続いて栞の死亡予定日付近の天体の動きを見てみよう。1999年2月1日のトランジットチャートと、彼女のネイタルチャートを重ねてみると、たしかにトランジットの冥王星と天王星が、ネイタルの冥王星・太陽の上を通過している。しかもこれらの惑星はセクスタイルに位置するために、容易に互いのエネルギーが流入する。これよりほぼ1週間前にネイタルの冥王星の上を火星が通過し、予定日の1週間後頃にはこの火星がネイタルの土星の上を通過する。まだ死んではなさそうだが、手術か何かで行動が制限されてそうな感じはありますね。その後を見ていくと、8月の終わり頃にトランジットの火星がトランジットのカイロンと合となり、しかもネイタルのカイロンと衝になっている。さらに時間が進むと、9月17日付近でトランジットの火星がネイタルの天王星と合となる。重要なのは、彼女のネイタルチャート上の天王星はネイタルの火星とスクエアに位置する点である。当然のこととして、この時期にはネイタル・トランジットの火星同士もスクエアに位置することになる。以上のことから、栞は誕生日近辺に死ぬわけではないが、1999年9月半ばにぴんちがやってくることが推測できる。
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