里村茜の性格判断

（解釈）

　陰陽は14:12と、ほぼ均衡しており、クオリティは(C11:F14:M1）と、ミュータブルの性質が他の二つと比べて弱い。他人には流されないものの、融通がきかない側面も。行動の基本原理を象徴するエレメントは、火風地水が7:5:6:6と、バランスの取れたものである。

　牡羊座と牡牛座の境界に太陽が位置し、その近辺に水星・金星・火星が集中している。この２つの星座は火と地の対立するエネルギーを象徴するが、太陽は牡牛座の性質を強く帯びる。真面目で忍耐力があり、慎重派。かつ頑固。家庭的な面も強い。金星も同じ星座に入っており、太陽とコンジャンクションしていることから、他人にはデリケートかつ女性的な印象を与える。牡牛座は現実性と所有を象徴することから、恋愛面では相手に誠実だが、一方で相手を自分だけのものにしたいという欲望が強い傾向にある。

　一方、太陽は火星ともコンジャンクションしていることから、そのエネルギーも自我に供給される。牡牛座の火星はそれだけだと、極めて男性的な、純粋な力を象徴するのだが、それは上記のように牡牛座の影響を受けるために、直接的に外部に向けられることは考えにくい。また火星は海王星とトラインの関係にあるために、このエネルギーは「周囲の人の幸せ」といった目的に使われる傾向が強い。

　水星が火の星座に位置することから、知性は直感的な側面が強くなり、かつ海王星とトラインに位置することから、特に他人の気持ちを読み取る力が強い。水星と火星がコンジャンクションしていることから、一見するとエネルギーの対立が生じているように見えるが、いずれの力も海王星の色を帯びて、太陽の象徴する自我に流れ込む。

　感情を象徴する月は蠍座に位置し、良くも悪くも情が深い。自己防衛的で臆病なため、相手が信じられると思うまでは、心を閉ざす傾向があり、これが「何を考えているか分からない奴」と思われがちな性格を作っている。

　木星は土星と天秤座でコンジャンクションしている。これは対立するエネルギーが、人間関係のバランスを象徴する星座の中で衝突していることを示す。従来、困難の多いアスペクトと言われ、人生の最も幸運な時期が、人間関係関連の問題で台無しにされる暗示。しかしこれは同時に、逆に最も辛い時期が、そのついに思いがけない形で幸運を運んでくることも暗示する。

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