてHN、恥ずかしすぎ

あんよ:ぐは
らむだ:どだ。
あんよ:なんの。
らむだ:では、どぞ
あんよ:えろげの感想に回すエネルギー、仕事に回せば?
らむだ:ごふっ
あんよ:決まったか。
らむだ:まだまだ
あんよ:なら、こい。
らむだ:カウンタの桁を減らしてたけど、5桁目もいらなかったよね
あんよ:うう…
らむだ:ぼくは20000越えたけどー
あんよ:くそ…
らむだ:くるか
あんよ:ふられそうな時にえろげで遊んでりゃ世話ないわ。
らむだ:ぐあぁっ
あんよ:…これは効いたな。
らむだ:まだだ…まだ負けんよ…
可 憐:えろげで遊んでるお兄ちゃんも大好き。
らむだ:ぉ
あんよ:今のほうが効いたかも…。
らむだ:脳内家族は君がいようといまいと成立するぞっ
可 憐:可憐はいませんよ。
あんよ:ぐわああ
らむだ:ないす
あんよ:うう、なにくそー
あんよ:1000本萌えなんて本当に萌えてたのかっ。
らむだ:鍵げーの感想早く書いてみろ、書けるものならなっ
あんよ:よそさまへのレスや会話ネタで「日記」書けるなんて、楽なものだなっ。
らむだ:改めてアラを探してみると、ほんと何の売りもないサイトだなぁ
あんよ:サイトがあるだけマシだろ。
らむだ:カナリスが聞いた暗号の詩は、マラルメじゃなくてヴェルレーヌ。エセ軍事マニアはすぐボロが出るねっ
あんよ:オーバーロードの綴りを勘違いした奴よりはマシかなっ。
らむだ:いっぺん「お兄ちゃん」て呼ばれたからって、舞い上がって見苦しー
あんよ:あんたが一番好きなのは脳内家族の誰なんだっ。
可 憐:誰なの、お兄ちゃん?
らむだ:あうー
可 憐:…ううん、お兄ちゃんが一番好きな人、可憐ちゃんと分かってるの。でも…それでも可憐、お兄ちゃんのこと…
らむだ:ああ泣くな可憐
あんよ:あやー
らむだ:可憐を泣かすやつは人非人だっ
あんよ:人間の屑に言われたくはないっ。
らむだ:たまには人に誇れることをしてみたらどうだっ
あんよ:あれから半年近く経っても何も成長してないなんてなっ。
らむだ:…う、う…
可 憐:あ、お兄ちゃんは泣いちゃだめ。
あんよ:もう遅い…
らむだ:ううう…
可 憐:お兄ちゃん花粉症なのよね。
あんよ:この季節に何の花粉ですか。
可 憐:栗の花とか。
らむだ:それ何か誤解を招く
あんよ:いいんだ可憐さん、これは引き分けだから…。
可 憐:あんよさんも泣いているんですか?
あんよ:不思議だ、自分の言葉が自分をも切り裂く…。
らむだ:『北斗の拳』で、レイの技にこんなのがあったような
あんよ:自分もダメージ負うのね。
らむだ:まさに諸刃の剣。素人には以下略。
あんよ:この戦い方は封印しましょう。
らむだ:らじゃ
あんよ:別の方法を考えねば。
らむだ:じゃあれかな、「グッとくる言葉デスマッチ」
あんよ:G.B.小野寺の「外道校長」にあったアレか。
らむだ:ちょっと待って、以下引用
らむだ:「女の子に言われてグッとくる言葉
らむだ:「その『言霊』を拳にのせ交互になぐりあう!
らむだ:「先にぶっ倒れた方が負けというすこぶるシンプルなルールっス!!」
らむだ:(G.B.小野寺『外道校長東堂源三郎』雄出版、2000年、p.128より)

