・月宮あゆの バースチャート。
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#表の見方は「 占星術による性格判断の原理」を参考。
(解釈)
陰陽のバランスは7:19と極めて男性的な方向に偏っているが、クオリティは(C11:F8:M7)と比較的、バランスが取れている。エレメントは火風地水が2:17:5:2であり、思考−感情軸が思考重視の方向に強く偏っている。これは一般には、状況を客観視する能力や、言いたいことを言語で表現する能力が強く、感受性・情感は弱いことを意味するのだが、このケースでは月・金星の間にスムーズなエネルギーの流れがあるために、知性・感情のバランス感覚はかなり改善される。
太陽は他惑星とアスペクトを作っておらず、その性質がダイレクトに現れる。サンサインは山羊座であることから、基本的にはシャイであるが、一方で自分の望みを知っており、目的を達成しようと堅く決意している。「食い逃げ野郎」からは想像できないが、支配星である土星の影響を受けているために、意外にも責任感があり、モラルも高い。
このチャートの特徴として、月(双子座)・火星(天秤座)・金星(水瓶座)の間がグランドトラインを形成していることが挙げられる。いずれも風のエレメントに属する星座であることから、話好きで快活。月が双子座にあることは、愛想の良さを示す一方で、落ち着きのなさも現れてくる。火星が天秤座に入っていることから、エネルギーは対人関係、特に他人を喜ばせることに向けられる傾向がある。金星の支配星である天王星の影響を受けて、愛情表現に一貫性がなく、フランクな一面で、相手と距離を置きたがる二面性が現れる。また水星は射手座の天王星とセクスタイルの関係にあることから、知性は論理のみならず、直感性あるいは神秘主義の様相を帯び、これが感情面にも影響を与える。
一方、水星と金星は木星とスクエアの関係にある。木星は蠍座の木星は、隠されたものに対する好奇心を呼び起こすのだが、これが災いして問題を引き起こす暗示も。本来、頭は悪くないのだが、混乱気味の様相を呈しており、表現力も大げさになりがち。また人を喜ばせたいという欲望が強いのに、自分の目的を果たすためには他人が不幸になるといったジレンマに陥りがち。
射手座の海王星が土星・冥王星とセクスタイルの関係にあることは、海王星のユートピア思想的なエネルギーが、天秤座の土星によって制約され、対人関係の場で現実に即した形で現れてくる。大きな変革的な出来事を経て、あゆの夢見る「誰かの幸せ」が現実化することを暗示する。
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