コンポジット法による「ラッキーデー」の推定

 本システムでは特定キャラとの相性診断結果画面より、「二人のラッキーデー」推定機能が利用できるようになっている。これは相性診断の一手法である「コンポジット法」に未来予測法である「トランジット法」を組み合わせたものである。以下のその原理について概説する。

 ここで使用している「コンポジットチャート」とは、二人のチャートにある同種の天体の中点を、その種類の天体として作成したものである。このような合成チャートが、「結婚した二人の合成図」を示すわけではなく、コンポジットチャート上の惑星は、二人のネイタルチャート上の同種の惑星に同時に影響を与える感受点であると理解すべきである。またコンポジットチャート中の複数の惑星が特定のアスペクトを形成する場合、二人のネイタルチャート上でもこれらと同種の惑星同士が何らかの特定の位置関係を取っている。こういう理由から本システムでは

  1. 二人のネイタルチャートからコンポジットチャートを作成
  2. コンポジットチャート中の惑星同士のアスペクトを検討
  3. アスペクトを形成した惑星の上をトランジットの惑星が通過する日を決定
という3ステップで、「ラッキーデー」を求めている。ただし、この方法で分かるのは、まったりと平凡に進行中だった二人の間の関係に何らかの変化が起こる時期なので、それが吉に働くのか凶に働くのかは、くわしくチャートを検討しない限りわからない。

 まず(1)だが、これは単純に2惑星の内角の中点を計算しているだけ。(2)のステップでは12天体同士の組み合わせのうち、木星以遠同士を除いたもの(35組)について0度(コンジャンクション)・90度(スクエア)・180度(オポジション)のアスペクトを形成するかどうかを判定している。オーブはプラスマイナス2.5度をとっており、ランダムな誕生日の男女の組み合わせを仮定した場合、単純計算で86.5%の人がコンポジットチャート内に何らかのアスペクトを取ることになる。

 次に(3)だが、コンポジットチャート上でアスペクトをなしている惑星と、その上を通過するトランジット惑星(パーソナルプラネットのみ)について、その種類に応じた点数を割り当てる。ここでは便宜上、太陽・月を5点、水星・金星・火星を3点、木星・土星を2点、トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)をそれぞれ1点としている。トランジット惑星とコンポジット惑星が合・衝(二人のネイタル惑星の中間地点は外角と内角に対応して2種類あるため)になる日について、それぞれの惑星に対応する点数を合計した点数を計算する。最低点は4点(コンポジットがトランスサタニアンで、トランジットが太陽・月以外)だが、コンポジット・ネイタルともに複数の惑星が合になっている所に相手となる惑星が存在する場合は、当然ながら高い点数が出る。向こう一年以内の毎日について同様の計算を行い、その点数が8点以上のものについて、以下のように表示している。

8以上
12以上
18以上
24以上


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