あんよ:お疲れ様。で、「女の子」を「妹」に限定するのかな。
らむだ:そですね
あんよ:「可憐」にまで極限しないでいいのかな。
らむだ:それはここでは辛すぎるので
可 憐:ちゃんと聞いて覚えておきますね、お兄ちゃん。
らむだ:いや、覚えんでもいいから
あんよ:覚えておいてほしいくせに。
らむだ:人の真似より、可憐自身の言葉が聞きたい
あんよ:ぐは
可 憐:分かりました。
らむだ:あと、お互い殴らなくてもいいや。さっきのダメージ残りまくってるし
あんよ:弱。でも同意。
らむだ:ではきなさい
あんよ:「久しぶりに、一緒にお風呂入る?」
らむだ:む
あんよ:こい。
らむだ:「2人っきりでいられるの、今日で終わりだね。」
あんよ:う
らむだ:どぞ
あんよ:「ご飯、もうじきできるからね。」
らむだ:「もう少ししっかりしてよね。」
あんよ:そうくるか。「お兄ちゃん…ううん、なんでもない。」
らむだ:「お兄ちゃん、早く起きないと遅刻するよ。」
あんよ:「ひどい、お兄ちゃん…」
らむだ:「お兄ちゃんの、ばか(はぁと)」
あんよ:ぐふ。「ごめんなさい、さっきの嘘だから…嫌いにならないで…。」
らむだ:おお「そっち寄ってもいい?」
あんよ:また微妙な。「やきもちやいてるの?」
らむだ:「今度は、いつ帰ってくるの?」
あんよ:「早くしてー。
らむだ:それ反則気味「こういうときだけでも、ね?」
あんよ:何だそれは。
らむだ:上目遣いなのです
あんよ:まあ分かるような。「重いってばぁ。
らむだ:それ反則。「重くない?」
あんよ:ぐはあ
らむだ:これで帳尻は合ったかな
あんよ:「怖い夢見たの…。」
らむだ:「まだ起きてる?」
あんよ:「見たい?」
らむだ:「耳かきしたげるから、ほらここに寝て」
あんよ:「なんで一緒に寝てくれないの?」
らむだ:「お兄ちゃんのお嫁さんになるんだから」
あんよ:「どうしてそんないじわる言うの?」
らむだ:「そばにいてあげないと、心配でしょうがないな」
あんよ:「へ、部屋に入るときは、ノックくらいしてよねっ…」
らむだ:ちょっと待て、お互い元気回復してないかしら
あんよ:あ、そういえば。
らむだ:しまった、これでは永久に決着がつかない
あんよ:うぬぬ
らむだ:どしよ
あんよ:どうしたものか。
らむだ:やはりお互い殴ることにするか、それともさっきの言葉の暴力勝負に戻るしかないか。どっちも死にそうだけど
あんよ:もとより覚悟の上。
らむだ:ではどっちでいこか
可 憐:もういいのお兄ちゃん、もう十分だから。
らむだ:しかし
可 憐:可憐、あんよさんの妹になってもいいから。我慢するから。
可 憐:だって、お兄ちゃんにもしものことがあったら、可憐…可憐、もう、生きていけないもの…。

あんよ:ぐはあっ
らむだ:…
あんよ:萌え
らむだ:萌え
あんよ:あんたもかい
らむだ:だって
あんよ:だってじゃない
らむだ:あうー
あんよ:分かった、もういい。帰る。
らむだ:勝負は別の機会に持ち越しか
あんよ:いや、負けでかまわない。これ以上無理強いをして、可憐さんを悲しませるよりはまだまし。
らむだ:おお
可 憐:ありがとう、あんよさん。
あんよ:ああ、可憐さんのその言葉だけでもう私は
らむだ:萌え
あんよ:萌え
あんよ:先に言うな。
らむだ:あうー
あんよ:妹は、遠くにありて想うもの。では、さらば。
らむだ:待て若者よ。

あんよ:いえ、もはや若くないですが。何でしょうか。
らむだ:長年可憐の兄をつとめているが、ぼくをここまで追い詰めたのは君が始めてだ
あんよ:それは、こんな勝負を挑む馬鹿がいなかっただけでは。
らむだ:まあ聞きなさい。そして、君もただの変態ではなく、可憐を思いやる立派な心が備わっていることも今よく分かった
あんよ:それなくして何がお兄ちゃんかと。
らむだ:その通り。そこで、ぼくが見込んだ君に可憐を託そうと思う。
あんよ:え?
らむだ:実はぼくはしばらくの間、可憐の傍を離れなければならないのです
あんよ:何で?
らむだ:お兄ちゃんを磨きに修行の旅に出るのです
あんよ:どこに?
らむだ:ろんどん
あんよ:またベタな。
らむだ:あと、海外の「妹の敵」を倒しに
あんよ:嘘つけ。藤本弘が怪我した時の仮面ライダーじゃあるまいし。
可 憐:お兄ちゃん、かっこいい。
らむだ:えへへ
あんよ:…
らむだ:というわけで、ぼくが留守の間、ぼくの代わりに可憐を守るのだー
あんよ:それは命令されるまでもなく。でも、そんな大任を私が仰せつかっていいのですか。
らむだ:うん。ただし手は出さないように
あんよ:あうー、それはもちろんです。
らむだ:…だいじょぶかなぁ
あんよ:あの膝蹴りはもうこりごりですので。
らむだ:金的だったら今頃死んでるよねぇ
あんよ:可憐さん、そんな恐ろしい技も…?
らむだ:昔、『コータローまかりとおる』の中で、そういう護身術の特訓をするお姫様がでてきてね
あんよ:うあ。
あんよ:てことはもしや、あんた、かつてその真似の相手をしたとか…?

らむだ:まあ昔の話だし。お兄ちゃんなら、妹に身を守る術を教えるのは当然のつとめだし
あんよ:意外と苦労してきたんだなぁ。
らむだ:意外ってなによ
あんよ:それだけ痛めつけられても、ちゃんとまだ機能してるのか?
らむだ:うん
あんよ:それはたいしたものかも。
らむだ:ぼくも心配だったので、月夜の晩に小槌で叩いて鍛えてました
あんよ:『ガンフロンティア』かい。それに、鍛えられるのは竿だけだろうに。
可 憐:大変だったよね、お兄ちゃん。
あんよ:ぐはっ

らむだ:冗談はともかく。では、これより君を可憐のお兄ちゃんとして任命する

あんよ:お、応。やった…ついにやった…。何かえらい大変そうだが、それもこの「お兄ちゃん」と呼ばれる喜びに比べればっ。
らむだ:これで今日から君は「らむだ」だ。おめでとう
あんよ:え?
らむだ:だって可憐のお兄ちゃんはらむだだもん
あんよ:…2代目襲名?「あんよ」のままではだめですか?
可 憐:…
あんよ:承知しました。私はらむだになります。
らむだ:ミドルネームでもいいけど

あんよ:「くるぶし”らむだ”あんよ」ですか。
らむだ:かっこいー
あんよ:異議あり。
らむだ:「受け入れるがいい、我が分身」
あんよ:うあ、『ベルセルク』の伯爵か
らむだ:「チチ、チチチ」
あんよ:やめれー
らむだ:それはともかく。この名前とともに、一人称「ぼく」も授けるにょ

あんよ:私…ではなくて、ぼく。ぼくはらむだ。
らむだ:そうそう。
あんよ:えもいわれぬ違和感が。
らむだ:直に慣れます。「あんよ」と使い分けてもいいし。
らむだ:ただし、可憐に対しては必ず「らむだ」
あんよ:うぬぬ。しかし、名前と呼称でお兄ちゃんらしくなれるものか。
あんよ:無理にあんたのやり方を踏襲するつもりもないけれど。
らむだ:君には素質がある。
あんよ:やな素質だな。
らむだ:でなければ君を見込んだりはしない
あんよ:それ、喜んでいいのかどうか。
らむだ:嬉しい悲鳴をあげなさい
あんよ:うれしーっ。

らむだ:よくできました。あと、これを使えば問題解決という魔法の言葉を伝授してつかわそう

あんよ:どんな
らむだ:「貧乳」
あんよ:ぐは
らむだ:これ万能
あんよ:いや、果たしてそうとは。
らむだ:さてそろそろ行かねば
可 憐:お兄ちゃん、もう行っちゃうの?
あんよ:ちょっと待てって。あと、今の可憐さんの台詞も萌え。
らむだ:可憐さんじゃなくて、可憐。呼びつけにせよ
あんよ:え?…か、可憐。
あんよ:ぐはあっ(ごろごろ)
らむだ:駄目なやつ
あんよ:あんたに言われたくない。
らむだ:ほめてるのに
あんよ:そうでしたか
らむだ:可憐、あとは彼に任せるんだ。ただし文集にはぼくも可憐と一緒に書くからね。
可 憐:はい、お兄ちゃん。とっても、とっても寂しくなるケド…
可 憐:可憐、泣かないでがんばりますね。お兄ちゃんが帰ってきた時に、「よく頑張ったね」って、ほめてもらえるように…。
可 憐:お兄ちゃん、それまで元気でいてね。体には気をつけてね。
らむだ:可憐もね。
可 憐:テロとかにも気をつけてね。
らむだ:可憐もね。では
あんよ:あ、消えた。
あんよ:意外とあっさり…。
可 憐:それじゃ帰ろう、お兄ちゃん。
あんよ:うあああっ…ついに、ついにこう呼ばれる日が…っ。
可 憐:帰ろう、らむだお兄ちゃん。
あんよ:え?…あ、
(あんよは名前をらむだに変更しました)
らむだ:うん

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